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Manhattan Transfer.jpg

マンハッタン・トランスファーThe Manhattan Transfer)はアメリカ合衆国ジャズコーラス・グループ。男女各2人による4人編成。卓越したボーカル技術とハーモニーを持ちながらも親しみやすい音楽性でポップ分野でも人気を博している。

来歴編集

1969年に結成されるが、1971年にいったん解散する[1]

1973年ティム・ハウザーをリーダーとして、アラン・ポール、ジャニス・シーゲル、ローレル・マッセーの4人で再結成される[1]ベット・ミドラーに認められ、1975年にデビュー作『Operator』を発表する。1976年発売のカバー曲『タキシード・ジャクション英語版』で注目を集め、幅広いレパートリーと卓越したハーモニーとで人気を博する[1]

1978年に交通事故で大けがをしたマッセーに代わって、1979年にシェリル・ベンティーンが正式加入した[1]。同年、テレビ番組『トワイライト・ゾーン』の同名テーマ曲をジェイ・グレイドンのプロデュースでディスコ調にカバーし、これがヒットしたことで広く注目を浴びるようになる。

1981年にはウェザー・リポートのカバー曲「バードランド」で第23回グラミー賞の最優秀ジャズ・フュージョン・ヴォーカル賞とヴォーカル編曲賞を受賞する。なお、1982年にはライヴでウェザー・リポートとの共演も行っている[1]1982年には「ボーイ・フロム・ニューヨーク・シティ」がポップチャートでも大ヒットし、第24回グラミー賞の最優秀ジャズ・ヴォーカル賞など3部門で受賞した。その後も1984年1986年、1989年、1992年にグラミーの主要な賞を獲得している。

日本では1977年伊勢丹のCMソングとして、『女王陛下のお買い物』(作詞:伊藤アキラ、作曲:樋口康雄)を演奏し、1980年代前半にサントリーブランデーCMに出演した。頻繁に来日公演しており特に2000年からは毎年来日している。来日公演のライブ盤や日本限定盤アルバムもいくつかリリースしている。

メンバー編集

メンバー4人はそれぞれソロでも活動している。

受賞歴編集

  • 第22回グラミー賞(1979年分) "Birdland", 最優秀ボーカル編曲(グループ) Janis Siegel(『エクステンションズ』 所収)
  • 第22回グラミー賞(1979年分) "Birdland", 最優秀ジャズ・フュージョン・パフォーマンス(『エクステンションズ』 所収)
  • 第23回グラミー賞(1980年分) "Boy from New York City", 最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオ/グループ、ボーカルあり)(『モダン・パラダイス』 所収)
  • 第23回グラミー賞(1980年分) "A Nightingale Sang in Berkeley Square", 最優秀ボーカル編曲(グループ) Gene Puerling(『モダン・パラダイス』 所収)
  • 第23回グラミー賞(1980年分) "Until I Met You (Corner Pocket)", 最優秀ボーカル・パフォーマンス(グループ)(『モダン・パラダイス』 所収)
  • 第24回グラミー賞(1981年分) "Route 66", 最優秀ボーカル・パフォーマンス(グループ)(シングル盤)
  • 第25回グラミー賞(1982年分) "Why Not! (Manhattan Carnival)", 最優秀ボーカル・パフォーマンス(グループ)(『アメリカン・ポップ』 所収)
  • 第28回グラミー賞(1985年分)『ヴォーカリーズ』 - Vocalese, 最優秀ボーカル・パフォーマンス(グループ)
  • 第28回グラミー賞(1985年分) "Another Night in Tunisia", 最優秀ボーカル編曲(グループ) Bobby McFerrin and Cheryl Bentyne, performed by The Manhattan Transfer((『アンソロジー』所収))
  • 第31回グラミー賞(1988年分) 『ブラジル』 - Brasil, 最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオ/グループ、ボーカルあり)
  • 第34回グラミー賞(1991年分) "Sassy", 最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム(インストゥルメンタル)(『オフ・ビート・アベニュー』 - The Offbeat of Avenues 所収)
  • 1998年 Vocal Group Hall of Fame

ディスコグラフィ編集

Album Date Released Charts
『デビュー!』
- The Manhattan Transfer (Atlantic)
1975年 US #33, UK #49 (1977 release)
『華麗なる開花』
- Coming Out (Atlantic)
1976年 US #48, UK #12
『ニューヨーク・エッセンス』
- Pastiche (Atlantic)
1978年 US #66, UK #10
『ライヴ』
- Live (Atlantic)
1978年 UK #4
『エクステンションズ』
- Extensions (Atlantic)
1979年 US #55, UK #63
『モダン・パラダイス』
- Mecca for Moderns (Atlantic)
1981年 US #22
『ベスト・オブ・マンハッタントランスファー』
- The Best of The Manhattan Transfer (Atlantic)
1981年 US #103
『アメリカン・ポップ』
- Bodies and Souls (Atlantic)
1983年 US #57, UK #53
『バップ・ドゥー・ワップ』
- Bop Doo-Wop (Atlantic)
1985年 US #127
『ヴォーカリーズ』
- Vocalese (Atlantic)
1985年 US #74
『ヴォーカリーズ・ライヴ』
- Live (Atlantic)
1987年 US #187
『マン・トラ!マンハッタン・トランスファー・ライヴ・イン・トーキョー』
- Man-Tora! Live in Tokyo (East West Japan)[5]
1996年
『ブラジル』
- Brasil (Atlantic)
1987年 US #98
『オフ・ビート・アベニュー』
- The Offbeat of Avenues (Columbia)
1991年 US #179
『クリスマス・アルバム』
- The Christmas Album (Columbia)
1992年 US #120
『アンソロジー』
- Anthology: Down in Birdland (Atlantic)
1992年
『ベリー・ベスト・オブ・マンハッタン・トランスファー』
- The Very Best of the Manhattan Transfer (Atlantic)
1994年 US #157
The Manhattan Transfer Meets Tubby the Tuba (Atlantic) 1994年
『カヴァーズ』
- Tonin' (Atlantic)
1995年 US #123
『スウィング』
- Swing (Atlantic)
1997年
Boy from New York City and Other Hits (Flashback) 1997年
『スピリット・オブ・セントルイス(サッチモに捧ぐ)』
- The Spirit of St. Louis (Atlantic)
2000年
『ライヴ・イン・ジャパン!:クドゥント・ビー・ホッター』
- Couldn't Be Hotter (Telarc)
2003年
『ヴァイブレート』
- Vibrate (Telarc)
2004年
『アカペラ・クリスマス』
- An Acapella Christmas (King)
2005年
『ザ・シンフォニー・セッションズ』
- The Symphony Sessions (Rhino)
2006年
『ザ・ディフィニティヴ・ポップ・コレクション』
- The Definitive Pop Collection (Rhino)
2006年
『チック・コリア ソングブック』
- The Chick Corea Songbook (Four Quarters Entertainment)
2009年
『ザ・ジャンクション』
- The Junction (BMG)
2018年

脚注編集

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  1. ^ a b c d e 『フュージョン決定盤101 (CDジャーナルムック SUPER Disc SELECTION)』音楽出版社、2008年、118-119頁。ISBN 978-4861710384
  2. ^ 訃報:ティム・ハウザーさん72歳=米歌手 毎日新聞 2014年10月17日閲覧
  3. ^ Shore's Tim Hauser of Manhattan Transfer has died APP-COM 6:04 a.m. EDT October 17, 2014
  4. ^ Manhattan Transfer, November 1, 2013. “Ladies and Gentlemen ... Trist Curless!”. Manhattan Transfer Official Site. 2013年12月2日閲覧。
  5. ^ 公式サイトには未掲載であるが英語版のWikipediaによれば、録音が1983年となっており、1996年発売であるようだ。1987年発売の『ヴォーカリーズ・ライヴ』があるが、『Man-Tora』の方も中野サンプラザでの収録である。

外部リンク編集