艦歴
発注
起工 1939年11月30日
進水 1942年9月29日
就役 1943年10月29日
退役 1957年6月
その後 ニュージーランド海軍に貸与
除籍
性能諸元
排水量 基準 5,950トン
満載 7,200トン
全長 512 ft (156 m)
全幅 50.5 ft (15.4 m)
吃水 14 ft (4.3 m)
機関 パーソンズ型ギアードタービン、
4軸推進、62,000 shp(46MW)
最大速 32.25ノット (60 km/h)
乗員 530名
兵装 5.25インチ連装砲 4基
20mm連装機関砲 6基
4連装ポムポム砲 3基
3連装21インチ魚雷発射管 2基

ベローナ (HMS Bellona, 63) は、1942年進水イギリス海軍軽巡洋艦ベローナ級

艦歴 編集

1939年11月30日起工。1942年9月29日進水。1943年10月29日竣工。

最初、「ベローナ」はイギリス海峡で活動した。1944年3月15日から16日の夜、「ベローナ」は駆逐艦と共にWP492船団を攻撃しようとしたドイツのSボート部隊をランズ・エンド沖で迎撃し、Sボート「S143」を撃沈した。

1944年6月、ノルマンディー上陸作戦に参加。オマハビーチで上陸作戦を支援した。

 
ロシアに向かう「ベローナ」の艦橋からの写真。

1944年7月、ノルウェーカーフィヨルドにいたドイツ戦艦「ティルピッツ」に対する、空母「フォーミダブル」、「インドミタブル」、「フューリアス」搭載機による攻撃作戦(マスコット作戦)に参加。

7月末には再びイギリス海峡に戻り、8月6日には駆逐艦「ターター」、「アシャンティ」、「ハイダ」、「イロコイ」と共にドイツ船団を攻撃して大損害を与えた。

 
1947年に撮られた「ベローナ」。

1944年12月、ソ連に向かう船団JW62とソ連から戻るRA62の護衛に従事。また、1945年2月にはソ連に向かうJW64船団とソ連から戻るRA64船団の、4月にはJW66船団RA66船団の護衛に加わった。

1944年1月12日から13日の夜、「ベローナ」と重巡洋艦「ケント」、駆逐艦4隻はノルウェー沖でドイツの船団KS357を攻撃し大損害を与えた。1945年1月11日から12日にかけての夜、「ベローナ」、重巡洋艦「ノーフォーク」、駆逐艦「オンスロー」、「オーウェル」、「オンスロート」はノルウェー沖でドイツの船団を攻撃し、3隻中2隻を撃沈したほか護衛の艦艇の内1隻(掃海艇「M273」)も撃沈した。

戦後はニュージーランドに貸与された。1956年にイギリスに戻り、1959年解体。

参考図書 編集

  • 世界の艦船増刊第46集 イギリス巡洋艦史」(海人社)
  • 「世界の艦船 2010年1月増刊号 近代巡洋艦史」(海人社)
  • 「Conway All The World's Fightingships 1922-1946」(Conway)

外部リンク 編集