ヘリン・ローマン・クロケット彗星

ヘリン・ローマン・クロケット彗星(ヘリン・ローマン・クロケットすいせい、111P/Helin–Roman–Crockett)は、エンケ族に属する周期彗星である。

ヘリン・ローマン・クロケット彗星
111P/Helin–Roman–Crockett
分類 彗星
軌道の種類 周期彗星
短周期彗星
エンケ族彗星
軌道要素と性質
元期:TDB 2452200.5 (2001年10月18.0日)
軌道長半径 (a) 4.0459558 AU
近日点距離 (q) 3.477579 AU
遠日点距離 (Q) 4.6143325 AU
離心率 (e) 0.1404802
公転周期 (P) 2972.55651824 日
(8.14 年)
平均軌道速度 0.12110787 度/日
軌道傾斜角 (i) 004.23643 度
近日点引数 (ω) 010.0166 度
昇交点黄経 (Ω) 091.9556 度
平均近点角 (M) 219.1526 度
前回近日点通過 JED 2453363.491
(2004年12月23日)
次回近日点通過 JED 2456336.048
(2013年2月12日)
物理的性質
直径 1.2 km
絶対等級 (H) 11.5
発見
発見日 1989年1月2日
発見者 エレノア・ヘリン
ロン・ヘリン
ブライアン・ローマン
ランディ・クロケット
他のカタログでの名称
111P
1989 A2
1988 XIII
Template (ノート 解説) ■Project

ヘリン・ローマン・クロケット彗星は、1989年も始まったばかりの1月2日エレノア・ヘリンロン・ヘリンブライアン・ローマンランディ・クロケットらによって発見された。公転周期約8年の短い周期で公転する短周期彗星であり、軌道長半径は約5億2000万km、離心率は0.12と比較的円に近い楕円軌道で公転している。

軌道が木星軌道と近いため木星と頻繁に接近し、1969年10月16日には木星から約800万kmまで接近した。また、軌道解析の結果では1968年から1985年までは、頻繁に軌道を変える一時的な衛星となったと見られる。
2068年から2986年までの間には再び木星に捕獲され、木星の周りを6周する一時的な衛星となるとみられている。また、2071年には木星から約500万kmまで接近すると予測されている。

参考文献 編集

関連項目 編集


前の彗星
ハートレー第3彗星
周期彗星
ヘリン・ローマン・クロケット彗星
次の彗星
浦田・新島彗星