ベイラ (モザンビーク)
モザンビークの都市
ベイラ(Beira)は、モザンビーク共和国ソファラ州の州都で、モザンビーク海峡に臨むモザンビーク第3の都市である。人口は約62万人(2023年)。
ベイラ Beira | |
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位置 | |
座標 : 南緯19度50分 東経34度51分 / 南緯19.833度 東経34.850度 | |
歴史 | |
建設 | 1891年 |
行政 | |
国 | モザンビーク |
州 | ソファラ州 |
市 | ベイラ |
人口 | |
人口 | (2023年現在) |
市域 | 621,000人 |
備考 | 推計値[1] |
その他 | |
等時帯 | 中央アフリカ時間 (UTC+2) |
夏時間 | なし |
歴史
編集1891年にポルトガルのモザンビーク会社の所在地として建設され、20世紀以降は港として発展した。
1970年代、モザンビークに隣接するローデシアの輸出入の8割は、ベイラに至る鉄道とベイラ港湾に依存していた。このため1975年にモザンビークが独立してローデシアとの国境を閉鎖[2]するとベイラの貨物扱い量は極端に減少した。ベイラの経済は続くモザンビーク内戦の終結、ジンバブエ独立などを経て回復した。
交通
編集ベイラはモザンビークの中央に位置し、ジンバブエ、マラウイ、ザンビア、南アフリカ共和国、アンゴラへと各国を結ぶ鉄道や道路の起点であり、重要な貿易港のベイラ港、ベイラ国際空港も持っており、交通の要衝である。
空港
編集鉄道
編集港湾
編集道路
編集- トランス・アフリカ・ハイウェイ9号線:ベイラ ⇔ ハラレ(ジンバブエ) ⇔ ルサカ(ザンビア) ⇔ ルブンバシ(コンゴ民主共和国) ⇔ ロビト(アンゴラ)
気候
編集ベイラの気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 31 (87) |
30 (86) |
29 (85) |
28 (83) |
26 (79) |
24 (76) |
24 (75) |
25 (77) |
27 (80) |
28 (82) |
29 (84) |
29 (85) |
27.5 (81.6) |
平均最低気温 °C (°F) | 26 (79) |
26 (79) |
26 (78) |
24 (75) |
21 (70) |
19 (66) |
18 (64) |
19 (66) |
21 (70) |
23 (73) |
24 (76) |
26 (78) |
22.8 (72.8) |
降水量 mm (inch) | 267 (10.5) |
259 (10.2) |
264 (10.4) |
117 (4.6) |
66 (2.6) |
41 (1.6) |
33 (1.3) |
33 (1.3) |
30 (1) |
33 (1.3) |
122 (4.8) |
244 (9.6) |
1,509 (59.2) |
出典:Weatherbase [3] |
その他
編集著名な出身者
編集- ミア・コウト - 文学者
姉妹都市
編集脚注
編集- ^ “Macro Trends”. 18 Apr 2023閲覧。
- ^ アフリカ南部、動乱の兆し モザンビークの戦争状態宣言『朝日新聞』1976年(昭和51年)3月4日朝刊、13版、7面
- ^ “Weatherbase: Historical Weather for Beira, Mozambique”. Weatherbase (2011年). 2014年5月7日閲覧。 Retrieved on November 24, 2011.
- ^ “Geminações e Cooperações” (ポルトガル語). シントラ. 2024年2月5日閲覧。