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マグダレナ・マレーバMagdalena Maleeva, ブルガリア語: Магдалена Малеева, 1975年4月1日 - )は、ブルガリアソフィア出身の元女子プロテニス選手。姉妹プロテニス選手として有名な「マレーバ3姉妹」(マニュエラカテリナ、マグダレナ)の末っ子である。自己最高ランキングはシングルス4位、ダブルス13位。WTAツアーでシングルス10勝、ダブルス5勝を挙げた。身長168cm、体重59kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。「マギー」(Maggie)という愛称で親しまれた。

マグダレナ・マレーバ
Magdalena Maleeva
Tennis pictogram.svg
Magdalena Maleeva RG 2005.jpg
マグダレナ・マレーバ
基本情報
フルネーム Magdalena Georgieva Maleeva
愛称 マギー
国籍  ブルガリア
出身地 同・ソフィア
生年月日 (1975-04-01) 1975年4月1日(44歳)
身長 168cm
体重 59kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1989年
引退年 2005年
ツアー通算 15勝
シングルス 10勝
ダブルス 5勝
生涯通算成績 560勝423敗
シングルス 439勝290敗
ダブルス 121勝133敗
生涯獲得賞金 $4,398,582
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(1991・93・94・2002)
全仏 4回戦(1993・96・2003・04)
全英 4回戦(2001・02・04・05)
全米 ベスト8(1992)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦(1992・2001・04)
全仏 3回戦(1993)
全英 3回戦(1993・2003)
全米 ベスト8(2003)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 4位(1996年1月29日)
ダブルス 13位(2004年2月2日)

来歴編集

マレーバの家族は、母親がブルガリアの国内テニス選手権で9度優勝するほどの名選手で、父親はバスケットボールのブルガリア・ナショナル・チームでプレーした経歴を持つ、スポーツの名門一家だった。その環境の中でマレーバ3姉妹はテニスに親しみ、マグダレナも自然にテニスを始める。1989年4月に14歳でプロ入り。4大大会の自己最高成績は、1992年全米オープンのベスト8で、この準々決勝では姉のマニュエラと“姉妹対決”の最中に 2-6, 3-5 で故障のため途中棄権を余儀なくされた。この年にサンマリノの大会でツアー初優勝を挙げている。

1993年4月30日、マグダレナ・マレーバはテニス史上最大の悲劇を目撃する。ドイツハンブルクの「シチズン・カップ」準々決勝でモニカ・セレシュと対戦していた試合中に、セレシュがドイツ人の暴漢ギュンター・パルシェに背中を刺された。この時マグダレナは 4-6, 3-4 とリードされて、チェンジ・コート(奇数ゲームの終了後、90秒間の休憩時間が与えられ、その後コートで打つポジションを交替すること)の合間の出来事だった。

1993年には「マレーバ3姉妹」の3人全員が全豪オープン全仏オープンウィンブルドンの3大会連続で4大大会のシード選手に入った。4大大会の組み合わせ抽選では、世界ランキング上位16名が「シード選手」の資格を得られるが、この時期は3人とも世界ランキング16位以内に入ったのである。同年の全米オープンでは3人姉妹全員が4回戦に進出した。マグダレナは4回戦で止まったが、次女カテリナは準々決勝へ、長女マニュエラは準決勝まで進出している。

2003年6月、マグダレナはイギリスバーミンガムで行われた「DFSクラシック」(芝生コート、ウィンブルドン前哨戦の1つ)にて、決勝戦で日本の浅越しのぶを 6-1, 6-4 で破って優勝した。オリンピックのブルガリア代表選手としても、1992年1996年2004年の3度出場している。

一番上の姉マニュエラは、コーチと結婚してスイスに移住し、1994年2月に27歳で現役を引退した。次女のカテリナも1996年末に27歳で引退している。マグダレナは姉たちの引退後も故国ブルガリアで長く現役を続行したが、2005年10月第3週の「チューリッヒ・オープン」2回戦敗退を最後に30歳で現役を引退した。現在は母親と3人姉妹が「マレーバ・テニスクラブ」を経営し、後進の育成に携わっている。

その後マグダレナは、2010年のブルガリア選手権に35歳で出場し優勝している[1]。2011年のフェドカップにダブルスで出場している。

WTAツアー決勝進出結果編集

シングルス: 21回 (10勝11敗)編集

大会グレード
グランドスラム (0–0)
ティア I (2–3)
ティア II (2–4)
ティア III (3–3)
ティア IV & V (3–1)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 1991年4月28日   ボル クレー   サンドラ・チェッキーニ 4–6, 6–3, 5–7
優勝 1. 1992年7月27日   サンマリノ クレー   フェデリカ・ボンシニョーリ 7–6(3), 6–4
準優勝 2. 1993年1月10日   ブリスベン ハード   コンチタ・マルティネス 3–6, 4–6
優勝 2. 1994年9月25日   モスクワ カーペット (室内)   サンドラ・チェッキーニ 7–5, 6–1
優勝 3. 1994年10月9日   チューリッヒ カーペット (室内)   ナターシャ・ズベレワ 7–5, 3–6, 6–4
優勝 4. 1995年2月12日   シカゴ カーペット (室内)   リサ・レイモンド 7–5, 7–6(2)
準優勝 3. 1995年4月5日   ヒルトン・ヘッド クレー   コンチタ・マルティネス 1–6, 1–6
準優勝 4. 1995年5月21日   ベルリン クレー   アランチャ・サンチェス・ビカリオ 4–6, 1–6
優勝 5. 1995年9月24日   モスクワ カーペット (室内)   エレーナ・マカロワ 6–4, 6–2
準優勝 5. 1995年10月1日   ライプツィヒ カーペット (室内)   アンケ・フーバー 不戦敗
優勝 6. 1995年11月5日   オークランド カーペット (室内)   杉山愛 6–3, 6–4
準優勝 6. 1996年5月26日   マドリード クレー   ヤナ・ノボトナ 6–4, 4–6, 3–6
優勝 7. 1999年11月21日   パタヤ ハード   アンネ・クレマー 4–6, 6–1, 6–2
準優勝 7. 2000年10月1日   ルクセンブルク カーペット (室内)   ジェニファー・カプリアティ 6–4, 1–6, 4–6
準優勝 8. 2001年2月18日   ニース カーペット (室内)   アメリ・モレスモ 2–6, 0–6
優勝 8. 2001年4月22日   ブダペスト クレー   アンネ・クレマー 3–6, 6–2, 6–4
準優勝 9. 2001年9月30日   ライプツィヒ カーペット (室内)   キム・クライシュテルス 1–6, 1–6
優勝 9. 2002年10月6日   モスクワ カーペット (室内)   リンゼイ・ダベンポート 5–7, 6–3, 7–6(4)
準優勝 10. 2002年10月27日   ルクセンブルク ハード (室内)   キム・クライシュテルス 1–6, 2–6
優勝 10. 2003年6月15日   バーミンガム   浅越しのぶ 6–1, 6–4
準優勝 11. 2004年2月8日   東京 カーペット (室内)   リンゼイ・ダベンポート 4–6, 1–6

ダブルス: 10回 (5勝5敗)編集

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 1991年4月28日   ボル クレー   ローラ・ゴラルサ   サンドラ・チェッキーニ
  ローラ・ガロン
不戦勝
準優勝 1. 1993年2月14日   大阪 カーペット (室内)   マニュエラ・マレーバ   ヤナ・ノボトナ
  ラリサ・ネーランド
1–6, 3–6
準優勝 2. 1993年4月25日   バルセロナ クレー   マニュエラ・マレーバ   コンチタ・マルティネス
  アランチャ・サンチェス・ビカリオ
6–4, 1–6, 0–6
優勝 2. 2002年2月17日   アントワープ カーペット (室内)   パティ・シュナイダー   ナタリー・ドシー
  メイレン・ツー
6–3, 6–7(3), 6–3
準優勝 3. 2002年6月23日   スヘルトーヘンボス   ビアンカ・ラマデ   キャサリン・バークレー
  マルチナ・ミュラー
4–6, 5–7
優勝 3. 2003年3月30日   マイアミ ハード   リーゼル・フーバー   浅越しのぶ
  宮城ナナ
6–4, 3–6, 7–5
優勝 4. 2003年5月4日   ワルシャワ クレー   リーゼル・フーバー   エレニ・ダニリドゥ
  フランチェスカ・スキアボーネ
3–6, 6–4, 6–2
準優勝 4. 2004年1月10日   ゴールドコースト ハード   リーゼル・フーバー   スベトラーナ・クズネツォワ
  エレーナ・リホフツェワ
3–6, 4–6
準優勝 5. 2004年2月8日   東京 カーペット (室内)   エレーナ・リホフツェワ   カーラ・ブラック
  レネ・スタブス
0–6, 1–6
優勝 5. 2005年1月8日   ゴールドコースト ハード   エレーナ・リホフツェワ   マリア・エレナ・カメリン
  シルビア・ファリナ・エリア
6–3, 5–7, 6–1

4大大会シングルス成績編集

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 通算成績
全豪オープン A LQ 4R 1R 4R 4R 1R A A 1R A 1R 1R 4R 3R 2R 3R 17–12
全仏オープン LQ 3R 1R 3R 4R 1R 2R 4R 1R A 1R 3R 1R 1R 4R 4R 2R 20–15
ウィンブルドン A 2R 1R 1R 3R 2R A 2R 3R A A 2R 4R 4R 2R 4R 4R 21–13
全米オープン LQ 1R 2R QF 4R 4R 2R 1R 3R A A 2R 2R 3R 1R 2R 2R 20–14

脚注編集

外部リンク編集