プロアトラスシリーズは、かつて販売されていた電子地図閲覧ソフトである。Windows、Machintosh (Mac OS 9/macOS)、PDA (Windows CE/ザウルス)、PS2、PSPで発売されていた。

概要編集

オフラインで全国、または一部の地方の地図を様座な縮尺で閲覧でき、紙の書籍であるアトラスRDを再現した美麗な地図を見ることが特徴だった。

同じバージョンでも全国版・首都圏版・中部版・関西版など収録地域別のバージョンが存在した。

初期はアルプス社によって開発、販売され、後期はアルプス社が吸収合併されたことよりヤフージャパンでの開発、

販売はクレオに移り、さらに筆まめへという体制になっていたが、2013年9月末日をもって販売終了した。

プロアトラスSV7 2013年最新地図データ更新パック付が最後のバージョンになっている。

ヤフー地図など、様々な地図サイトが同じ地図のデータを利用していた。

また、地図データをオンラインで更新する機能や航空写真のデータを持ったバージョンも存在した。

Windows向け編集

初代編集

アトラスRD for Windows95
首都圏・近畿地方・東海地方の3つの版に分かれており、それぞれ単体で販売されていた[1][2][3]。対応OSはWindows95またはWindowsNT3.51以上[1][2][3]。首都圏・近畿地方の都心部は最大1/5,000の縮尺で、その他の地域も1/70,000から1/200,000の縮尺で表示することができた[1][2]。また、東海地方の都心部は最大1/3,000の縮尺で、その他の地域は1/70,000から1/250,000の縮尺で表示することができた[3]。地図データからインターネットへのアクセスを実現させたソフトウェアは、これが初めてである[1][2][3]
このほか、アトラスRD for Windows95 東京23区+大阪市の地域限定CD-ROM付が付属したアトラスRD for Windows95徹底ガイドブック 超お買い得ソフトを300%使いこなすが存在する。

プロアトラス西暦シリーズ編集

プロアトラス97
「アトラスRD for Windows95」にはなかった日本広域版も新たに発売された[4]。CD-ROMは全部で4点となった[5]。日本広域版は、東京23区大阪市名古屋市については1/20,000、その他の地域は1/75,000の縮尺まで拡大することができる[4]。「首都圏」「東海」「近畿」版は最大1/1,500まで拡大できる[6]
後にCD-ROMを差し替えせずに済むように、DVD1枚に集約された「プロアトラス97 DVD」が発売されている[7]。こちらは、「首都圏」「東海」「近畿」に収録されているデータを1/1,500の縮尺で、その他の地域は1/74,000分のの縮尺で表示できる[5]
  • プロアトラス98
  • プロアトラス2000
  • プロアトラス2001
  • プロアトラス2002

プロアトラスWシリーズ編集

WはWideを意味する。収録域がワイドになったことを示しており、2.5万詳細図で全国を網羅した。

住所検索機能も新たに搭載されている。

  • プロアトラスW
  • プロアトラスW2
  • プロアトラスW3 標高データの追加が行われ、3Dジオラマが作成できるようになった

プロアトラスSVシリーズ編集

SVはスーパーベクトルを意味する。

地図データが旧来のラスターデータ形式からベクトルデータ形式へと変更されたことにより、地図データに必要な容量を減らし、

地図の回転時の文字追従回転や、美麗な縮小拡大、表示地図情報の取捨選択、航空写真連携時の透過情報の自由度が高まったが、処理は重くなった。

また、SV2以降は東京、名古屋、大阪の一部の航空写真を標準搭載している。(各地域版には該当地域しか収録されていない)

SV6は5千市街図が、SV7はすべての縮尺に於いて、ゼンリンの地図データをもとに作成されている。

  • プロアトラスSV
  • プロアトラスSV2
  • プロアトラスSV3
  • プロアトラスSV4 ミニ地図帳を印刷する機能が追加された
  • プロアトラスSV5
  • プロアトラスSV6 5千市街図の収録地域が前作比3.6倍の1,484都市になった。
  • プロアトラスSV7 1万詳細図の収録地域が前作比7倍の1,263市区町村になった。地図表現にモノトーン・鉄道路線図が追加された
  • プロアトラスSV7 2013年最新地図データ更新パック付

プロアトラスBASIC編集

2003年度版、2004年度版のアトラスRD、アトラスRDXに付属した簡易バージョン。

2003年度版に付属したのはそれぞれの書籍地域版であり、書籍の該当地域は7万広域図、それ以外は50万広域図、300万広域図

2004年度版は全国ダイジェスト版となり、主要都市都心部を1万詳細図、主要都市を7万広域図で収録し、他の地域は50万広域図、300万広域図で網羅した。

機能は非常に限定的であり、マウスでの縮尺切り替えや切り替えボタンがないなど、あくまで入門用CDという位置づけになっている

航空写真シリーズ編集

航空写真をオフラインで見られるソフトで、地図と航空写真を重ねたり、比べながら空中散歩を楽しむことが出来る。

現在のように手軽に航空写真や衛星写真が楽しめない時代において革新的なソフトだった。

  • 空撮プロアトラス 東京23区のデータを収録している
  • スカイアトラス東京・横浜DVD
  • プロアトラス航空写真DVD プロアトラスW2との連携が可能で、東京/横浜/川崎/千葉/さいたま/名古屋/大阪の一部が収録された
  • プロアトラス航空写真2 プロアトラスW3との連携が可能で、全データを収録した全国政令指定都市版では札幌/仙台/さいたま/千葉/東京/横浜/川崎/名古屋/京都/大阪/神戸/広島/北九州/福岡の一部などが収録された。また、日本全土の衛星写真が追加され[8]、25万広域図、50万広域図、100万広域図に対応するものを見ることが出来る。
  • プロアトラスSV航空写真 プロアトラスSV、SV2(移行ツール使用時)との連携が可能で、収録域は航空写真2と同等。SVシリーズの機能が活用できる。

ジオアトラス編集

ウェザーアトラス編集

Machintosh向け編集

  • プロアトラスW for Macintosh
  • プロアトラス W for MacOSX
  • プロアトラスX
  • プロアトラスX2
  • プロアトラスX3
  • プロアトラスX 航空写真
  • プロアトラスX2 航空写真

PDA用編集

首都圏版が、2001年11月30日(WindowsCE対応)と同年12月10日(ザウルス対応)に発売され[9]、4ヶ月後の4月19日に全国版が両バージョン同日発売された[10]

  • モバイルアトラス for WindowsCE 首都圏版[9]
  • モバイルアトラス for Zaurus 首都圏版[9]
  • モバイルアトラス for WindowsCE全国DVD[11]
  • モバイルアトラス for Zaurus全国DVD[11]

ゲーム機向け編集

  • MAPLUSガイドマップシリーズ プロアトラス トラベルガイド
  • TVware 情報革命シリーズPro Atlas for TV

出典編集

  1. ^ a b c d アトラスRD首都圏 for Windows 95”. アルプス. 1998年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月25日閲覧。
  2. ^ a b c d アトラスRD近畿 for Windows 95”. アルプス. 1998年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月25日閲覧。
  3. ^ a b c d アトラスRD東海 for Windows 95”. アルプス. 1998年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月25日閲覧。
  4. ^ a b プロアトラス97日本広域の特長”. アルプス. 1998年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月25日閲覧。
  5. ^ a b プロアトラス97の特長”. アルプス. 1998年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月25日閲覧。
  6. ^ プロアトラス97の特長”. アルプス. 1998年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月25日閲覧。
  7. ^ アルプス社、DVD-ROMの全国地図ソフト「プロアトラス97 DVD」”. PC Watch. インプレス (1997年12月11日). 2017年5月25日閲覧。
  8. ^ アルプス社、航空写真と衛星写真を統合した電子地図ソフト『プロアトラス航空写真II』を発売ASCII.jp 2004年08月25日
  9. ^ a b c モバイルアトラス”. アルプス. 2001年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月25日閲覧。
  10. ^ モバイルアトラス”. アルプス. 2002年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月25日閲覧。
  11. ^ a b モバイルアトラス”. アルプス. 2008年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月25日閲覧。