ホセ・フェルナンデス (1988年生の内野手)

キューバ出身の野球選手(内野手、1988–)

ホセ・ミゲル・フェルナンデス・ディアス (José Miguel Fernández Diaz, 1988年4月27日 - )は、キューバビジャ・クララ州出身[1][注 1]出身のプロ野球選手内野手)。

ホセ・ミゲル・フェルナンデス
José Fernández
AA級タルサ時代(2017年)
基本情報
国籍ハイチの旗 ハイチに亡命)
出身地  キューバ
ビジャ・クララ州
生年月日 (1988-04-27) 1988年4月27日(35歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 二塁手一塁手指名打者
プロ入り 2017年 アマチュアFA
初出場 MLB/ 2018年6月8日
KBO/ 2019年3月23日
年俸 $600,000(2021年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム キューバの旗 キューバ
WBC 2013年

経歴 編集

キューバ時代 編集

2007-2008シーズンより、キューバ国内リーグであるセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルココドゥリロス・デ・マタンサスに所属。

2012-2013シーズンの前半戦は打撃が絶好調で、打率.393の首位打者で折り返し、最終的に打率.356をマークした。

2012年11月に開催された侍ジャパンマッチ2012「日本代表 VS キューバ代表」のキューバ代表に選出された[2][3]

2013年3月に開催された第3回WBCキューバ代表に選出された[4]ヘクター・オリベラが病気で離脱したこともあり、正二塁手となった。

2013-2014シーズンは、リーグ2位となる打率.326の成績を残した。

2014年10月に亡命を試みるも失敗に終わり[5]、無期限の出場資格停止処分を受けた。

2015年12月にハイチへの亡命に成功した。

ドジャース傘下時代 編集

2017年1月11日ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ[1]。シーズンでは主に傘下のAA級タルサ・ドリラーズでプレーし、オフの11月14日に自由契約になった[1]

エンゼルス時代 編集

2018年1月5日ロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[1]。シーズン開幕は傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズで迎えた。6月8日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[6]、メジャーデビューとなった同日のミネソタ・ツインズ戦にて「7番・一塁手」で先発出場して2回表の初打席でランス・リンからメジャー初安打を放った[7]

斗山時代 編集

2018年12月26日KBOリーグ斗山ベアーズと契約した[8]

2019年は全144試合に出場し、打率.344、15本塁打、リーグ最多の197安打を記録した。

2020年も全144試合に出場し、打率.340、21本塁打、リーグ最多の199安打を記録した。

2021年は141試合に出場し、打率.318、15本塁打を記録した。

2022年は史上11人目となる4年連続150安打記録を樹立したが[9]、長打力不足を露呈しシーズン終了後に自由契約となった[10]。彼の斗山での通算記録は4年間で568試合に出場して打率.328、723安打、57本塁打、351打点、1盗塁、176三振、101併殺。

プレースタイル 編集

右打者揃いのキューバ代表の中では貴重な左打者で、選球していく意識も強い。遊撃手も兼任している。

詳細情報 編集

年度別打撃成績 編集

[11]

















































O
P
S
2007-2008 MAT 79 345 309 51 90 8 2 2 108 33 3 1 10 1 20 0 5 24 10 .291 .343 .350 .693
2008-2009 81 375 335 44 107 9 1 3 127 31 1 3 7 3 20 1 10 17 21 .319 .372 .379 .751
2009-2010 90 419 382 55 132 19 2 8 179 57 1 1 5 2 19 0 11 14 10 .346 .391 .469 .860
2010-2011 87 360 319 34 89 17 0 4 118 43 2 0 7 3 26 5 5 16 16 .279 .340 .370 .709
2011-2012 86 338 265 41 84 16 1 6 120 47 1 1 5 4 56 7 8 14 8 .317 .444 .453 .897
2018 LAA 36 123 116 9 31 8 0 2 45 11 1 0 0 0 6 0 1 15 2 .267 .309 .388 .697
2019 斗山 144 645 572 87 197 34 0 15 276 88 1 2 0 6 61 4 6 54 16 .344 .409 .483 .892
2020 144 668 586 104 199 29 0 20 291 105 0 1 0 11 58 1 13 42 26 .340 .404 .497 .901
2021 141 617 540 73 170 24 0 15 239 81 0 2 0 6 65 3 6 35 25 .315 .391 .443 .834
CUB:5年 423 1837 1610 225 502 69 6 23 652 211 8 6 34 13 141 13 39 85 65 .312 .378 .405 .783
MLB:1年 36 123 116 9 31 8 0 2 45 11 1 0 0 0 6 0 1 15 2 .267 .309 .388 .697
KBO:3年 429 1930 1698 264 566 87 0 51 806 274 1 5 0 23 184 8 25 131 67 .333 .402 .475 .877
  • 2021年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • キューバで通常用いられる個人通算成績は、プレーオフや選抜リーグなども合算するため、この表の合計とは一致しない

背番号 編集

  • 20(2018年)
  • 9(2019年 - 2022年)

代表歴 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ サンティアーゴ・デ・クーバ州マタンサス州出身であるとする文献もある。

出典 編集

  1. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2022年5月8日閲覧。
  2. ^ 侍ジャパンマッチ2012 日本代表メンバー[リンク切れ] NPB公式サイト (2012年11月6日) 2015年4月15日閲覧
  3. ^ キューバ代表メンバー[リンク切れ] NPB公式サイト (2012年11月6日) 2015年4月15日閲覧
  4. ^ 2013 Tournament Roster[リンク切れ] WBC公式サイト 英語 2015年4月15日閲覧
  5. ^ Teams Believe Jose Fernandez Still In Cuba
  6. ^ Maria Guardado (2018年6月8日). “Ohtani has UCL sprain, placed on DL” (英語). MLB.com. 2018年6月11日閲覧。
  7. ^ Los Angeles Angels at Minnesota Twins Box Score, June 8, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年6月11日閲覧。
  8. ^ 두산, 새 외국인 타자 호세 미구엘 페르난데스 영입” (韓国語). 스포츠조선. 2018年12月26日閲覧。
  9. ^ https://www.chosun.com/sports/baseball/2022/10/03/JQPU7N77SE5LLFY3TNDKNJSXHU/
  10. ^ https://news.sbs.co.kr/news/endPage.do?news_id=N1006947145
  11. ^ Serie_Nacional Archived 2013年11月1日, at the Wayback Machine.

関連項目 編集

外部リンク 編集