マリオン・レノー
マリオン・レノー(Marion Reneau、1977年6月20日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州トゥーレアリ出身の女性総合格闘家。エリートチーム所属。マリオン・ルノーとも表記される。
基本情報 | |
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本名 |
マリオン・レノー (Marion Reneau) |
通称 |
ベリージアン・ブルーザー (The Belizean Bruiser) |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1977年6月20日(47歳) |
出身地 |
アメリカ合衆国 カリフォルニア州トゥーレアリ |
所属 | エリートチーム |
身長 | 168cm |
体重 | 61kg |
リーチ | 173cm |
階級 | バンタム級 |
バックボーン |
ブラジリアン柔術 ボクシング ムエタイ |
来歴
編集息子の学資金を稼ぐために総合格闘家を志し、2010年に33歳でプロデビュー[1]。
アメリカ合衆国内のローカル団体で実績を挙げ、2013年にはリアリティ番組『The Ultimate Fighter』のシーズン18にエントリーしようとしたが、36歳という年齢がネックとなり、UFCに参加を断られた[2]。しかし、レノーはその後も連勝を続け、放送の数ヶ月後にはUFCから契約オファーが届いた[2]。
UFC
編集2015年1月3日、UFC初参戦となったUFC 182でアレクシス・デュフレーンと対戦。デュフレーンがバンタム級の規定体重を3ポンド(約1.4kg)オーバーしたため、138ポンドのキャッチウェイトで試合が行われたが、レノーはデュフレーンを一方的に攻め立て、大差の判定勝ちを収めた[3]。試合後、UFC代表のダナ・ホワイトは、レノーのパフォーマンスを称賛した上で「私は公式に謝罪する必要がある。彼女がTUFへの参加を希望した時、『君は年を取り過ぎている』と言って断ったのは間違いだった」とコメントした[4]。
2015年2月22日、UFC Fight Night: Bigfoot vs. Mirでバンタム級ランキング10位のジェシカ・アンドラージと対戦し、1Rに三角絞めで一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2015年7月15日、UFC Fight Night: Mir vs. Duffeeでバンタム級ランキング10位のホリー・ホルムと対戦。キックを多用し距離を取り続けるホルムの戦法に苦しみ、0-3の判定負け[5]。UFC初黒星を喫した。
2016年2月21日、UFC Fight Night: Cowboy vs. Cowboyでアシュリー・エヴァンス=スミスと対戦し、1-2のスプリット判定で2連敗を喫した。
2017年3月11日、UFC Fight Night: Belfort vs. Gastelumでバンタム級ランキング9位のベチ・コヘイアと対戦。1、2Rは劣勢を強いられたが、3Rにコヘイアをフィニッシュ寸前まで追い込み、1-0のドロー判定となった[6]。
2018年2月24日、UFC on FOX 28でバンタム級ランキング7位のサラ・マクマンと対戦し、2Rに三角絞めで一本勝ち。
2018年7月14日、UFC Fight Night: dos Santos vs. Ivanovでバンタム級ランキング6位のキャット・ジンガノと対戦。ジンガノのレスリング力に対応できず、0-3の判定負け。
2019年3月9日、UFC Fight Night: Lewis vs. dos Santosでバンタム級ランキング9位のヤナ・クニツカヤと対戦し、0-3の判定負け。
2020年6月20日、UFC on ESPN: Blaydes vs. Volkovで女子バンタム級ランキング6位のラケル・ペニントンと対戦し、判定負け。
2021年7月17日、UFC on ESPN: Makhachev vs. Moisésでミーシャ・テイトと対戦し、パウンドで3RTKO負け。試合後に引退を表明した。
人物・エピソード
編集- カリフォルニア州のファーマーズビル高校で体育教師として働く兼業ファイターである[2]。
戦績
編集総合格闘技 戦績 | ||||||
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18 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
9 勝 | 5 | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 |
8 敗 | 1 | 0 | 7 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | ミーシャ・テイト | 3R 1:53 TKO(パウンド) | UFC on ESPN 26: Makhachev vs. Moisés | 2021年7月17日 |
× | メイシー・チアソン | 5分3R終了 判定0-3 | UFC on ESPN 21: Brunson vs. Holland | 2021年3月20日 |
× | ラケル・ペニントン | 5分3R終了 判定0-3 | UFC on ESPN 11: Blaydes vs. Volkov | 2020年6月20日 |
× | ヤナ・クニツカヤ | 5分3R終了 判定0-3 | UFC Fight Night: Lewis vs. dos Santos | 2019年3月9日 |
× | キャット・ジンガノ | 5分3R終了 判定0-3 | UFC Fight Night: dos Santos vs. Ivanov | 2018年7月14日 |
○ | サラ・マクマン | 2R 3:40 三角絞め | UFC on FOX 28: Emmett vs. Stephens | 2018年2月24日 |
○ | タリタ・ベルナルド | 3R 4:54 TKO(パウンド) | UFC Fight Night: Volkov vs. Struve | 2017年9月2日 |
△ | ベチ・コヘイア | 5分3R終了 判定1-0 | UFC Fight Night: Belfort vs. Gastelum | 2017年3月11日 |
○ | ミラナ・ドゥディエバ | 3R 3:03 TKO(グラウンドの肘打ち) | UFC Fight Night: Mousasi vs. Hall 2 | 2016年11月19日 |
× | アシュリー・エヴァンス=スミス | 5分3R終了 判定1-2 | UFC Fight Night: Cowboy vs. Cowboy | 2016年2月21日 |
× | ホリー・ホルム | 5分3R終了 判定0-3 | UFC Fight Night: Mir vs. Duffee | 2015年7月15日 |
○ | ジェシカ・アンドラージ | 1R 1:54 三角絞め | UFC Fight Night: Bigfoot vs. Mir | 2015年2月22日 |
○ | アレクシス・デュフレーン | 5分3R終了 判定3-0 | UFC 182: Jones vs. Cormier | 2015年1月3日 |
○ | モーリン・リオルダン | 1R 4:15 腕ひしぎ十字固め | RFA 16: Copeland vs. Jorgensen | 2014年7月25日 |
○ | レスリー・ロドリゲス | 1R 1:24 TKO(パンチ連打) | TPF 17: Fall Brawl | 2013年11月14日 |
○ | リディア・レジェス | 1R 0:10 KO(パンチ) | TWC 15: Halloween Havoc 2 | 2012年10月26日 |
× | ジュリア・アヴィラ | 3分3R終了 判定0-3 | TWC 13: Impact | 2012年1月27日 |
○ | シャンテル・カステヤノス | 3R 1:38 TKO(パンチ連打) | TWC 7: Violence | 2010年3月7日 |
表彰
編集脚注
編集- ^ “UFC 選手データ”. UFC. 2018年6月27日閲覧。
- ^ a b c Nicholas King (2018年5月31日). “Marion Reneau - UFC fighter and Farmersville high teacher”. KMPH. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “【UFC182】まるで残酷ショー。ルノーがデュフレーンに圧勝”. MMAPLANET (2015年1月4日). 2018年6月27日閲覧。
- ^ “Dana White apologizes to UFC 182 winner Marion Reneau after ‘TUF’ snub”. MMAjunkie (2015年1月5日). 2018年6月27日閲覧。
- ^ “【UFN71】期待度薄まる──徹底したリスク管理ファイトでホルム完勝”. MMAPLANET (2015年7月16日). 2018年6月27日閲覧。
- ^ “【UFN106】序盤の2Rを失ったルノーが、3Rをビッグラウンドにしドローに持ち込む”. MMAPLANET (2017年3月12日). 2018年6月27日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- マリオン・レノー (@belizeanbruiser) - X(旧Twitter)
- マリオン・レノー (@marion_reneau) - Instagram
- マリオン・レノー (MarionReneau) - Facebook
- UFC 選手データ
- マリオン・レノーの戦績 - SHERDOG