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ボーグ・クイーン(Borg Queen)は、アメリカのSFテレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する架空の人物。女性。初登場は劇場版『スタートレック ファーストコンタクト』で、演じたのはアリス・クリーグ(日本語版の声優野沢由香里)。『スタートレック:ヴォイジャー』では、スザンナ・トンプソンが演じた(ただし、最終話では再びアリス・クリーグが演じている。日本語版の声優:榊原良子)。

ボーグの支配者編集

ボーグ・クイーンは、『新スタートレック』で初登場した敵役、機械生命体ボーグの支配者として描かれている。個人と言う概念が存在しないはずのボーグ社会において唯一、一人称で喋り、個性や感情を持っているかのように振舞う特異で矛盾に満ちた存在である。

シリーズ内においては、『ファーストコンタクト』に登場したクイーンと、『ヴォイジャー』に登場したクイーンの2人が確認している。この2人が同一人物なのか、あるいは別個の存在なのかは判然としない。また、ボーグの支配者という位置付けではあるが、ボーグ全体の頂点に君臨する唯一無二の存在であるのか、それともボーグ艦ごとに、同時にクイーンが何人も存在しているのかどうかもはっきりしていない。

一方で『ファーストコンタクト』に登場したクイーンは、ピカードに対して「あなたは三次元レベルでものを考えている」と、自らを肉体を超えた存在であるかのように発言している。また『ヴォイジャー』に登場したクイーンは、自らを元は「生命体125だった」と発言しており、元々は別の種族だったが、同化されてクイーンとなったことを仄めかしている。

『スタートレック・エンタープライズ』において、第5シーズン以降の計画としてボーグ・クイーンの起源を扱う案があったが、第4シーズンで打ち切りになったため実現しなかった。

外見、性格編集

全身をサイボーグ化されてはいるが、ドローンのように無骨な外見ではなく、柔らかで、一見すると華奢にも見える外見をしている。物腰や喋り方は女王らしく優美かつ高慢であり、ある意味エキゾチックで魅力的とも言える雰囲気を漂わせている。『ファーストコンタクト』で誘惑されたデータは、一瞬とは言え彼女に魅力を感じた。

その行動はボーグの中枢を担う存在だけに、極端なまでに合理的かつ冷徹である。集合体全体を救うためであれば、たとえそれが万単位の人数であっても、ためらうことなく一部のボーグを犠牲にし、目的のためにはどんな手段を取る事も厭わない。そこに人間的な感情が入り込む余地は全くない。

一方で、『ファーストコンタクト』においてはピカードやデータに対して激高したり、『ヴォイジャー』ではセブン・オブ・ナインが自分の前から逃走した際には悔しそうな表情を見せたりと、感情的とも思える一面を度々見せている。

ボーグ・クイーンが登場するエピソード編集

劇場版『スタートレック ファーストコンタクト』(Star Trek: First Contact

『スタートレック:ヴォイジャー』

  • 第109話/110話「ボーグ暗黒フロンティア計画」(Dark Frontier, Part I/Part II
  • 第146話/147話「聖域ユニマトリックス・ゼロ」(Unimatrix Zero, Part I/Part II
  • 第171話/172話「道は星雲の彼方へ」(Endgame, Part I/Part II