マシュー・ラビン

マシュー・ジョエル・ラビン (Matthew Joel Rabin、1963年12月27日- )は、ハーバード大学経済学部およびハーバード・ビジネス・スクール(同経営大学院)の行動経済学教授[注釈 1]

マシュー・ラビン
Matthew Rabin
生誕 (1963-12-27) 1963年12月27日(57歳)
国籍 アメリカ合衆国
研究分野 行動経済学ゲーム理論
母校 ウィスコンシン大学マディソン校
マサチューセッツ工科大学
博士課程
指導教員
ドリュー・フューデンバーグ[1]
博士課程
指導学生
ジェフリー・C・エリー[2]
受賞 ジョン・ベイツ・クラーク賞
ジョン・フォン・ノイマン賞
情報 - IDEAS/RePEc
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ラビンの研究は、主に心理学的な現実世界の思い込みを経験的に適切な公式の経済理論に組み込ことに焦点を当てている。彼の関心が高いテーマには、統計的推論や信念の展開における誤謬、提示された参照点に乗ってしまう選択判断の影響(いわゆる参照点依存性)、人々が市場や学習環境で推論する際に犯す誤謬、などが挙げられる[3][4]

背景編集

ラビンは、ハーバード大学に移籍する前の25年間、カリフォルニア大学バークレー校経済学部教授[注釈 2]を務めた[3][5]。 1984年にウィスコンシン大学マディソン校で経済学と数学の学士号を、1989年にマサチューセッツ工科大学(MIT) で経済学の博士号を取得した[6]。MITに入る前は、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の研究生だった[3]。彼はラッセル・セージ財団 (Russell Sage Foundation行動経済学円卓会議の委員であり、ラッセル・セージ・サマー行動経済学研究所の共同主催者である[6]。ラビンはこのほか、MIT、LSE、ハーバード大学ノースウェスタン大学カリフォルニア工科大学の客員教授や、スタンフォード大学行動科学高等研究センター、ラッセル・セージ財団の客員研究員でもある[3][6]

彼の研究は、経済分野の中でも金融行動と行動経済学を志向している。ラビンは経済学での個々の自制心問題、参照点依存性、公平性動機(いわゆる公平理論)、確率的推論をする際の誤謬などを研究している。彼は社会的参照点(Social preferences)における公平性を説明する「ラビンの公平性 (Rabin fairness」モデルを開発した。2001年に彼はジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞したほか[7]、天才賞ことマッカーサー・フェロー奨学金を授与された[6]。2006年には、ジョン・フォン・ノイマン賞を受賞した[6]

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 正式な肩書は"Pershing Square Professor of Behavioral Economics"
  2. ^ 正式な肩書は"Edward G. and Nancy S. Jordan Professor of Economics"

出典編集

  1. ^ Drew Fudenberg Students
  2. ^ Ely's Curriculum Vitae”. 2018年3月31日閲覧。
  3. ^ a b c d Matthew Rabin - Pershing Square Professor of Behavioral Economics”. Harvard University. 2014年10月27日閲覧。
  4. ^ The Pershing Square Foundation awards $17M to Harvard”. Harvard Gazette (2014年4月14日). 2014年10月27日閲覧。
  5. ^ Matthew Rabin”. University of California, Berkeley. 2021年5月29日閲覧。
  6. ^ a b c d e Matthew Rabin”. University of Berkeley. 2014年10月28日閲覧。
  7. ^ Matthew Rabin John Bates Clark Medalist 2001”. 2021年5月29日閲覧。

外部リンク編集