マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン

ドイツのサッカー選手

マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンMarc-André ter Stegen1992年4月30日 - )は、ドイツメンヒェングラートバッハ出身のサッカー選手リーガ・エスパニョーラFCバルセロナ所属。ドイツ代表。ポジションはゴールキーパー

マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン Football pictogram.svg
Marc-André ter Stegen.jpg
ドイツ代表でのテア・シュテーゲン(2017年)
名前
ラテン文字 Marc-André ter Stegen
基本情報
国籍 ドイツの旗 ドイツ
生年月日 (1992-04-30) 1992年4月30日(26歳)
出身地 メンヒェングラートバッハ
身長 187cm
体重 85kg
選手情報
在籍チーム スペインの旗 FCバルセロナ
ポジション GK
背番号 1
利き足 右足
ユース
1996-2010 ドイツの旗 ボルシア・メンヒェングラートバッハ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2009-2011 ドイツの旗 ボルシア・メンヒェングラートバッハ II 18 (0)
2009-2014 ドイツの旗 ボルシア・メンヒェングラートバッハ 108 (0)
2014- スペインの旗 FCバルセロナ 78 (0)
代表歴2
2007-2008 ドイツの旗 ドイツ U-16 7 (0)
2008-2009 ドイツの旗 ドイツ U-17 16 (0)
2009-2010 ドイツの旗 ドイツ U-18 8 (0)
2010-2011 ドイツの旗 ドイツ U-19 5 (0)
2012- ドイツの旗 ドイツ U-21 13 (0)
2012- ドイツの旗 ドイツ 8 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2018年5月10日現在。
2. 2016年11月11日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

目次

経歴編集

クラブ編集

ボルシアMG編集

1996年からボルシア・メンヒェングラートバッハのユースチームに所属し、2009年にトップチームに昇格した。2010-11シーズンにブンデスリーガデビューを果たすが、当時のチームは成績が低迷し残り6試合を残し最下位に沈んでいた[1]。また、クリストファー・ハイメロートローガン・バイリーの両GKはいずれも不安定なパフォーマンスに終始していた。デビュー戦となった2011年4月10日1.FCケルン戦で5-1の勝利に貢献したのを皮切りに[1]、昇・降格プレーオフ圏内の16位にまで立て直し、VfLボーフムとのプレーオフに勝利するなど残留に貢献した[1]

バイリーが退団した2011-12シーズンは名実ともに正GKの座を確立し[1]バイエルン・ミュンヘンを2度破るなどリーグ戦4位とUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した。

バルセロナ編集

2014年5月、FCバルセロナへの加入が決定した[2]。契約期間は2019年までの5年間で、移籍金は1200万ユーロと発表された[2]。リーグ戦での出場はなかったものの、国王杯とチャンピオンズリーグを担当し、国王杯では8試合出場5失点、チャンピオンズリーグでは全試合に出場して13試合11失点6試合無失点に抑え、チームの三冠達成に貢献した。特に準決勝2ndlegバイエルン戦ではレヴァンドフスキの至近距離からのシュートを体勢が崩れながらも左手一本でセーブ、こぼれ球もゴールラインを割る寸でのところでかき出した。2015年9月12日、2015-16シーズンの第3節アトレティコ・マドリード戦でリーグ戦初出場を果たした。2016年8月28日、2016-17シーズン第2節のアスレティック・ビルバオ戦では46本のパスをつないで、リーガ・エスパニョーラのGKとしては最多となる記録を達成した。

2017年5月28日、バルセロナとの契約を2020年まで延長した。

2017-18シーズンはコンフェデレーションズ・カップからの好調を維持。前半シーズンにおいて出場した22試合の内15試合でクリーンシートを達成した。2017年最後の試合であるレアル・マドリードとのエル・クラシコでも好セーブを披露し、チームの完封勝利に貢献した。エル・クラシコ後にはスペインのマルカ紙から「GKグローブをつけたメッシ」と称賛された。[3]シーズン後半戦も安定したプレーを披露し、チームのリーガ・エスパニョーラ制覇に大きく貢献した。33節セルタ戦ではバルセロナで初めてのキャプテンを務めた。シーズン終盤までアトレティコ・マドリードのGKオブラクとサモラ賞を争ったが、37節のレバンテ戦の5失点がひびき初のサモラ賞獲得はならなかった。2017-18シーズンは国内で2冠(リーグ戦、国王杯)を達成するもチャンピオンズ・リーグでは3年連続ベスト8に留まった。しかし、個人としては世界屈指のGKという評価を受ける程成長、充実したシーズンを送った。

代表編集

 
ドイツ代表でのテア・シュテーゲン (2012年)

ドイツ代表としてUEFA U-17欧州選手権20092009 FIFA U-17ワールドカップに出場した。

2012年5月7日ポーランドウクライナで共同開催されるUEFA EURO 2012の代表候補に選出され、5月26日スイス代表戦で代表をデビューしたが、試合は3-5で敗れた[4]。2日後の5月28日に発表された23人の最終登録メンバーからは落選した[5]

2014年5月8日2014 FIFAワールドカップに臨むドイツ代表の最終候補からは落選したが[6]、一方で同年5月13日ポーランド代表戦のメンバーには招集され後半から途中出場をした[7]

2017年5月、ロシアで開催されるFIFAコンフェデレーションズカップ2017の代表メンバーに選出された[8]FIFAコンフェデレーションズカップ2017では4試合に出場し、ドイツの当大会の制覇に貢献した。

2017-18シーズンの代表戦では、正守護神のマヌエル・ノイアーが長期離脱したこともあり、ドイツのゴールマウスを守っている。代表の正GKに関しては「マヌエル・ノイアーが復帰すれば、彼が正GKだ」とも話している[9]

人物編集

姓の「テア・シュテーゲン」はドイツ国内では一般的なものではなく隣国のオランダにルーツを持つ[10][11]。彼自身はドイツ国籍のみを有し、自らをドイツ人であると感じていると語っている[10]

メディアからは「ミニ・カーン」と称して往年のドイツ代表キーパーであるオリバー・カーンと比較されることもあるが、自身は「私はマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンであって他の誰でもない」と評している[11]。しかし、スペイン紙のインタビューではオリバー・カーンがヒーローであると語っている。[12]

ドイツU-17代表の頃からライバルであるベルント・レノとは常にオリバー・カーンとイェンス・レーマンを引き合いに出されメディアから較されている。このことに関してはメディアが過剰に反応している面もあり、テアシュテーゲンは「関係がうまくいかない時期もあったが、ライバル関係なのだから当たり前だ」と述べ、それでも互いにリスペクトはしているという旨を述べている。[13][14]

2017-18シーズン、チャンピオンズ・リーグのグループステージのユベントス戦において、試合終了間際にディバラの決定的なシュートをビックセーブで防ぎチームに勝ち点1をもたらした。このビックセーブをユベントスのGK、ブッフォンも試合終了後のピッチで称えている。[15]

第2GKのヤスパー・シレッセンとも良好な関係を築いているようで、エル・パイス紙でのインタビューにおいて彼の立場(第2GK)は難しいものだと理解していると述べ、そのような状況において彼のような名手が控えていてくれることはとても心強いと発言し、お互いをリスペクトしている。[16]

2012年より交際を続けていたダニエラ・ヘレンさんと2017年に結婚した。[17]

ヴィッセル神戸への移籍が決まったイニエスタに向けて自身のSNS上で「日本で頑張ってください!」と日本語でメッセージを寄せた。[18]

プレースタイル編集

彼の特徴としては、足元の技術の高さや守備範囲の広さが挙げられ、最後尾からバルセロナのビルドアップを支えている。バルセロナで正GKを務めた当初はミスも散見され、安定感のなさが目立った。しかし近年は安定感やシュートストップ、1対1での対応などにも磨きがかかり世界屈指のGKに成長した。

個人成績編集

年度 クラブ リーグ 背番号 リーグ カップ 欧州カップ その他 合計
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
2010–11 ボルシアMG ブンデスリーガ 21 6 0 0 0 0 0 2 0 8 0
2011–12 1 34 0 5 0 0 0 0 0 39 0
2012–13 34 0 2 0 9 0 0 0 45 0
2013–14 34 0 1 0 0 0 0 0 35 0
2014-15 FCバルセロナ プリメーラ 0 0 8 0 13 0 0 0 21 0
2015-16 7 0 7 0 10 0 2 0 26 0
2016-17 36 0 1 0 9 0 0 0 46 0
合計 115 0 23 0 32 0 4 0 174 0
出典[19]

代表歴編集

出場大会編集

試合数編集

国際Aマッチ 10試合 0得点(2012年- )[19]


ドイツ代表 国際Aマッチ
出場 得点
2012 2 0
2013 1 0
2014 1 0
2016 3 0
2017 4 0
通算 11 0

タイトル編集

脚注編集

出典編集

  1. ^ a b c d テア・シュテーゲン:「ボルシアMGには本当に感謝」”. goal.com (2014年5月20日). 2014年8月9日閲覧。
  2. ^ a b テア・シュテーゲンが入団会見 2019年まで契約”. goal.com (2014年5月22日). 2014年8月9日閲覧。
  3. ^ “テア・シュテーゲンは『グローブをつけたメッシ』。完璧主義者、ノイアー越えなるか【西部の目】” (日本語). フットボールチャンネル. https://www.footballchannel.jp/2018/05/02/post267815/3/ 2018年5月25日閲覧。 
  4. ^ スイス 5 - 3 ドイツ マッチレポート”. goal.com (2012年5月27日). 2014年8月9日閲覧。
  5. ^ Cacau among omissions from final Germany squad”. UEFA.com (2012年5月28日). 2014年8月9日閲覧。
  6. ^ ドイツ代表、W杯メンバー候補に数々のサプライズも”. goal.com (2014年5月8日). 2014年8月9日閲覧。
  7. ^ ドイツ 対 ポーランド チームラインアップ”. goal.com. 2014年8月9日閲覧。
  8. ^ Löw: "The 2018 World Cup stands above all else"”. DFB - Deutscher Fußball-Bund e.V. (2017年5月17日). 2017年5月20日閲覧。
  9. ^ “テア・シュテーゲンは『グローブをつけたメッシ』。完璧主義者、ノイアー越えなるか【西部の目】” (日本語). フットボールチャンネル. https://www.footballchannel.jp/2018/05/02/post267815/3/ 2018年5月25日閲覧。 
  10. ^ a b "Ich bin kein Ronaldo-Fan"”. spox.com (2009年5月9日). 2014年8月9日閲覧。
  11. ^ a b Interview mit Marc-Andre ter Stegen”. goalkeeping.com. 2014年8月9日閲覧。
  12. ^ “テア・シュテーゲンは『グローブをつけたメッシ』。完璧主義者、ノイアー越えなるか【西部の目】” (日本語). フットボールチャンネル. https://www.footballchannel.jp/2018/05/02/post267815/ 2018年5月25日閲覧。 
  13. ^ Bernd Leno und Marc-Andre ter Stegen im direkten Duell goal.com 2012年10月24日
  14. ^ co.,Ltd, FromOne. “U-21ドイツGKテア・シュテーゲン、ライバル・レノ絡みの質問続きにイラッ? | サッカーキング” (日本語). サッカーキング. https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150619/323966.html 2018年5月25日閲覧。 
  15. ^ “【コラム】ブッフォンも認めた? バルサ最後の砦、テア・シュテーゲンに称賛の嵐 | サッカーキング” (日本語). サッカーキング. https://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20171126/673835.html/amp 2018年4月27日閲覧。 
  16. ^ 【現地紙インタビュー】バルサGKテア・シュテーゲン「俺にとって完璧主義と向上心は同義語なのさ」 | サッカーダイジェストWeb” (日本語). www.soccerdigestweb.com. 2018年4月27日閲覧。
  17. ^ シュテーゲン、入籍!” (日本語). Mundo Deportivo JP. 2018年5月24日閲覧。
  18. ^ テア・シュテーゲンが神戸加入イニエスタを日本語で祝福” (日本語). SPORT 日本. 2018年5月25日閲覧。
  19. ^ a b Marc-André ter Stegen”. fussballdaten.de. 2014年8月9日閲覧。
  20. ^ DFB verleiht Fritz-Walter-Medaillen fussballer-portal.de 2009年9月3日
  21. ^ Fritzwaltermedaille Gold für ter Stegen, Draxler und Can transfermarkt.de 2011年6月22日
  22. ^ UEFA Champions League squad of the season”. UEFA.com. Union of European Football Associations (2015年6月9日). 2015年6月9日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集