プロジェクト:アウトリーチ/ウィキペディアタウン

街の名所や旧跡などをウィキペディア日本語版の記事にするなど、テーマに沿ってウィキペディアを編集するイベントが各所で自発的に興っています。これを支援するプロジェクトです。

イベント時に下書きの場を提供したり、成果の記録や反省点・コツ、目標・進捗などを共有します。

集会所はこちら。相談や雑談など、どうぞ。

概要 編集

日本でのウィキペディアタウンの試みは、2013年2月22日、インターナショナル・オープン・データ・デイ横浜で始まりました。

ウィキペディアのコンテンツの一部は、DBペディアを通じて、オープンデータリンクト・オープン・データとして活用されています。街歩きなどを通じた地域の歴史施設、文化施設などに関心を向け、ウィキペディアへの編集参加やマッピングの作業によって、オープンデータを作成するというイベントとして、横浜、二子玉川で行われてきました。横浜では、市立中央図書館、二子玉川では地元の保存会との協働、連携し、検証可能な記事の加筆・作成が行われました。二子玉川では、貴重な古い写真のアップロードにも繋がっています。

このプロジェクトは、ウィキペディアタウンの試みをサポートするウィキペディア上の拠点です。開催・参加時のノウハウ、成果などを共有します。

イベントの運営は、ウィキペディアンというよりも、地域との連携を重視する必要がある、オープンデータ周辺のNPOや資料を保管する図書館が主体となっています。編集補助などを東京ウィキメディアン会および有志により対応していました。2014年のインターナショナル・オープン・データ・デイでは、横浜、二子玉川に加えて、京都でも開催されているほか、いくつかの自治体、NPOなどから、問合せが来ているとのことです。

イベントの性質上、ウィキペディアンが中心になり、ウィキペディア上で物事を決めていくよりも、地域の住民、自治体らとの関係が深い方々が中心となったほうがよいと思われます。このため、連携や情報集約のためのサイトを外部に置くことを予定しています。ドメインや呼称については、ウィキメディア財団と相談の上で進めていく予定にしています。

進捗があったら、このページに反映させていきます。開催情報はサブページ「プロジェクト:アウトリーチ/ウィキペディアタウン/ウィキペディアタウン開催情報」で更新されます。


ウィキペディアタウン開催情報 編集

主催者の方や開催情報をご存知の方はこの欄に情報提供をお願いします。過去の開催地を示した地図はこちら[1]

関東 編集

2024-04-14 Wikipediaブンガク11橋本治 編集

  • 日時:2024年4月14日(日) 10:00〜16:30
  • 主催:Wikipediaブンガク実行委員会
  • 場所:神奈川近代文学館、神奈川県立図書館
  • 詳細:FBイベントページ[2]

近畿 編集

ウィキペディアタウン in 野間 編集

  • 日時:2024年4月6日(土)13:00-20:00
  • 主催:edit Tango
  • 場所:京丹後森林公園スイス村
  • 詳細:イベント案内

ウィキペディアタウン天酒まつり in 久美浜 編集

  • 日時:2024年5月26日(日)10:00-17:00
  • 主催:edit Tango
  • 場所:京丹後市久美浜町
  • 詳細:後日


目標と進捗 編集

ウィキペディア街道「大山道」 編集

ウィキペディアタウンは「街」を一区切りとした単位での催しだが、ウィキペディア街道は文字通り「街道」をひとつの単位として催される。「大山詣り」で賑わった「大山道」を対象とし、港区、世田谷区、川崎市、横浜市、大和市、海老名市、厚木市、伊勢原市で開催した。詳細はプロジェクト:アウトリーチ/ウィキペディアタウン/ウィキペディア街道「大山道」、および「ウィキペディア街道プロジェクト」を参照。

横浜 編集

  • 2015 横浜

「第5回ウィキペディアタウン横浜」は 2015年2月21日に横浜インターナショナル・オープン・データ・デイ2015の分科会として実施された。 公益財団法人横浜ふるさと歴史財団の協力で横浜開港資料館横浜都市発展記念館横浜ユーラシア文化館の3施設を取材し、記事の作成・編集、撮影を行った。横浜都市発展記念館横浜ユーラシア文化館においては記事が存在しなかった状態から新記事が作成され、横浜開港資料館には主に出典が追加された。

また、ウィキペディアタウンワークショップにおける博物館での試行として、ワークショップの中では対象3館を中心に学芸員らによるガイドツアーも実施されたほか、施設の収蔵する資料や図書も活用した。

主催:オープンデータソリューション発展委員会
共催:公益財団法人横浜ふるさと歴史財団、OpenGLAM JAPAN、特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ
  • 2014 横浜

参考:Portal:横浜市

二子玉川 編集

2013年6月から活動開始し、オープンストリートマップ・マッピングパーティとの連携、地域の歴史資産の保存会/郷土史会/商店街振興組合/トラスト事業など多様な立場/得意分野/年齢層の方々との連携を重視している。また、現在は「Wikipedia/Wikimediaコモンズ × OpenStreetMap × Localwiki」のそれぞれの特長を活かした基盤間の連携と役割分担のあり方について「二子玉川 LocalWiki」上にて試行している。また、次の段階の目標としては、本活動により蓄積された(地域資源に関する)成果物の活用方法の具体化を想定している。

京都 編集

オープンデータ京都実践会

関連ページの更新状況 - 出典作成ツール - conpass

2014年2月16日のイベントを皮切りに、2014年中にオープンデータソンを6回開催。京都のオープンデータソンは、オープンストリートマップウィキペディアタウンを組み合わせて実施している。またこの団体は2014年暮れから2015年初頭にかけて、奈良(第1回奈良まちあるきオープンデータソン)や北木島(第1回北木島オープンデータソン)のオープンデータソン開催に協力。2015年4月にはARTLOGUEと共同でWikipedia ARTSを初開催。Wikipedia ARTSはタウン(街)ではなくアート(芸術)をテーマとしてオープンデータソンであり、2015年中に2回、2016年に2回の計4回開催している。2015年度の自団体は「伏見」を調査対象地とし、2015年9月から2016年3月にかけて、伏見オープンデータソンを3回開催した。インターナショナルオープンデータデイには2014年から連続でオープンデータソンを開催している。詳細はプロジェクト:アウトリーチ/ウィキペディアタウン/アーカイブを参照。

ARTLOGUE

関連ページの更新状況 - doorkeeper

2015年4月にオープンデータ京都実践会と共催でWikipedia ARTSを初開催。2015年8月、2016年2月、2016年5月にもWikipedia ARTSを開催しており、2回目からはARTLOGUEと執筆対象施設が共催、オープンデータ京都実践会が協力という形をとっている。

Code for 山城[3]は2015年3月から計3回、京都府南部(山城地方)の精華町でウィキペディアタウンを主催している。うち2回は精華町の後援を得ている。会場は精華町図書館や国立国会図書館関西館を使用している。

  1. 2015-03-08 第1回 精華町ウィキペディア・タウン
  2. 2015-07-03 ウィキペディア・タウン in 関西館
  3. 2016-02-14 第2回 精華町ウィキペディア・タウン

edit_Tango(エディットたんご)

京都府北部地域を拠点にウィキペディア編集相談会、ウィキペディアタウンの主催または講師・編集者の派遣など開催支援を行っている有志グループ。開催実績は活動記録を参照。2018年9月に初企画開催後、2019年2月にグループ結成。2020年のコロナ禍以降、企画主催者(おもに個人・教育関係者)の金銭的負担軽減のため、安定的な編集活動に必要な技能を有するウィキペディアンの企画参加に要する交通・宿泊費を、ウィキメディア財団随時助成金により行っている。
2022年までの4年間の活動記録は『edit Tango Activity Record 2018.9-2022.12 京都府北部地域におけるウィキペディアタウンの記録』として出版[4]。2022.7月-2023.6月期の活動報告はこちら。次回の編集イベント開催予定ほか問い合わせはこちら

メソッドの共有 編集

2015年3月29日に、第4回となるOpenGLAM JAPANシンポジウムで「ウィキペディアタウンファシリテータ養成講座」が開催されました。詳細はイベントのFacebookページ をご覧ください。

過去のイベント 編集

プロジェクト協力者 編集

簡単なマークアップや写真のアップロードの手助け、ウィキペディアの説明など、各地域の経験あるウィキペディアンのサポートが必要です。ウィキペディアタウンの試みに関心を持つ人、参加してみる気持ちのある人は、以下に署名を追加してください。