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あらすじ編集

1950年代ハリウッド。エディ・マニックスは早朝から若い女優の契約違反を尾行し、警察の追求から逃れさせる。彼は、映画スタジオ内外で起こるどんなトラブルにも対応する汚れ仕事請負人だった。朝、教会で懺悔するところから、彼の一日は始まる。

テレビの台頭に危機感を抱いたキャピトル(Capitol)・ピクチャーズ社は、命運をかけた歴史スペクタクル超大作映画『ヘイル、シーザー! -キリストの物語-』の製作に乗り出している。撮影にはトラブルが続発。エディはカトリックプロテスタントユダヤ教正教の宗教者たちと、宗教的見地から内容に問題が無いか会議をしていた。問題はキリスト役で、宗教者の反発も強く、また予定されるホッカイザ―はフォックスに移籍する予定だった。一方、水中バレエ映画スターのディアナは未婚のまま妊娠し、西部劇のスター俳優ホビーはロマンス映画『我らは踊る』に抜擢されるが演技と発音が問題となる。そしてエディも、問題解決能力を買われロッキード社からのヘッドハントを受けていた。

そんな中、主演オトロカス役のベアード・ウィットロックが何者かに誘拐されるという大事件が発生する。エディは事件解決に向けて極秘裏に動き出す。海辺の邸宅で目を覚ましたベアードは、誘拐犯の会議に顔を出してしまうが、彼らは共産主義思想を隠さない。

ベアード抜きで撮影は進められ、そこに10万ドルの身代金を要求する脅迫状が届けられる。ゴシップ記者ソーラは、ベアードの同性愛スキャンダル記事を書くと話すが、エディは逆にホビーの熱愛記事のネタを提供する。ソーラの妹でやはり、ゴシップ記者のセサリーは、誘拐を聞きつけて記事に書くと話す。エディは彼女たちに決して真実を明かさず、明日の記事に載せないよう誘導する。事務所に戻り現金をカバンに詰めながら、エディはホビーに誘拐事件を打ち明けると、ホビーはエキストラを怪しむ。

エディはバート主演の『Singin' Dinghy』が撮影中のスタジオに行き、ディアナのお腹の子の父である監督のアーンを説得しようとするが、彼には妻子がいた。エディは穏便に出産させようと一計を案じる。その頃、誘拐犯たちはベアードに自分たちの共産主義思想を語って聞かせ、ベアードなりに彼らの思想を受け入れる。一方、撮影スタッフたちも怪しいエキストラを突き止める。

その夜、ホビーは会社からの指示で、女優のカーロッタを伴って自らの主演映画『ものぐさなお月様』の試写会へ赴く。その頃、同じ街のジョー・シルヴァーマンの事務所で話し合いが行われ、ジョーがディアナの産む子の里親となり、その後、彼女が養子として引き取ることでまとまった。一方、ホビーはカーロッタとの食事の席で、10万ドルの入ったカバンを目撃し、持ち去った男:バートを追跡する。ホビーはくつろぐベアードを見つけると、連れ帰る。バートと共産主義者たちはカッターで海に漕ぎ出すと、ソ連の潜水艦が現れる。バートは潜水艦に迎えられるが、10万ドルのカバンは取り落としてしまう。

翌朝、何事もなかったように戻り、すっかり共産主義に毒されたベアードは、エディに対し「資本論」(Capital)はあらゆる分野に通じると熱弁する。エディは平手打ちし、我に返させるとベアードを褒めて煽ててスタジオへ向かわせる。エディは秘書からディアナがジョーと結婚することになったと報告を受け、さらにソーラに対する口止めも成功する。

エディは27時間ぶりに懺悔するが、結局いらだってしまう。そして、いつもと同様に、エディの一日は始まるのだった。

エンドロールでは、初めにソ連の軍歌が流れる。

キャスト編集

※括弧内は日本語吹替

受賞編集

映画賞 対象 結果 出典
2017 第21回美術監督組合(ADC賞) 時代映画部門 未決定 [5]

脚注編集

  1. ^ HAIL, CAESAR! (12A)”. British Board of Film Classification (2016年2月12日). 2016年2月12日閲覧。
  2. ^ a b c Hail, Caesar! (2016)”. Box Office Mojo. (Amazon.com). 2016年4月26日閲覧。
  3. ^ キネマ旬報 2017年3月下旬号』p.72
  4. ^ G・クルーニーはセリフ忘れ、S・ヨハンソンは人魚姿に「ヘイル、シーザー!」予告”. 映画ナタリー (2016年2月10日). 2016年2月10日閲覧。
  5. ^ “第21回米美術監督組合賞ノミネート発表”. 映画.com. (2017年1月10日). http://eiga.com/news/20170110/11/ 2017年1月10日閲覧。 

関連項目編集

  • 赤狩り
  • ベン・ハー』 - 1959年のアメリカ映画。劇中の『ヘイル・シーザー!』のモデルで、副題は劇中劇同様に「キリストの物語」。

外部リンク編集