アクレイムAcclaim )はクライスラー(現:フィアット・クライスラー・オートモービルズ)の一部門である「プリムス」が販売していた乗用車である。

プリムス・アクレイム
概要
別名 クライスラー・アクレイム(日本)
製造国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューアーク
メキシコの旗 メキシコトルーカ
販売期間 1989年 - 1994年12月(生産終了)
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 前輪駆動
プラットフォーム AAボディ
パワートレイン
エンジン 2.5L K 直列4気筒
2.5L K ターボ 直列4気筒
3.0L 6G72 V型6気筒
変速機 5速MT[1]
3速AT(A413)
3速AT(A670)
4速AT(A604)
前:ストラット
後:トレーディングアーム
前:ストラット
後:トレーディングアーム
車両寸法
ホイールベース 1989-1990:2,624 mm
1991-95:2,629 mm
全長 4,602 mm
全幅 1,730 mm
全高 1989-1990:1,410 mm
1991-95:1,359 mm
車両重量 1,262 kg(ベース)
系譜
先代 プリムス・カラベル
プリムス・リライアント
後継 プリムス・ブリーズ
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ベーシックブランドであるプリムスの最上位モデル(当時)として設定されていた。

姉妹車には上位モデルのダッジ・スピリットが存在し、日本へは「クライスラー・アクレイム」として投入されていた。

概要 編集

アクレイムはミドルクラスのコンパクトセダンとして設定された。同じクラスにはリライアントが存在したが、アクレイムはこれより上位に位置するモデルとなっており、事実上カラベルの役割を引き継いでいる。プラットフォームはクライスラー・Kプラットフォームから派生したAAプラットフォームを用いており、サイズは4,602mmと当時のプリムスのFFセダンの中では最大だった。

エンジンはグレードにより3種類がラインアップされ、2.5L 直4、2.5L 直4ターボのクライスラー製K型と3.0L V6の三菱製6G72型から選択することが出来た。

アクレイムはベーシックブランドであるプリムスでラインナップされていた性格上、AAプットフォームを使用したモデルの中ではエントリーモデルとしての役割を得ていた。姉妹車であるダッジ・スピリットはよりスポーティなモデルとして位置づけられ、最高級モデルとしては同じプラットフォームを使用したクライスラー・ルバロンが設定されていた。

当時クライスラーは一連のキャブ・フォワード・コンセプトを標榜したセダン(通称:LHカー)を戦略の中心に備え、クライスラー、ダッジのラインナップにそれぞれイーグル・ビジョンダッジ・イントレピッドとして積極展開していたが、当初ベーシックブランドであるプリムスにLHカーは投入されなかった。そのため、アクレイムはグランフューリーが消滅した後は、実質プリムスのトップモデルとなっていた。

1994年12月に生産が終了し、JAプラットフォームを使用したダッジ・ストラトスの姉妹車である「プリムス・ブリーズ」へとその役割を引き継いだ。

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集