プログレスM-01M
ISSへのプログレス補給船
プログレスM-01Mはロシア連邦が国際宇宙ステーションの補給のために打ち上げたプログレス補給船。NASAではProgress 31、31Pなどと称される。プログレス-Mの改良型(GRAUインデックス:11F615A60型)の初飛行であり、以前のアナログシステムから交換されたTsVM-101デジタルフライトコンピューターとMBITSデジタル遠隔測定システムが特徴となっている[1]。
ISSから見たプログレスM-01M | |
任務種別 | ISS 補給船 |
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運用者 | ロシア連邦宇宙局 |
COSPAR ID | 2008-060A |
特性 | |
宇宙機種別 | プログレス-M (11F615A60) |
製造者 | RKKエネルギア |
任務開始 | |
打ち上げ日 | 2008年11月26日 12時38分 (UTC) |
ロケット | ソユーズ-U |
打上げ場所 | バイコヌール 1/5 |
任務終了 | |
廃棄種別 | 軌道離脱 |
減衰日 | 2009年2月8日 8時20分 (UTC) |
軌道特性 | |
参照座標 | 地球周回軌道 |
体制 | 低軌道 |
傾斜角 | 51.6度 |
ISSのドッキング(捕捉) | |
ドッキング | ピアース |
ドッキング(捕捉)日 | 2008年11月30日 12時28分 (UTC) |
分離日 | 2009年2月6日 4時10分 (UTC) |
dock時間 | 2ヶ月 |
輸送 | |
重量 | 2,423キログラム (5,342 lb) |
2008年11月26日12時38分にバイコヌール宇宙基地1/5発射台からソユーズ-Uロケットで打ち上げられた。4日の飛行の後、11月30日12時28分にピアースモジュールにドッキングした。 その後、2009年2月6日4時10分にドッキングを解除した。その後2日宇宙で飛行した後、軌道離脱し、2月8日8時19分に大気圏で燃え尽きた[2]。
補給品
編集プログレスM-01Mは2423kgの補給品を積んでおり、このうち820kgが燃料、210kgが水、1314kgがドライカーゴであった。ドライカーゴには2009年3月に第18次長期滞在でISSに搭乗していた若田光一のための日本食の宇宙食が詰まれていた[3][4]。
アンテナ問題
編集打ち上げ直後、プログレスのクルスドッキングシステムに使われるアンテナの展開に失敗した[5]。3時間後、飛行管制官が展開コマンドを再送したところアンテナは成功裏に展開したが[4]、宇宙船は予防措置としてユーリ・ロンチャコフの操作するバックアップのTORUドッキングシステムを利用してドッキングした[6]。
関連項目
編集注釈
編集- ^ Krebs, Gunter. “Progress-M 1M - 10M (11F615A60, 7KTGM)”. Gunter's Space Page. 2009年4月7日閲覧。
- ^ Zak, Anatoly (2009年2月10日). “Progress M-01M cargo ship”. RussianSpaceWeb. 2009年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年4月7日閲覧。
- ^ “Russia sends upgraded cargo ship to space station”. Fox News (2008年11月26日). 2009年4月7日閲覧。
- ^ a b “Progress launched to ISS”. SpaceToday. 2009年4月7日閲覧。
- ^ Malik, Tariq (2008年11月26日). “Russian Cargo Ship on Course for Space Station”. Space.com. 2009年4月7日閲覧。
- ^ “Unmanned Russian resupply spacecraft docks with ISS”. SpaceDaily (2008年11月30日). 2009年4月7日閲覧。