ヘンリー・マレー

ヘンリー・マレー (Henry Alexander Murray, 1893年5月13日 – 1988年6月23日) は、アメリカ・ハーバード大学の心理学者。TAT(主題統覚検査)の考案者。

経歴編集

ハーバード大学でアルフレッド・ノース・ホワイトヘッドの指導を受け、大学の心理学クリニックの助教授となる。

第二次世界大戦中は大学を離れ、軍の特務機関「戦略情報局(OSS:Office of Strategic Services)」の中佐(Lieutenant Colonel)として兵役に就く。1943年、OSS長官のウィリアム・ドノバンの下、『ヒトラーの人格分析』の研究プロジェクトに関わる。[1]これには、エルンスト・ハンフシュテングルシュテファニー・ツー・ホーエンローエグレゴール・シュトラッサーなどの情報提供者を含む、多くの情報源が使用された画期的な研究で、のちの犯罪者プロファイリング政治心理学の先駆けとなる。

戦後は大学に戻ると、1959年から1962年にかけて、ハーバード大の22人の学部生を研究対象とする心理学実験を担当した。実験の目的は特に、極度のストレスに対する人間の反応を計測することであった。被験者の中には、当時16歳で飛び級入学していたセオドア・カジンスキーがいた。[2]

1960年、ハーバード大教授のティモシー・リアリーがサイケデリック・ドラッグの研究を始め、マレーが監督していたと言われている。[3]

脚注編集

  1. ^ https://www.businessinsider.jp/post-351
  2. ^ Chase A (June 1, 2000). "Harvard and the Making of the Unabomber". The Atlantic Monthly. pp. 41–65. Retrieved October 16, 2008.
  3. ^ Jonathan D Moreno Harvard's Experiment on the Unabomber, Class of '62 Psychology Today May 25, 2012