ブレイディン・ヘーゲンズ
ブレイディン・カール・ヘーゲンズ(Bradin Carl Hagens、1989年5月12日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州モデスト出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。現在は、台湾プロ野球の楽天モンキーズに所属。
楽天モンキーズ | |
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2016年3月12日(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島にて) | |
基本情報 | |
国籍 |
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出身地 | カリフォルニア州モデスト |
生年月日 | 1989年5月12日(31歳) |
身長 体重 |
6' 2.8" =約190 cm 209.4 lb =約95 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2009年 ドラフト6巡目(全体189位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名 |
初出場 | NPB: 2016年4月22日阪神タイガース戦 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴編集
ダイヤモンドバックス時代編集
2009年はルーキー級でプレー。15試合に登板し1勝1敗4セーブ、232⁄3回を投げ防御率3.42だった。
2010年、A級サウスベンド・シルバーホークスでプレー。39試合に登板し3勝6敗4セーブ、601⁄3回を投げ防御率6.56だった。
2011年、前年に引き続きA級サウスベンド・シルバーホークスでプレー。この年は先発を務め、24試合に登板し8勝7敗、1242⁄3回を投げ防御率4.11だった。
2012年、A+級バイセイリア・ローハイドとAA級モービル・ベイベアーズでプレー。A+級では35試合に登板し3勝4敗、95回を投げ防御率3.88、AA級では2試合に先発し0勝0敗、111⁄3回を投げ防御率3.97だった。
2013年、AA級モービル・ベイベアーズでプレー。26試合に先発し11勝8敗、148回を投げ防御率3.47だった。
2014年、AA級モービル・ベイベアーズでは24試合に登板して8勝6敗、1102⁄3回を投げ防御率4.15、AAA級リノ・エーシズでは4試合に先発して1勝1敗、242⁄3回を投げ防御率2.55、8月14日にメジャーデビューを果たし、2試合に登板し0勝1敗、2.2回を投げ防御率3.38だった。8月18日にAAA級リノに降格した。
2015年4月4日に自由契約となった。
レイズ傘下時代編集
2015年、レイズとマイナー契約を結び、AA級モンゴメリー・ビスケッツとAAA級ダーラム・ブルズでプレー。AA級では16試合に登板して4勝5敗、63回を投げ防御率3.86、AAA級では14試合に登板して5勝5敗、702⁄3回を投げ防御率2.67だった。
広島時代編集
2015年12月14日に、広島東洋カープとの契約が合意に達したことが球団から発表された[1]。推定年俸47万5,000ドル(約5,700万円)に出来高の条件を加えた1年契約で、背番号は66。
2016年4月23日に入団後初の出場選手登録を果たすと、公式戦の開幕から一軍に定着していたジャクソンと共に、セットアッパーとして活躍。救援投手としては45試合の登板で、5勝2敗19ホールド、防御率2.38という成績を残した。また、一軍の先発陣に故障者が相次いだ8月中旬からは、経験のある先発へ転向[2]。転向後6試合の登板成績は2勝3敗で、チーム事情から9月17日に登録を抹消されたが、中継ぎ・先発の双方でチームの25年振りセントラル・リーグ優勝に貢献した。11月18日、翌シーズンの選手契約に合意したことが球団から発表された[3][4]。
広島退団後編集
2018年2月23日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ。オフに自由契約となる。
2019年は独立リーグ・アメリカン・アソシエーションのファーゴ・ムーアヘッド・レッドホークスと契約。
選手としての特徴編集
最速152km/h、平均球速145km/hのフォーシーム、ツーシーム、カットボール、変化球ではチェンジアップ、スライダー、カーブを投げる。投球の大半をスライダーが占める技巧派投手で、チェンジアップ、ツーシームを駆使してゴロの山を築くスタイル。スライダーは平均139km/h、カットボールは平均143km/hとさほど球速差がなく、打者目線では変化するタイミング以外では見分けが付きにくい。[7]。
詳細情報編集
年度別投手成績編集
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2014 | ARI | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 14 | 2.2 | 4 | 0 | 3 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3.38 | 2.63 |
2016 | 広島 | 50 | 6 | 0 | 0 | 0 | 7 | 5 | 0 | 19 | .583 | 342 | 83.1 | 71 | 4 | 33 | 0 | 3 | 33 | 4 | 0 | 32 | 27 | 2.92 | 1.25 |
2017 | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 73 | 15.0 | 24 | 1 | 7 | 0 | 0 | 10 | 2 | 1 | 12 | 11 | 6.60 | 2.07 | |
MLB:1年 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 14 | 2.2 | 4 | 0 | 3 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3.38 | 2.63 | |
NPB:2年 | 61 | 6 | 0 | 0 | 0 | 7 | 5 | 0 | 19 | .583 | 415 | 98.1 | 95 | 5 | 40 | 0 | 3 | 43 | 6 | 1 | 44 | 38 | 3.48 | 1.37 |
- 2018年度シーズン終了時
記録編集
- NPB投手記録
- 初登板:2016年4月22日、対阪神タイガース4回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、6回表に4番手で救援登板、2回1失点[8]
- 初奪三振:同上、7回表に江越大賀から見逃し三振
- 初ホールド:2016年4月29日、対中日ドラゴンズ6回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、6回表に3番手で救援登板、1回2/3無失点
- 初勝利:2016年5月7日、対横浜DeNAベイスターズ7回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、5回表に2番手で救援登板、1回無失点
- 初先発:2016年8月14日、対横浜DeNAベイスターズ20回戦(横浜スタジアム)、5回3安打1失点で勝敗つかず
- 初先発勝利:2016年8月21日、対東京ヤクルトスワローズ20回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム)、6回1安打無失点[9]
背番号編集
- 60 (2014年)
- 66 (2016年 - 2017年)
脚注編集
- ^ “ブレイディン・ヘーゲンズ選手、選手契約合意!”. 広島東洋カープ (2015年12月14日). 2015年12月14日閲覧。
- ^ “広島ヘーゲンズが来日2度目の先発へ 来日1年目助っ人の信条とは?”. full-Count (2016年8月21日). 2016年10月2日閲覧。
- ^ “ジャクソン選手、ヘーゲンズ選手、選手契約合意”. 広島東洋カープ (2016年11月18日). 2016年11月21日閲覧。
- ^ “広島ヘーゲンズ来季も残留「日本一を目指したい」”. 日刊スポーツ. (2016年11月18日) 2016年11月21日閲覧。
- ^ “自由契約選手 | 2017年度公示”. 日本野球機構 (2017年12月2日). 2017年12月6日閲覧。
- ^ https://twitter.com/gocpbl/status/1344167562637012994?s=21
- ^ “Bradin Hagens Pitch Data”. The Baseball Cube. 2016年10月11日閲覧。
- ^ “広島ヘーゲンズ「気持ち高めて」初登板2回1失点”. 日刊スポーツ (2016年4月22日). 2016年4月23日閲覧。
- ^ “広島、23日にもM20点灯!ヘーゲンズが6回無失点で先発初勝利”. サンスポ (2016年8月22日). 2016年8月22日閲覧。
関連項目編集
外部リンク編集
- 選手の通算成績と情報 MLB、Baseball-Reference、Baseball-Reference (Register)
- 個人年度別成績 ヘーゲンズ - NPB.jp 日本野球機構