プロジェクト:酒/記事作成のガイドライン

に関する個別記事の作成のガイドラインです。なお記事作成の際は、記事体裁のガイドラインも併せて御覧ください。

全般 編集

基本的にはWikipediaのガイドラインに従ってください。ただし、一部ジャンルに特殊事情があるため、慎重な対応が求められるケースがあります。なお、酒に関する記事にスタブテンプレートを貼り付ける時は、stubsubstub使用せずSake-stubSake-substubを使用してください。

個別商品、商品シリーズ 編集

基本的には、個別商品、商品シリーズは個別記事を作成しない方向で検討してください。なるべく製造元の記事への加筆に留めてください。

市販されている書籍などに大きく取り上げられた個別商品、商品シリーズについては、個別記事を作成するに足る可能性は高いといえます。(例、「アサヒスーパードライ」)

逆に、そのような情報源が存在しない商品については、個別記事を作成せず、製造元記事の中に加筆することを検討してください。例えば、2010年3月に報道機関向け発表会を行った「アサヒストロングオフ」は2010年5月現在では市販されている書籍などに大きく取り上げられてはいないので、その時点では個別記事を作成しない方がよいと判断してください。このような商品は製造元である「アサヒビール」への加筆を推奨します。(もちろん、将来的には個別記事を作成するに足るだけの情報源がでてくる可能性はあります)

また、開発経緯や歴史、特徴などを信頼できる情報源を出典として記載できる個別商品、商品シリーズについては、個別記事を作成することを検討してもかまいません。(例、ハートランドビール

なお、辞書のような記事になるような場合に記事を作成しないのは当然ですが、商品シリーズの記事の場合は、事実上酒の銘柄の羅列に終始する場合も記事を作成しないでください [注釈 1] 。 また、個別商品、商品シリーズの記事というのは、商品の宣伝や販売を目的とした情報が大半を占める記事になりがちですので、そのような記事も作成しないでください。情報源が、その商品の製造元、販売元、小売店、ファンサイトなど、販促を行っている人物による情報だけである場合は、記事を作成するべきではありません。仮に作成しても宣伝として削除の対象になるでしょう。

ジャンル別 編集

各ジャンル別のガイドラインです。

カクテル 編集

ここでは、その場でバーテンダーなどが作るタイプのカクテルについてのガイドラインを記述します。缶入りや瓶入りの「カクテル」と呼ばれることのあるアルコール飲料については、「全般」の「個別商品、商品シリーズ」セクションを御覧ください。

作成基準 編集

基本的に、

  1. あなたや知人のオリジナルカクテルである。(「オリジナルカクテルの扱い」の節も参照してください。)
  2. 特定のバーなどのオリジナルカクテルである。(「オリジナルカクテルの扱い」の節も参照してください。)
  3. 参考文献が無い。
  4. ブログが参考文献である。
  5. レシピが書けない。(「レシピの扱い」の節も参照してください。)
  6. カクテルの一覧」に載っている。

これらに当てはまる場合は、記事を作成しないでください

なお、カクテルの一覧に載っていても、十分な加筆が可能な場合、既存の記事に統合すると判りにくい場合など、新規に記事を立てる必要があると考えた場合は、記事の作成を行っても一向に構いません。ただ、カクテルの一覧(50音順も含む)は、全て手動でリストの整備を行っているため、記事や記述が存在するのに、カクテルの一覧には載っていないものが存在するかもしれません。ですから、記事を作成する前に、念のため、Wikipediaの記事や記述を検索してみることをおすすめします。

オリジナルカクテルの扱い 編集

オリジナルカクテルは、基本的に、特筆性のないもの、著名性の低いものなどとして、 削除の対象となります。ただし、例えば、何らかのカクテルコンクール(カクテルコンテスト、カクテルコンペティションなど言い方は様々ありますけれども。)で優勝した、どこかの都市のオフシャルドリンクに指定されたなど、特筆すべき事柄がある場合は、例外として記事の作成を行うことができます。しかし、その場合は、特筆すべき事柄について、詳しく記述してください。例えば、カクテルコンクールで優勝した作品である場合は、いつの、どこが主催したなど、カクテルコンクールの詳細情報も記述することが必要です。ただ単に「カクテルコンクールで優勝した作品」といった程度の情報しか書いていない場合は、検証のできない恐れのある記事として、削除の対象とされる場合もあります。したがって、特筆すべき事柄の詳細が書けない場合は、オリジナルカクテルの記事を作成しないでください

なお、現在は有名なカクテルであっても、元々はオリジナルカクテルであったわけです。しかも、カクテルコンクールなどのイベントと関わっていないカクテルも多数あります。こういった場合、年月が経過しても忘れ去られずに残っており、十分に有名であることが、記事を作成するかどうかの基準となっています。

目安として、

  1. そのカクテルの作者以外が書いた参考文献が見つかる。
  2. 複数の著者(編集者、監修者)が書いた参考文献が見つかる。
  3. 複数の出版社(公式サイトの管理者)による参考文献が見つかる。
  4. 出版年が離れていても、同じカクテルが載った参考文献が見つかる。

これらを基準とすれば良いでしょう。 逆に、1~4番のような参考文献が見つからない場合は、記事を作成しないでください

なお、4番目の「出版年の離れた参考文献」は、カクテルコンクールで優勝したという理由だけで執筆した場合は、特に重要です。というのも、仮にカクテルコンクールで優勝したカクテルでも、間もなく忘れ去られてしまうカクテルが沢山存在するからです。ただし、同時に、この4番目の「出版年の離れた参考文献」については、仮に見つからなくとも、同時期に出版された多数の参考文献が見つかる時は、一時期流行したカクテルとして、記事の作成ができるかもしれません。たとえカクテルコンクールで優勝したという理由だけで執筆した場合でも、そのコンクールの後で一時的ではあっても爆発的な流行が起これば、この同時期に出版された多数の参考文献が見つかることでしょうから、その場合は、記事の作成ができるかもしれません。また、もしカクテルコンクールで優勝した場合、そのカクテルコンクールがいつ開かれたものかは判るはずなので、そのカクテルコンクールから長い時間が経過してから出版された参考文献(ただし、カクテルの作者と、参考文献の著者が同一ではない)が見つかる場合は、それだけで、年月が経過しても忘れ去られずに残っていることの証明となるため、その場合は、記事の作成ができると考えるのが妥当でしょう。

レシピの扱い 編集

Wikipediaでは、レシピの掲載は基本的に不要とされます。しかし、個々のカクテルに関しては、レシピは基本的な情報の1つですし、レシピを書いておかないと査読作業などに支障をきたしますので、必ずレシピを記述してください。逆に、レシピが書けないのであれば、記事の作成をしないでください。これは、同名のカクテルであっても複数のレシピが存在したり、時間経過に伴ってレシピが変化していたりするため、レシピが無いと、どのようなカクテルについて書かれているのかが判らないからです。レシピの記載無き時は、詳細不明のカクテルや、オリジナルカクテルの名称を挙げたものなどと見なされ、削除の対象となり得ます

記事名の付け方 編集

個々のカクテルには、その多くに英語やスペイン語やフランス語などといった他言語の名称が付いているために、Wikipedia日本語版においては、カクテル名を片仮名表記することが多くなります。ここで問題となるのが、日本語は表意文字と表音文字を併用しているのに対し、英語やスペイン語やフランス語などには基本的に表音文字しか無いので、英語やスペイン語やフランス語などでは、常に分かち書きが行われているということです。これはカクテル名の場合も例外ではありません。ところで、片仮名も表音文字ですが、日本語には基本的に分かち書きの習慣がありません。したがって、Wikipedia日本語版でのカクテル名は、分かち書きを行うのではなく、他言語で分かち書きされている所に「・」を入れることが一般的となっています。ただし、日本では、片仮名表記にした時に、「and」が落ちて、代わりに「・」が入った状態で定着したカクテルもありますので、そのようなカクテルでは、「and」の代わりに「・」を入れることが一般的となっています。しかし、「and」が「アンド」と、そのまま片仮名表記されて定着したカクテルもありますので、「and」が入っているカクテルの記事名には注意してください。また、「・」が入るか入らないかで意見の分かれるカクテルもありますが、そのような場合は、あなたの責任で、どちらかを選択してください。それから、正式名称では「**・カクテル」と付くカクテルが結構ありますが、これについては通常省略されるので、「**」とします。逆に、省略されないのは、省略すると酒場で扱うことの比較的多い別の有名な事物の名称になってしまう場合に限られます。(例えば、シャンパンシャンパン・カクテルが、この関係に当たります。)それ以外の別の有名な事物の名称になってしまう場合、Wikipedia日本語版においては、「** (カクテル)」とするのが通例となっています。要するに、酒場で注文する時に、「カクテル」と付けないと別な物が出てきてしまう場合に、「**・カクテル」という記事名にして、そうならない物は「** (カクテル)」とするということです 。

他に、片仮名表記にした時に、人によって多少表記法が違う場合がありますが、そのような場合は、あなたの責任で、どの表記にするかを選択してください。なお、老婆心ながら、そういったことが予想される場合には、記事の冒頭部に異なる片仮名表記を書いておいた方が、検索する人に親切だと思います。

最後に、カクテル名に片仮名表記を使用しない時の指針を説明します。日本語では外来語を片仮名表記する習慣があるので、英語やスペイン語やフランス語などといった他言語によって名称が付けられている時は、基本的に片仮名表記を行います。(つまり、音訳を行えば良いのです。) ただし、片仮名表記にしてしまうと、意味が判りにくくなる場合は、例外的に片仮名表記しない場合もあります。1つは、頭文字を取って命名されたケースで、かつ、片仮名にしてしまうと音が変わってしまう場合です。判りにくいので具体例を挙げますが、B&Bは、ブランデー(Brandy)とベネディクティン(Benedictine)の頭文字を取って命名されています。ここで、もしも片仮名の頭文字を取ってしまうと、ブ・アンド・ベやベ・アンド・ブとなってしまいます。これでは困るので、この時は、片仮名表記を行わず、B&Bと表記します。もう1つは、文字自体に意味があるケースで、かつ、片仮名にしてしまうと意味が判りにくくなってしまう場合です。これも判りにくいので具体例を挙げますが、X・Y・Zは、アルファベットの最後の3文字「XYZ」より命名されており、このアルファベットの最後の3文字であることに意味があるのです。ここで、もしも片仮名表記にしてしまうと、エクス・ワイ・ズィなどとなってしまい、最後の3文字という意味が判りにくくなってしまいます。また、意訳すると、恐らく「わ・を・ん」といったことになるのだと思いますが、これでは何のことを指しているのか全く判りません。これでは困るので、この時は、片仮名表記を行わず、X・Y・Zと表記します。それから、元々日本語名であるカクテルを、わざわざ片仮名表記する必要はありません。また、青い珊瑚礁のように、(Blue Coral Reef)と英語訳されていることもありますが、それでもブルー・コーラル・リーフではなく、青い珊瑚礁としておけば問題ありません。さらに、楊貴妃を、ヤン・クイ・フェイ(Yang Kuei Fei)などとする必要もありません。これらは、和書の参考文献を複数冊調べた結果、日本語圏において日本語名の方が有名だと判断できるかどうかによって、日本語表記するかどうかを決定すると考えれば良いでしょう。

蒸留酒 編集

アクアビット、泡盛、ウィスキー、ウォッカ、テキーラ、ピンガ、ラム、焼酎などの蒸留酒の個々の銘柄については、その多くが製品として封をされた状態で世界中に出荷されるものですから、言語圏ごとに大きな差異のある可能性が低いジャンルだと言えます。したがって、個々の蒸留酒の銘柄の記事を作成するかどうかについては、複数の他言語版のWikipediaに、その記事が存在するかどうかを参考にするのも良いかもしれません。ただし、仮に他言語版のWikipediaに記事が存在したとしても、substub程度の内容しか書かれていないのであれば、その程度の内容しか書くことが無いのかもしれませんから、その場合は、記事の作成を行わないという選択をする必要があるのかもしれません。

しかし、もしもあなたが十分な情報量を持った記事を書くことができると言うのであれば、他言語の記事の状況が、記事の作成を制限する条項にはなり得ないことを付言しておきます。是非、他言語に翻訳されるくらいの記事を書いてください。

日本酒 編集

清酒、濁り酒、濁酒(どぶろく)など、日本酒に関する記事作成のガイドラインは、現在のところ特に決まっていません。

ビール 編集

ビール類に関する記事作成のガイドラインは、現在のところ特に決まっていません。

リキュール 編集

個々の銘柄を挙げてしまうと宣伝になってしまう恐れがあるので、基本的に系統ごとに記事を執筆してください。例えば、グリーンティー・リキュール、ピーチ・リキュールなどです。ただし、シャルトリューズのように、香草系リキュールなどとすると範囲が広すぎる場合は、個々の銘柄を挙げることは、一向に構いません。もちろん、例えば、コーヒー・リキュールの1種に過ぎないカルーアやティア・マリアといった記事があることからも明らかなように、個々のリキュールの銘柄の記事を立てることは禁止されていませんが、その際は、その記事が宣伝にならないよう、十分に注意を払ってください。もしも、宣伝である場合は、削除の対象となります。なお、リキュールの記事には、substub未満の記事が立てられたこともありましたが、そのような記事にはならないようにしてください。

酒-記事体裁のガイドラインの「リキュール」の節にあるような情報が揃わない限り、個々の銘柄のリキュールについての記事は、本当に作成が必要かどうか慎重に検討してください。(逆に、リキュールの系統ごとの記事については、百科事典が解説すべきテーマですので、こちらは積極的に作成してください。酒-記事体裁のガイドラインの「リキュール全般」の節に挙げられている程度の情報が記述できるのであれば、作成する価値は十分にあるでしょう。もちろん「リキュールの系統」の節に挙げられている情報も記述することができれば、最高ですけれども。)

なお、リキュールは、その多くが製品として封をされた状態で世界中に出荷されるものですから、言語圏ごとに大きな差異のある可能性が低いジャンルだと言えます。(商標登録などの関係で、名称が違うといったことはあるのですけれども。)したがって、個々の銘柄のリキュールの記事を作成するかどうかについては、複数の他言語版のWikipediaに、その記事が存在するかどうかを参考にするのも良いかもしれません。ただし、仮に他言語版のWikipediaに記事が存在したとしても、substub程度の内容しか書かれていないのであれば、その程度の内容しか書くことが無いのかもしれませんから、その場合は、記事の作成を行わないという選択をする必要があるのかもしれません。

しかし、もしもあなたが十分な情報量を持った記事を書くことができると言うのであれば、他言語の記事の状況が、記事の作成を制限する条項にはなり得ないことを付言しておきます。是非、他言語に翻訳されるくらいの記事を書いてください。

ワイン 編集

ワイン類に関する記事作成のガイドラインは、現在のところ特に決まっていません。

その他 編集

現在のところ特に決まっていません。

注釈 編集

  1. ^ これは記事内での酒の銘柄の列記を禁止しているわけではありません。 ここで問題視されているのは、見かけ上は辞書的な記事ではないものの、 事実上の辞書的な記事である、酒の銘柄の羅列が記事の大部分を占めている記事です。 この場合は、製造元の記事に、 そのような銘柄が存在することを記載するだけにしてください。