マンサク(満作、万作、金縷梅、学名: Hamamelis japonica)は、マンサク科マンサク属落葉小高木

マンサク
Hamamelis japonica
Hamamelis japonica
大阪府2008年2月29日
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
: ユキノシタ目 Saxifragales
: マンサク科 Hamamelidaceae
亜科 : マンサク亜科 Hamamelidoideae
: マンサク属 Hamamelis
: マンサク H. japonica
学名
Hamamelis japonica
Siebold et Zucc.[1]
和名
マンサク(満作、万作、金縷梅)
英名
Japanese witch hazel
変種品種[1]
  • アテツマンサク H. j. var. bitchuensis
  • ウラジロマルバマンサク H. j. var. discolor
  • コガネマンサク H. j. var. discolor f. auriflora
  • ニシキマンサク H. j. var. discolor f. flavopurpurascens
  • マルバマンサク H. j. var. discolor f. obtusata
  • ウラジロマンサク H. j. var. glauca
  • オオバマンサク H. j. var. egalophylla
  • シダレマンサク H. j. f. pendula

マンサクの語源は明らかでないが、早春に咲くことから「まず咲く」「真っ先」が変化した説、多数の花が豊作に通じることから「万年豊作」に由来するなどの説がある[2][3]

特徴編集

互生し、楕円形で波状の鋸歯がある。

2-3月に葉に先駆けてが咲く。花にはがく花弁雄蕊および仮雄蕊が4個ずつあり、雌蕊は2本の花柱を持つ。がくは赤褐色または緑色で円い。花弁は黄色で長さ1.5cmほどの細長いひも状になる。

果実蒴果で、2個の大きい種子を含む。果実ホウセンカなどとおなじく成熟後に乾燥することで皮が裂け種子が飛び散る。

分布・生育地編集

日本本州太平洋側から九州に分布する。

日本各地の山林に多く自生するほか、花木として栽培もされる。

亜種・変種・品種編集

オオバマンサク H. j. subsp. megalophylla
本州中部地方以北に分布する亜種
マルバマンサク H. j. subsp. obtusata
北海道南部から日本海側に分布する亜種。
ウラジロマルバマンサク H. j. var. discolor
北陸地方に分布する変種
ウラジロマンサク H. j. var. glauca
近畿・中部地方に分布する変種。
アテツマンサク H. j. var. bitchuensis
中国四国地方愛媛県)に分布する[4]変種。萼片黄色(マンサクの萼片は暗紫色)[4]。葉の両面に星状毛がある[4][5]環境省レッドデータブックでは、準絶滅危惧(NT)[6]。「アテツ」は岡山県の旧阿哲郡から、種小名bitchuensis備中国から。青龍寺に原木がある。
アカバナマンサク H. j. f. incarnata
花弁の赤い品種

マンサク属編集

マンサク属(マンサクぞく、学名: Hamamelis)は、マンサク科の一つ。東アジア北米に分布し、4ほどに分けられている。

マンサク Hamamelis japonica
日本固有種
シナマンサク Hamamelis mollis
中国原産。花の芳香が強く、枯れ葉まで落ちずに残る特徴があり、日本でもよく植栽される。日本のマンサクとの雑種 H. x intermedia には多くの園芸品種が作出され、よく栽培されている。
ハヤザキマンサク Hamamelis vernalis
アメリカマンサク (ハマメリス)Hamamelis virginiana
北米原産。マンサクによく似るが、花はに咲く。葉・樹皮のエキス収斂薬化粧水として古くから使われている。

脚注編集

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  1. ^ a b 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2012年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月24日閲覧。
  2. ^ マンサクとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 - NHK出版
  3. ^ 樹木シリーズ③ マルバマンサク - あきた森づくり活動サポートセンター
  4. ^ a b c 『樹に咲く花 離弁花2』、19頁。
  5. ^ 波田善夫. “アテツマンサク”. 植物雑学事典. 岡山理科大学. 2011年12月24日閲覧。
  6. ^ 環境省自然環境局生物多様性センター. “絶滅危惧種検索”. 生物多様性情報システム. 2011年12月24日閲覧。

参考文献編集

  • 茂木透写真「マンサク属 Hamamelis」『樹に咲く花 離弁花2』高橋秀男・勝山輝男監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2000年、16-20頁。ISBN 4-635-07004-2
  • 林将之『葉で見わける樹木 増補改訂版』小学館〈小学館のフィールド・ガイドシリーズ〉、2010年、33頁。ISBN 978-4-09-208023-2

関連項目編集

外部リンク編集