マルゲリータ・ディ・サヴォイア (1420-1479)
マルゲリータ・ディ・サヴォイア(イタリア語:Margherita di Savoia, 1420年8月7日 - 1479年9月30日)は、サヴォイア公アメデーオ8世とマリー・ド・ブルゴーニュの娘。3回の結婚により、アンジュー公妃、カラブリア公妃、メーヌ伯妃、プファルツ選帝侯妃およびヴュルテンベルク伯妃となった。サヴォイア公ルドヴィーコの妹である。
マルゲリータ・ディ・サヴォイア Margherita di Savoia | |
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プファルツ選帝侯妃 | |
マルゲリータ(右端)、ヴュルテンベルク伯ウルリヒ5世およびその妃たち | |
在位 | 1445年 - 1449年 |
別称号 |
アンジュー公妃 カラブリア公妃 メーヌ伯妃 ヴュルテンベルク伯妃 |
出生 |
1420年8月7日 サヴォイア伯領、モルジュ |
死去 |
1479年9月30日(59歳没) 神聖ローマ帝国 ヴュルテンベルク伯領、シュトゥットガルト |
埋葬 |
神聖ローマ帝国 ヴュルテンベルク伯領、シュトゥットガルト参事会教会 |
結婚 |
1432年8月31日 1445年10月18日 ハイデルベルク、聖霊教会 1453年11月11日 シュトゥットガルト |
配偶者 | アンジュー公ルイ3世 |
プファルツ選帝侯ルートヴィヒ4世 | |
ヴュルテンベルク伯ウルリヒ5世 | |
子女 |
フィリップ マルガレーテ フィリピーネ ヘレネ |
家名 | サヴォイア家 |
父親 | サヴォイア公アメデーオ8世 |
母親 | マリー・ド・ブルゴーニュ |
生涯
編集最初の結婚
編集マルゲリータは、最初にナポリ対立王であったアンジュー公ルイ3世と結婚した[1]。ルイ3世はルイ2世とヨランド・ダラゴンの息子である。婚姻契約は1431年3月31日に結ばれた。この結婚では子供を得られないまま、ルイ3世は1434年に死去した。
2度目の結婚
編集1445年、マルゲリータはプファルツ選帝侯ルートヴィヒ4世と再婚した[2]。ルートヴィヒ4世はルートヴィヒ3世とその2番目の妃マティルデ・ディ・サヴォイアの息子である。ルートヴィヒ4世は結婚から4年後の1449年8月13日に死去した。この結婚で以下の1人の息子をもうけた。
- フィリップ(1448年 - 1508年) - プファルツ選帝侯(1476年 - 1508年)
3度目の結婚
編集3度目にマルゲリータは1453年11月11日にシュトゥットガルトでヴュルテンベルク伯ウルリヒ5世と結婚した。双方ともこれが3度目の結婚であった。この結婚で以下の子女をもうけた。
脚注
編集- ^ Kekewich 2008, p. 54.
- ^ Kekewich 2008, p. 214.
- ^ a b c Detlev Schwennicke: Europaische Stammtafeln, New Series, Vol. I/2, Tafel 257.
参考文献
編集- Kekewich, Margaret L. (2008). The Good King: René of Anjou and Fifteenth Century Europe. Palgrave Macmillan