ポラカントゥス (Polacanthus) は白亜紀前期(バランギニアン - バレミアン 1億3,200万年前 - 1億1,200万年前)に生息していた曲竜下目に属す草食恐竜の一種。化石はイギリス南部のワイト島などで発見されている。学名の意味は「たくさんのトゲ」で、体長は約5メートル。

ポラカントゥス
生息年代: 中生代白亜紀前期, 132–112 Ma
Polacanthus foxii.jpg
復元図
地質時代
中生代白亜紀前期 - 
バランギニアン - バレミアン
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜下綱 Archosauria
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
亜目 : 装盾亜目 Thyreophora
下目 : 曲竜下目 Ankylosauria
: ノドサウルス科 Nodosauridae
: ポラカントゥス属 Polacanthus
学名
Polacanthus foxii
Owen vide Anonymous, 1865[1]
シノニム
  • Vectensia? Delair, 1982[2]
  • Polacanthoides? Nopcsa, 1928

姿編集

 
人との大きさ比較
 
模試標本

体は骨質の板で鎧のように覆われていた。背中には首から腰まで多数のトゲや板が2列に並んでおり、尾は細長く、短めのスパイクが生えている。アンキロサウルスのような「自らの武装を利用した積極的な防衛戦」を行うことはなく、敵に襲われた際は「背中の鎧に頼って、相手があきらめて去るのを待つ」という方法をとったと考えられている。

分類編集

アンキロサウルスのような尾のハンマーを持っておらず、そのためノドサウルス科に分類されていた。しかし、この特徴は祖先より受け継いだものである。そこで、祖先にはない特徴に着目した分岐分類学的な分類の見直しが行われた結果、比較的前後に短く幅の広い頭骨などいくつかの特徴から、他のノドサウルス科の曲竜類よりもアンキロサウルス科に近縁であることが分かった。この発見により、現在では同様の特徴を持つガストニア (Gastonia)、ガルゴイレオサウルス(ガーゴイロサウルスGargoyleosaurus)などとともにアンキロサウルス科ポラカントゥス亜科 (Polacanthinae) もしくはポラカントゥス科 (Polacanthidae) に分類されている。

脚注編集

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  1. ^ Genus authority given as Huxley, 1867 in some sources, such as the second edition of The Dinosauria.
  2. ^ Delair, J.B., 1982, "Notes on an armoured dinosaur from Barnes High, Isle of Wight", Proceedings of the Isle of Wight Natural History and Archaeological Society for 1980, 7(5): 297-302

関連項目編集