ベニート・ステファネリィ

ベニート・ステファネリィベニート・ステファネッリイタリア語: Benito Stefanelli, 1928年9月2日 - 1999年12月18日)は、イタリア男優

経歴編集

ローマ出身。イタリア映画界のスタントマン兼俳優で、1950年代初頭から1990年代にかけて活動した。 当初は数多くのペプラム物にスタントマンとして参加していたが、脇役ながらもアクション要員の俳優として出演するようになった。 1960年代にはベニー・リーヴスの変名を用い、悪役の手下役を多く演じた。マカロニ・ウェスタン時代の変名であるこの「ベニー・リーヴス」はヘラクレス役者のスティーヴ・リーヴスにあやかっている。

セルジオ・レオーネ監督の信頼厚く、『荒野の用心棒』(1964)から遺作の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)まで全作品に参加している。

レオーネ組での実績もさることながら、名実共にイタリアのトップ・スタントマンに上り詰めた。スタント・コーディネーターや殺陣師、武器や銃火器指導、馬術指導を兼任することもあった。

英語力にも長け、撮影現場では通訳としても働き、クリント・イーストウッドなどの英語圏の俳優とのパイプ役も務めた。また、多国籍の現場を仕切って来た経験を買われ、ジーン・ネグレスコ監督のイランと米国の合作『無敵の六人』(1970/未ソフト化)やテレンス・ヤング監督の『アマゾネス』(1973)やリチャード・ドナー監督の『レディホーク』(1985)ヴェルナー・ヘルツォーク監督の『コブラ・ヴェルデ』(1987)など国際的な大作にも起用された。

他にはジュリアーノ・ジェンマ主演作のマカロニウエスタンにも多く出演し、『怒りの荒野』(1967)に於ける馬上の決闘はマカロニウエスタン屈指の名スタントに数えられる。また、『復讐のガンマン』(1966)の闘牛の場面のトーマス・ミリアンの代役も彼である。

イタリアの同時代の俳優であるステリオ・カンデッリの変名である「スティーヴ・エリオット」名義で『地獄のファイター/炎の脱出』(1985/未公開)と『バイオレンス・ハンター/黄金の謎』(1988)にも出演した。この件はインターネット・ムービー・データベースではカンデッリの出演場面カットとステファネッリのクレジット無し出演ということで処理されている。

アルベルト・デラクアジョヴァンニ・チャンフリーリアマッシモ・ヴァンニらと共にイタリア映画の伝説的スタントマンとして語り継がれている。

息子のマルコイタリア語版もスタントマンで俳優であり、ハリウッド映画『最後の誘惑』(1987)等、国際的に活動しているほか、『必殺の二挺拳銃』(1967)『コブラ・ヴェルデ』(1987)などでは父子共演している。

主な出演作品編集

『ガラガラ蛇の夜』(1968/未/dvd)

  • 『ジェントルマン・ジョー』(1968/未ソフト化)
  • 怒りの用心棒(復讐のダラス)(ダラス・ブリット)』(1969/未/テレビ放映)
  • 『夕陽のギャングたち』(1971)
  • 『復讐のガンマン/ジャンゴ』(1971/未/テレビ放映)
  • 『ザ・アウトロー/風来坊2』(1971/未/テレビ放映)
  • 『ダーティ・セブン(要塞攻防戦/いのち知らずのならず者)』(1972/未/テレビ放映)
  • ミスター・ノーボディ』(1973)
  • 『空手アマゾネス』(以上1973)
  • 『ミスター・ノーボディ2』(1975/未/dvd)
  • 『エル・マッチョ』(1977/未ソフト化)

 『ピューマ・マン』(1981)

  • 『ミッシング・ボーダー/地獄の戦場』(1982/未/ビデオ)
  • 『アイアンマスター』(1983/未/ビデオ)
  • 『ホワイト・ファイア/地獄の報酬』(1984/未/ビデオ)
  • 『グレート・バーバリアン』(1986/未/ビデオ)
  • 『ヘルバランス』(1988/未/ビデオ)
  • ペンデュラム/悪魔の振り子』(1990/未/ビデオ)

ほか多数。

外部リンク編集