マルティニ・Mk23 (Martini MK23) は、フランスのレーシングチーム、オートモビルズ・マルティニ1978年F1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。最高成績は9位。

マルティニ・MK23
カテゴリー F1
コンストラクター マルティニ
デザイナー チコ・マルティニ
主要諸元
シャシー アルミニウム・モノコック
トレッド (F)1,540 mm /(R)1,525 mm
ホイールベース 2,670 mm
エンジン フォード・コスワースDFV
トランスミッション ヒューランド FGA400 5/6速
タイヤ グッドイヤー
主要成績
ドライバー フランスの旗 ルネ・アルヌー
通算獲得ポイント 0
出走優勝表彰台ポールFラップ
7 (4 start)0000
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概要 編集

フランスでレーシングチームを運営しF3やフォーミュラ・ルノーに参戦していたレナート「チコ」マルティニは、1975年にF1への参戦を決定、1976年からマシンの設計を始めた。完成するまでにグラウンド・エフェクト・カーが登場し、MK23は完成した時点で時代遅れのマシンであった。マルティニはシーズン中に軽量化を進めることができると考え、マシンを頑丈に作り上げたが、重量が問題となった。

チームは1978年に参戦を始め、ドライバーは前年のF2選手権でチャンピオンを獲得した新鋭、ルネ・アルヌーを起用。デビュー戦となった南アフリカグランプリでは燃料システムにトラブルが生じ、予選落ちに終わった。モナコグランプリでは予備予選も通過できず、ベルギーグランプリでようやく決勝に進出、9位でフィニッシュした。スペイングランプリには参戦せず、フランスグランプリで予選18位、決勝14位となる。イギリスではエントラント数の問題でエントリーが認められず、ドイツグランプリは予備予選落ちとなった。オーストリアグランプリは予選26位、決勝9位。オランダグランプリは予選23位、決勝はリアウィングの破損でリタイアとなった。

チームは資金の問題でオランダグランプリの後F1から撤退した。

F1における全成績 編集

(key) (太字ポールポジション斜体ファステストラップ

チーム シャシー エンジン タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 順位 ポイント
1978年 Automobiles Martini MK23 フォード・コスワース DFV 3.0 V8 G ARG
 
BRA
 
RSA
 
USW
 
MON
 
BEL
 
ESP
 
SWE
 
FRA
 
GBR
 
GER
 
AUT
 
NED
 
ITA
 
USA
 
CAN
 
NC 0
31   アルヌー DNQ DNPQ 9 WD 14 WD DNPQ 9 Ret

外部リンク 編集