ベンガル湾

インド洋東部の地域

ベンガル湾(ベンガルわん、英語: Bay of Bengalヒンディー語: बंगाल की खाड़ीベンガル語: বঙ্গোপসাগরビルマ語: ဘင်္ဂလားပင်လယ်အော်シンハラ語: බෙංගාල බොක්ක)は、インド洋の北東部に位置するで、三角形に近い南方に開けた形をしている。東はミャンマーおよびアンダマン・ニコバル諸島連邦直轄地、西はインド亜大陸、北は名前の元となったベンガル地方に面している。同湾の東側の海域はアンダマン海と呼ばれる。

ベンガル湾
ベンガル湾 - ベンガル湾の地図
ベンガル湾の地図
場所 南アジア東南アジア
座標 北緯15度 東経88度 / 北緯15度 東経88度 / 15; 88座標: 北緯15度 東経88度 / 北緯15度 東経88度 / 15; 88
インド洋
インドバングラデシュミャンマーインドネシアスリランカ
最長 2,090 km
最大幅 1,610 km
表面積 2,173,000 km2
平均深度 2,600 m
最深 4,694 m
脚注 WorldAtlas[1], Encyclopedia Britannica [2]

インドバングラデシュの多くの川がベンガル湾に注いでいる。北からはガンジス川水系のフーグリー川メグナ川、西からはマハナディ川英語版ゴーダーヴァリ川クリシュナ川カーヴィリ川が流れ込んでいる。湾北部のベンガル地方には、最大のマングローブ群生地帯として知られるシュンドルボンがある。

チェンナイ(旧名マドラス)やコルカタ(旧名カルカッタ)といった大都市がベンガル湾に接しており、古くから交易拠点として栄えてきた。

範囲 

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国際水路機関はベンガル湾の境界を以下のように定めている[3]

東側
ミャンマーネグライス岬英語版(北緯16度3分)から、アンダマン諸島の島々の間の狭い海域がすべて線の東側に位置しベンガル湾から除外されるように小アンダマン島のSandy Point(北緯10度48分 東経92度24分 / 北緯10.800度 東経92.400度 / 10.800; 92.400)まで結び、そこからアンダマン海の南西側境界に沿って進む、すなわち島々の間の狭い海域がすべてアンダマン海に属するようにニコバル諸島の西の島々を通ってPoeloe Bras英語版を経由しOedjong Raja英語版北緯5度32分 東経95度12分 / 北緯5.533度 東経95.200度 / 5.533; 95.200)に至る線。
南側
インドとセイロンの間にかかるアダムスブリッジとセイロン最南端のドンドラ岬を結び[注 1]Poeloe Bras英語版北緯5度44分 東経95度04分 / 北緯5.733度 東経95.067度 / 5.733; 95.067)に至る線。

ギャラリー

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脚注

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注釈

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  1. ^ セイロン島はベンガル湾からは除外される

出典

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  1. ^ Bay of Bengal”. WorldAtlas. 2025年4月30日閲覧。
  2. ^ Bay of Bengal”. Encyclopedia Britannica. 2025年4月30日閲覧。
  3. ^ Limits of Oceans and Seas, 3rd edition”. International Hydrographic Organization (1953年). 2025年4月30日閲覧。

外部リンク

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