プリンス・アルバート (サスカチュワン州)
プリンス・アルバート(英語:Prince Albert)は、カナダのサスカチュワン州の都市。州中央部のサスカチュワン川沿いに位置する。サスカトゥーン、州都レジャイナに次ぐ州内第3の都市である。名前はイギリスのヴィクトリア女王の夫アルバート公にちなむ。
プリンス・アルバート Prince Albert | |
(写真:プリンス・アルバート市街) | |
愛称: "Gateway to the North, Hockey Town North"
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![]() サスカチュワン州内の位置 | |
座標:北緯52度07分00秒 西経106度37分59秒 / 北緯52.11667度 西経106.63306度 | |
基礎データ | |
国 | ![]() |
州 | ![]() |
行政区 | 第15区分 |
都市名 | プリンス・アルバート |
英語名 | City of Prince Albert |
創設日 | 1885年 |
面積 | 65.68 km² |
標高 | 海抜 440 m |
人口 | (2006年) |
- 市域 | 34,138 人 |
- 人口密度 | 512 人/km² |
時間帯 | 中部標準時(CST)、UTC-6 |
夏時間 | なし |
公式サイト |
プリンス・アルバートは州北部へ向かう際の最後の人口密集地であるため、「北へのゲートウェイ」として知られる。
歴史編集
従来この町はクリー族によって「キスタピナニク」(kistahpinanihk、きれいなところ、人の集まるところ)と名付けられていた。1692年に最初の白人ヘンリー・ケルシーが来訪し、その後交易所が創設された。1862年にハドソン湾会社の英系メティ社員ジェームズ・イスビスターが現在の市街地に入植して農耕を行ない、次いで他の入植者たちも増えた。
1866年にカナダ長老派教会が、教会を中心としたコミュニティーを現在の市街地中央部に建設した。また町の西部に出来たポーター・タウンと合わせ、現在のプリンス・アルバートとなった。
地理編集
プリンス・アルバートはノース・サスカチュワン川岸にあり、南部は肥沃で農耕に適した土地で、その北にはタイガが広がる。
経済編集
プリンス・アルバートは州北部へのゲートウェイとして発展した。但しカナダ太平洋鉄道が敷設した大陸横断鉄道はもっと南側のルートを通ったため、町の発展は止まったとされ、1927年には市は破産寸前となった。
1945年にプリンス・アルバート国立公園が設立され、観光部門が再び市の経済に活況をもたらした。その後は農業、林業、観光、鉱業及びその他のサービス産業を中心に発展した。
交通編集
空港編集
公共交通編集
- プリンス・アルバート交通局(Prince Albert Transit):市バスを運行
- サスカチュワン交通公社(Saskatchewan Transportation Company):都市間バスを運行
教育編集
- サスカチュワン応用科学技術学院(SIAST、The Saskatchewan Institute of Applied Science and Technology)・ウッドランド校
文化編集
- プリンス・アルバート美術館(Art Gallery of Prince Albert)
- プリンス・アルバート歴史博物館(Prince Albert Historical Museum)
観光編集
- プリンス・アルバート国立公園
- ディーフェンベーカー・ハウス(Diefenbaker House)
脚注編集
外部リンク編集
- プリンス・アルバート市公式サイト (英語)
- プリンス・アルバート観光局公式サイト (英語)