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ヘラクレスの栄光』(ヘラクレスのえいこう、英題 Glory of Heracles)は、データイースト開発発売したコンピュータRPGシリーズ1987年の第1作『闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光』から1994年までに4作が発売されたほか、ゲームボーイ用ソフトとして外伝的な作品もある。

2003年のデータイースト破産後、パオン・ディーピー知的財産権を所有し、『魂の証明』の開発も担当する。

ギリシャ神話が世界観の基盤となっており[1]、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスをゲームタイトルに置くことでその世界観を分かりやすく表現している。だが、実際にヘラクレスが主人公を務めるのは『闘人魔境伝』と『動き出した神々』だけであり、『II タイタンの滅亡』以降の作品ではストーリーの途中からプレイヤーキャラクターの助っ人として登場する。

闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光編集

闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光
ジャンル RPG
対応機種 ファミリーコンピュータ
開発元 データイースト
発売元 データイースト
人数 1人
メディア ROMカートリッジ
発売日 1987年6月12日
テンプレートを表示

ストーリーはヘラクレスの12の功業をモチーフにして、ハデスに捕えられたビーナスを救い出すというもの。中ボスにはその12の功業にちなんだモンスターが登場する。戦闘中、中ボスと会話できるのも独特だった。

冒険の途中で登場するキャラクターのアドバイスが元でかえって冒険の進め方が分からなくなるなど、不親切な部分がある。作中のアイテムは、それがないとクリアできないアイテムも含めて全て売ることができ、もう一度取るにはパスワードを取って再開する必要がある。橋を渡っている最中に足元を調べると、1ユニットごとにお金に変わり、橋が消える。パスワードは少々間違っても再開でき、かえって進行上有利となることもある。

理不尽な難易度の謎解き、戦闘バランスの調整の悪さなどから、当時プレイした低年齢層は大いに苦戦したという[1]

ゲームシステム編集

他のRPGと異なる点には以下がある。

  • 町に入ると画面が切り替わる方式ではなく、フィールドマップと町が繋がっており同一マップ上に展開されている。
  • 武器にはを始めとする片手武器とを始めとする両手武器があり、両手武器は敵に与えるダメージが大きい反面、を使えなくなるため敵から受けるダメージも大きくなる。
  • 武器と防具には「耐久力」が設定されている。敵を攻撃するごとに武器の、敵の攻撃を受けるごとに防具の耐久力が減少し、0になると壊れてなくなってしまう。耐久力を戻すには鍛冶屋ヘパイトスに直してもらう必要がある。なお、5000Gあればへパイトスを雇って同行させることが可能(道具扱い)。へパイトスを雇った後は戦闘終了時、自動的に武器・防具の耐久力が最大に回復するようになる。
  • ヘラクレスは魔法を使う事ができない(敵は使う)。後のシリーズに登場する場合でも、ヘラクレスのみMPが0のキャラクターとして設定されており、魔法が使えない点に言及されることがある。この設定は『魂の証明』では、例に当てはまらず本物のヘラクレスが魔法を使う。
  • 戦闘はヘラクレスと敵の一対一で行う。敵には陸上・海上・飛行の属性があり陸上の敵には剣・斧・ハンマー、海上の敵には矛、飛行系の敵には弓矢が有効。

ストーリー編集

まだ神々がいた頃のギリシアが舞台。神々は天界に住み、地上では人々が暮らし、それぞれ平和な日々を過ごしていた。しかし、ある時その平安は破られてしまった。地上に美しいものを、人々には澄んだ心を与えてくれていた女神ヴィーナスが誘拐されてしまったのだ。地上の人々には不安が走り、国も心も荒み始めていた。ほどなく、神々の懸命な捜索により、地獄の魔王ハデスが彼女を黄泉の国へ連れ去ってしまったことが判明した。そこで、大神ゼウスは勇者ヘラクレス(本作の取扱説明書には「英雄」ではなく「勇者」とある)を呼び寄せ、魔王ハデス討伐とヴィーナスの救出を命じたのだった。

ヘラクレスの栄光II タイタンの滅亡編集

ヘラクレスの栄光II タイタンの滅亡
ジャンル RPG
対応機種 ファミリーコンピュータ
開発元 データイースト
発売元 データイースト
人数 1人
メディア ROMカートリッジ
発売日 1989年12月23日
対象年齢 不明
売上本数 不明
テンプレートを表示

新たにパーティ制や昼・夜の時間の流れなどのシステムが導入されている。『闘人魔境伝』の特徴的な要素はほとんどが廃止され、当時多くのRPGで採用されていた一般的なシステムに置き換えられた。この結果システム面では平凡化したものの、代わりに本家ギリシャ神話をモチーフとした悲劇的なストーリー展開という新たな独自色を打ち出している。後のシリーズも基本的にはこのIIの作風に倣ったものとなっている。

ストーリーは『闘人魔境伝』のその後ということになっているが、前作との間に若干の矛盾が生じている部分がある。そのために後に『動き出した神々』がリリースされた。

こちらの装備している剣や鎧、盾を一撃で壊してしまうという、他のRPGにはあまり見られない攻撃を行う敵が存在する。

また、仲間が死亡すると天使状態になる。

勇気が欲しいケンタウロス、心が欲しい青銅の女神像など、キャラクターの造型は「オズの魔法使い」がモチーフといえる。

ストーリー編集

英雄ヘラクレスが伝説的存在となった時代。地上には魔物が現れ人間を苦しめていた。

ある日のこと、祖母と2人ナナで暮らす少年は女王から招集の手紙を受け取る。ただ1人呼びかけに応じた少年は、異変の影にタイタン族の生き残りと言われる闇の魔王がいる事を知った。魔王を倒すため、愛する者達を残して旅に出た少年は、行く先々で様々な苦悩する人々と出会うことになる。

キャラクター編集

主人公
ナナの街で祖母と2人で暮らしていた青年。女王の呼びかけに応じ、恋人を残し旅に出ることになる。また、双葉文庫のゲームブックには「シノン」という名前がある。
恋人
ナナに住む女性。主人公と同じくプレイヤー自身が名前を付けることになる。主人公の旅立ち後、彼を追って国を出たことがきっかけで数奇な運命に巻き込まれることになる。
ナナの女王
主人公の故郷の女王。打倒クロノスのため、国中の若者たちを招集する。彼女もまた数奇な運命に巻き込まれることになる。
ケンタウロス
ミノアの村の子供たちにいじめられていた半人半馬の少年。勇気の神サリオスに勇気を貰うために旅に同行する。
青銅の女神像
ヘパイトスにより作られた女神像。ヘパイトスに心を貰うため旅に同行する。
ヘラクレス
おなじみの半人半神の英雄。今回は天上でタロスに苦戦している。
ホメロス
あらゆる知識に通じたさすらいの詩人。世界の異変についても詳しい。神出鬼没の人物。
ヘシオドス
ホメロスと瓜二つなさすらいの詩人。ホメロスと同じく世界の異変についても詳しく神出鬼没。
ダイダロス
セレネに住む男。病で余命いくばくも無い息子・イカロスのある望みを叶えるため、現在は旅に出ている。

ヘラクレスの栄光 動き出した神々編集

ヘラクレスの栄光 動き出した神々
ジャンル RPG
対応機種 ゲームボーイ
ニンテンドー3DSバーチャルコンソール
開発元 データイースト
酒田エス・エー・エス
発売元 データイースト
[3DS・VC]:パオン
人数 1人
メディア [GB]ROMカートリッジ
[3DS・VC]ダウンロード販売
発売日 [GB]1992年12月27日
[3DS・VC]2011年8月24日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)(VC)
売上本数 不明
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『闘人魔境伝』と『II タイタンの滅亡』をつなぐ、第1作目の設定における矛盾点を修正している外伝的な作品。

オリンポスの神々を仲間にし、共に冒険できるのが最大の特徴。彼らを総称して『ゴッド』と呼ぶ。ヘラクレスのレベルが上がるにつれ、仲間にできるゴッドの種類が増える。なお、連れ歩けるゴッドは1名までで、必要に応じて交代できる。

ストーリー編集

勇者ヘラクレス(本作の取扱説明書には「英雄」ではなく「勇者」とある)は、女神ビーナス救出の功績が認められ、神々と共に天界の住人として平和に暮らしていた。しかし、ある日、ゼウスはタイタン族とその魔王クロノスの復活を予見した。ゼウスの命によりヘラクレスは再び地上へと降り立ち、魔王討伐の旅へ出るのだった。

プレイヤーキャラクター編集

ヘラクレス
主人公。今回は人間を戸惑わせないため、ゼウスのアドバイスにより地上では偽名を名乗ることになる。偽名はプレイヤーの入力で平仮名、カタカナで4文字まで。なお、呪文は使えない。

サブキャラクター編集

ダン
ヘベ王国の隊長にして最強の戦士だったが、調査に向かった黄泉の塔の魔物たちには成す術がなかったという。ヘベ国王に黄泉の塔へ生かせて欲しいと頼むヘラクレスに、それだけの実力があるかどうか見定めるため、一対一の勝負を挑む。劇中最初のボス。
腕自慢ゆえか短慮なところもあり、妻子のために戦いから身を引いた弟・アゴスを、危険な砂丘の塔への用心棒としてホメロスに独断で紹介し、反感を買ってしまう。
ドロス
メナイ王国北東の岬の塔に隠棲する賢者。メナイ王家の長兄だが、王の座は弟に譲っている。
とある理由から弟夫婦を恨み、自らの姿も醜くなってしまった。
メナイ王妃
元はアロス村出身の心優しい可憐な娘。メナイ王に嫁ぐも、ドロスの呪いにより声を失ってしまう
メナイ王
ドロスの実弟。ある不始末が元で兄・ドロスの恨みを買ってしまった。
ダノス
カムラギ出身の若者。ロランへ送るバタバー酒用の麦の脱穀を任されていたが、恋煩いから働けなくなっていた。
ニーナ
ダノスの想い人。カムラギより南の外れに祖父と弟の3人で暮らしている。優しい女性なのだが、奥手で優柔不断。
アゴス
ダンの実弟。レウシス在住。彼も腕利きの戦士だった様だが、現在は妻子のために一線を退いている。
ナナ女王
前作『タイタンの滅亡』より前の時代の女王。勇者ハンスを厚く信頼している。現在、病床にあり、ホメロスに看護を求める。
ハンス
高名なナナの勇者。ホメロスの到着を待ちきれず、単身旅に出て嵐に遭い消息を絶った。
ある理由から諸国を放浪したこともあり、行く先々で彼の噂を耳に出来る。
とある孤島で昏睡している戦士に「こころみの窓」を使うと、彼本人と思しき反応が返ってくる。

天界の神々編集

ゼウス
世界を治める主神。レベルに応じて同行可能なゴッドを増やしてくれる。ゴッドと別れ1人に戻りたいときも面会する必要がある。
ヘラ
ゴッドについて教えてくれる。また、ヘラクレスのステータスもアドバイスする。
ビーナス
ゴッドのHP/MPを回復してくれる数少ない存在。前作『闘人魔境伝』ではハデスに囚われていた。

ゴッド編集

アレス
最初のゴッド。戦いの神。戦士型で呪文&アミュレットは使えない。
ペルセポネ
2番目のゴッド。僧侶型の女神。ハデスの妻。治癒の呪文が得意。破壊力のあるアミュレットも魅力。
ヘパイトス
3番目のゴッド。鍛冶屋の神。武具の修理が得意でペルセポネ以上の強力なアミュレットを操る。他のゴッドたちとは別に、ゼウスからある重要な役目を任されているらしい。
アルテミス
4番目のゴッド。狩りの女神。敵の攻撃を封じるアミュレットを持つ。弓矢が得意。だが呪文は使えない。
ヘルメス
5番目のゴッド。旅の神。荷物が増え、また傷ついた冒険中盤のヘラクレスを助けてくれる。
バッカス
6番目のゴッド。酒の神。呪文はないが意外な方法でヘラクレスを助けてくれる。
トリトン
7番目のゴッド。海神ポセイドンの息子。海では非常にすばしっこい。アミュレットと呪文は無い。
アポロン
8番目のゴッド。太陽の神。戦士タイプでしかも攻撃的呪文が使え、さらに敵を幻惑するアミュレットを持つ。
デメーテル
9番目のゴッド。恵みの神。ペルセポネの母親。僧侶タイプで回復呪文が得意だが体力・攻撃力が弱く、戦いには余り参加させられない。
アテナ
最後のゴッド。戦いの女神。攻撃・防御のバランスが良く、呪文は無いが不思議な力のアミュレットを使える。
ホメロス
放浪の賢者。正確にはゴッドではないが、「トレントの水」入手の際にはゴッド扱いで同行してくれる。全ゴッド中一番打たれ弱く、アミュレットの威力も中途半端であるため、運用には細心の注意を要する。
ポセイドン
海を司るゴッド。タイタン族によって石にされ嵐の塔に封じられていたが、助け出すと船を潜水もできるように改造してくれる。戦闘能力も非常に高い。
ハデス
かつてヘラクレスに倒された『闘人魔境伝』の最終ボス。本拠地だった黄泉の塔で復活しタイタン族の手先となるが、とある事情からゴッドとしてヘラクレスに力を貸してくれる。
地獄を司るゴッドで、他のゴッドが使えない強力な攻撃魔法を使いこなす。

タイタン族編集

クラーケン
嵐の塔の番人を務め、封印したポセイドンを監視するタイタン族。球状の胴体から生えた無数の触手に大蛇や竜の頭が付いた姿。クロノス復活のためにゴッドたちを生贄にしようとしていた。
タゴン
半魚人の姿をしたタイタン族。老魔術師に化け、海賊たちを操ってヘラクレスが放置した船を乗っ取り、プリビアの宝・牢獄の鍵を略奪し、囚われた海賊頭を脱獄させようとしていた。
オルクス
タイタン族の邪竜。ある人物に成りすましてクロノス復活のために暗躍しているらしい。
クロノス
前作『タイタンの滅亡』の最終ボスでもあったタイタン族の王。闇の世界に囚われているが、タイタン族の残党の暗躍により復活しつつある。これを阻止することが本作最大の目的。

ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙編集

ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙
ジャンル RPG
対応機種 スーパーファミコン
WiiWii UVC
開発元 データイースト[2]
発売元 [SFC]:データイースト
[VC]:パオン
人数 1人
メディア [SFC]:ROMカートリッジ
発売日 [SFC]:1992年4月24日[2]
[Wii・VC]:2007年4月6日
[Wii U・VC]:2013年5月22日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
売上本数 不明
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2007年4月6日からWiiバーチャルコンソール向けタイトルとして、2013年5月22日からWii Uのバーチャルコンソール向けタイトルとして配信されている。

2008年7月14日から、ジー・モードからNTT docomo向けタイトルとして配信開始。2009年1月14日からsoftbank版、同22日からEZアプリ版が配信開始された。サウンドやゲームシナリオはSFC版を踏襲しているが、携帯電話環境に最適化するため、ダンジョンの簡略化やシステム・要素の簡易化なども多い(例:レイオンの日記がなくヒントメッセージになっている、神話事典が無い、神殿アイコンに主人公を重ねるだけで魔法習得、など)。味方キャラクターをはじめモンスターや背景など、グラフィックは新規描き起こしである。なお、価格は通信キャリアごとに異なる。

味方のレベルアップに合わせて敵の能力も上がる仕様であるため戦闘においては力押しが比較的困難。エンカウント率も高いためスーパーファミコン作品中の高難易度ゲームとして知られるが、神々の思惑が錯綜する壮大な世界観と緻密なストーリーは評論筋からも高評価を得ている[2]

概要編集

ある時、目覚めた主人公にはそれまでの記憶がなかった。その代わり、彼には不思議な能力が備わっていた。どのような高い所から落下しても死ぬ事はなく、不死身だったのだ。自分は一体何者なのか。唯一の手がかりは、繰り返し見る不思議な夢だけ。夢の場所を探して、主人公は旅に出る。

ストーリー編集

旅を続けるうちに出会うのは、主人公と同じく不死身で記憶を失い不思議な夢を見る仲間たち。そしてヘラクレス

何故、主人公は不死身の体なのだろうか。主人公の過去とは何なのか。沈黙する神々の思惑とは。

そして全てを思い出した時、彼は……。

彼は地上に起こっている異変を調査していた。地面の至る所に開いた大穴、そこから這い出る魔物。何故かゼウスは地上の危機を放っている。異変は不死の人間と無関係のはずがない、とヘラクレスは踏んだ。

旅の中で、主人公たちは神々の思惑を知る。ゼウスは人間に絶望し、滅ぼそうとした。それに反対したプロメテウス は、ある願いを託して3人の人間に不死を与えた。記憶を失った「本当の人間」が為す行動の結果に、その未来を賭けたのだ。世界を救うため、主人公たちは何を為すべきか。

やがて辿り着いた国・トランティアの王は、天界に封印されたウラノスに世界を救う手段を教わっていた。ウラノスが地上に降り立ち地上の穴を塞ぐためには、石に変えられ天を支えているアトラスを復活させる必要がある。主人公たちはアトラスの子孫が住むという街を目指した……そして、発見した。その街こそ、まさにあの夢の風景だったのだ。ただ、夢の場所に辿り着いても、何も分からなかった。それどころか、プロメテウスが不死を与えたのは3人のはずなのに4人目の不死者が現れた。旅の中で、謎はますます深まってさえいた。

アトラス復活の鍵、石化を解く「ゴルゴーン三姉妹の血」の行方には、バオールという男が深く関わっていた。バオールは様々に語られる。偉業によってトランティアに繁栄をもたらした英雄。あるいは神の怒りに触れるような恐ろしいことを行った、残虐な男。その足跡を追い、ついにゴルゴーン三姉妹の血を手にした。そしてアトラスを復活させようとした主人公たちだったが、その前に立ちはだかったのは、プロメテウスだった。プロメテウスは失望を告げる。主人公達は、選択を誤った。そして……人類はゼウスの起こした洪水によって、滅びた。

絶望の淵で、主人公は冥界からの呼び声を聞いた。冥界の王ハデスは、主人公をバオールと呼んだ。真実を語るハデス。ゼウス、プロメテウス、ウラノス、ハデス…それぞれが地上(ガイア)を救う計画を持っていた。ゼウスはガイアを傷つけた人類を洪水で滅ぼし地上を癒すことで。プロメテウスは人間がゴルゴーン三姉妹の血を正しく贖罪に使うのを見届けることで。ウラノスは自ら地上に降り立ち力を使うことで。そしてハデスは、バオールに不死と若さを与え、魔物を率いさせ地上に送り人間を滅ぼすことで。

バオールは醜い怪物の姿に変えられ、時の環の中でもがき続けた。アトラス復活に向かう主人公たちを止めようと戦い、そして倒される。その連鎖を断ち切ったのは、ガイアだった。ガイアの助けを得て、歴史は変えられた。アトラス復活の歩みは止まり、さらにヘラクレスの力で主人公は記憶を取り戻した。バオールとしての、記憶を。

……彼は海の神オケアノスを石化させ、海峡を陸に変えた。それはトランティアを繁栄させたが、同時に母なる大地を傷つけていた。オケアノスを復活させる可能性のあるゴルゴーン三姉妹の血を恐れ、アトラスの子孫たちを追いかけるバオール。彼が天罰によって命を落としたのは、そんな時だった。

記憶を取り戻した主人公。彼にはもう、自分の為すべきことが分かっていた。

キャラクター編集

アプリ版ではキャラクターとモンスターを含め、グラフィックも全て一新されている。ストーリーに大まかな影響はない。

主人公
記憶を失いクレタ島に流れ着いた青年。行き倒れになったところを妖精のキュレネーたちによって快方される。意識を取り戻し、家の外に出た際に大穴に飲み込まれてしまい、強く打ち付けられても死ななかったことで不死身の体を持っていることが発覚する。このまま妖精たちに保護されていても、それは自分のためにならないと考え、主人公は妖精の村から旅立ち、自分と同じ状態になっている仲間達と出会う。そして自身の記憶を取り戻した時、彼は自分の犯した罪深さを知ることとなる。
本名はバオール。野心や野望を抱かず自然のままに暮らす集落エーウスの出身。しかし、バオールは年老いてもその野心は衰えず、妻子を残して集落から追放されてしまう。その後、アトラシア村に渡った彼は開拓し、英雄と崇められる存在となった。だが、小国の英雄程度では彼の野心は満たされず、トランティア国に自分の才能を売り込んだ。そして、更なる発展のため海峡を陸に変え、他国との交流を図る。そのために海の神オケアノスの子供を無理やり海峡まで連れて行き、海の神オケアノスが近付いてきたところを石化。こうしてバオールは、海の神を石化させることで海峡を埋める陸にし、トランティアを発展させ歴史に名を残す存在となった。その後、アトラスの子孫たちがオケアノスを復活させようとしている噂を聞き、先手を打って彼らを石に変え、逃げる子供たちに対しても容赦せず執拗に追跡した。しかし、そんな時に彼に天罰が下る。
地上の地形を無理やり変えたことで世界(ガイア)を傷つけることとなったため、ガイアを愛するゼウスは激怒。バオールの船に落雷を打ち込み、彼を殺害してしまう。死したバオールは冥界へと落ち、そこで冥界の神ハデスから若き肉体を授かり、不死身という特性を得た。そして、ハデスの命令で冥界の魔物を率いて地上の人間達を抹殺する計画を任せられる。
喜んで引き受けたバオールだが、そこへまたしてもゼウスによる落雷が降り注いだ。不死身の肉体だったため命は失われなかったが、記憶を奪われてしまった。全ての記憶を喪失した彼はクレタ島の妖精たちによって保護され、新たな名前を授かることとなった。
巨大すぎる野心のため、世界を傷つけた罪。そして多くの人たちの一生を奪った罪。記憶を失った主人公はハデスの元を訪れ、計画の失敗に激怒したハデスによって醜い巨人に変貌させられてしまう。そして死ぬ前に大きな罪を犯したものが落ちる冥界の最下層タルタロスに幽閉されてしまう。だが、タルタロスの高台には祠があり、そこには時の神クロノスが鎮座していた。主人公の所業に憤怒をあらわにしたクロノスは、時間を巻き戻して主人公を過去へと飛ばしてしまう。その時間は、ちょうど主人公と仲間達がアトラスを復活させるべく登山しているところであった。言葉を発することも出来ず、かつての仲間達に傷つけられる主人公。しかし、敵意がないことを感じた仲間達は武器を収める。だが、同行していたアルビオンだけはウラノスの言葉を信じ、変貌した主人公を殺害しようとする。そしてそれを庇う仲間達も手にかけようとしたため、やむなく共闘。アルビオンは消滅し、主人公はこの時間軸の自分自身と記憶を共有し、バオールという怪物は消滅。この時間軸の主人公に全て受け継がれた。
その後、アトラスを復活させるのは間違っていると考え、三姉妹の血をどう使うべきか思考する。そこヘラクレスが現れ、レイオン、謎の男、そして主人公の記憶を取り戻させた。
自分の罪深さを知った主人公は贖罪のため、自らの手で石化させたオケアノスを助けるべく仲間達と共に彼の体内へと向かう。そこで待っていたアルビオンを倒し、ウラノスの野望を破った主人公達はオケアノスを復活させ、神々の怒りを静めることに成功。最後はオケアノスによってゼウスの元へ導かれ、彼と和解。
主人公は仲間達と別れ、謎の男――バオールの息子と対峙。息子は、バオールの追放によって母親の容態が悪化し、死亡した復讐を果たすべく彼を追っていた。しかし、今の主人公を殺すことは出来ないと胸のうちを打ち明ける。
主人公はガイアの声を聞き、自分に下るべき罰を聞いた。息子が望もうと望むまいと、自分はふさわしい報いを受けることを受け入れ、息子の前から姿を消した。
冥界の神ハデスの元へ赴いた主人公は、再びタルタロスへと幽閉される。今のままの姿で、長い時間をかけて奴隷同然の身分で罪を償い、ハデスから許された。そして主人公は幼児の姿へと変えられ、新たなる人生を歩むことで再びガイアに住まうことを許されたのだった。
主人公(女装)
娘の思い出を使用することで女装した状態の主人公。ただし、アプリ版のイラストでは体つきは男性の時よりも細く、女性的になっており、胸も膨らんでいることから女体化や性転換に近い状態といえる。
レイオン
クレタ島のクノッソスの町で飛び降りショーをしていた記憶喪失の男。やはり不死身の体を持つ。名前は自分で名付けたもの。
直情型で思ったことは何でも口に出してしまう熱血漢。しかし、物語の進行に応じて日記を書き足すマメな一面も。よくステイアと衝突している(それでも日記の中では「少しだけ可愛い、でもおとなしすぎるな」と書いていたりと好意的に見ている)。また、謎の男の事は快く思っていないのだが、ある戦いにおいては初めて彼の姿勢に同調する。こうした人間関係のためか、「まかせる」でAIに行動させると、ステイアの回復を優先して謎の男の回復の優先順位が一番低い、というルーチンになる。
実はヘラクレスの子孫。魔法が使えないと言う弱点を克服すべく、世界中を旅していた。ヘラクレスの子孫である為かヘラクレスに対しては何だかんだ言いながらも好意的な部分もある。
無口な主人公に密かに憧れており、あれこれ文句を言いながらも主人公が何も言わなければ拒絶せず仲間たちに従っている。
ヘラクレス
おなじみ半神半人の英雄。今回は神々の思惑に反して自分の意志で地上に降りてきたため、ゼウスによって力を奪われて人間の戦士ほどの力しか持たない。そのためレイオンから「弱い」と罵倒されてしまう。だが、加入するたびにレベルが上がっていっている。
ステイア(ステラ)
彫刻家テミシオスに拾われた記憶喪失の少女。気丈な性格で慈愛精神を持っている。
オケアノスを祭る巫女のひとりだったが、地震によって祠が倒壊。プロメテウスによって選ばれたことで不死身の肉体を得たため、巫女の中で唯一生き残ったが記憶を失ってしまう。彷徨っていたところテミシオスに助けられ、彼の助手としてのひと時を過ごすこととなった。
謎の男
冥府で倒れていた赤い鎧を纏った(アプリ版では金髪の少年の容貌の)記憶喪失の男。主人公同様プレイヤーが名前を付けることが出来る。
その正体は主人公の実子。国の宝と恐ろしい野心を抱いて国外へ向かった主人公のせいで、残された母親とつらい日々を過ごしていた。母は死に、成長した彼は復讐を胸に父バオールを探しに旅に出る。
記憶を取り戻した後は、直感的に主人公が自分の父だと感じ取る。しかし、彼の仲間として旅をしたことで復讐心は薄れ、自分はどうしたらいいのかと混迷してしまう。最後には主人公の旅に自分も連れて行って欲しいと願うが、それがかなえられることは無く、使命から解き放たれた彼は新たな道を歩んでいくこととなる。
アルビオン
本作のラストボス。西の大国トランティアの若き国王。ウラノスに選ばれた自分を英雄視しており、目的のためには手段を選ばない非情な性格をしている。電撃的な速攻でロゴシスの村を占拠し、アテネ王を呼び出して「怪物たちが現れる大穴を埋めるため、両国の民衆の力をあわせよう。断ればこのまま攻め入ってギリシャの女、子供、老人を奴隷として働かせる」と話を持ちかけた。
半ば妄信的にウラノスを崇拝し、彼の助言に従って行動する。世界を救うという目的は主人公達と同じため、一時的に共闘してくれる。正史ではウラノスの力によって強靭な肉体を得たアルビオンにより、主人公は怪物バオールとして切り捨てられてしまう。だが、時の流れが変わった改変後ではバオールに敵意がないことを知った仲間達が攻撃をやめてしまう。ウラノスは「そいつらは怪物に心を奪われた裏切り者だ」とアルビオンに言う。それを信じた彼は仲間の言葉を聞こうともせず襲い掛かる。
一度は退けられたが、今度はオケアノスの体内にて主人公達を待ち構える。そして倒されるたびにウラノスから力を授かって復活し、最後は自身が醜い怪物になり果て、主人公たちに討たれるという結末を辿った。
妖精
クレタ島の妖精の村に住む妖精たち。目覚めたばかりの主人公の旅に一時的に同行してくれるが、人里(クノッソスまたはゴルテ)に辿り着くと強制的に別れる事になる。
奴隷
まくろきものへの生贄として奴隷商人に売られた女性たち。クノッソス地下の脱出の際に同行する。
老人
クノッソス地下に宝石を取りに来たが、護衛の奴隷が全滅し途方に暮れていた老人。奴隷の後ろに隠れるなど小心者でもある。
スパルタ兵
ラコニア近くに開いた大穴の調査に来ていたが、隊長が魔物に殺され飲んだくれていた。主人公が隊長に相応しい勇気を試すために崖から飛び降り生きている事を知ると、隊長として迎え入れ、アーグリオを倒すまで同道してくれる。援軍を呼び兵士を補充できる。
アテネ王
賢帝として知られるアテネの王だが、奴隷たちの暮らしを知るべく奴隷街にお忍びで入るも戻れなくなっていた。隠し通路から城に戻るため同道し、無事戻った後は奴隷制度の間違いを認め、即時廃止を決める。
テミシオス
ドリスコス近郊の洞窟で、助けたステイアと共に彫刻を掘り続ける彫刻家。主人公達の旅に「不死身の身体だ」と偽り、ステイア共々同道するがトロイに向かう山道で落石に遭い死亡してしまう。
クリン
まくろきものに飲みこまれていた幼いケンタウロス。ケンタウロスの肉を食べると不老不死になれると信じるペルシア王に捕われるが主人公に助け出される。
ダイダロス
放浪の発明家。アレフの羽根を使ったカイト、岩を砕く船などを造り主人公に助力してくれる。
ゼウス
お馴染み神々の頂点に立つ存在。バオールの所業を知り、彼に天罰を与えて殺害。彼が若返った不死の肉体を得た後は再び落雷で記憶を奪い取った。そのまま彼が自分の過ちに気づき、石化したオケアノスを助けるのか見守るがその気配がないため、大洪水を起こしてガイアを癒そうとする。後に改変された歴史では、自分の所業が彼らに怨まれるものだと自覚しており、そのことを告げて立ち去っていった。
プロメテウス
ゼウスの判断を受け入れられず、レイオン、ステイア、謎の男(バオールの息子)に不死の肉体を与えて記憶を奪い、彼ら人間がありままどうするのか観察していた。
ウラノス
本作の黒幕的存在。かつては神々の頂点に立つ存在だったがゼウスにより孤島の神殿に封印され、巨人アトラスを石化させることでその頂上に幽閉。地上から大きく離れた場所にいるため力が届かず、手も足も出ない状態となっていた。しかしアルビオンを懐柔することで己の手足とし、アトラスの石化を解除することで自分を地上に降ろさせようとする。地上を救うという意志はあったようだが、同時に神々に対する復讐も行われるためプロメテウスから危険視されており、復活は彼によって妨害された。
アルビオンを怪物に変異させ主人公たちと対決させるが、借り物の力では神と人の織り成す力には敵わず敗北。アルビオンは死に、もう自分の力も届かないと諦めて引き下がった。同時に自分を傷つけた主人公たちを守り助けようとするガイアに対して「どうしてそこまで優しくなれるのだ……」と器の違いを思い知らされた。
ハデス
冥府を統べる支配者。各地で出現する魔物たちは彼が地上に送り込んだ怪物たちであり、主人公の部下でもあった。結局、その怪物たちは記憶を失った主人公の手によって全て討ち滅ぼされ、ゼウスによって人類は駆逐された。計画の失敗によって主人公を部下のオートス・エピアルデスと共に処刑しようとするが反撃に遭い、あえなく彼を言葉も話せない怪物に変貌させタルタロスへ幽閉してしまう。
クロノス
タルタロスに幽閉されている時を司る神。言葉も話せない怪物となった主人公に「タルタロスよりも似合いの場所」として、永遠に巡る時の中で同じ過ちを繰り返すように人間の姿の主人公たちが「復活の血」を使う直前に時間を巻き戻す。
ガイア
この世界そのもの。主人公たちの脳裏には女神のような姿で写される。主人公の所業を知った上で「貴方の気持ちを伝えて、時の輪の中から抜け出すのです」と彼を導いていた。エンディングでは彼が受けるべき罰を告げ、やがて許される日が来ることを教えた。

ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物編集

ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物
ジャンル RPG
対応機種 スーパーファミコン
WiiWii UVC
開発元 データイースト
発売元 SFC:データイースト
VC:パオン
人数 1人
メディア SFC:ROMカートリッジ
発売日 SFC:1994年10月21日
Wii・VC:2008年4月22日
Wii U・VC:2015年2月10日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
売上本数 不明
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主人公と、一緒に冒険するプラトンには決まった体がなく、旅の先々で会う人間や動物などのキャラクターに次々乗り移りながら冒険を進めるという「トランスファーシステム」が採用された[3]

2008年4月22日からWiiバーチャルコンソール向けタイトルとして、2015年2月10日からWii Uのバーチャルコンソール向け配信されている。

概要編集

他国との交流を断ち、壁に囲まれた国アトランティスの兵士である主人公は、親友のプラトン、エピファーを始めとするアトランティスの人々と平和な日々を送っていた。しかし、ある日ギリシャの兵士達がアトランティスに攻め込んで来る。同時に吹き荒れる嵐。壁は崩壊し、水位が増していく。人々はギリシャの兵士に抵抗空しく殺されていった。友は次々と自分達をかばって、あるいは数に押されて倒れていった。残された民はオリハルコン鉱山に逃げ込んだ。ギリシャの兵士達は、このオリハルコンが採れる鉱山を狙って来ていた。

ストーリー編集

主人公達が通う学校の教師であるアールモアは、鉱山の最深部に逃げるのだと促した。だが、辿り着けたのは主人公、エピファー、プラトン、そしてアールモアだけだった。

そしてアールモアは、死んだはずのエピファーの姉が生きていて、それがどの様にして蘇ったのかを説明する。しかし、エピファーは姉が生きている事を知った事で、無我夢中で飛び出していってしまった。その時、落盤が起きる。閉じこめられた3人。アールモアはアトランティスの知識を、愛する生徒を失わない為に2人の命を断ち、死者の国へと送る。そして2人の体を、鉱山の奥にあったオリハルコンの箱(これこそがパンドラの箱だった)に入れておく事で永遠に保管する。気が遠くなっていく2人にこう告げる。「死者の国の、レーテーの川の水を飲んではいけない。その水は生前の記憶を奪う。水を飲まず転生し、自分達の体が待つこのアトランティスに帰ってきて欲しい」と。そしてアールモアも自ら命を絶ち、死者の国へと旅立った。

しかし、3人には神の思惑が被さった。世界はいつの間にか魔物に満ち溢れており、その原因を彼らに探らせようとしたのだ。アールモアの魂は記憶を保持したまま青年の体に宿された。しかし、アールモアにはパンドラの箱から飛び出した悪意「復讐」が宿っており、アトランティスを滅ぼす様仕向けたゼウスに復讐すべく動く。これを反省し、次なるプラトンの魂は記憶を保持させず、木こりの男に宿した。しかし、プラトンは本来の持ち主の生を代わりに送るだけだった。そして主人公。運命の女神モイライの1人は主人公に最後の望みを掛け、記憶を戻した。そして主人公は地上に降りるが、彼の魂はに宿ってしまっていた。モイライは、自分と波長の合う生物になら乗り移れる事と、今や不死身の体となった事を説明し、主人公を旅立たせた。もし事が上手くいけば、主人公に新たな「運命の糸」を与える事を約束して。

キャラクター編集

主人公らが乗り移れる各地の住人も含めると、名前がある登場人物だけでも100名を超える。ここではパーティに自ら同行する人物や、メインストーリーに関わる人物を中心に載せている。

主人公
生前はアトランティスの兵士にして学生だった。アトランティス滅亡の日、アールモア、プラトンと共にパンドラの箱に入るが、その魂はモイライに解放されてさまざまな人間に乗り移りながら旅をすることとなる。
プラトン
主人公の相棒で読書好きの青年。主人公より一足早くモイライに魂を解放されるも記憶を失った。後に妻子を置いて単身旅に出るがそこで主人公と再会する。日記を付けるのは彼の役目。前作のレイオンと違いヘラクレスに対してはさほど好意的ではなく、序盤では対立することも多い。動物嫌いのため動物には乗り移ることができない。史実の哲人と同名であるが、日記の中で「物事を深く考える事が合っているのではないか」と記しているあたりで史実を匂わせる一面も。
エピファー
生前は主人公たちの同級生。彼女の姉がアールモアと恋人同士だった。アトランティス滅亡の日に鉱山の落盤で生き埋めになった。
ヘラクレス
おなじみ半人半神の英雄。アトランティス滅亡から9000年間主人公たちのことを待っていた。
アールモア
生前は主人公たちの先生だった。エピファーの姉と付き合っていたが彼女が死んだ後、「永遠の命」の研究をしていた模様。
モイライ
運命の3女神。主に登場するのはアトロポス・モイライ (ラケシスとクロートーは序盤のみ登場)。主人公を地上に遣わし旅の行く末を見守る。ときおり道中に現れては助言をしたり力を貸したりする、おしゃべりで世話焼きな神。
カイロ
エジプトから来た商人(プラトン曰く「図々しい商人」)。目的地を同じくする主人公らと一時同行する。
ディアリ
トランティアの城下町で、病気の母親と暮らしている少女。母親の治療をトランティア王に願い出ようとする。しかし「永遠の命」の実験の失敗によりゾンビと化してしまう。
パリス
アテネの病院で働く看護婦。言葉も声も発することができず口が利けない。その影響か終盤まで魔法を使うことができない。なおギリシア神話のパリスと同名だが、そちらに結びつく要素は特に伺えない。
ギリシアこども王
ギリシアを治める幼い王。少し泣き虫だが、務めは懸命に果たしている模様。パリスに懐く。
カローン
ハデスの部下。冥界のレーテー川の番人。
アルゴー
かつて海底を進む船を作った男。タルタロスに落とされるも、彼の子孫たちがネアポリスに暮らしている。
アトラス
アトランティスに知恵と知識を授けたという神。
リリアン
悩み多き娘。クリア後、魔物の巣近くの小屋で仲間にできる。仲間になるキャラクターではMPが最も高い。
ライオン
頑張るお父さん。クリア後、魔物の巣近くの小屋で仲間にできる。

ヘラクレスの栄光 魂の証明編集

ヘラクレスの栄光 魂の証明
ジャンル RPG
対応機種 ニンテンドーDS
開発元 パオン、スタジオ最前線
発売元 任天堂
人数 1人
メディア ニンテンドーDS専用カード
発売日 2008年5月22日
テンプレートを表示

「ヘラクレスの栄光シリーズ」14年ぶりの完全新作となる。

パオン(当時、のちパオン・ディーピー)とスタジオ最前線が開発し、任天堂が発売を担当した。シナリオは野島一成が再び執筆している。

新規性を打ち出すため、当初は『エターナルクロニクル(仮称)』(エターナルクロニクル Glory of Hercules V)と名付けられていた[4]。他のゲームが急遽『ヘラクレスの栄光』シリーズに転用したという誤解がされていたが、実際は最初から本シリーズの一作として開発されている。

2008年5月15日よりDSステーションに設置のニンテンドーDSで体験版が遊べる。

画面はトゥーンシェードベースのキャラクタとポリゴンの町/ダンジョン、一枚絵のフィールドマップで構成される。また、戦闘画面でも味方が表示されるようになった。

イベント時などはキャラクタが漫符等を用いて動く形式を採用しており、OPムービー(アニメーション)が存在するが、イベントによるアニメーションムービーは無い。

北米では『Glory of Heracles』の名で発売された。

ゲームシステム編集

他の一般的なRPGと比べて特徴的な部分を以下に記す。

以前の町には戻れない
ダンジョン等をクリアし、次の町に行けるようになったらそれ以前の町には戻れない。ステージクリア型SRPGのような形式を取っている。町で覚える魔法/スキル等は次の町でも全く同様に覚えられるので、「魔法を覚えるのを忘れた」といったような事態は避けられるが、店売り品等は買えるとは限らないので、欲しいアイテムがあっても買えない場合がある。
戦略重視の戦闘システム
前列/後列概念、モンスターを倒した後にさらにダメージを与えることでの「オーバーキル」システム、強力な補助魔法、多彩なスキル(指定して使用し、MPを消費)やアビリティ(ランダムで発動し、MPは消費しない)、多様な属性(魔法属性、防御属性など)があり、カードゲームのような戦闘システムが採用されている。反面、各種演出が長いことも相まって1戦闘が長い。なお、ランダムエンカウントはアイテムでほぼ全て回避でき、強制戦闘だけでもクリアできるよう経験値システムが調整されている。
ゲームオーバー
『I』から『IV』まではゲームオーバーの概念が存在しないが、『魂の証明』から初めて存在するようになった。味方全員が戦闘不能になるとゲームオーバー画面に移り、味方全員のHPがわずかのまま戦闘が始まった場所からゲームを続けるか、タイトル画面に戻るかのどちらかを選ぶことになる。
特殊なMPシステム
5種類の「エーテル」と呼ばれる「増減する『場の』MP」のようなものがあり、強力な魔法ほど消費(あるいは追加)するためそのやりくりを行う必要がある。反面、「オーバーキル」システムを利用してMPを回復できるため、特に後半ではいわゆる「MP」に困ることは余り無い。
武具の強化
シリーズおなじみの「さびた武器(防具)」を磨く要素のほか、武具を強化して「魔法」「スキル」「アビリティ」を追加することができる。
窃盗の抑止
町の家屋中にある棚等を調べて出てくるアイテムを取ろうとすると仲間に止められる。それを押して取得すると、「幸運が逃げ出した」と表示される。このことによる不利益はさびた物を磨くと必ず、くず鉄になってしまうというものである[要出典]。しかし窃盗でしか入手できないアイテムも多数ある[要出典]。また、シナリオの一部に主人公が独りになる場面があるが、この時は仲間がいないため、棚を調べると即座にアイテムが手に入ってしまう(幸運も逃げてしまう)。棚の中身を知りたいだけの時は仲間がいる時に調べると良い。なお、同様のシステムは3作目『神々の沈黙』からある。
ほぼどこでもセーブ
一部を除いていついかなる場所でもセーブできるようになった。

ストーリー編集

記憶喪失の状態で海岸に流れ着いた主人公は少年(?)ロコスと出会い、また同時に自分が不死であることを知る。同じく不死であるロコスと主人公は自分達の秘密を知るため、神々の住むオリンポスを目指すこととなる。

キャラクター編集

主人公
記憶喪失の少年。気が付いた時にはクレタ島の海岸に漂着し、不死の体になっていた。森の妖精によると英雄ヘラクレスであるとの事だが、自身には一切の記憶が無い。目覚めて間もなく出会った同じ不死の人間であるロコスと共に旅に出る。戦闘中を除いて基本的にはしゃべらない。
その正体はダイダロスがクラシスとヘラクレスの魂を使って、自分の息子を蘇らせようとした時にそばに置いてあった人形に、息子の魂とヘラクレスの魂が入り込んだ者だとダイダロス本人が告白する。ただし、その告白は復活した息子が神の裁きを受けないようにするための偽りともとれる表現となっている。人形なのか息子本人なのか、どちらを真実と見るかはプレイヤー次第である(ただし、人形なら持っているはずのない息子の過去の記憶を所持しているのは確かである)。妖精にヘラクレス呼ばわりされたのも、そもそも妖精は魂で人を見分けている為、一部とは言えヘラクレスの魂を持つ主人公は妖精にとってはヘラクレスに違い無いからである。その為、主人公と本物のヘラクレスが出会った際はその場に居た妖精に「ヘラクレスが二人居る」と混乱された。
神々の許可なく不死の肉体であったためいずれは石にされる運命だったが、女神の計らいによって自分が為すべきことを遂げればゼウスから許されるかもしれないと告げられ、仲間たちとともに旅立つ。そして物語の終わりにて、仲間たちと別れオカリナの音色を一人響かせる。その音色を聞いた女神はゼウスに彼をどうするのかと問う。ゼウスはもう少し吹かせてやろうと彼を許したのだった。
元ネタとなっているのは、蝋の翼で空高く飛んだため、陽光で翼が解けて墜落死してしまったイカロス。作中ではイカロスの名前は使用されず、序盤で当面の呼び名として決めた名前が元々の本名であったとされる。
ロコス
森で主人公を見つけた少年(?)。不死の体。口癖は「運命運命」と「そこ○○するところだから!」。父親の形見の剣を購入した兵士から剣を奪い、逃亡し、追い詰められている時に主人公にぶつかり2人とも崖から転落する。一度は主人公が死亡したと思いその場を離れたが、別の場所でまた倒れていた主人公に会う。同じ不死の体という事で、その疑問を晴らすべく神に聞くためオリンポスへの旅をする事になる。実は女性であるが、「男だ」と言い続けるのは義理の父ドコスに「男として生きろ」と遺言を守っているためである(但し、その割には序盤で早々にボロを出しており、否定もしていない)。
本当の父はアテナイ王でアテナイ王家の正当なる後継者。ロコシスが本名、ピアザは姉にあたるが本人はその事を全く知らされていない。アテナイ王家とプロメテウスとの密約により代々の不死の体の相伝となっている。
戦いの後はドコスの芝居小屋の跡地にて一人の女性と出会う。その女性が主人公の幼馴染だと察したロコスは遠回しに主人公が生きていて、無事に帰ってくるであろうことを伝えた。
シュキオン
容姿端麗な男性。不死の体。話し方は割合に上品で敬語が多い。クレタ島の平原でクノッソスの兵士に不死である事からモンスターと間違われて追われているところに主人公達とすれ違い、ロコスが兵士に別の方向へ行ったと伝えた恩からクノッソスの巡礼船の許可証や宿屋の宿泊手配をしてもらえる。主人公達と同じく不死の体と記憶喪失という境遇から自分を見つける旅に加わる。
その正体はゼウスより3つに分断されたオケアノスの魂の1つ。物語の終盤でクラシスを使ってテュポーンを倒すべく、もう1つの魂であるデクレオスとオケアノスの体に戻り、その力を使ってテュポーンのコアを破壊するが、テュポーンに魂を吸収されそうになる。それを阻止するためクラシスを逆作動させるが、その無理な影響でデクレオスの魂と融合した体になる。以降は半裸のワイルドな見た目になり、戦闘中のみ口調も変わる。
ヘラクレス(イピクレス
英雄ヘラクレスを名乗るマッシブな男。不死の体。口癖は「わはははは!」という大爆笑。スパルタで無銭飲食をして牢屋に閉じ込められている。主人公達が面会に来た時に脱獄を図る。崩壊したタポスでロコスが主人公もヘラクレスだと伝えた事により、どちらが本物のヘラクレスか神に教えてもらうため旅に加わる。パーティーのムードメーカーで笑いの絶えない性格。物語の終盤でコーカサス山に住んでいたことを思い出すが、ネアポリスで実の兄である本物のヘラクレスと再会したことにより記憶を取り戻す。正体はヘラクレスの実の弟で本名はイピクレス。しかし過去にコーカサス山に住んでいたときにモンスターの魔法が家に直撃した際に死亡しており、そのことまで思い出してしまったためエーテルとなって消えてしまった。以後は実の兄である本物のヘラクレスがパーティに加わる(容姿は兄弟そろってほぼ同じ)。
さもしい男(ヘラクレス)
ネアポリスに住むさもしい男。その正体は正真正銘の英雄ヘラクレスであり、過去に弟イピクレスを守れなかった事に悲観して世界を放浪していた。ダイダロスに弟を蘇らせると騙されてクラシスに掛けられしまい、その結果、その魂の一部がダイダロス、イピクレス、そして主人公へと流れ込み、多数の「ヘラクレスを名乗る者」を生み出す結果となった。
主人公達がネアポリスを訪れた際、弟イピクレスと再会を果たすも、それはイピクレスの消滅を意味していた。弟との二度目の別れに慟哭するも、イピクレスの意志を継いで本来の英雄に戻り、イピクレスの代わりにパーティーに加わる。イピクレスと同じく笑いが絶えない性格。
エリス
コリントスの事故で記憶を失い、以来ヘロンと世界各地を旅している少女。不死の体。比較的口数が少ないが、たまにボソッとつぶやく一言がストーリー上重要なことが多い。崩壊したタポスの最深部で主人公達と出会い、同じ不死の体という境遇から主人公達と旅をする事になる。
その正体はプロメテウスの妻で、神々の一人。本来は黒い翼を持つ大人の姿である。実はコリントスの事故ではなく、エリスがコリントスのタポスを破壊した時の爆発が事故の真相である。その時に精霊石から古き神々の力を受け入れた際に記憶を失い、子供の姿になった。ストーリー終盤、プロメテウスに再会すると本来の姿へ変貌する。バイタポス破壊時には再び子供の姿になるが、すぐに元に戻った。戦いの後はプロメテウスの封印を解きに向かう。
エウドロス
アキレスの部下の戦士。スパルタ行きの船上でモンスターに襲われた際に共闘する事になる。
パトロクロス
アキレスの部下の女戦士。スパルタ行きの船上でモンスターに襲われた際に共闘する事になる。
ガズス船長
スパルタ行きの巡礼船の船長。ラコニアに妻と子のフローラを持つ。フローラが行方不明になった際に廃墟、またヘラクレス(イピクレス)が脱獄を図った際に共闘する事になる。
実はダイダロスの弟子で、過去にアテナイ王家の命令でダイダロスとともにタポスの管理をしていた。プロメテウスがゼウスに復讐するためのタポスを管理していた罪でアテナイを追放され、罪の償いから船長となった。その過去からトランティアから指名手配されてしまう。物語の終盤ではアゴン将軍に手を貸していたが、エジプトタポス内で娘のフローラを人質に取られて仕方なく協力していることが判明、アゴン将軍に反発を試みるも斬られ死亡する。
デクレオス
伝説の海賊王。海賊船ダガド号の船長。船上でモンスターに襲われた際に共闘する事になる。その正体はシュキオンとアゴンと同じくゼウスより3つに分断されたオケアノスの魂の1つ。物語の終盤でクラシスを使ってテュポーンを倒すべく、もう1つの魂であるシュキオンとオケアノスの体に戻り、その力を使ってテュポーンのコアを破壊するが、テュポーンに魂を吸収されそうになる。それを阻止するためクラシスを逆作動させるが、その無理な影響でシュキオンの魂と融合した体になる。
アキレス
テッサリアに屋敷を持つ、女神である母と、人間の父の間に生まれたアテナイの英雄。幼い頃から知るピアザを運命の人と思っている。トロイと戦争を起こしていたが、硬固な守備と不死兵に苦戦を強いられ、トラキアで疲労で倒れているところを主人公と同行していたピアザと再会する。トロイ城でアゴンに弱点のかかとを斬られて死亡。アゴンがアキレスの弱点を知っていたのは、幼少時代のピアザがアゴンに話してしまっていた為であり、皮肉な形でピアザに運命を変えられてしまった。
ピアザ
オリンポスへ通じる「天空の門」を開く事ができるという、アテナイの王女。見かけによらずかなりくだけた性格をしており、「いい性格してる」と言われる。アテナイ王の不実の子であり、母はピアザが乳母と思っていたアミタス。本来のアテナイ王家の後継者ではないため、不死の力を持っていない。一応ロコスの姉にあたる。天空の門が開いたのも本来のアテナイの正当な後継者ロコスがいたからであった。物語の序盤ではミケナイの将軍ディロスの結婚を断り古い塔で幽閉されていたが、終盤ではいつの間にか相思相愛となっている。
ヘラクレス将軍
英雄ヘラクレスを名乗るトランティアの将軍。神々からクラシスを破壊する命令を受けている。トランティアの御前試合でアゴンを破り将軍に任命される。ドリスコスのディロスのアジトで主人公達に初めて会い、ふもとの村を破壊した疑いを掛けられるが疑いを晴らし、クラシスが不死兵を作り出す装置だと主人公達に伝える。ヘラクレスと名乗っているが本人にその確証はない。主人公達とは共に行動せず、クラシスの破壊とトランティア王に命じられた反逆者アゴン将軍の捕獲のため1人で奔走する。トランティアの移動式要塞α型をトロイ城門にぶつける無茶な性格をしている。物語の中盤でアゴンの策略で将軍職を奪われ、指名手配を掛けられる。物語の終盤に過去にクラシスとヘラクレスの魂を使って息子を蘇らせようした実験の失敗の影響で、ヘラクレスの魂が入り込んだダイダロスである事が判明する。
ディロス
ミケナイの将軍。アテナイ王家に名を連ねるためピアザと結婚を目論む。神性兵(不死兵)を使い、ミケナイの戦士の平野で戦争をする多忙の中、結婚を嫌がるピアザを古い塔に幽閉する。ドリスコスにトランティアが攻め入られた最中に、ヘラクレス将軍に自分のクラシスを破壊され、神性兵を失ってしまう。ヘラクレス将軍にクラシスを使った罪を問われた時に、ヘラクレス将軍の正体をほのめかすような発言をするが、会話を濁され逃亡する。終盤ではいつの間にかピアザと相思相愛となっている。
カッサンドラ
トロイの女王で預言者。その力のせいで神々の怒りを買い、誰も予言を信じてもらえない呪いを受けている。誰も予言を信じてもらえない悲観からモンスターとなり、トロイ城地下の起動したクラシスに掛けられていた。物語の中盤でとある場所で世界が破滅する予言を主人公達に伝える。
ヘロン
エリスと世界中を旅する青年。ダイダロスの弟子の1人。タポスを停止させる手段を探し旅をしている。崩壊したタポスの最深部で主人公と出会い、エリスが主人公たちへ付いて行ってしまった事で、ビブロスで再会した時は誰も信じられなくなっている。後にランバジールに斬られ死亡。
ダイダロス
タポス・クラシスを世界中に造り上げた発明家。アテナイ王家に追放されて以来、行方不明。アテナイ王家に命じられてタポスを建造し、弟子のカガスと管理していた過去を持つ。タポスがゼウス復讐の手段とアテナイ王が知ると一転、アテナイを追放された。息子を蘇らせるために英雄の魂が必要となり、ヘラクレスに弟を蘇らせることができると騙し、クラシスに掛ける。しかし英雄の魂の容量にクラシスが耐え切れず事故を起し、ヘラクレスの一部の魂は飛散しダイダロス本人の中に入り込んだり、主人公を生み出してしまった。ヘラクレスの魂が入り込んでからはヘラクレスと名乗り、トランティアの御前試合でアゴンを破り将軍に任命された。物語の終盤で本物のヘラクレスに魂を取り返され、記憶を取り戻す。最期の戦いでは冥界で地割れに巻き込まれ主人公を仲間達の所へ投げ飛ばし、魂を得た人形でも、復活した自分の息子としてでもなく、新しい人生を歩めと言葉を残し溶岩の海に墜落。最期の最後に人としての心を取り戻した
アテナイ王
ピアザの父親。アテナイ王家の先代。プロメテウスの命でダイダロスにタポスを造らせた張本人。しかしそれがプロメテウスのゼウス復讐の手段と知りタポスを放棄する。神に罰せられるのを恐れ、娘のピアザを神の目の届かないタポスストーンの部屋へ入れ、その罪を償うべくプロメテウスに娘のロコシスを生贄として献上するが拒否され、その帰りにゼウスにプロメテウスに通じていた罪で罰せられ死亡した。
ドコス
ロコスの父親。芝居をしつつロコスと世界中を旅をしていたが、黒い雨の日にモンスターに殺される。元アテナイの親衛隊長。ゼウスの怒りを受け死亡したアテナイ王に幼いロコシス(ロコス)を託される。コーカサス山のふもとの村で小さな劇場を運営していたが、ロコシスを神々の目から避けるため旅芸者として放浪する事になった。子に男が欲しかったのか、アテナイのお家騒動になることを危惧してか、女であるロコスを男として育て、亡くなる際にはロコスに「男として生きろ」と遺言を伝えた。
アゴン
漆黒の甲冑に身を包んだ謎の男。ミケナイでダイダロスの弟子アルの友人と偽り主人公達に近づいたゴアンの正体。トランティア王に反旗を翻した将軍。過去にはアテナイ城の警備をしていたがアキレスに追放され、その事を恨んでいる。その正体はシュキオンとデクレオスと同じくゼウスより3つに分断されたオケアノスの魂の1つ。ゼウスを中心とする新しい神々への復讐のため、古き神々の怪物テュポーンを復活させようと目論む。最終盤にはバイクラシスを起動させ、テュポーン復活のために己の魂を捧げる。
テュポーン
本作のラストボス。古き神々が最終兵器として生み出した怪物であり、過去の戦いにてオケアノスに敗れて封印されていた。終盤、アゴンの策略によって復活を果たし、シュキオンとデクレオスが肉体と融合したオケアノスと再び戦いを繰り広げる。コアを破壊され、冥界に落ちた所を主人公達に倒される。それでも尚、消滅させる事ができなかったが、主人公達全員の攻撃で「オーバーキル」され、エーテルへと還った。

備考編集

クリア後にはイベントが多少変わる「2nd Game」、連続で戦闘を行う「Battle」とその結果をランキングする「Result」、アイテムコンプ率を示す「Collection」が追加される。

主なスタッフ編集

関連作品編集

ゲームブック編集

  • 井上 尚美『ヘラクレスの栄光 若き勇者の伝説』、双葉社 (双葉文庫―ファミコン冒険ゲームブックシリーズ)、282ページ、1987年10月18日に、双葉文庫から発売されたゲームブック。内容は、羊飼いの少年ヘラクレスが、地下の国の王ハデスに乗っ取られた5つの神殿を解放するという試練をゼウスから与えられ、それを乗り越えて後世に名を残す運命を与えられることを目指すものである。
  • 井上 尚美 (著), レッカ社 (編集) 『ヘラクレスの栄光〈2〉新たなる勇者』双葉社 (双葉文庫―ファミコン冒険ゲームブックシリーズ) 、(1989/12)、267ページ、ISBN 978-4575761313

ミュージック編集

  • 『ヘラクレスの栄光2〜タイタンの滅亡』キャニオンレコード、CD 、(1990/2/21)
  • 『ヘラクレスの栄光IV』ポニーキャニオン、CD 、(1994/11/18)、ディスク1:44曲、ディスク2:18曲
  • 『ヘラクレスの栄光 サウンドクロニクル』 SRIN-1119 スィープレコード、CD6枚組、(先行販売 2018/6/2・一般発売2018/6/23) - 『闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光』、『ヘラクレスの栄光II タイタンの滅亡』、『ヘラクレスの栄光 動き出した神々』、『ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙』、『ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物』の5作品の他、過去にリリースされた限定CD『ギリシア回想録』のリマスタリング、『ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙』のデモ音源、ゲーマデリックによるアレンジ曲を収録[5]

ゲーム攻略本編集

  • ファミコン必勝本編集部『闘人魔境伝ヘラクレスの栄光完全必勝本』JICC出版局(ファミコン必勝本・フライデースペシャル)、(1987/07)、63ページ、ISBN 978-4880633121
  • ワークハウス (編集)『ヘラクレスの栄光2 タイタンの滅亡完全攻略テクニックブック』徳間コミュニケーションズ (1989/12)、64ページ、ISBN 978-4886582010
  • ファイティングスタジオ (編集) 『ヘラクレスの栄光IIタイタンの滅亡必勝攻略法 (ファミリーコンピュータ完璧攻略シリーズ (80))』双葉社、(1989/12)、91ページ、ISBN 978-4575151534
  • ファイティングスタジオ (著)『ヘラクレスの栄光 動き出した神々必勝攻略法 (ゲームボーイ完璧攻略シリーズ)』双葉社 、(1992/02)、93ページ、ISBN 978-4575152098
  • ファイティングスタジオ (著)『ヘラクレスの栄光3 神々の沈黙必勝攻略法』双葉社 (スーパーファミコン完璧攻略シリーズ) (1992/05)、141ページ、ISBN 978-4575281682
  • HIPPON SUPER!編集部 (編集)『ヘラクレスの栄光3 神々の沈黙のすべて』JICC出版局 、(1992/05)、95ページ、ISBN 978-4796603515
  • 塩田 信之 (編集), CB’s Project (編集)『ヘラクレスの栄光〈4〉〜神々の贈り物〜のすべて』宝島社、(1994/10)、111ページ、ISBN 978-4796608565
  • ファイティングスタジオ (編集)『ヘラクレスの栄光4〜神々からの贈り物〜必勝攻略法』双葉社 (スーパーファミコン完璧攻略シリーズ) (1994/11)、159ページ、ISBN 978-4575283884
  • アスキー出版局月刊ファミコン通信編集部『ヘラクレスの栄光4公式ガイドブック』アスペクト (1994/11),143ページ、ISBN 978-4893662972
  • ヘラクレスの栄光〜魂の証明〜 小学館 (ワンダーライフスペシャル NINTENDO DS任天堂公式ガイドブック) (2008/07)、271ページ、ISBN 978-4091064219

脚注編集

  1. ^ a b M.B.MOOK『懐かしファミコンパーフェクトガイド』43ページ。
  2. ^ a b c マイウェイ出版『死ぬ前にクリアしたい200の無理ゲー ファミコン&スーファミ』 (ISBN 9784865119855、2018年10月10日発行)、71ページ。
  3. ^ 株式会社QBQ編 『懐かしスーパーファミコン パーフェクトガイド』 マガジンボックス(M.B.ムック)、2016年。ISBN 9784866400082 p13。
  4. ^ N.O.M 2008年6月号 No.119:『ヘラクレスの栄光 ~魂の証明~』開発スタッフインタビュー1より。
  5. ^ ヘラクレスの栄光 サウンドクロニクル,Sweep Record”. スーパースィープ. 2018年10月26日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集