ベルンハルト・シュリンク

ベルンハルト・シュリンクBernhard Schlink, 1944年7月6日 - )は、ドイツ小説家法学者。法学者としての専門は公法学

ベルンハルト・シュリンク
Bernhard Schlink
ベルンハルト・シュリンク(2005年)
誕生 (1944-07-06) 1944年7月6日(79歳)
ナチス・ドイツの旗 ドイツ国 ビーレフェルト
職業 小説家法学者
国籍 ドイツの旗 ドイツ
文学活動  
主な受賞歴 フリードリヒ・グラウザー賞(1989年)
ドイツ・ミステリ大賞(1993年)
ヴェルト文学賞(1999年)
朴景利文学賞(2014年)
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来歴 編集

ビーレフェルト出身。ハイデルベルク大学ベルリン自由大学で法律を学び、卒業後はノルトライン・ヴェストファーレン州憲法裁判所判事などを務める。1982年から1991年までボン大学で、現在はフンボルト大学ベルリンで教鞭を執っている。

1987年ヴァルター・ポップとの共著による推理小説『ゼルプの裁き』で作家デビュー。1993年『ゼルプの欺瞞』でドイツ・ミステリ大賞を受賞。1995年に自身の少年時代を題材にした『朗読者』を発表、ドイツ、アメリカでベストセラーとなり39か国語に翻訳された。[疑問点]またこの作品はドイツ語圏の作品で初めて『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラーリストにおいて1位を獲得し、2008年には『愛を読むひと』として映画化もされた。

主な作品 編集

私立探偵ゲーアハルト・ゼルプ三部作 編集

その他 編集

  • 『ゴルディオスの結び目』Die gordische Schleife (1988) (2003年、小学館、岩淵達治ほか訳) - グラウザー賞(ドイツ推理作家協会賞)受賞
  • 朗読者Der Vorleser (1995) (2000年、新潮社新潮クレスト・ブックス松永美穂訳)のち文庫 
  • 逃げてゆく愛Liebesfluchten (2000) (2001年、新潮社、松永美穂訳)のち文庫 
  • 『帰郷者』Die Heimkehr (2006) (2008年、新潮社、松永美穂訳)
  • 『週末』Das Wochenende (2008) (2011年、新潮社、松永美穂訳)
  • 『夏の嘘』Sommerluegen (2010) (2013年、新潮社、松永美穂訳)
  • 『階段を下りる女』Die Frau auf der Treppe (2014) (2017年、新潮社、松永美穂訳)
  • 『別れの色彩』Abschiedsfarben (2020) (2023年、新潮社、松永美穂訳)

アンソロジー 編集

研究書 編集


関連項目 編集

脚注 編集


外部リンク 編集