マシュー・マーティン・カーペンターMatthew Martin Carpenter , 1985年11月26日 - )は、 アメリカ合衆国テキサス州フォートベンド郡シュガーランド出身のプロ野球選手内野手)。右投左打。MLBセントルイス・カージナルス所属。愛称はカープ[2]

マット・カーペンター
Matt Carpenter
セントルイス・カージナルス #13
Matt Carpenter (46979203034) (cropped).jpg
セントルイス・カージナルス時代
(2019年5月2日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州フォートベンド郡シュガーランド
生年月日 (1985-11-26) 1985年11月26日(34歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 三塁手一塁手二塁手
プロ入り 2009年 ドラフト13巡目(全体399位)でセントルイス・カージナルスから指名
初出場 2011年6月4日
年俸 $18,500,000(2020年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴編集

2007年MLBドラフト前に肘を痛めてトミー・ジョン手術を受け、大学に残留を余儀なくされた。当初の予定より2年遅れた2009年MLBドラフト13巡目(全体399位)でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入り。支払われた契約金は僅か1000ドルだった[3]

2011年6月4日のシカゴ・カブス戦でメジャーデビューを果たした。

2012年アルバート・プホルスの移籍、ランス・バークマンの怪我によって出場機会が増え、114試合に出場した。三塁手よりも一塁手代打としての出場が多くなり、外野手二塁手も守った。

2013年は正二塁手となり、自身初となるオールスターゲームに選出された。リーグトップの199安打、55二塁打を記録し、オフには自身初となるシルバースラッガー賞を受賞した。二塁の守備ではUZR+0.3、Def+2.2と共にリーグ4位となる指標を記録し、DRS±0を記録した[4]

2014年3月8日にカージナルスと6年総額5200万ドル(2020年シーズンは1850万ドルの球団オプション付き)に合意した[5][6]デビッド・フリースの移籍によって三塁手にコンバートされた。2年連続でオールスターのメンバーに選出された。158試合に出場したが、打率.272、8本塁打、59打点に留まった。一方でリーグ最多の95四球を選んだ。

2015年は154試合に出場。打率は昨年と同じ.272だったが、自己最多の28本塁打に加え、リーグ1位の44二塁打をマーク。トップバッターとしての出場が主ながら本塁打と打点でチーム二冠に立った。

2016年はポジションを固定されないレギュラーとして起用され、129試合に出場して4年連続で規定打席に到達。また、オールスターのメンバーにも選出された。成績は打率.271、21本塁打、68打点だった。

2017年開幕前の2月9日第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アメリカ合衆国代表に選出された[7]が、3月5日に辞退した[8]。シーズンでは3年連続となる20本塁打、109四球を記録したが、打率は前年から大きく下がった。

2018年は7月に打率.333、11本塁打を記録して自身初の月間MVPを記録するなど夏場に調子を上げ、一時はホームランダービートップにも躍り出たが、9月以降は打率.170、1本塁打と急失速し、本塁打王をコロラド・ロッキーズノーラン・アレナドに浚われる結果となった。しかしリーグ3位タイの36本塁打を記録し、キャリアハイとなった。守備ではユーティリティ・インフィールダーとして様々なポジションで出場し、一塁の守備ではUZR+0.8、Def-4.4、DRS+1[9]、二塁の守備ではUZR-1.7、Def-1.6、DRS-3[10]、三塁の守備ではUZR-1.1、Def-0.1、DRS+7を記録した[11]

2019年4月11日に現在の契約に上乗せする形で2020年シーズンから2年間の契約を延長したことが発表された[12]。オプションとして2年間の内に通算1100試合を達成した際は2年総額3900万ドルを給与として受け取り、2022年シーズンの選択権を球団側が所持し、全球団トレード拒否権も含まれている[13]。このシーズンは開幕から調子が上がらず、7月2日に腰の負傷で故障者リスト入りし[14]、一度は復帰するも7月16日のピッツバーグ・パイレーツ戦で右足をファウルボールで負傷し、再び故障者リスト入りした[15]。最終成績は226、16本塁打、46打点と4年連続で記録していた20本塁打が途切れ、打率.226はレギュラー定着以降、自己最低の打率となった。また、アリゾナ・ダイヤモンドバックスから移籍してきたポール・ゴールドシュミットを正一塁手で固定した為、主に三塁手での出場となり、UZR-2.1、Def-0.6、DRS±0と守備面でも結果を残せなかった[16]

詳細情報編集

年度別打撃成績編集

















































O
P
S
2011 STL 7 19 15 0 1 1 0 0 2 0 0 0 0 0 4 0 0 4 0 .067 .263 .133 .396
2012 114 340 296 44 87 22 5 6 137 46 1 1 0 7 34 2 3 63 10 .294 .365 .463 .828
2013 157 717 626 126 199 55 7 11 301 78 3 3 3 7 72 1 9 98 4 .318 .392 .481 .873
2014 158 709 595 99 162 33 2 8 223 59 5 3 2 9 95 2 8 111 3 .272 .375 .375 .750
2015 154 665 574 101 156 44 3 28 290 84 4 3 0 4 81 5 6 151 5 .272 .365 .505 .871
2016 129 566 473 81 128 36 6 21 239 68 0 4 3 4 81 6 5 108 4 .271 .380 .505 .885
2017 145 622 497 91 120 31 2 23 224 69 2 1 2 5 109 4 9 125 5 .241 .384 .451 .835
2018 156 677 564 111 145 42 0 36 295 81 4 1 0 4 102 17 6 158 0 .257 .374 .523 .897
2019 129 492 416 59 94 20 2 15 163 46 6 1 1 5 63 0 7 129 3 .226 .334 .392 .726
MLB:9年 1149 4807 4056 712 1092 284 27 148 1874 531 25 17 11 45 641 37 53 947 34 .269 .372 .462 .835
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績編集

内野守備


一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B)




































2011 STL - - 5 1 12 0 0 1.000
2012 44 316 12 3 32 .991 5 3 4 0 2 1.000 33 13 44 3 3 .950
2013 2 10 0 0 0 1.000 132 211 370 9 97 .985 42 11 58 3 9 .958
2014 - - 156 90 288 16 23 .959
2015 3 13 1 0 2 1.000 11 12 19 0 4 1.000 146 77 234 14 25 .957
2016 45 304 16 1 38 .997 40 60 103 4 22 .976 54 20 95 8 12 .935
2017 120 895 74 7 103 .993 13 15 32 4 9 .922 16 5 26 2 5 .939
2018 95 552 46 8 62 .987 11 22 23 0 5 1.000 76 54 128 8 12 .958
2019 4 14 0 0 1 1.000 - 107 55 162 8 16 .964
MLB 313 2104 149 19 238 .992 212 323 551 17 139 .981 635 326 1047 62 105 .957
外野守備


左翼(LF) 右翼(RF)
























2012 STL 7 3 1 0 0 1.000 15 16 0 3 0 .842
2013 - 2 1 1 0 0 1.000
2014 - 2 1 0 0 0 1.000
MLB 7 3 1 0 0 1.000 19 18 1 3 0 .864
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰編集

記録編集

背番号編集

  • 19(2011年)
  • 13(2012年 - )

脚注編集

  1. ^ Matt Carpenter Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac.com. 2020年2月5日閲覧。
  2. ^ Cards' Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月20日閲覧
  3. ^ Cardinals' Matt Carpenter moves closer to dream of big leagues
  4. ^ National League Leaderboards » 2013 » Second Basemen » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年2月5日閲覧。
  5. ^ Cardinals & Matt Carpenter agree to six-year contract extension”. MLB.com Cardinals Press Release (2014年3月8日). 2014年3月9日閲覧。
  6. ^ Matt Carpenter signs 6-year deal”. ESPN MLB (2014年3月8日). 2014年3月9日閲覧。
  7. ^ USA Baseball Announces 2017 World Baseball Classic Roster Archived 2017年2月12日, at the Wayback Machine. USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (英語) (2017年2月9日) 2017年3月16日閲覧
  8. ^ Josh Harrison Added to 2017 WBC Roster USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (英語) (2017年3月5日) 2017年3月16日閲覧
  9. ^ National League Leaderboards » 2018 » First Basemen » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年2月5日閲覧。
  10. ^ National League Leaderboards » 2018 » Second Basemen » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年2月5日閲覧。
  11. ^ National League Leaderboards » 2018 » Third Basemen » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年2月5日閲覧。
  12. ^ Matt Carpenter, Cards reach 2-year extension” (英語). MLB.com. 2020年2月5日閲覧。
  13. ^ Wyllys, Jared. “The Cardinals' Extension Of Matt Carpenter Is The Right Move” (英語). Forbes. 2020年2月5日閲覧。
  14. ^ Carpenter (lower back strain) placed on IL” (英語). MLB.com. 2020年2月5日閲覧。
  15. ^ Cards place Matt Carpenter on injured list” (英語). MLB.com. 2020年2月5日閲覧。
  16. ^ National League Leaderboards » 2019 » Third Basemen » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年2月5日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集