マツカサガイ(松毬貝、Pronodularia japanensis)は淡水にすむイシガイ目二枚貝である。湖沼および緩やかな流れのある河川の下流域や用水路などの砂泥底に見られる。

マツカサガイ
マツカサガイ Pronodularia japanensis
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 二枚貝綱 Bivalvia
: イシガイ目 Unionoida
: イシガイ科 Unionidae
: マツカサガイ属 Pronodularia
: マツカサガイ P. japanensis
学名
Pronodularia japanensis
(Lea, 1859)
和名
マツカサガイ
群れるマツカサガイ
早い流れの水路の流心に群れるマツカサガイ(福岡県)

は約60mm。殻はやや厚い。殻長部付近にさざ波状の凹凸がある。凹凸は成長につれて目立たなくなる。殻皮は黒、あるいは茶褐色をしており、厚くてはがれにくい。殻の内側は真珠光沢を持ち、殻頂下の擬主歯は太くて三角形に広がる。湖沼の個体は河川の個体よりもやや大型である。

幼生はホトケドジョウメダカなどに着生し成長する[1]

保護上の位置づけ 編集

出典・脚注 編集

  1. ^ 伊藤寿茂, 丸山隆、「マツカサガイ幼生の宿主としてのホトケドジョウ」 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan). 2005年 64巻 3-4号 p.199-201, doi:10.18941/venus.64.3-4_199
  2. ^ マツカサガイ”. 日本のレッドデータ検索システム. 2021年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月30日閲覧。

外部リンク 編集