マクミラン TAC-50

対物ライフル/長距離狙撃ライフル

マクミラン TAC-50は、マクミラン・ファイアアームズが製造する対物ライフル・長距離狙撃銃である。用、法執行機関用、および民間用にいくつかのバージョンを製造している。生産はアリゾナ州フェニックスのマクミラン・ファイアアームズ・マニュファクチャリングによる。

マクミラン・ファイアアームズ TAC-50
Tac50white1.jpg
カナダ陸軍 TAC-50 (C15) LRSW
種類 対物ライフル狙撃銃
原開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
運用史
配備期間 2000年 - 現在
配備先 #運用国を参照
関連戦争・紛争 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争
アフガニスタン紛争 (2001年-)
開発史
開発期間 1980年代
製造業者 マクミラン・ファイアアームズ・マニュファクチャリング
製造期間 1980年代 - 現在
派生型 TAC-50A1
TAC-50A1-R2
諸元
重量 26.0 lb (11.8 kg)
全長 57.0 in (1,448 mm)
銃身 29.0 in (737 mm)

弾丸 .50 BMG (12.7 x 99mm)
作動方式 手動回転式ボルトアクション方式
初速 805 m/s (2,641 ft/s)
装填方式 5発箱型弾倉
照準 カスタマイズ可能
カナダ軍では5-25x照準器
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2000年からカナダ軍の長距離狙撃武器(LRSW) C15として制式採用されている。理想的な条件下において高精度のマッチグレード弾薬を用いた場合、MOA 0.5の命中精度が得られる[1]

設計編集

マクミラン TAC-50は、手動回転ボルトアクション方式ライフルである。重量のあるマッチグレードのバレルには全体の重量を減らし熱をすばやく放散するための溝が付けられ、反動を減らすためにマズルブレーキが装備されている。

.50 BMG弾薬は、5発の取り外し可能な箱型弾倉から装填される。ストックグラスファイバーで作られ、バイポッドと併せて使用するよう設計されている。照準器は標準装備されておらず、さまざまなスコープや暗視装置を装着できる。

カナダ軍向けには、標準装備の照準器としてロイポルト Mark 4-16x40mm LR/T M1光学照準器が、その後シュミット・アンド・ベンダー 5-25x56 PMII光学照準器やNightforce NXS 8-32x56光学照準器がC15用に採用されている。

派生型編集

TAC-50 A1編集

TAC-50 A1-R2編集

世界記録編集

JTF-2狙撃兵イラクでTAC-50を使用して、ISILの戦闘員に対して3,540メートル(3,871ヤード)の距離から史上最長の狙撃を達成した[2]。現在記録されている5つの長距離狙撃のうち3つは、カナダ狙撃兵のTAC-50によるものである[3]

運用国編集

 
海軍特殊戦施設の見学中に、メジャーリーグアルバート・プホルスライアン・フランクリンがMk 15 スナイパーライフルの説明を受けている

関連項目編集

脚注編集

  1. ^ Data Summary McMillan Tactical TAC-50”. 2008年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月14日閲覧。
  2. ^ “カナダ兵、3.5キロ先のISIS戦闘員狙撃”. CNN.co.jp (ワシントン: CNN / 朝日インタラクティブ株式会社). (2017年6月23日). https://www.cnn.co.jp/world/35103226.html 2021年8月29日閲覧。 
  3. ^ “Canadian elite special forces sniper makes record-breaking kill shot in Iraq”. Globe and Mail. (2017年6月21日). オリジナルの2017年6月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170622051905/https://www.theglobeandmail.com/news/politics/canadian-elite-special-forces-sniper-sets-record-breaking-kill-shot-in-iraq/article35415651/ 2017年6月22日閲覧。 
  4. ^ “Canadian Small Arms – Sniper Rifles – A Visual Guide”. Canadian American Strategic Review. オリジナルの2011年2月7日時点におけるアーカイブ。. https://www.webcitation.org/query?url=http%3A%2F%2Fcasr.ca%2F101-army-smallarm-3.htm&date=2011-02-07 2010年4月19日閲覧。 
  5. ^ Monange, Julien (September 2018). “Le tireur d’élite français à Sarajevo” (フランス語). Soldats de France (9): 11-12. https://fr.calameo.com/read/00006330247da1e51bcfd. 
  6. ^ Opération Thalatine : L'affaire du Ponant”. 2011年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月25日閲覧。
  7. ^ Archived copy”. 2018年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月23日閲覧。
  8. ^ Israeli Special Forces Weapons Guide”. 2012年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月14日閲覧。
  9. ^ Archived copy”. 2012年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月10日閲覧。
  10. ^ McMillan TAC-50 Long-Range Anti-Material and Sniper Rifle – Military-Today.com”. 2017年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月26日閲覧。
  11. ^ Taakmag”. 2014年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月25日閲覧。
  12. ^ SLAHLAR”. 2014年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月25日閲覧。
  13. ^ Tactical Weapons March 2010 Issue, Page 28.
  14. ^ Ukrainian snipers training”. 2016年8月16日閲覧。

外部リンク編集