マレーシア・スーパーリーグ
マレーシア・スーパーリーグ (マレー語: Liga Super Malaysia)、英: Malaysian Super League)とは、2004年に創設された、マレーシアにおける国内最高峰のサッカーリーグである。
マレーシア・スーパーリーグ | |
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加盟国 |
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大陸連盟 | AFC |
創立 | 2004年 |
ディビジョン | 1 |
参加クラブ | 12 |
リーグレベル | 第1部 |
下位リーグ | マレーシア・プレミアリーグ |
国内大会 |
マレーシアカップ マレーシアFAカップ スルタン・ハジ・アフマド・シャー・カップ |
国際大会 |
AFCチャンピオンズリーグ (プレーオフ) AFCカップ |
最新優勝クラブ | ジョホール・ダルル・タクジムFC (2017) |
最多優勝クラブ | ジョホール・ダルル・タクジムFC(4回) |
テレビ局 | Media Prima |
公式サイト | 公式サイト |
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マレーシア・スーパーリーグは、タイ・プレミアリーグと並んで東南アジアでトップクラスの地位と歴史を誇っている。
目次
概要編集
スーパーリーグ優勝チーム、及びマレーシアカップ優勝チームには、AFCカップ(アジアにおけるUEFAヨーロッパリーグ)の出場権が与えられる。
1921年から「マレーシアカップ」の名称でスタート。当初はカップ戦のみであったが、1979年にリーグ戦がスタート。
以前はシンガポールFA[1] も参加した例もあるが、八百長疑惑が持たれた影響で1994年を最後に撤退(追放)している。その後シンガポールでは国内リーグ「Sリーグ」を立ち上げるが、2012年からマレーシアとシンガポールのサッカー協会の相互の若手育成策の一環で、「シンガポール・ライオンズXII」がSリーグではなく、マレーリーグに招待加盟。18年ぶりにシンガポールからの参加クラブが誕生した[2]。
2003年までは、通称Mリーグとして大会1部リーグ(プレミア1)にはマレーシア14州を代表するクラブチーム(実質的には州サッカー連盟が運営するため、州選抜)と警察、軍隊などの国家機関のサッカー部4クラブを加えた18クラブの総当り2回制でリーグ戦を行い、1部リーグ戦上位12クラブと2部リーグ(プレミア2)の上位4クラブの16クラブが日本の天皇杯に相当するトーナメント戦・「マレーシアカップ」に進出した。また1部17,18位と2部1,2位が翌年度入れ替わった。
これを2004年から再編してより密度の濃い試合を提供することになった。これにより1部(スーパーリーグ)8クラブ、2部(プレミアリーグ)18クラブとし、1部リーグ所属全クラブは成績無関係でもれなくマレーシアカップの出場権を得るようになった。2部はA,Bの2グループ制(各9クラブずつ)となった。また1部の7,8位クラブと2部の各組1位クラブが翌年度の自動入れ替えとなった。
その後チーム数が増えて、現在1部14・2部12の26チームで構成されているが、2013年から1部12・2部14に変更される[3]。
1部は1月上旬に開幕し、その前週にマレーシアカップ王者とスーパーリーグ王者によるスーパーカップ(Charity Shield)が開催される。リーグ戦は7月上旬または中旬で終了し、優勝クラブが決定する。その後、マレーシアカップが8月~10月の日程で行われる。また、1月下旬よりFAカップマレーシアが行われ、6月までリーグ戦と並行して試合が行われる。
参加クラブ(2017シーズン)編集
クラブ | ホームタウン |
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ケランタンFA | ケランタン州 |
トレンガヌFA | トレンガヌ州 |
セランゴールFA | セランゴール州 |
PKNS FC | セランゴール州 |
ムラカ・ユナイテッド | ムラカ州 |
ペラFA | ペラ州 |
ジョホール・ダルル・タクジムFC | ジョホール州 |
ペナンFA | ペナン州 |
ケダFA | ケダ州 |
パハンFA | パハン州 |
FELDAユナイテッドFC | パハン州 |
サラワクFA | サラワク州 |
TチームFC | トレンガヌ州 |
歴代優勝クラブ編集
歴代得点王編集
シーズン | 選手 | 所属 | 得点 |
---|---|---|---|
1989 | ザイナル・アビディン・ハッサン | セランゴールFA | 12 |
1990 | アリスター・エドワーズ | シンガポールFA | 13 |
1991 | アッバス・サード | ジョホールFA | 11 |
1992 | ザイナル・アビディン・ハッサン | パハンFA | 12 |
1993 | モハマド・ハシム・ムスタファ | ケランタンFA | 13 |
1994 | モハマド・ハシム・ムスタファ | ケランタンFA | 25 |
1995 | スコット・オルレンショー | サバFA | 22 |
1996 | スコット・オルレンショー | サバFA | 18 |
1997 | レーパーシ・ラースロー | ペラFA | 19 |
1998 | ヴヤチェスラフ・メルニコフ | パハンFA | 17 |
1999 | アズマン・アドナン | ペナンFA | 13 |
2000 | アジズル・カマルディン | パハンFA | 12 |
2001 | ノリザム・アリ・ハッサン | ペラFA | 13 |
2002 | ムハマド・カリド・ジャムルス | ペラFA | 17 |
2003 | フィリモン・チェピタ | プルリスFA | 23 |
2004 | インドラ・プトラ・マハユディン | パハンFA | 15 |
2005 | ジュリオ・セーザル・ロドリゲス ザカリア・シムコンダ |
サバFA プルリスFA |
18 |
2005-06 | マンジョウ・ケイタ | ペラFA | 17 |
2006-07 | マンジョウ・ケイタ モハマド・シャーラーゼン・サイード |
ペラFA ブルネイDPMM FC |
21 |
2007-08 | マーロン・アレックス・ジェームズ | ケダFA | 23 |
2009 | モハマド・ニザルディン・ユソフ | プルリスFA | 18 |
2010 | アシャーリ・サムスディン | トレンガヌFA | 18 |
2011 | アブドゥル・ハジ・ヤハヤ | トレンガヌFA | 20 |
2012 | ジャン=エマニュエル・エッファ・オウォナ フランシス・ドー |
ヌグリ・スンビランFA トレンガヌFA |
15 |
2013 | マーロン・アレックス・ジェームズ | ATM FA | 16 |
2014 | パウロ・ランゲル | セランゴールFA | 16 |
2015 | ドラマネ・トラオレ | PDRM FA | 19 |
2016 | ホルヘ・ペレイラ・ディアス | ジョホール・ダルル・タクジムFC | 18 |
2017 | モハマド・ガダル | ジョホール・ダルル・タクジムFC/ケランタンFA | 23 |
主な日本人選手編集
国外提携リーグ編集
2015年2月、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)とパートナーシップ提携を結んだ[4]
脚注編集
- ^ サッカーシンガポール代表とは必ずしも同一ではなく、シンガポール協会運営のクラブチームという位置づけだった。
- ^ 逆に、マレーシアからはハリマウ・ムダ(ヤング・タイガース)がSリーグに派遣されている
- ^ シンガポールサッカーの探求「シンガポールライオンズXIIとマレーシアリーグ」(2012年3月13日。2012年6月12日閲覧)
- ^ Jリーグ、マレーシアリーグと協定締結(2015年2月6日 日刊スポーツ 2015年2月13日閲覧)