マロリー・ワイス症候群

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マロリー・ワイス症候群(Mallory-Weiss syndrome)とは、嘔吐後に下部食道に裂傷が生じ、出血を起こす症候群である。

マロリー・ワイス症候群
Mallory Weiss Tear.tif
分類および外部参照情報
診療科・
学術分野
消化器学
ICD-10 K22.6
ICD-9-CM 530.7
DiseasesDB 7803
MedlinePlus 000269
eMedicine ped/1359
Patient UK マロリー・ワイス症候群
MeSH D008309

目次

原因編集

基本的には嘔吐で起こる嘔吐物の移動。外部的に何らかのショックを受けた後は胃または食道のショックの収縮による機械的刺激によって裂傷が生じる事が多いと考えられている。食道裂孔ヘルニアを伴っていることが多い。飲酒後、乗り物酔い悪阻などが原因として多い。

疫学編集

消化管出血の約5%を占める。男性に多く、30〜50歳に多い。

症状編集

吐血が症状としては多いが、約10%は下血のみとなる。大量出血した場合はショック状態となりうる。

診断編集

内視鏡が最も有用である。嘔吐後の吐血という病歴の聴取が診断の手がかりとなる。

治療編集

大量出血した場合は輸血が必要となることもあるが、そうでなければ経過観察で問題ない。止血に時間がかかる場合は内視鏡下で止血し、それでもなお止血が困難であれば手術をすることもある。

歴史編集

1929年にジョージ・ケネス・マロリーソーマ・ワイスが初めて報告した[1]。マロリー・ワイス症候群の名は彼らに由来する。

参考文献編集

  1. ^ (英語)“Lesions of the cardiac orifice of the stomach produced by vomiting”. Journal of the American Medical Association 98: 1353–5. (1932). doi:10.1001/jama.1932.02730420011005. 

関連項目編集