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ベイラー医科大学Baylor College of Medicine)は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン市のテキサス医療センターにキャンパスを構える私立医科大学。主に医学部と生物医学系の大学院大学からなる。

Baylor College of Medicine
種別 私立医科大
設立年 1900
資金 US $835 million[1]
教員数
3,378 (1,755 full-time, 327 part-time, 1,237 voluntary, and 59 emeritus)
大学院生 1,211 (678 in medical school, 533 in graduate school, and 130 in allied health)
所在地 USA
TX,ヒューストン
キャンパス 都市
公式サイト bcm.edu
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世界最大の医療センターであるテキサス医療センターの中核に位置しているため、テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンター・テキサス大学など周辺の病院・医学研究施設やライス大学などと多数提携を結んでいる。

ベイラー医科大学 McNair Campus

同校の医学部は常にアメリカ合衆国内ランキングのトップクラスに位置しており、USニューズ&ワールド・レポート誌による医学部医科大学のランキングで上位10位以内に入る高評価を得ている。また生物医学系大学院も国内トップ25以内、世界35位以内に入り、特に遺伝学の領域では1位をとるなど評価が高い。

なお同じテキサス州内にはベイラー大学 (Baylor University) の医科大学院があるが、ベイラー大学医科大学院と本校は完全に独立した大学である。

歴史編集

1900年、ベイラー大学(Baylor University)の医学系卒業生が、本校の前身となるUniversity of Dallas Medical Departmentをテキサス州ダラスに設立。

1918年にMDアンダーソンがんセンターが上記の大学をテキサス医療センターへ誘致したことがきっかけとなり、医療センター内に移転。

1969年にベイラー大学から完全に独立し、名称を現在のベイラー医科大学に改める。

医科大学として編集

毎年約200人の医学生を受け入れる。内訳は75%がテキサス州内の出身者である。医科大学としては比較的授業料が低いことも特徴の一つ。アメリカ合衆国内で45校しかないMD/PhDプログラムを実施している大学であり、例年10人ほどの特別優秀な学生がこのプログラムに入る。同校の医学部はテキサス州内でランキングトップの大学とされており、アメリカ合衆国内でも常にトップ10位以内に入る高評価を得ている。

大学院大学として編集

ベイラー医科大学には通常の学部課程がなく、日本での大学院にあたるメディカルコースと生物医学研究系の大学院からなるため、学部生は存在しない。一方で大学院大学として毎年100人ほどの学生を受け入れている。研究レベルは高く、生物医学の分野ではアメリカ合衆国内でトップ25位以内、世界35位以内にランクインする。その中でもHuman Genomics をはじめとする遺伝学の分野は傑出しており、世界ランキング1位に位置する。学生の出身国の割合としては、国内の学生が約70%、留学生が約30%となっている。

医療センターとして世界最大の規模を誇るテキサス医療センターの中心に位置しており、多数の医療施設・研究施設と提携して研究活動を行っているため、基礎系の研究にとどまらず臨床系の研究活動も盛んである。2019年より以下7つのPhDプログラムを実施している。

●ガン&細胞生物学

●化学・物理・構造生物学

●発生生物学・疾患モデル&治療学

●遺伝学&ゲノミクス

●神経科学

●免疫・微生物学

●定量&コンピューター生命科学

建物編集

ベイラー医科大学の本校自体は1960年代に設立され、現在に至るまで増築を繰り返しており、キャンパスの規模は大学院大学にしては比較的大きい。同校舎内でも古いブロックと新しいブロックが混在しているような形になっている。また本校舎とは別にテキサス医療センターの中心からやや離れたところにはMcNairキャンパスと呼ばれる、主に臨床医の指導・臨床研究を目的とした校舎が存在する。本校はテキサス医療センター内に位置するため、研究室やオフィスは必ずしも校舎内にあるとは限らず、テキサス小児科病院、Jun and Dan Duncan 神経研究センター、テキサス大学MDアンダーソンなど周辺の様々な医療機関に点在している。また本校の附属病院としてベイラー医科大学付属セント・ルーク病院があり、本附属病院では心臓外科手術件数世界一をはじめとし、最先端技術を含む40の細分化された専門分野をカバーしている。

著名な卒業生編集

Michael DeBakey 大動脈瘤手術、冠動脈バイパス手術などを開発、成功させた心臓外科手術パイオニア

Donald Holmquest 医者のパイロットとしてNASAで活躍

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外部リンク編集