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マーク・ウィリアム・プライアーMark William Prior, 1980年9月7日 - )はカリフォルニア州サンディエゴ出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。2018年シーズンよりMLBロサンゼルス・ドジャースのブルペンコーチを務める。

マーク・プライアー
Mark Prior
ロサンゼルス・ドジャース コーチ #23
Mark Prior.jpg
カブスでの現役時代
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州サンディエゴ
生年月日 (1980-09-07) 1980年9月7日(39歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2001年 MLBドラフト1巡目
初出場 2002年5月22日
最終出場 2006年8月10日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴編集

プロ入り前編集

1998年MLBドラフト1巡目(全体43位)でニューヨーク・ヤンキースから指名されたが、契約せずにヴァンダービルト大学へ進学した。

2年次に移った南カリフォルニア大学在学中に全米の大学野球最高の選手に与えられるゴールデンスパイク賞を受賞。

プロ入りとカブス時代編集

2001年MLBドラフト1巡目(全体2位)でシカゴ・カブスから指名を受け、破格の契約金1050万ドルで入団した。この金額は2009年スティーブン・ストラスバーグワシントン・ナショナルズと1500万ドルで契約するまで史上最高であった[1]。なお、この年の全体1位はミネソタ・ツインズジョー・マウアーである。

マイナーリーグを短期間で終え、2002年5月22日にメジャーデビューを果たす。 メジャー1年目は19試合に先発登板しそのうち6試合で2桁の三振を奪った。116.2回を投げ147三振、6勝6敗の成績で終え、新人王の投票で7位に入った。

2003年には、18勝6敗の成績でサイ・ヤング賞の3位の得票を果たす。同シーズン中にアトランタ・ブレーブスマーカス・ジャイルズとの接触プレーのため、オールスターの欠場を余儀なくされる。怪我から復帰後は10勝1敗の好成績を残し、カブスをプレーオフに導く。

その後のディビジョンシリーズではブレーブスを下し、フロリダ・マーリンズとのリーグチャンピオンシップシリーズに出場。彼が先発した第6戦で、8回表まで無失点と好投して1945年以来のワールドシリーズ出場までアウト5つまで迫りながら、ファンの守備妨害をきっかけとして形勢が逆転し、マーリンズの逆転を許す。 

2004年のシーズンは最初の2か月間にわたってアキレス腱と肘痛のため故障者リストに入る。肘の故障に関して肘の腱の再生手術(トミー・ジョン手術)が必要との憶測が一部で流れていたが、カブス側、プライアー双方とも否定していた。

2005年にはピッチャーライナーを腕に受け骨折。

2006年には肘痛が再発したため、わずか9試合の登板に終わり、1勝6敗・防御率7.21という自己最悪となる成績でシーズンを終えた。

2007年シーズン開幕前にはカブスと1年の契約延長を結び、再起が期待されたが、開幕前にマイナー落ちが告げられた。そして、4月にメジャーデビュー以来初となる手術を受け、2007年シーズンはメジャーに上がることなく終わることになった。オフにFAとなった。

カブス退団後編集

2007年12月26日サンディエゴ・パドレスと1年契約を結んだ。

2008年は登板なし。2009年1月13日、パドレスとマイナー契約で再契約するも、やはり登板はなかった。

2010年はまず、独立リーグ・ゴールデンベースボールリーグオレンジカウンティ・フライヤーズ英語版でプレーした。9月4日テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだが、傘下のAAA級オクラホマシティ・レッドホークスで1試合に登板したのみで、メジャー昇格には至らなかった。この年所属した2球団合計では12回を投げ24奪三振を記録しており、投げれば相変わらずの奪三振率を誇っている。12月15日ニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ。

2011年もメジャー昇格できず、11月2日にFAとなった。

2012年ボストン・レッドソックス傘下のAAA級ポータケット・レッドソックスでプレーした。

2013年3月1日シンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ。開幕から傘下のAAA級ルイビル・バッツでプレーしていたが、6月28日に自由契約となった。12月に現役引退を表明した[2]

引退後編集

引退後はパドレス傘下のマイナーで投手コーディネイターを務め、2018年シーズンからはロサンゼルス・ドジャースのブルペンコーチを務める[3]

投球スタイル編集

90mph後半の速球や変化球をコーナーにコントロールする力を持っており、その才能からネクスト・ロジャー・クレメンスと呼ばれた。

平均球速94mph(約151km/h)前後、最速99mph(約159km/h)を誇る打者の手元で非常によく伸びるフォーシームのライジング・ファストボールを、非常にコンパクトな投球動作のおかげでホームプレートの両サイドにコントロール良く投げることができる[4]カーブはリリースの角度が大抵の投手よりも低いため、より鋭い回転があり、曲がりの大きさやスピードをコントロールすることもできた[4]

詳細情報編集

年度別投手成績編集





















































W
H
I
P
2002 CHC 19 19 1 0 0 6 6 0 0 .500 486 116.2 98 14 38 0 7 147 1 0 45 43 3.32 1.17
2003 30 30 3 1 1 18 6 0 0 .750 863 211.1 183 15 50 4 9 245 9 0 67 57 2.43 1.10
2004 21 21 0 0 0 6 4 0 0 .600 510 118.2 112 14 48 2 3 139 2 1 53 53 4.02 1.35
2005 27 27 1 0 0 11 7 0 0 .611 701 166.2 143 25 59 2 4 188 4 1 73 68 3.67 1.21
2006 9 9 0 0 0 1 6 0 0 .143 211 43.2 46 9 28 2 8 38 5 0 39 35 7.21 1.69
MLB:5年 106 106 5 1 1 42 29 0 0 .592 2771 657.0 582 77 223 10 31 757 21 2 277 256 3.51 1.23

年度別打撃成績編集

















































O
P
S
2002 CHC 17 39 35 3 6 4 0 0 10 4 0 0 2 0 2 0 0 15 1 .171 .216 .286 .502
2003 31 81 72 6 18 4 0 1 25 6 0 0 7 0 2 0 0 27 1 .250 .270 .347 .617
2004 20 44 36 5 5 0 0 0 5 0 0 0 6 0 2 0 0 20 0 .139 .184 .139 .323
2005 26 56 48 5 11 2 0 0 13 3 0 0 6 0 2 0 0 14 0 .229 .260 .271 .531
2006 8 14 13 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 5 0 .077 .077 .077 .154
MLB:5年 102 234 204 19 41 10 0 1 54 13 0 0 22 0 8 0 0 81 2 .201 .231 .265 .496

年度別守備成績編集



投手(P)












2002 CHC 19 1 8 0 0 1.000
2003 30 8 12 3 0 .870
2004 21 4 18 0 3 1.000
2005 27 9 9 1 0 .947
2006 9 3 5 2 1 .800
通算 106 25 52 6 4 .928

記録編集

背番号編集

  • 22(2002年 - 2006年)
  • 23(2018年 - )

脚注編集

関連項目編集

外部リンク編集