株式会社ベルシステム24(ベルシステムにじゅうよん、: BELLSYSTEM24, INC.)は、東京都港区に本社をおくコールセンター大手の企業である。

株式会社ベルシステム24ホールディングス
BELLSYSTEM24 HOLDINGS,INC.
ベルシステム24ロゴ
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 6183
2015年11月20日上場
本社所在地 日本の旗 日本
105-6906
東京都港区虎ノ門4-1-1
神谷町トラストタワー6階
北緯35度39分54秒 東経139度44分43.4秒 / 北緯35.66500度 東経139.745389度 / 35.66500; 139.745389座標: 北緯35度39分54秒 東経139度44分43.4秒 / 北緯35.66500度 東経139.745389度 / 35.66500; 139.745389
業種 サービス業
法人番号 4010001161381
事業内容 持株会社
代表者 野田俊介(代表取締役社長執行役員CEO)
資本金 269億99百万円
発行済株式総数 7,365万3,107株
売上高 連結:1,464億79百万円
(2022年2月期)
総資産 連結:1,783億12百万円
(2022年2月)
従業員数 連結:10,461名(2022年2月)
決算期 2月末日
主要株主 伊藤忠商事 40.77%
凸版印刷 14.35%
(2021年2月)
主要子会社 ベルシステム24
CTCファーストコンタクト
ポッケ
ベル・ソレイユ
外部リンク https://www.bell24.co.jp/ja/
特記事項:創業は1982年(昭和57年)9月20日(株式会社ベルシステム二四)
国際財務報告基準適用のため、売上高は売上収益、純資産は親会社の所有者に帰属する持分、総資産は資産合計。
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株式会社ベルシステム24
BELLSYSTEM24, INC.
ベルシステム24ロゴ
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
105-6906
東京都港区虎ノ門4-1-1
神谷町トラストタワー6階
業種 サービス業
法人番号 2010001159015
事業内容 CRMソリューションに関する、アウトソーシングサービス/テクノロジーサービス/コンサルティングサービス/人材派遣事業/有料職業紹介およびCRO事業
代表者 野田俊介(代表取締役社長執行役員)
資本金 1億円
売上高 1,325億11百万円
(2021年2月期)
純資産 76億52百万円
(2021年2月)
総資産 249億31百万円
(2021年2月)
従業員数
  • 社員:8436名
  • コミュニケータ:17538名
(2020年2月)
決算期 2月末日
主要株主 ベルシステム24ホールディングス
外部リンク https://www.bell24.co.jp/ja/
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親会社で持株会社株式会社ベルシステム24ホールディングス東京証券取引所プライム市場に上場している。

概要 編集

1982年、電話転送機による24時間電話業務代行サービスを開始し創業。 2020年2月末現在、全国に37箇所の拠点を持ち、17,538名のコミュニケーターと8,436名の社員を擁している。

沿革 編集

  • 1982年:株式会社ベルシステム24を設立(創業)、「24時間電話代行サービス」を開始、「夜間・休日におけるクレジット申し込み電話受付業務」を開始
  • 1983年:「テレフォン・リサーチ業務」を開始、「テレビショッピング注文受付業務」を開始
  • 1984年:「英語による電話受付業務及び通訳業務」を開始
  • 1986年:「通信販売会社のための電話受付代行サービス」を開始
  • 1988年:東京本社に業界初のモニタールームを設置
  • 1991年:「オートコールでのコレクション業務」を開始
  • 1992年:株式会社ベルシステム24(初代)に商号変更
  • 1993年:「選挙関係世論調査サービス」を開始、「移動通信事業者向けサービス」を開始
    • 同年よりサッカーJリーグ鹿島アントラーズのホームゲームのチケット発券業務を請負う(1993-1998)。当時のJリーグでは唯一のチケット購入→発券→郵送によるサービスでもあった[1]
  • 1994年:One to Oneマーケティング概念の提唱。日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録
  • 1997年東京証券取引所第二部に上場
  • 1999年:東京証券取引所第一部に指定替え。
  • 2000年:コミュニケーションスキルの診断ツール『BCA(Bell-Communication-Analysis)』の開発
  • 2001年:医療関連サービス事業本部でISO9001認証を取得
  • 2002年:テキストマイニングサービス開始
  • 2004年:日興プリンシパル・インベストメンツ(現・シティグループ・キャピタル・パートナーズ)の傘下となり[2]、同年BBコール株式会社を子会社化
  • 2005年:上場廃止
  • 2006年:株式会社BELL24・Cell Productsを設立、関西に続き北海道でもSMO事業を本格展開
  • 2007年:プライバシーマークの認証取得
  • 2009年:コンテンツ事業を独立させ、新会社株式会社ポッケを設立[3][4]。本社を東京渋谷区に移転
  • 2010年2月1日:株式会社BCJ-4の完全子会社となる[2]
  • 2010年6月1日:株式会社BCJ-4が株式会社ベルシステム24(初代)を吸収合併し、株式会社ベルシステム24(2代)に商号変更[2]
  • 2011年:特例子会社 株式会社ベル・ソレイユを設立、プライベートクラウドによる次世代プラットフォーム「BellCloudR」本格稼働開始、在宅コールセンターサービス「Bell@Home」を開始、ソーシャルメディアを使ったCRMサービス「Bell Social CRM」を開始
  • 2012年3月1日:医薬・医療関連事業を分社化し、株式会社ベル・メディカルソリューションズを設立
  • 2013年:本社を東京都中央区晴海に移転、成果報酬型セールス専門センター稼働開始
  • 2014年持株会社体制に移行。株式会社ベルシステム24(3代)は株式会社ベルシステム24ホールディングス(初代)に商号変更。事業会社として新設分割で株式会社ベルシステム24(4代)を設立[5]
  • 2014年10月7日:ベインキャピタルが間接保有する株式を伊藤忠商事へ一部譲渡[6]
  • 2015年3月1日:親会社の株式会社BCJ-7の親会社である株式会社BCJ-16が、株式会社BCJ-7と株式会社ベルシステム24ホールディングス(初代)を吸収合併し、株式会社ベルシステム24ホールディングス(2代)に商号変更[7]
  • 2015年9月1日[8]。株式会社ベルシステム24(4代)がBBコール株式会社を吸収合併[9]
  • 2015年11月20日:株式会社ベルシステム24ホールディングス(3代)が東京証券取引所第一部に上場。株式売出しにより、ベインキャピタル系の会社が親会社でなくなり、伊藤忠商事が筆頭株主となる。
  • 2016年:CTCと協業を強化、CTCより「eBellCloud」販売を開始
  • 2017年:当社初の企業内保育所「ベルキッズとよさき保育園」を開設、CTCファーストコンタクト(株)へ出資し、CTCとBPO事業の連携強化、ベトナムHoa Sao社への出資を完了、同国での事業を開始
  • 2019年:株式会社ビーアイメディカルを吸収合併
  • 2020年:台湾支店開設

特徴 編集

  • 企業理念は「イノベーションとコミュニケーションで社会の豊かさを支える」。
  • 受託業務を実施しているコールセンターの「応対品質・生産性・業務改善」などを総称した「現場力」を強みとしている。
  • 全国約3万人超のオペレーターを雇用しており、業界内において最大規模である。オペレーターの採用は『スタボ』と呼ばれる全国の採用拠点やコールセンター求人サイト『Webスタボ』を通して実施している。

サービス領域 編集

主な取引業界と業務事例 編集

  • 金融(カード:利用促進アウトバウンド、損害保険:事務センター運営、生命保険:フォローコール、証券:未稼働顧客活性化アウトバウンド、銀行:支店代表電話集約)
  • 情報通信(インターネット関連事業:解約阻止/受付、通信インフラ:テクニカルサポート)
  • 製造(食品/飲料:キャンペーンツールの店頭設置促進、製造全般:リコール緊急対応)
  • 流通(小売:お客様の声分析、通販:注文受付)
  • サービス(宿泊レジャー:予約受付、情報サービス:広告掲載獲得営業)
  • ライフライン(航空:格安航空会社の予約/問い合わせ受付)
  • 公共(納税催告、統計調査の問い合わせ受付)

グループ会社 編集

  • CTCファーストコンタクト株式会社 - ITをベースとしたBPOサービス、マニュアル作成 / 教育・研修サービスなど
  • 株式会社TBネクストコミュニケーションズ - 凸版印刷とベルシステム24のリソースを融合させたバックオフィスとコンタクトセンターのアウトソーシングビジネス
  • 株式会社ベルソレイユ - 障がいを持つ方の雇用促進を目的とする特例子会社
  • [ベトナム] BELLSYSTEM24 HOASAO - CRMソリューションに関する、アウトソーシングサービス / コンサルティングサービス、および日本向けのオフショアサービス
  • [タイ] True Touch - コンタクトセンター運用、ハードウェア・設備の調達及びセットアップ、ファシリティーレンタル、教育・研修、モバイル通話録音サービス

関連書籍 編集

オペレーターが業務の中で体験した、感動や成長を綴った体験エッセイ

  • 『対話の達人』 出版社:プレジデント社、発売日:2003年5月
  • 『対話の達人Ⅱ』 出版社:出版文化社、発売日:2012年12月25日
  • 『対話の達人Ⅲ』 出版社:出版文化社、発売日:2016年5月26日

関連項目 編集

脚注 編集

外部リンク 編集