ベアードバク(中米獏、Tapirus bairdii)は、バク科バク属に分類されるバク。別名チュウベイバク

ベアードバク
ベアードバク
ベアードバク Tapirus bairdii
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ウマ目 Perissodactyla
: バク科 Tapiridae
: バク属 Tapirus
: ベアードバク T. bairdii
学名
Tapirus bairdii
(Gill, 1865)
和名
ベアードバク
英名
Central American tapir

分布 編集

エクアドルエルサルバドルグアテマラコスタリカコロンビアニカラグアパナマベリーズメキシコ南部

特徴 編集

体長180-250cm。肩高100-120cm。体重150-300kg。全身は褐色や黒の体毛に覆われる。顔や喉の体毛は淡い色彩をしている。

生態 編集

標高3350mまでの森林草原湿地などに生息し、水辺に好んで生息する。群れは形成せず、単独で生活する。夜行性で、昼間は茂みの中等で休む。水浴びを好み泳ぎは上手い。危険を感じると水中へ逃げ込む。

食性は植物食で、、木の果実などを食べる。

繁殖形態は胎生。妊娠期間は390-405日。1回に1頭の幼獣を産む。授乳期間は約1年。

人間との関係 編集

生息地では食用にされることもある。

開発による生息地の破壊や、食用の乱獲などにより生息数は減少している。

画像 編集

関連項目 編集

参考文献 編集

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、36、160頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館2002年、82頁。

外部リンク 編集