マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧

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マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧(マーベル・シネマティック・ユニバースのせってい・ようごいちらん)は、映画シリーズ『マーベル・シネマティック・ユニバース』の他の一覧に上がっていない設定・用語の一覧である。

世界関連編集

ユグドラシル
宇宙の地球アスガルドをはじめとする九つの世界/惑星を内包・繋ぐ大木のような形を成す、巨大な星雲のような“世界樹”。この世界樹に内包された九つの世界/惑星は、アスガルドの“ヘミンビョルグ”やソーの“ストームブレイカー”で発生させられる虹の橋“ビフレスト”及び、一部のアスガルド人が行使する“暗黒の魔法”で往来することが可能である。

現象・伝承編集

惑星直列
5000年に一度発生する、ユグドラシルに内包された九つの世界が一直線に直列する現象。この影響で世界間の境界が不明瞭になり、発生した世界の境目を通過することで、ビフレストや暗黒の魔法を行使せずとも別世界への往来が可能となった。単一の世界に発生する境目は決して一つだけでなく、不規則に複数の境目が様々な場所で発生する。これに加え、地球のグリニッジでは九つの世界の境目が同時に発生するようにもなる。
5000年前には、マレキス率いる“ダーク・エルフ”がこの現象と“エーテル/リアリティ・ストーン”を利用して、この世を闇に包もうとした。
地球暦2013年時に発生した際には、これに乗じた“マローダーズ”をはじめとするエイリアン種族が各世界を侵略しようと暴動を起こし、ダーク・エルフらもエーテルを取り戻して5000年前に成し遂げられなかった野望を達成するために眠りから覚め、アスガルドを攻撃し、グリニッジにも侵攻する。
ラグナロク
アスガルドがスルトの炎により焼き尽くされ滅ぶという、予言めいた言い伝え。北欧神話の世界においては、神が悪魔と戦い相打ちになって世界が滅び、新たな世代の神の時代が始まるという“終末の日”・または“神々の黄昏”と呼ばれている。
2017年時に、スルトやオーディンはこの言い伝えが既に始まっていると断言し、予知夢を見ていたソーも用心していたが、この時点でその予兆は見られなかった。しかし、アスガルドから得た力で全宇宙征服を成し遂げようとするヘラを倒すために、ソーは皮肉にもこの言い伝えを実行させることを決意。ヘラを打倒したことと引き換えに、スルトによってアスガルドが滅びる予言は成就する結果となる。
量子のもつれ
量子世界”と現実世界が繋がり合う現象。スコット・ラング/アントマンは、ダレン・クロス/イエロージャケット打倒時に、量子世界に突入したことから量子世界内のジャネット・ヴァン・ダインとリンクし、若い頃の彼女になったような夢を見たり、一時的にジャネットの意識が身体に宿るといった事象が起こる。
デシメーション
2018年にサノスによって引き起こされた、“全宇宙に存在する生命の半数が無作為に消滅する”大災害。具体的には、“インフィニティ・ストーン”を6つ入手した者が片手の指をスナップさせることで、6つのストーンの力が最大限に解放され、全宇宙の生命体の半数が一斉に塵となって消滅してしまう現象を指す。ミッドタウン高校の生徒たちは、これを「指パッチン」と称している。
サノスがスナップした直後、ストーンのエネルギーが地球を中心に全宇宙へ放出され、宇宙中の生命体の半数が瞬く間に塵と化して消滅していき、これに伴って地球では交通事故航空事故などの二次災害が多発。ナターシャによると各国政府は崩壊してしまったという。この影響で(描写された限りでは)ニューヨークは、サノスのスナップから5年経っても半ばゴーストタウンの様相を呈していた。
2023年に勃発したアベンジャーズ及び彼らと所縁ある戦士たちとサノスの群勢による最終決戦において、トニー・スターク/アイアンマンも6つのストーンを手にしてスナップを敢行し、サノスの群勢のみを消滅させる。
タイムトラベルとタイムパラドックス
アベンジャーズによる後述の“タイム泥棒作戦”の際には、量子力学を応用したタイムトラベルが実行された。これは量子世界を通り道とし、ピム粒子と量子トンネルによってトラベルを試みる者を目的の時代へと移動させるものである。ただし、トラベルを試みる者が量子世界の通過に必要な情報やツールが不充分な状態でトラベルを繰り返すと、その人物はEPRパラドックスにより幼児化や老化する事態を招いてしまう。これを突き止めたトニーが“タイムスペースGPS”を開発してタイム泥棒作戦に投入したことで、作戦に参加したヒーローたちは、トラベルによる身体の異変を起こすことなく過去への移動と現代への帰還に成功した。
タイムパラドックスについては、劇中でブルース・バナー/ハルクが説明したとおり、タイムトラベルを題材とする有名な映画各種のように、例えばトラベルした過去でサノスを殺害したとしても、2023年のデシメーションの影響で混乱した世界が元通りにはなることは無い。これは何か事件のあった「A」という未来からタイムトラベルで過去に介入し、「A」の過去を改変して事件を無くしたとしても、改変された時点でその過去世界は事件が無かった「B」という未来につながる平行世界が生まれるだけとなってしまい、事件があった未来の「A」には影響を及ぼさない、というものである。

条約・制度編集

ソコヴィア協定
超人たちやヴィランによる活動と戦闘で、世界各地に多大な被害が被られ続けたことを受けて、2016年に国連委員会が提唱した協定書。その概要は、アベンジャーズに属するヒーローたちをはじめとする世界中の超人たちや、認可外の技術・物品を所持する者たちを国連委員会の管理下に置き、国連委員会が認めたときにのみその活動を許可するというもので、上述の事項に該当する者が協定への署名を拒否した場合、超常的な力や技術を用いての活動を一切禁止され、その立場のまま活動すると違反者として識別されてしまうことになる。また、署名を拒否した者への接触・加担を行った人物も、同様に違反者として扱われる。
全世界の中から117の国家が賛同して樹立され、ウィーンの会場で署名式が執り行われたが、その最中にヘルムート・ジモの陰謀で爆破テロが起き、会場にいた70人が負傷してティ・チャカを含む12人が死亡した。
そしてその後、協定への署名を拒んだスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカと彼に協力したヒーローたちは、爆破テロの嫌疑がかかったバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーへの捜査妨害と勃発した“アベンジャーズの内乱”で多大な被害を出したことで違反者と見なされて、追われる身となった。
スティーブに協力したヒーローの一人であるスコットはこの協定の第16条3項に違反したとして、ラフト刑務所に一時収監された後に国土保安省ドイツ政府と取引し[注釈 1]、帰国を許可された代わりに、FBIから2年の自宅軟禁と3年の保護観察を言い渡されていた。
このことで公になった“アントマン・スーツ”と“ピム粒子”をスコットに与えたハンク・ピムホープ・ヴァン・ダイン/ワスプのピム父娘も政府に彼の仲間と認識されて追われる身となり、潜伏活動を余儀なくされている。
セプテンバー資金奨学金
ペッパー・ポッツが代表となって設けられた、MITの研究生たちへの奨学金制度。
2016年にトニーがピーター・パーカー/スパイダーマンをスカウトする際、本制度の話という名目でパーカー家を訪ねている。

行事編集

スターク・エキスポ
“世界と人類の未来のための新たな技術開発”の万博。世界中の企業のCEOや優秀な技術者たちが集い、協力して、会場内に数多くのイベントやパビリオンを運営し、研究成果や発明品を公開する。
初回は、1954年にハワード・スタークによってニューヨークフラッシング・メドウズ・コロナ・パークで開催され、以後1964年、1974年と10年置きに催されてきたが、それ以降は20世紀末まで開かれなかった。しかし2010年の現代にトニーによって数十年ぶりに開催されることになった。
開会セレモニーでトニーはアイアンマン・アーマー マーク4を装着して、高度4500メートルの上空を飛ぶ航空機から、アイアンマンのイメージのコスチューム姿をしたチアリーダーたちと大観衆が集まり、BGMとしてAC/DCの『Shoot to Thrill』が流れる舞台へ一直線に急降下・着地して現る派手なパフォーマンスを披露し、マーク4を脱いで開会宣言し、亡き父ハワードのメッセージ映像を披露した。本年度のエキスポは1年間開かれ、“オラクル社”、“アキュテック”、“コードコー”、“スターク・フジカワ”などの企業が参加した[1][注釈 2]
モナコグランプリ
モナコで行われる、F1世界選手権レース。2010年にはスターク社やハマー・インダストリーズが当レースのスポンサーであるため、トニーたちやジャスティン・ハマーも現地入りしたが、トニーは正規のレーサーの1人を押し退け、自らレースに参加してしまう。
万国博覧会
戦時中の1942年にニューヨークのフラッシング・メドウズ・コロナ・パークで開催された、当時の最先端の技術博覧会。会場内にはパビリオンだけではなく、新兵採用センターも置かれていた。スターク社のパビリオンでは、ハワードが重力転換技術を応用したホバーカーを披露した。
ここでスティーブは、バッキーと一時の別れの挨拶を交わし、恩師となるエイブラハム・アースキンと出会う。
国債活動
スーパーソルジャー計画で強化されたにも関わらず、戦地への出向を許可されなかったスティーブが、ブラントの依頼でUSOに参加して数ヶ月間行った、アメリカの戦争遂行財源を確保するためのプロパガンダ。主な活動内容は、歌うチアリーダーたちをバックに、タイツ姿で売り込むアメリカ国債購入キャンペーンショーや、プロパガンダ映画出演、コミックとコレクターズカード制作など。
スティーブはこの活動に明け暮れて精を出し、バッファローミルウォーキーフィラデルフィアシカゴ、ニューヨークといったアメリカの各主要都市のキャンペーンツアーにまで参加した。その結果、子どもを中心に“キャプテン・アメリカ”として広く知られるようになり、人気を集め、任意の投資として総額1850億ドルもの軍事交際を販売させることに成功する[2]
スティーブがSSRに復帰すると中止された。
王位継承の儀式
ワカンダ”で新国王就任の資格を持つ者が、その王位へ即位するために挑む伝統的な儀式。その儀式は“ウォーリアー・フォールズ”での決闘と、共同墓地での神秘のハーブの飲用の2段階となっている。
アスガルドの行事
アスガルドでは、本国の王位を継承させる“戴冠式”や、アスガルド式の“葬儀”、ロキとダーク・エルフの戦いの出来事を題材にした“アスガルドのロキの悲劇”などが行われている。
葬儀(ラヴェジャーズ)
後述のラヴェジャーズでは、“生命を失った者の亡骸を火葬で炭素分解し、光の塵に変えて宇宙空間に放出させ、参列した部隊の船から“Colors”と呼ばれる花火のような光を放ってその塵を照らし、自由のホルンを鳴らす”という形式での葬儀を執り行う。
2014年にラヴェジャーズの一部隊の長であるヨンドゥ・ウドンタが命を落とした際にこの葬儀がしめやかに行われ、銀河の各地から駆けつけたラヴェジャーズ全隊と“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”が参列した。

貨幣編集

ユニット
MCU世界の銀河宇宙の各惑星で幅広く流通している通貨単位。MCU各作品に登場したのはそれほど多くないため、この貨幣の種類や、貨幣そのものを地球の現代貨幣各種に換算するとどれ程の相当額となるのか、惑星ごとによる使用の可否などの詳細情報は描写されていないが[注釈 3]、現在のところ、ヨンドゥがピーター・クイル/スター・ロードを生け捕りにするための懸賞金として4万ユニットを彼の首にかける、タニリーア・ティヴァン / コレクターがガーディアンズへ“オーブ/パワー・ストーン”の査定金額を40億ユニットと提示する、グランドマスターがソーを買い取る金額として“1000万ユニット”を支払う、などの場面がある。

なお、地球では現実世界の地球と同様にドルなどの貨幣や決済方法が描写されている。

種族編集

九つの世界の種族編集

九つの世界の種族の多くは、北欧神話に登場する種族のモデルである。

地球人 / ミッドガルド人 / テラ星人
地球の住民であるヒューマノイド型種族で、MCU各作品の登場人物の大半がこれにあたる。アスガルド人からは“ミッドガルド人”、銀河の住人の多くからは“テラ星人”と呼称される。全体的に見て卓越したパワーを持つ種族ではないが、近年では一部の人物たちが地球の最先端技術などを駆使して、善悪問わず様々な“超人”となり、活動をはじめている。
アスガルド人
アース神族”のモデルにして、アスガルドの住民であるヒューマノイド種族。容姿は地球人と全く同等だが、九つの世界や全宇宙の種族の中でも非常に長寿で、宇宙空間に出ても呼吸ができるなどの驚異的な身体能力とプライドを持ち合わせており、戦士に属する者はそれが顕著である。彼らはアスガルドこそ九つの世界の頂点であり、他の世界を守護する使命があるという考えも持つ。食事では、飲み物をおかわりする際に先に持っていたほうの器を割る習慣がある[注釈 4]。また、長髪が兵士の象徴と認知されている[3][注釈 5]
オーディン曰く、「アスガルドで“希望のかがり火”として夜空に輝き続ける種族」。
地球暦2017年には、復活したヘラがアスガルドに侵攻したことによって、多数の民がヘイムダルに守られながら逃亡を続け、追い詰められたこともあったが、ヘイムダルや惑星“サカール”から駆けつけたソーたちによって救われて“ステイツマン”に乗船し、母国の最期を見届ける。
それからはソーの決定により、皆で地球を目指すも、航行中に襲撃してきたサノスらによって、ステイツマンに乗船していた者の多数は壊滅的な被害にあった。だがこの直前にソーによって、ブリュンヒルデ/ヴァルキリーをはじめとする半数の者が船外へと逃がされ、九死に一生を得た彼らは、具体的な経緯は不明だが、2023年時に地球のノルウェーの海岸に築いた“ニューアスガルド”で暮らすようになる。
死の兵士 / デッド・ガーズ / ブッチャーズ[4]
太古の時代にヘラに仕え、王宮の武器庫の最下層部に安置されていた軍隊のミイラに、永遠なる炎を与えて復活させたゾンビ兵群。両目が緑色に光り、身に纏っている鎧兜も若干緑がかっている。ヘラに忠実に従うものの各々の自我は無く、言語を発しない代わりに上げる唸り声や、大群で野生的に襲いかかる戦法をとるなど獣のような挙動だが、元がアスガルド人の軍隊であったためか、2〜3体程度でもヘイムダルとある程度拮抗できるほどの戦闘力を有している。
ヘラによって復活させられると、彼女の手下としてアスガルドの民たちを追い続けて窮地に陥れるが、ソーたちや改心したスカージの奮戦で全て粉砕される。
ヴァナー
ヴァン神族”のモデルであり、“ヴァナヘイム”の住民であるヒューマノイド型種族で、外見は地球の東洋人に酷似した農民のようだが、アスガルド人と同様非常に長寿な種族である。
2013年の惑星直列の際に、故郷でマローダーズの襲撃を受けるも、ソーをはじめとするアスガルドの戦士の活躍で救われる。
氷の巨人 / ヨトゥン
霜の巨人”のモデルである、“ヨトゥンヘイム”に住む巨人族。薄青く飢餓状態に見え、翡翠色の装飾物を身に付けた体表と不気味な赤い両目、個体ごとに異なる顔面のうねり模様が特徴で、極寒地に適応した体質を持つ凶暴で好戦的な種族である。触れたもの全てを凍てつかせる特殊能力を有し、この力を活かして相手に凍傷を負わせたり、手の中で武器の形をした氷を作り上げたり、自身の腕を氷柱状に凍らせて攻めたてる戦法をとる。
965年にノルウェーのトンスベルグへ大群で現れ、猛威を振るうが、アスガルド軍との戦闘の末に敗北し、小箱を奪われて、アスガルドとは協定を結び、長年休戦状態となった。
だが2010年、ロキの手引きにより、協定を破ってアスガルドの王宮の武器庫へ小箱を狙って侵入し、戴冠式中止のきっかけを生み、ソーたちと大乱闘を繰り広げた。
後にロキの2度目の手引きにより、ラウフェイと数名の部下がアスガルドに再来するが、ヘイムダルやロキに一蹴され、ヨトゥンヘイムに残留していた者たちも、ロキによるヨトゥンヘイム攻撃で全滅寸前にまで追い込まれた。その後の動向の描写は皆無である。
ダーク・エルフ
闇のエルフ”のモデルであり、“スヴァルトアールヴヘイム”に住むヒューマノイド型種族。顔立ちはアスガルド人や地球人などに近いが、青い瞳と白銀の毛髪、尖った両耳などの身体的特徴を持ち、光や空気などの自然物質が有毒であることから[5]、生命維持用の装備を身に付けている。同族内では独特の言語で会話し、宇宙が誕生する前に闇から生まれた最も古い種族であるため[6]、オーディンからは「原始族」と呼ばれているものの、高性能な武力を保有している。
かつては平穏で美しい世界に住む平和的な種族だったが[6]、宇宙が誕生した時に光と新たな原子が大きく成長したことで、その存在を脅かされてしまい、それ以降種族の長であるマレキスの下、光を忌み嫌い、「劣った新世界」と呼ぶ[5]この世を、闇で満たす野望を持つ。
5000年前にボー率いるアスガルド軍に敗れ、行方を晦まして眠りについたが、2013年にマレキスがエーテルの出現を感知して目覚め、アスガルドや地球のイギリスに侵攻し、著しい被害を与える。
また、採掘コロニー“ノーウェア”で“タニリーア・ティヴァン/コレクターが営むコレクションルームのカプセルの1つにも、本種族の1体が収納されていた。
カース
ダーク・エルフの1体がカース・ストーンを握り潰すことで変貌する凶暴化状態[注釈 6]。大岩を拳で真っ二つにして投げつけ、飛来したムジョルニアを叩き飛ばすほどの超怪力や、掴んだ相手をミイラ化させてしまう特殊能力を発揮する。5000年前には複数体いたが、カース・ストーンが残り1個しか存在していないことから現代ではマレキスの右腕であるアルグリムのみがこの姿となる。
炎の悪魔
ムスペル”のモデルである、“ムスペルヘイム”に住むヒューマノイド型種族で、溶岩のような全身とオレンジ色に光る両目が外見的特徴。
具体的な詳細の描写は少ないが、2017年にムスペルヘイムの地底において大群でソーに襲いかかるものの、難なく返り討ちにされる。

このほかにも“ニダベリア”に住むエイトリが、“ドヴェルグ”のモデルである“ドワーフ”の1人である

その他のエイリアン種族編集

チタウリ
外宇宙のヒューマノイド型種族で、指揮官のコマンダーと一般兵のソルジャーが登場する。昆虫や爬虫類のような顔立ちと親指が二重になった両手が特徴の有機生命体ではあるが、その実態は若い年齢で灰色の身体に異形の装甲とサイバネティックインプラントの動力となる反応炉を移植され[7]、化学的な刺激薬による力と敏捷性強化[7]、電子神経回路網によるサイバネティクス的補強まで施されたサイボーグである[7]。集合意識を共有し[7]、汚れや傷が目立つ仮面やヘルメット[注釈 7]を装着し、強力な兵器で武装している。しかし、複数の処置が施されている割には地球製のハンドガンでダメージを受けたり、超人的な力を持たないヒーローのナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウクリント・バートン/ホークアイとの接近戦でも敗れるなど、身体能力や戦闘能力はそれほど高くないようで、言語を話すこともできない。
2012年のニューヨーク上空に発生したワームホールから現れ、“チャリオット”に搭乗した群は空から、リヴァイアサンから降り立った群は地上からそれぞれニューヨーク市街を総攻撃し、迎え撃つアベンジャーズを圧倒的な数と兵力で疲弊させていくが、トニーに母艦を破壊されたことで全て機能停止する。
また、ノーウェアのコレクターのコレクションルームのカプセルの1つにも、本種族の1体が収納されていた。
2023年に勃発した最終決戦でも、サノスの配下として多数が登場し、ヒーローたちと大乱闘を繰り広げたが、最後にはトニーが敢行したスナップによって全て消滅する。
チタウリ・ソルジャー
チタウリの一般兵。青いアクセントが配色された装甲と丸いヘルメットを身につけている。
チタウリ・コマンダー
チタウリの指揮官。金色に配色されソルジャーよりも多い装甲と、異なる形状のヘルメットを身につけている。
クロナン人
惑星“リア”の民である、岩石の巨体が特徴のヒューマノイド型種族。言語を話せず唸り声を上げるのみの者から、コーグのように言語を流暢に話して他者と真っ当なコミュニケーションがとれる者まで存在する。
2013年のヴァナヘイムの戦闘では、マローダーズの大将的存在の個体が金棒で武装し、ソーと対峙するが、一撃で呆気なく粉砕され、マローダーズは一斉に降参する。
2014年時には、ベビー・グルートロケットたちが宇宙船“クオドラント3”でエゴの星へ向かうために行った連続“ジャンプ”の最中に通過したリアで、戦闘している個体が確認できる。
クリロリア人 / クリロリアンズ
ピンク色の肌を持つヒューマノイド型種族。肌の色以外の外見は地球人やアスガルド人と同等で、惑星“ザンダー”やノーウェアなど、銀河の至るところに住んでいる。
ザンダー星人
ザンダーの民であるヒューマノイド型種族。地球人やアスガルド人によく似た外見だが、体内に青い血液が流れているなど、地球人たちと異なる身体・血液構造をしている。
クリー人
銀河宇宙の列強帝国“クリー”の国民であり、3タイプの人種が存在する[8]ヒューマノイド型種族。何世紀も生きられるほどの長い寿命と銀河中の種族の中でも強靭な肉体、ひどい重傷からも身体を再生できるほどの非常に高い回復力を持っており[9]、多くの民が青い肌を持つが、ヨン・ロッグマー・ベルのように地球人と同様の肌色の肌をした民も少なくない。また例外的にコラス・ザ・パーサーは、文字通り黒人さながらの外見である。更に彼らの体内を流れる青い血液を輸血された他の種族は、長寿化すると共に輸血前の何倍もの強力なパワーを得られる。筆記には独自の“クリー文字”を行使し、軍人たちは身元確認などのために識別コードを持つ。
我が部族が宇宙最強と自負する程の高いプライドと確然たる部族意識からか、仲間と他所者の区分を徹底している傾向が強く、スプリーム・インテリジェンスの指導の下、数多くの惑星を支配してクリー帝国を築き上げた。しかし、支配に従わない種族は武力で屈服、或いは滅ぼし、特にスクラル人とは数千年もの間、“クリー/スクラル戦争”を繰り広げてきた。
しかし近年において、ザンダー星人とは1000年に渡って戦争を繰り広げた末に、平和条約を結ぶくらいに体制が緩和していることも伺える。
サカール人
サカールに住む、ヒューマノイド型種族。地球人などと同等の外観をした者が多数を占める中、後述の“サカアラン兵”も少なからず存在する。サカールに住んでいる者の多くは、“バトルロイヤル”の観戦・応援などの享楽のことしか頭にない。そのため、バトルロイヤルのチャンピオンの大ファンでもあり、2017年時にはサカールの独裁者であるグランドマスターの呼びかけ一つで、チャンピオンだったハルクの身に何かあった際の探索にまで出かけ、ハルクの顔を模した応援棒やフラッグ、緑色の粉塵などを用いて活動する。
スクラッパーズ
サカールのゴミ漁りである、ゴミ置場の住人。世間から見捨てられワームホールを通ってサカールに辿り着いた旅人たちの子孫であり[10]、それぞれの一味や民族を示す銀河中の伝統衣装を組み合わせた衣服に身を包み[10]、有り合わせの材料で作った即席の武器を装備している。捕まえた人物や生き物をグランドマスターに売りつけて報酬を得ており、捕まった者は食料か奴隷、若しくはグラディエーターのいずれかとなってしまう。
2017年にサカールに辿り着いたソーを捕らえようと襲いかかったが、同業者の一人であるヴァルキリーに蹴散らされ、捕縛したソーを横取りされた。後に革命を起こした元奴隷たちから逃げ延びたグランドマスターに唖然としている。
サカアラン兵[11]
サカールの傭兵である昆虫型ヒューマノイド[12]。雇い主は彼らに、食用及び卵を産み付けるための遺体を提供することで忠誠を誓わせられる[12]。サカールのスクラッパーらが自分たちの巣を荒らすことを嫌って母星外へと移住した[12]輩であり、バイオエンジニアリングにより外骨格と融合した装甲で全身を覆っているが[12]、意外と体つきはそれほど丈夫ではない。マスクの下の顔面はクリーチャーのように醜悪である。
クリー人に雇われることが多く[12]オーブの争奪戦時には基本的にコラスの命令で行動していたが、見せ場も無いままガーディアンズたちに倒されてばかりだった。
2023年に勃発した最終決戦でも、サノスの配下として多数が登場し、ヒーローたちと大乱闘を繰り広げたが、最後にはトニーが敢行したスナップによって全て消滅する。
ソヴリン人
惑星“ソヴリン”の民である、金髪と金色の肌及び瞳を持つヒューマノイド型種族。“ バース・ポッド”によって「肉体的にも精神的にも完璧」な存在として生み出されるが、面子を潰されることを極端に嫌い、そのような態度をとった相手には艦隊を差し向けて、どこまでも追い続けるなど非常にプライドが高い種族である。また、合理的且つ全体主義を掲げているものの、一人の同族の戦いを大勢で応援しながらも、失敗すると冷たく嘲ってしまうほど実質的には淡白な一面や[注釈 8]、テイザーフェイスの名を耳にして大笑いするなど、多種族と特に変わり無い性質も持っている。
2014年時に女王のアイーシャピーター・クイル/スター・ロードやロケットから受けた言動を侮辱と見なし、アニュラックス電池を奪ったことでガーディアンズへの報復を決意して、一族総出で執拗に追い続けた。
天界人 / セレスティアル
宇宙の起源と同時に生まれたと噂される、謎の古代種族で、永遠の寿命と宇宙から直に取り入れた超常的な力を有している。
この種族のうち、MCUに登場したのは、現在のところエゴと彼の息子であるクイル、そしてかつてパワー・ストーンを保有し、ノーウェアの核となった“エソン・ザ・サーチャー”のみだが、エゴがその存在を認識していたかどうかは不明。
ゼホベレイ
かつて惑星“ゼホベリ”の民だった、緑色の肌を持つヒューマノイド型種族で、肌の色以外は、地球人やアスガルド人などと同等の外見をしている。これに属するガモーラの幼少期に、サノスらのゼホベリ侵攻によって、彼女を除く民の半数が絶滅した。
スクラル人
尖った両耳と薄緑色の肌、複数の筋が入った顎など蜥蜴のような風貌のヒューマノイド型種族。実質的な身体能力ではクリー人に劣るものの、彼らの全身は地球の周期表に無い元素で構成されており、視認した他のヒューマノイド型種族の容姿から声質、仕草、最近の記憶までをDNAレベルで複製し、自らのものにして擬態できることが最大の特徴で、その能力で他の種族に溶け込むことを容易にしている。このことから“シェイプシフター”(擬態の名手)とも呼ばれる。また、クリーに勝るとも劣らない程の科学力も持つ。
数々の星に侵入しながら工作を行い[注釈 9]、長年にわたってクリー人と戦争を繰り広げてきた。ヴァース(キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル)はスプリーム・インテリジェンスから、彼らがクリーに匹敵する帝国を築き上げ、全宇宙を支配しようとする侵略種族だと伝えられ、自らの記憶喪失の元凶だとも思っていたが、実はクリーの支配を拒んだことで襲撃され、故郷の惑星の破壊と虐殺を受けた難民であった。そのため、他の惑星への侵略も念頭になく、彼らにとっての活動は自衛と安住の地を求めるためのものに過ぎない。
1995年時には、惑星“トルファ”から地球各地などでクリーと激闘を展開。多数の犠牲者が出たものの、それと引き換えにタロスがキャロルやニック・フューリーたちとも敵対の末に和解したことで協力関係を結んだ。これによって、この時はクリーに勝利し、タロスをはじめとする生き残った者たちは、キャロルと共に新天地探しのため地球を離れ、銀河の彼方に旅立つ。
なお、現代においてクリーとの戦争が未だに続いているのか、或いは終息したのかは、2021年現在具体的に言及されていない[注釈 10]
トルファ人
トルファの原住民であるヒューマノイド型種族。頭部には毛髪が無く複数の突起が生えており、独自の言語で対話する。ローブを民族衣装として着用している。
1995年時には、スターフォースがトルファに降り立った時点でスクラル人がこの種族に擬態し、タロスも彼らはアキューザーズの爆撃により死亡したと言及したため、本物のトルファ人は2021年現在未登場。
コルビナイト人
惑星“コルビン”の原住民であるヒューマノイド型種族。全身をサイボーグ化された大柄の戦士らは、大型のブラスターや小型のグレネードを装備しており、単身でもネビュラとある程度渡り合えるほどの実力を持つ。
2014年時にガモーラやネビュラと戦っており、複数の戦士が倒されている。

これらのほかに名称が明示されており、単体のキャラクターのみが登場している種族は、“フローラ・コロッサス”(グルート)、“ルフォモイド人”(ネビュラ)、“ケンタウリ人”(ヨンドゥ)、“プルヴィアン人”(マルティネックス)、“木星人”(チャーリー27)、“アルクトゥルス星人”(アリータ・オゴルド)など。また、クイルのキルン刑務所での台詞の中のみで、彼を襲った“ラジャク星人”や、「針状の歯と吸盤を持つ」と言われる“アスカヴァリア星人”という種族や、宇宙の事象を観察する“ウォッチャー”[13]も存在する。

生物編集

九つの世界の生物編集

アリ
本項では、スコット/アントマンやピム親娘がサポートのために調教し、操るアリたちを記述する。
Carpenter ant(Camponotus pennsylvanicus)
スコットやピム親娘と最も親密に行動・活動するアリ。アントマンになって間もなかった頃のスコットは、ピムからナンバリングされた個体番号247の羽アリに“アントニー”と名付け、空飛ぶ愛馬の如き相棒的存在として可愛がったが、ダレンとの戦いで死亡してしまった。
その後スコットは、モバイル研究所を巡るソニー・バーチの一味やエイヴァ・スター/ゴーストとの一件で跨った羽アリには、“ユリシーズ・S・グラント”、“アントニオ・バンデラス”と名付けている[注釈 11]
なお、日本語の「クロオオアリ」は学術上は日本の在来種 Camponotus japonicus を指すが、劇中の訳では同属の Camponotus pennsylvanicus(カンポノータス・ペンシルバニカス)の訳名に用いている。本来羽根を持ったアリは女王のみ、しかも羽化から結婚飛行までのごく限られた期間だけであるが、劇中の彼女たちはなぜか全て無脱翅、飛行可能状態の女王アリである。体色は漆黒ではなく、かなり茶色がかった表現になっている。
サシハリアリ(Bullet ant / Paraponera clavata)
世界最大級のアリの一つ。強力な毒針を持つため、研究、実験、飼育などの際は取り扱いに細心の注意が必要とされる。
ピム・テック本社屋でもその毒針を用い、ダレンや彼の手下らを行動不能にするのに一役買う。
Crazy ant
最初はスコットを仲間として認識しないが、訓練によるコミュニケーションの上達につれ頼もしい味方になっていく。
劇中みられる手書きの英語表記では「Crazy ant」と正確な種まで特定しない呼び名になっており、セリフ上では「Paratrechina longicornis」、「ヒゲナガアメイロアリ」と紹介される。しかしビジュアルとして描かれる姿は、むしろ沖縄市街地などでもよくみられるアシナガキアリ(Yellow crazy ant / Anoplolepis gracilipes)のそれに近い。
ヒアリ(Fire ant / Solenopsis mandibularis)
「ヒアリ」はトフシアリ属に属する中南米原産の幾つかの種の総称であり、本作品に登場するヒアリは Solenopsis mandibularis という種類で、アカヒアリ(Solenopsis invicta)や日本にも帰化したアカカミアリ(Solenopsis geminata)等の同属種。
小型だが毒針を持ち凶暴で膨大な数に繁殖するため悪名が高い。また彼らは多数の働き蟻が集まり結合することでを造って水を渡ることができ、その能力を活かしてスコットは警備が一層厳重となったピム・テック本社屋に潜入する際に、給水本管内部を移動した。
クマムシ
量子世界に複数生息する微生物。ジャネット曰く「可愛いけど人を食べる」生物で、探査機で量子世界に入ったピムにも襲い掛かろうとしている。
アスガルドの生物
ペガサス以外の本項に記述する生物も、北欧神話に登場する生物のモデルである。
スレイプニル
スレイプニル”のモデルである、8本脚の軍馬。ソーたちがヨトゥンヘイムで氷の巨人群に追い詰められた際に、オーディンが騎乗して登場した。
フギン&ムニン
フギンとムニン”のモデルである、二羽のワタリガラス。2013年にソーがヴァナヘイムからアスガルドに帰還した際にアスガルドの王宮を飛び、オーディンの腕にとまる。
フェンリス・ウルフ
フェンリル”のモデルであり、ヘラの忠実なペットでもある黒い体毛に覆われた巨大な狼。機銃掃射にも耐え、素早く動けるほどの肉体と強靭な顎・刃物のように鋭い牙、主人同様に極めて凶暴な性質を併せ持つ。
ヘラの兵隊と共にその亡骸はアスガルドの武器庫の最下層部に安置されていたが[注釈 12]、ヘラによって永遠なる炎を与えられ、緑色の瞳となって復活。以後は主人に従い、アスガルドの民を恐怖させ、母国から避難しようとする彼らに立ち塞がって襲いかかるが、そこに落ちてきたブルース・バナーがハルクに変身して妨害したため対決。激しい水中戦の末に、巨大な滝へ流される。
ペガサス
ヴァルキリーが愛馬としていた天馬ギリシャ神話ペガサスと同様に、背中にある猛禽類のような大きな一対の翼でヴァルキリーの戦士を乗せて空を飛ぶ。
太古の時代にオーディンに追放されたヘラが反乱した際に、彼女の鎮圧のためにヴァルキリーたちと辺境の星へ向かったが、ヘラの連撃によって、ヴァルキリーたちと共にほぼ全滅状態に陥ってしまった。
そのためか、現代においてはアスガルドをはじめとする九つの世界や各惑星のいずれにもその姿が見られなかった。しかし、2023年に地球で勃発したアベンジャーズたちとサノスの群勢の最終決戦には、ブリュンヒルデ/ヴァルキリーが一頭に騎乗して参戦。ヴァルキリーだけでなく、ピーター/スパイダーマンも騎乗させて戦場を飛んだが、ヴァルキリーがどのような経緯でこの一頭の天馬を手にしたのかは不明。
ティバー[14]
ヴァナヘイムの城の近くにある王家の馬小屋に住み[14]板金鎧を身に纏った力強い。シフはこの馬に乗ってヴァナヘイムの戦いに参戦する。
フロスト・ビースト
ヨトゥンヘイムに棲息する四足歩行の巨獣。氷の巨人と同様に体表は薄青く両目も赤いが、巨人を上回るほどの巨体で、尻尾の先端に数本の突起が生えている。非常に獰猛で、その巨体に反してかなりの速度で疾走する。
氷の巨人の寺院の壁に氷漬けにされていたが、巨人群とソーたちの大乱闘のなか、戦況を覆すためにラウフェイに解き放たれ、寺院から撤退したシフとウォーリアーズ・スリーを追いかけて、巨人群と共に挟み撃ちにするものの、ムジョルニアを駆使したソーの特攻で口内から後頭部を貫通され、奈落へと落ちる。
同種の別個体が数体存在するようで、ソーとマレキスがヨトゥンヘイムに辿り着いた際に現れた個体が両者に襲いかかるが、次元移送に巻き込まれ、グリニッジでダーク・エルフの群れを丸呑みした。
その事後に、イギリスの廃墟を走り回っていたが、その後の去就は不明。
ドラゴン
ムスペルヘイムの地底に棲む、鎖でつながれた巨大な。獰猛で、炎の悪魔らと同様に身体の所々が火に覆われており、その体躯に反して非常に機敏で、背中からエンジンのように炎を後方へ放ちながら高速飛行する能力を持つ。
ムスペルヘイムに乗り込んできたソーがスルトを一度倒すと解放され、ムスペルヘイムから脱出しようとするソーを殺そうと挑みかかったが、差し架かったビフレストへ無理矢理突入したことで首が切断されて死亡。その頭部は、ビフレストの効果でアスガルドの天文台へ体液を撒き散らしながら放り込まれる。

その他の銀河の生物編集

リヴァイアサン
チタウリの戦力である外宇宙の巨大生物で、大蛇のような体躯を持つ。チタウリと同様にサイバネティックス的補強を施され[15]、アイアンマンの小型ミサイルも通用しないほど分厚く巨大な装甲プレートと地球大気圏に突入できる反重力システムを持つヒレ[15]がその体表に移植されている。その巨体をしならせながら空中を泳ぐように飛行し、体内の房室にチタウリの軍勢を乗せることも可能なため、チタウリの移送手段としても使用される。
チタウリと同様に多数存在し、2012年のニューヨークにワームホールから現れて1体倒されても、別の個体が次々に現れてアベンジャーズの手を焼かせたが、最後はトニーに母艦を破壊されたことでチタウリと共に全て機能停止する。
その後、1体の死骸がセプターやチタウリの武装と共に、ソコヴィアの山奥のヒドラの基地に保管されていた。
またガモーラの幼少期にはゼホベリに、2014年時にはコルビンに侵攻していた。
2023年に勃発した最終決戦では、戦地に襲来したサンクチュアリⅡの船内から多数が出現し、ヒーローたちと大乱闘を繰り広げたが、ジャイアントマンへと巨大化したスコットのパンチや、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチの念動力、ブリュンヒルデ/ヴァルキリーの斬撃などによって次々に倒されてしまい、最後にはトニーが敢行したスナップによって全て消滅する。
オルローニ
爬虫類のような姿をした小動物。惑星“モラグ”やソヴリンの発電所、エクレクター号の船内まで、銀河の至る所に登場するが、ガーディアンズの面々にあしらわれたり、ノーウェアの賭博場のゲームにも利用されているなど、ぞんざいな扱いを受ける描写が多い。
フラーケン
地球のに酷似した地球外生命体。見た目や仕草は猫そのものだが、正体はスクラル、クリー双方も知る危険生物であり、危機が迫ると大きく開いた口から無数の触手を伸ばして対象への捕食行動を行い、複数の人間すら呑み込んでしまう。体内は異次元“ポケット・ディメンジョン”に繋がっており、不用意に触れると暴走の危険性があるテッセラクトをも体内に収納でき、毛玉を吐くかの如く吐き出すこともできる。
マー・ベルがペガサス計画の実験施設で飼っていた個体は“グース”と名付けられ、1995年時にキャロル/ヴァースとフューリーに出会い、すぐさまフューリーから溺愛されるようになり、そのためか彼とキャロル、タロスたちには危害を加えず、ランボー家から宇宙への旅にまで同行し、アキューザーズと対峙したフューリーたちを救う活躍も見せた。だが、キャロルたちとクリーの戦いが終わった帰路で、フューリーの左目を引っ掻いてしまった。それでもフューリーに引き取られ、当時の彼のオフィスで飼われていた。
アビリスク
異次元を飛び回り、アニュラックス電池のエネルギーを食らう宇宙怪獣。巨大なタコのような体躯をしており、全身の皮と内蔵の表面が非常に頑丈だが、首元に傷跡がある。体液は黄色で、数本の触手と虹色のエネルギー波を放つ巨大な口が武器。
アニュラックス電池を狙って異次元からソヴリンに降り立ち、ガーディアンズと対戦。彼らを手こずらせたが、ガモーラによって首元の傷跡を切り裂かれて倒れる。
アウトライダー
サノスが遺伝子改造の研究で生み出し、配下とする新種の戦闘生命体で、多数登場する通常のアウトライダーと、リーダーである“ジェネラル・アウトライダー”が存在し、軍団“アウトライダーズ”を構成する。焼け焦げた体躯と4本[注釈 13]の剛腕、鋭い牙が特徴で、自我を持たず、非常に獰猛で主人の命令通りに動き、命を捨てることすら躊躇わずに猪突猛進する異形の怪生物である。
ワカンダの森に落着したドロップシップから、一斉に侵攻を開始し、ワカンダ国土のバリヤーに何体もの個体が無闇に突入して死亡するが、直接対決を決意したティ・チャラ/ブラックパンサーの指示で開いたバリヤーの隙間から侵攻を再開して、アベンジャーズとワカンダ軍を相手に一進一退の大決戦を展開する。
2023年には、サノスらと共にタイムトラベルしてきた群れが、最終決戦勃発前に壊滅状態となったアベンジャーズ・コンパウンドで、ナノ・ガントレットを拾い上げたクリントを襲撃したものの、返り討ちにされ、後の最終決戦でもヒーローたちと大乱闘を繰り広げたが、最後にはトニーが敢行したスナップによって全て消滅する。
ゴリラ・チタウリ[16]
サノスが最終決戦の際に多数召喚した生命体。その名の通り、灰色の体毛に覆われたゴリラのような巨体や、背面と両腕から垂れ下がる触手、ヘルメットと装甲をあてがわれた外見が特徴である。
サノスの群勢の戦力としてヒーローたちと大乱闘を繰り広げたが、劇中ではマンティスに眠らされた個体や、クリントを追う個体をサムが倒すシーンの描写があったくらいで、戦況を覆した個体は特におらず、最後にはトニーが敢行したスナップによって全て消滅する。

魔術関連編集

魔術/ミスティック・アーツ
古来より伝えられてきた、“多元宇宙”にアクセスし強力なパワーを引き出すための技法。呪文と身振りにより構成され、魔術師たちは呪文によって自らの思考を、身振りにより肉体をそれぞれ集中させ、魂を制御することで思考を現実化することができる。また魔術師は、修行を積んでいくことによって、機能を失った身体の一部を魔力によって再び動かすことや[注釈 14]、他の次元に干渉できるほどの超常的なパワーを発現することも可能となる。
エルドリッチ・ライト
多元宇宙のエネルギーを引き出して発するパワーで、人の目には輝くオレンジ色の光として映る。魔術師は戦闘時にこの光で魔法円を展開し[注釈 15]、それをさまざまな武器や防具の形に変えて装備する[注釈 16][注釈 17]
この魔術の発動時に魔術師たちが見せる身振り(腕や手の幾何学的な動作)は、タッティングが取り入れられており、魔術を駆使する格闘アクションには空手も織り交ぜている[17]
アストラル投射
後述の“アストラル体”と呼ばれる精神体を幽体離脱のように肉体から分離させて“アストラル次元”へ移す魔術。この術を行使する魔術師自身のアストラル体だけでなく、魔術師に突かれた者のアストラル体までも分離させることもできる。
闇の魔術
暗黒次元由来の魔術。この魔術の使い手は、暗黒次元の魔力の影響により額にドルマムゥの紋章が赤く浮かび上がり、目元は黒くひび割れている[注釈 18]。暗黒次元のパワーをエルドリッチ・ライトではなく、実体化した透明状の“時間の破片”[18]に変えて装備したり[注釈 19]、現実世界の空間すら湾曲させたりするなどの魔術を行使できるようになる。
アストラル体
魔術師のみならず、全ての生物が有している精神体。アストラル投射によって肉体から分離されると、肉体が存在する次元からアストラル次元へ移り、一部の例外を除いて分離した肉体と全く同等の外観で常時宙に浮かび[注釈 20]、壁や建物などの物体をすり抜け、自在に移動することができる。この精神体同士で会話や戦闘などのやりとりを交わすこととアストラル次元側から任意で姿や音声を現実世界に現すことが可能だが、基本的に現実世界からの視認は不可能である。ただし精神体が何らかの理由で消滅すると、対になる肉体も亡骸となり、逆に分離中の精神体と対になる肉体が心肺停止状態になると精神体も消滅してしまう。
至高の魔術師(ソーサラー・スプリーム)
魔術師の一団“マスターズ・オブ・ミスティック・アーツ”の中で、一団を率いる資格と実力を持つ魔術師に与えられる称号。初代は古えの魔術師“アガモット”であったが、現在ではエンシェント・ワンがこの称号を持つ。しかし、彼女亡き後のこの称号の後継者は不明。
カリオストロの儀式
カリオストロの書”に記載されている、闇の儀式。この儀式を行うことで、身体を不老のものに変化させたり、通常のもの以上に強力な魔術を発動させたりすることができるほどのパワーを暗黒次元から授けられる。

施設・聖域・団体編集

カマー・タージ
ネパールカトマンズにある、魔術師のために建てられた修行場である寺院。出入り口は路地裏にある一般的な住宅と同等の小規模な玄関で、見た目は古びているが、ネパールの美しい山々を一望でき、内部にはエンシェント・ワンの私的訓練室も兼ねる謁見の間[19]をはじめ、魔術師たちの居住・訓練設備のほかにも膨大な魔術書を収めた広い図書館や、レリックのコレクション[20]、3ヶ所のサンクタム・サンクトラムそれぞれに繋がる扉の間が存在し、Wi-fiも繋がる[注釈 21]
ここでエンシェント・ワンを筆頭に、彼女の指導の下で多くの魔術師達が日々修行に励んでいる。
エンシェント・ワン亡き後の、本修行場の主については不明。
図書館
ウォンによって管理される、古今東西のあらゆる魔法書が収蔵された部屋。各魔法書はラックに鎖で縛り付けて保管されている[注釈 22]。サンクタム・サンクトラムに繋がる扉の間も隣接されており、アガモットの目とアガモットのオーブが置かれているアンティチェンバーは、アガモットの目の台座のダイヤルを回すことで扉を開けたり、オーブ本体を起動させることができる。
2016年には、ゼロッツを率いるカエシリウスによって、ウォンの前任者の魔術師が斬首され、カリオストロの書が奪われる。
サンクタム
地球をあらゆる別次元からの侵略から守るために構えられた聖域。ロンドン、ニューヨーク、香港の3ヶ所に存在する。アガモットによって張りめぐらせた結界によって多元宇宙からの侵略者の襲来を防いでいる。
サンクタム・サンクトラム
3ヶ所のサンクタムを守護する砦として建てられた施設。3ヶ所の建築様式と、各所に貼り巡らされた結界を象ったシンボルはそれぞれ異なり、オキュラス(丸い大きな窓)もシンボルと同型である。マスターのランクに達する魔術師が主として常駐しており、3ヶ所のうち2ヶ所でも破壊されると結界が消滅し、別次元からの侵略者が襲来してしまう[注釈 23]
ニューヨーク
グリニッジ・ヴィレッジブリーカー通り177Aが住所である、ニューヨークのサンクタム・サンクトラム。4階建てで最上階にあるオキュラス[注釈 24]が特徴の洋館。
ロンドン
闇の魔術を体得した直後のゼロッツが最初に襲撃・破壊した、ロンドンのサンクタム・サンクトラム。具体的な所在地と建築様式は不明。ソル・ラムが主だったが[18]、カエシリウスに殺害される。
香港
九龍にある[21]サンクタム・サンクトラム。古びた5階建てのビルで、最上階にオキュラスとレリックの陳列室がある。
ウォンたち数人の魔術師が守護しようとしたものの、一度ゼロッツによって破壊されてしまった。だが、スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジアガモットの目の力を行使し、破壊される前の時間に戻ったことで修復される。
マスターズ・オブ・ミスティック・アーツ
厳しい訓練で習得した魔術を駆使して、この次元を侵略しようとする闇の勢力に対抗する魔術師の一団。アベンジャーズとは異なり、人知れず戦いに臨むため、その存在は世間に認知されていない。魔術師たちは魔術そのものだけでなく、格闘技などの体術やレリックの使用法も修行で習得しなければならない。魔術を会得した者は“マスター”と呼ばれる。また、魔術師たちにはランクが存在し、それは身に纏う道着の配色で識別される。ランクの色分けは下から、初心者(灰)→見習い(赤)→門徒(青)→達人(好みの色)となっている[22]
また、2023年のアベンジャーズとサノスの群勢の最終決戦時には、カマー・タージや香港のサンクタム・サンクトラムからゲートウェイを通ってアベンジャーズ・コンパウンドに駆けつけ、アベンジャーズに参戦する。
ゼロッツ
闇の力を狂信し、エンシェント・ワンの教えに背いて離反した魔術師の一団。カエシリウスを筆頭に、赤紫色の道着を身にまとった彼の弟子たちは、魔術に加えて“ダヴェロスのダガー”のほか、レリック以外のアイテムを武器とする。
当初は十数人の弟子たちが属していたが、エンシェント・ワンとの初戦で多くの者が倒された。それでも現実世界を暗黒次元へと引きずり込むために、闇の魔術の力を得て、3ヶ所のサンクタムを攻撃し、マスターズ・オブ・ミスティック・アーツと連戦する中、遂に香港に暗黒次元を出現させた。しかし、ストレンジの策に嵌ったドルマムゥによって、生き残ったカエシリウスたちは最終的に暗黒次元へ吸い込まれることになる。

組織・勢力編集

地球編集

企業・研究機関編集

スターク・インダストリーズ
MCUの多くの作品に登場する世界的な巨大複合企業[23]。ハワードが創業し、オバディア・ステインと共に発展させた。ハワードの死後、オバディアが暫定的にCEOを務めたあと、トニーが21歳でCEOに就任。現代ではペッパーがCEOを務めている。
ハマー・インダストリーズ
ハマーがCEOを務める軍需産業。ハマーが他者の作品や知的財産を盗んできただけでリムジンやビジネスジェットも保有する程の規模を誇り、スターク社と同様にレーサーへのスポンサー協力も行う企業だが、イランでアーマーの運用試験に失敗しているなど、会社全体の技術力はスターク社に劣る[注釈 25]。スターク社が軍需産業から撤退したため、アメリカ政府の兵器請負業者となった。
ハマーの逮捕後も経営は続いているようで、『ルーク・ケイジ』に当社の兵器が登場する。
ハマー社本社研究所
ニューヨークのクイーンズに構えられているハマー社の本社研究所。当社の業績とは裏腹に施設は立派なもので、所内の警備員も屈強な男性ばかりである。ハマーによって留置場から脱獄させられたイワン・ヴァンコ/ウィップラッシュは、ハマーと結託したように見せかけてここに潜伏しながら設備を利用し、“ハマー・ドローン”と“ウィップラッシュ・アーマー マーク2”を開発した。後にヴァンコの身柄確保のためにナターシャがハッピーと突入し、警備員らを瞬く間に蹴散らす。
シェーファー警備会社
イリジウム”を保管していた警備会社。シュトゥットガルトの本社屋内にあるイリジウムの保管庫へ入室するには、オーナーであるハインリヒ・シェーファーの虹彩を認証装置にスキャンさせなければならない。ロキに操られたクリントは、本社屋に数名の兵士と浸入し、ロキから送信されてきたシェーファーの虹彩を用いて保管庫からイリジウムを奪取する。
A.I.M.
キリアンが経営するシンクタンク。フルネームは“Advanced. Idea. Mechanics.”。元々は小さな研究所だったが、退役軍人や社会不適合者・障害者を被験者とする“エクストリミス”の研究及び人体実験とテロ活動を行い、その危機管理を利用してアメリカに武器を売りつけるという非合法的な運営を裏で繰り返してきたことによって、現在では政府に認可される組織となった。同時に“アイアン・パトリオット”のアップグレードも担当した。
キリアンの死後の動向は不明。
ユージン遺伝研究所
漢江盤浦大橋の南端に浮かぶ人工島に建設されている、チョが勤務する研究施設。ここでウルトロンはチョを洗脳して新たなボディとなる人工肉体を造らせ、ボディを含んだ“クレードル”を運ぶために、本施設のトラックも利用する。
ピム・テック
ピムがS.H.I.E.L.D.脱退後に、ジャネットを救い出すための研究資金を得る目的で設立した企業[24][25]。ナノテクノロジーと分子研究を専門としている[24][25]
現在では引退したピムに代わってダレンとホープが当社のトップとなっており、ダレンは完成したイエロージャケットを売りさばいて利益を上げ、当社を“クロス・テクノロジー”と改名しようと企てていた。
本社研究所
サンフランシスコに構えられたピム・テックの本社屋。屋上にはヘリポートが、内部には“未来ラボ”という名称の研究室やイエロージャケットを格納する粒子チェンバー[注釈 26]と複数のテレビモニターを備えた保管室、クロス粒子の貯蔵室、サーバールームや水圧制御室などが存在する。
ダレンはここでイエロージャケットの研究・開発とセールスプロモーション及び披露会を行い、ヒドラ幹部らへ販売しようと企んだ。しかし、スコットやピムたちによって仕掛けられたピム粒子を詰め込んだ多数の爆薬により、本社屋ビルは爆破・消滅する。
エックス・コン・セキュリティ・コンサルタント
サンフランシスコの街角にオフィスを構える小規模な防犯会社。“エックス・コン(X-CON)”とは、“元泥棒”の意である。ルイスが社長として起業し、デイヴとカートも当社の一員として属している[注釈 27]
顧客への防犯用品の販売・設置などを基本業務としているが、2018年時の経営状況は倒産寸前なほど赤字だったようで、ルイスはその事実を皆に内緒にしていた。しかしソニー・バーチの一味の逮捕に貢献したことが広まったためか、大切な顧客の“カラペティアン”との契約が結ばれる。
デイリー・ビューグル
J・ジョナ・ジェイムソンニュースキャスターを務めるネットニュースメディア。ロンドンでのピーターとクエンティン・ベック/ミステリオの戦いの事後、ミステリオの一味によって投稿された“今際の際のベックが悪党だったスパイダーマンの正体を公開する映像”を、偽造されたものと知らずに公開してしまう。

行政機関編集

S.H.I.E.L.D.
MCUの各作品の多くに登場する、国際平和維持組織。地球上に存在する人類に危険を及ぼしうる物体・物質・超常現象、そして超人的な能力を持った人物についての捜査・研究と、それらの強大な力を得た者への対処を主任務とする。本組織は、“S.T.R.I.K.E.”や“量子研究所”などの精鋭部隊及び複数の部署も有していた。
戦略科学予備軍SSR
SSRとは、“S”trategic “S”cientific “R”eserveの略称。第二次世界大戦中に連合軍により、史上最強の軍隊を目指して優秀な人材で創設されたアメリカの軍事組織である。ドイツから亡命したアースキンを招聘したことで、スーパーソルジャー計画を推進。スティーブを被験者に計画を成功させると、次は大統領命令でヒドラとの戦闘を主任務とするようになり、拠点をロンドンへと移した。数ヶ月間は戦況に進展無しだったが、スティーブを正式に加入させたことで本格的にヒドラ壊滅作戦を展開。バッキーやスティーブが消息不明となったものの、ヨーロッパ各地のヒドラの施設を全て陥落させ、ヒドラを壊滅させることに成功した。
戦後も組織自体は存続し、数年後にはS.H.I.E.L.D.へと発展する。
関連施設
キャンプ・リーハイ
アメリカのニュージャージー州・ウィートンにある、SSRの訓練施設。施設内には隊員たちの宿舎や、訓練設備が点在し、マラソンコースの中間地点には高さ数メートルの旗ポールが立っており、先端の掲揚旗をポールをよじ登って取ることには、17年間誰も成功していなかった[注釈 28]。スティーブがペギーと初めて出会った場所であり、スーパーソルジャー計画の被験者候補として厳しい訓練に汗を流した。
S.H.I.E.L.D.が発足すると、当施設はS.H.I.E.L.D.の最初の本部施設として機能された。
スーパーソルジャー計画研究室
ブルックリンの地下に構えられた極秘施設。出入り口は地上の骨董品店内にあり、基地施設へ入るには店の主人である老婆の「今朝はいいお天気ね」という問いかけに「ええ、でも傘は持っている」と合言葉を返し、カウンター下のボタンを押してもらい、店の奥にある本棚が開いて現れる出入り口を通過しなければならない。ここの観覧ブース付きのラボでスティーブを被験者とした実験が行われる。
イタリア基地
1943年11月頃にSSRも常駐していた、連合軍のイタリア前線の基地。同時期にスティーブは、兵士慰問ツアーを行ったが、兵士達から馬鹿にされ、居心地悪い経験をしてしまった。しかし、彼が独断専行でヒドラに捕らえられたバッキーたち107連隊をはじめとする大勢の捕虜を連れて帰り、皆から讃えられた。
ヨーロッパ本部
SSRが大統領命令で対ヒドラ戦に臨むために、ロンドンキング・チャールズ・ストリート地下の掩蔽壕に構えた秘密基地[26]。作戦会議などを行う作戦室やハワード達技術陣のラボのほか、ピアノが置かれた“ウィドル・フィドル”[27]というパブなどの娯楽設備もある。
ハウリング・コマンドーズ
ヒドラ壊滅作戦のリーダーとなったスティーブが、救出した捕虜の中から数名をスカウトして結成した、SSRの少数精鋭部隊。我流の戦法が特徴で犠牲が全く無かった訳ではないが、優れた実力とチームワークを発揮し、ヨーロッパ各地で前線に立ってヒドラと戦い連戦連勝を収め、ヒドラ壊滅の立役者となる。
第107歩兵連隊
ニューヨーク州の7番目の州兵連隊。第一次世界大戦ではスティーブの父親も所属していた。第一次世界大戦中1918年9~10月の“第二次ソンムの戦い”において最前線で戦い、圧倒的な成功を収めた。
バッキーが軍曹として出向したが、“アッツァーノの戦い”で未知の兵器を操るヒドラの襲撃を受け敗北し、生存した者の多くが捕虜となる。
世界安全保障委員会
S.H.I.E.L.D.を管理する役員会。有事の際には、S.H.I.E.L.D.の活動内容に意見し、指示する権限を持つ。
2012年には、ヒーローたちにテッセラクトを奪還させようとするフューリーに苦言を呈し、アベンジャーズとチタウリの戦闘を終結させるべく、冷徹にもニューヨークへ核攻撃まで指示するが、拒否されると彼の指揮権を剥奪し、“ヘリキャリア”の核搭載機のパイロットへ直接命令した。事後は、姿を消したアベンジャーズの面々に戦闘の被害の責任を追及するようにフューリーに進言するが、これも拒否される。
2014年時には、バーチャル会議やインサイト計画に参加し、アレクサンダー・ピアースを強く非難するも、彼が本性を現した際に返り討ちにされてしまった。その後の当委員会の去就は不明。
対テロ共同対策本部
CIAの管轄下にある[28]国際的特殊治安維持部隊。エヴェレット・ロスが副司令官を務め、シャロン・カーターも所属する。世界中のテロへの対処を主任務とし、活動内容によって各国の特殊部隊などと共同作戦を展開することもある。
2016年に、テロの嫌疑がかかったバッキーを捕らえようと活動した。
本部庁舎
ベルリンに置かれている対テロ共同対策本部施設。2016年にスティーブとサム・ウィルソン/ファルコンをここに一時的に捕縛し、本部施設の東棟地下5階にバッキーを収容するが、精神科医になりすましたジモにより、バッキーを操られて施設内が大混乱となってしまった。アベンジャーズの内乱後には、ジモを捕縛する。
監禁房[29]
バッキーやジモを閉じ込めた、囚人一人分の特殊な独房。運搬が可能で、閉じ込めた囚人は電荷を帯びた拘束具に固定される[29]。しかしバッキーは、ジモに操られた際に拘束具とドアを壊して脱出する。
ダメージ・コントロール局(DODC)
スターク社とアメリカ政府が共同で設立した機関で[注釈 29]、“DODC”とは“D”epartment “o”f “D”amage “C”ontrolの略称。超人たちによる被災地の後始末や整備、残されたヴィランの武装やビークルといったテクノロジーの回収・管理を行う。そのため、これまでチタウリやダーク・エルフ、ウルトロンらの武装などを回収・管理してきた[注釈 30]
2016年時には回収した物品を、“6A9"のコードネームの車両をはじめとする3台のトラックが、厳重保管施設へ運搬していたものの、その途中にトゥームス/バルチャーが物資を窃盗しようと密かに侵入した。しかし、ピーターの妨害により失敗し、トラックは気絶した彼を乗せたまま、厳重保管施設にコンテナを搬入してしまう。
厳重保管施設
ワシントンD.C.に存在する、ダメージ・コントロール局の施設。回収・搬入された荷物をトラックコンテナごと保管する倉庫は、ピーターの怪力でも開けられず、夜中は開かないゲートを出入り口とし、外部への通信を防ぐために電波が遮断されているなど、非常に厳重な設備となっている。
トゥームスとの戦闘でコンテナに閉じ込められたピーターはここに辿り着き、コンテナの中で“ウルトロン・プライム”の頭部などを見つけ、カレンと話したり、ウェブ・シューターのトレーニングを行ったりしていたが、このままでは学力コンテストに出席出来ないと気づいたためにゲートのロックの暗証番号入力を一晩中試し、247回めの入力でゲートを開けて脱出することに成功する。

実在する行政機関では、アメリカの両軍や、CIANASAのような政府機関FBI及びニューヨーク市警サンフランシスコ市警南アフリカ警察などの警察機関特殊部隊であるGSG-9までが登場している。

教育機関編集

カルバー大学
ヴァージニア州・ウィロウデイル[注釈 31]にキャンパスを構える大学。ベティ・ロスが籍を置き、かつてはブルースもここに在籍し、生化学と電波物理学の教授を務めていたが[30]、キャンパスの研究室内で行った超人血清とガンマ線の実験の失敗でハルクに変貌する体質となってしまい、研究室も壊滅した。
5年後の2010年に、ブラジルから数日間をかけてここに北上したブルースが研究データを取り戻すために来校・潜入し、翌日には彼が研究データの解析に大学へと訪れていることを知らされた特殊部隊とハルクの再戦の場となる。
ジェーン・フォスターは本校を卒業しており[31]、ミッドタウン高校の教師であるロジャー・ハリントンもこの大学の出身で[32]、ジェーンと深い間柄のエリック・セルヴィグや、『エージェント・オブ・シールド』シリーズのアンドリュー・ガーナー博士もかつて本校に籍を置いており、『エージェント・オブ・シールド』シーズン2と3にも本校のキャンパスが登場する。
グレイバーン大学
ニューヨークにキャンパスを構え、サミュエル・スターンズが籍を置く大学。ベティと共にここを訪ねたブルースは、彼女とスターンズの協力で自身の身体の治療に成功する。しかしその後、スターンズがここでブルースから送られてきた彼の血液サンプルを培養し、複数の被験者に投与実験を行っていたことも発覚。このことが、ハルクとの再戦に乗り込んできたエミル・ブロンスキーを“アボミネーション”へと変貌させてしまう。
ミッドタウン高校
ピーターや彼の友人である同級生たちが在籍する理工科高校。1962年に開校し、ニューヨークに位置している。優秀な理系の生徒が多数通い、スクールバスも運行している。校長室には校長であるモリタの祖父の戦時中の写真や勲章が飾られ、廊下の壁にはハワードとアースキンの肖像画も描かれており、加えて理科室にはブルースの額縁入りモノクロ写真まで壁に掛かっている。校内のテレビモニターには、本校独自のニュースチャンネルが放送されている。また、モリタの方針により、キャプテン・アメリカが登場する教育実習ビデオを授業や補習で使用しており、彼が世間で戦犯として扱われて以降も続けている。更に本校ではイベントの一つとしてホームカミング・パーティーまで開催される。
ピーターは、校内のロッカーの下に“ホームメイド・スーツ”や“ウェブ・フリュイド”を隠していた。
ハーマン・シュルツ/ショッカー(二代目)らがピーターに奪取されたエナジー・コアを取り戻そうと校内に侵入したこともあったが、奪還は叶わず、ピーターとも遭遇しなかったため、騒動は起きずに済んでいる。
また本校の生徒の半数も、デシメーションの影響で消滅しており、それから5年後に復活。そのため消滅を免れた生徒は卒業し、デシメーション時に小学生ほどだった子どもがティーンエイジャーへ成長して復活した生徒たちのクラスメイトとなる事態が起こった。
全米学力コンテスト・チーム
ピーターや友人のMJとネッドたちが属しており、全米学力コンテストの全国大会に出場するクラブ活動。コンテストの大会には黄色いブレザーを羽織って参加する。
2016年にはリズ・トゥームスがチームのリーダー格であり、地方大会を勝ち抜いた後、全国大会出場を決定してワシントンD.C.へ赴き、開催された大会でエース格だったピーターはトゥームスの一味を追っていたため欠席してしまうが、最終的にMJが勝利を決める問題に正解し、優勝を果たした。その後、見学先のワシントン記念塔で起きたエレベーター事故に巻き込まれて窮地に陥ってしまうも、駆け付けたピーター/スパイダーマンによって皆救われた。
トゥームスの一味が逮捕されると、リズの転校に伴ってMJが新たにリーダー格となった。
このチームの面々の多くも消滅と復活を経たため、2024年にはデシメーション当時の姿のまま在学している。
科学史ツアー
2024年の夏休みに行われたヨーロッパ研修旅行。ピーターや彼の友人である学力コンテスト・チームの面々も多数参加し、ヨーロッパ各地に出かけたが、ピーターの協力を得たいフューリー(擬態)や、現地で暗躍するベックの画策で、度重なる予定変更とエレメンタルズの猛威に遭うことになった。そのため一般的な修学旅行にならなかったが、旅行に参加した者は皆アメリカへ無事に帰国する。
ブルックモント小学校
サンフランシスコにある、キャシーが通っている小学校。スコットは祖母から貰ったトロフィーに隠した“アントマン・スーツ マーク2”を取り戻すために、ホープと2人で本校に潜入して、キャシーが劇の発表の小道具として持って行ったトロフィーを見つけ、スーツを取り戻すことに成功する。その途中でスコットは、“アントマン・スーツ マーク3”の不調により拡大化で倉庫の天井に頭をぶつけたり、幼児ほどのサイズに縮小した挙句、本校の講師に後ろ姿を見られて、学童に間違われかけるアクシデントもあった。

実在する教育機関では、旧王立海軍大学ロンドン大学MITに、バークレー大学が登場している。

非合法組織・勢力編集

ヒドラ
ナチスの極秘科学部門だった秘密結社、大戦中から全世界の中でも特に優れた科学技術や最先端の兵器などを保有し、これらを用いて世界征服のためのさまざまな活動を行う。
大戦中は、創設者であるヨハン・シュミット/レッドスカルに統率され、活動していたが、SSRとの戦いで壊滅に追い込まれた。だが戦後に僅かな残党らによって水面下で再興され、戦後の歴史の裏で再び世界制服を成し遂げようと暗躍し続ける。
テン・リングス
世界各地に支部を構え、誘拐、強奪、民間人攻撃などのテロ活動を展開する[33]無国籍テロリスト集団。
アフガニスタンの支部では、所属するゲリラたちが英語のほか、アラビア語パシュトー語モンゴル語ロシア語ハンガリー語など数多くの言語を話し、ラザ・ハミドゥミ・アル=ワザールの指導の下でアジア地域の武力制圧を目指しており、裏でオバディアと繋がっているため、スターク社製兵器を多数保有していた。
2009年にアフガニスタンで“ジェリコ”のデモンストレーションを成功させて帰路についていたトニーをスターク社の兵器で襲撃。キャンプへ拉致し、解放の条件として自分らにジェリコを作るように命じる。だが、トニーとホー・インセンに対して扉ののぞき窓から内部を除いたり、カメラ越しの監視程度に見張り役が終始したため[注釈 32]、反撃用のアイアンマン・アーマー マーク1開発を許してしまった。インセンに致命傷を与えたが、トニーには保有兵器を破壊されて脱出され、打撃を負った。
その後、グルミラで猛威を振るい、トニーが砂漠に残したマーク1の残骸を回収し、ラザがオバディアと交渉するものの、トニーやオバディアによって双方に関わったゲリラが全て一網打尽にされたため失敗に終わる。
しかしこれで全滅したわけではなく、2010年にはモスクワで構成員の一人がヴァンコに偽造パスポートを密売しており、前述の2015年のイエロージャケットの披露会にも構成員が参加している。
2012年時にはキリアンによって、世間へエクストリミスの不適合者の爆死事件をテロと見せかけるために本勢力の名と紋章を利用されてしまい、この一件に関与して逮捕・収監されたトレバー・スラッタリーへの対処にも、構成員を差し向けている。
キャンプ(アフガニスタン)
アフガニスタンにおける活動拠点。軍にも見つかりにくい洞窟内に構えられ、スターク社製兵器が多数配備されていた。トニーやインセンがここで捕虜とされたものの、インセンの捨て身の活躍とアイアンマン・アーマー マーク1を装着したトニーの反撃によりこの拠点は壊滅する。
ゼロッツ
バルチャーの一味
トゥームスや彼の部下たちが属していた一味。かつては廃品回収会社として、ニューヨーク決戦で出たチタウリの残骸を撤去していたが、ダメージ・コントロール局の介入により失業。そこで、回収していたにもかかわらず政府に未提出だった残骸を材料にしたハイテク武器の製造・密売へと転業し、数年間経営を安定させてきた。
だが2016年に、ピーター/スパイダーマンにその存在を知られ、彼の度重なる妨害で業務は失敗を繰り返して経営維持が困難となり、一攫千金を狙った「最後の仕事」であるアベンジャーズ・タワーから輸送される荷物の奪取の際にトゥームスとシュルツは逮捕された。これによって、当社の活動は事実上停止したが、トゥームスの部下の一人だったフィニアス・メイソン/ティンカラーは消息不明である。
クロウの一味
ユリシーズ・クロウと彼の部下たちが属していた一味。貨物船“チャーチル”を拠点とし、南アフリカブラックマーケットでヴィブラニウムや武器の密売を事業としている。
2015年には、ウルトロンを追ってチャーチルに現れたアベンジャーズと交戦するも歯が立たずに終わった。2016年にはウンジャダカ/エリック・キルモンガーと組んでグレートブリテン博物館からヴィブラニウムの斧を奪った後に、取引したエヴェレットたちCIAに一時捕縛されたクロウを救出するが、反旗を翻したウンジャダカによってクロウらは射殺される。以降の動向は不明。
バーチの一味
バーチや彼の部下たちが属していた一味。バーチが経営するサンフランシスコの高級レストラン“ウィ”を隠蓑に、ブラックマーケットで武器や最先端テクノロジーの売買を行なっている。
2018年に、自身らと取引したピム父娘が持つ量子トンネルを金儲けのために売り捌くべく、スコット&ピム父娘や、エイヴァ・スター/ゴーストを相手にトンネルを搭載したモバイル研究所を巡る三つ巴の争奪戦をサンフランシスコ各地で繰り広げたが、構成員の多くはホープやエイヴァに蹴散らされ、バーチもルイスたちによって捕縛されて、地元警察に逮捕される結果となる。
ミステリオの一味
ベックをはじめとするトニーに反感を抱えるスターク社の元従業員たちが属する一味。ベックをヒーローとして世界に君臨させるために、自身らのテクノロジーを用いて、暴れ回る架空のモンスター“エレメンタルズ”と、それに立ち向かう謎のヒーロー(ベック/ミステリオ)の戦いを捏造する。
2024年に、メキシコやピーターたちミッドタウン高校の生徒たちの研修旅行先でもあるヨーロッパ各地で、エレメンタルズとヒーローの戦いを大衆に見せ付けて浸透させ、ピーターからE.D.I.T.H.を奪うと、最終段階にロンドンにおいてこれまで以上に巨大なエレメンタルとミステリオの戦いを披露し、ミステリオの素性を知ったMJたちの始末にもあたった。この一件でMJたちの始末は失敗し、ベックはピーターに敗れて絶命するも、ピーターやフューリー(擬態)たちにその存在を認知されなかったベックの同胞らは、デイリー・ビューグルへ偽造映像を投稿する。その後の動向は不明。

その他の機関・勢力編集

ネクサス
オスロにある、インターネットの世界的中枢施設。施設内に膨大なサーバー・コンピュータを有する。ウルトロンが核ミサイルを発射できなかった理由を突き止めるために、トニーがここを訪ね、核発射コードを守っていたJ.A.R.V.I.S.を発見する。トニーがここを調べていた際に、彼の後ろにいた職員たちがトニーの来訪に喜んでいた様子を見せている。
マスターズ・オブ・ミスティック・アーツ
フューリー(擬態)のチーム
フューリーから、ピーターへE.D.I.T.H.の譲渡を指示されたタロスとソレンや、ディミトリが属する少数精鋭の調査チーム。
イステンコの調査で出会ったベックをチームに加え、彼からエレメンタルズの存在を知られると、その対処にあたるようになり、ヨーロッパ各地に拠点を構えながら奔走した。
なお、表舞台でミステリオの一件に関わったフューリーがタロスの擬態だったため、このチームのメンバーが全員元S.H.I.E.L.D.のエージェントなのかスクラル人なのかどうかは不明。

宇宙編集

戦士団・軍事組織編集

アスガルドの戦士団
アスガルドにはエリート戦士団の“エインヘリャル”が王宮の守衛や国防に仕え、女戦士の一族及び一団である“ヴァルキリー”も太古に存在していた。
ノバ軍警察
ノバ帝国の治安維持を任務とする宇宙警察。惑星“ザンダー”に本部を、“ノバ帝国”各地にも支部などをそれぞれ配置し、キルン刑務所で収監された囚人たちの管理も行う。隊員たちは揃いの青いユニフォームを着用し、3つの太陽を表す発光部が付いた黒いプロテクターにヘルメット、ライフルや右腕に2門の銃口が仕込まれたガントレットで武装する。“スター・ブラスター”のようなビークルも多数保有する。
2014年にザンダーで発生したクイルたちの騒動鎮圧から、キルン刑務所での暴動対処に、ダーク・アスター攻撃まで多くの場面で活動し、ロナン打倒後はザンダーを救ったガーディアンズへ、大破した“ミラノ号”を修復して贈呈する感謝の印を見せる。
サカーディアン・ガード[34]
グランドマスターの下に仕える、彼の宮殿に常駐している警備隊。トパーズが指揮官を務め、兵士たちは色とりどりのアーマーとロッドで武装している。
ソーとロキたちがグランドマスターの宮殿に侵入した際に彼らと交戦するが、全く太刀打ちに彼らの宇宙船奪取とサカール脱出を許してしまう。
クリー帝国の軍事組織
スターフォース
クリーの少数精鋭の特殊部隊。隊長のヨン・ロッグを筆頭に、各部門から選抜されたエキスパートのみが所属する。1989年に地球から連れされたキャロルも“ヴァース”としてこの部隊に所属しており、ミン・エルヴァ以外のメンバーとも良好な関係を築いていた。だが、ヴァースの「クリー人ではなく地球人である」という出自と失われた記憶の真相については本人以外皆周知しており、ヨン・ロッグらはヴァースを利用し続けるためにこの事実を彼女に長く秘匿していた。
1995年時には、スクラル撲滅のためにトルファからマー・ベルのラボ、地球までを転戦した。キャロルがスクラル側につくと、メンバー全員何の躊躇もなく彼女に戦いを挑むも、バイナリー・パワーに覚醒したキャロルに圧倒され敗北する。
アキューザーズ
クリーのエリート軍隊。1995年にはロナンが司令官として所属していた。隊員たちはプロテクターとモヒカン状のヘルメット、ライフルで武装している。
1995年に戦艦を運用してスターフォースに同伴し、トルファを爆撃した。後にマー・ベルのラボ一帯でフューリーたちやキャロルと激戦を展開するが、相手を倒すことはできずに撤退する。

宇宙海賊編集

マローダーズ[35]
異なる複数のヒューマノイド型種族らが連携した海賊集団[注釈 33][35]。彼らが着用・装備しているジャケットにヘルメット、アーマーや、斧に捕鯨砲などの様々な武器の多数は盗品である[35]
2013年の惑星直列に乗じて複数の恒星系を奇襲し、植民地及び活動拠点にしようと侵略するが[35]、ヴァナヘイムをはじめとする複数の戦地でソーたちアスガルド軍に敗北し、アスガルドの牢獄に収監された。その後アルグリムによって解放され、牢獄で暴動を起こすも、またしてもソーたちに鎮圧された。
ラヴェジャーズ
銀河にその名を馳せ、盗賊、密輸業者、傭兵賞金稼ぎ、犯罪者など、金になることなら何にでも首を突っ込む曲者ばかりで構成される大規模な宇宙海賊。スタカー・オゴルド率いる本隊を筆頭に100以上の部隊を擁しており、メンバーはユニフォームとしてレザーコートやジャケット、ズボンを着用する。炎をシンボルに掲げ、右拳で左胸を2回叩く仕草を敬礼とし、さらに強力なビークルも数多く保有している。
「仲間から物を盗まない」や「子どもを取引しない」などの海賊の掟も複数存在し、掟を破った場合は追放されてしまうこともある。しかし追放されても、名誉を回復するに相応しい行動をとれば、再び仲間として受け入れられる場合もある。
2014年時には、前述のヨンドゥの葬儀の際に、銀河の各地から全隊が集結・参列した。
また、2023年の最終決戦時には、“コントラクシア”の“アイアン・ロータス”からゲートウェイを通ってアベンジャーズ・コンパウンド跡地に駆けつける。
本隊
スタカーに率いられ、マルティネックスたちが属する中心部隊。メンバーは黒のレザーコートやジャケット、ズボンをユニフォームとして着用する。
ヨンドゥの部隊
ヨンドゥに率いられ、エクレクター号を旗艦とする部隊。メンバーは赤茶色のレザーコートやジャケット、ズボンをユニフォームとして着用し[注釈 34]、クイルもこの部隊の一員だった。ラヴェジャーズの一部隊であるものの、実際にはヨンドゥが前述の掟を破って少年期のクイルを地球から拉致したことで、スタカーから追放されており、ヨンドゥの部下であるメンバーらはこのことを知らずにいた。
2014年にヨンドゥにより、クイルに懸賞金をかけて追跡し、ノーウェアで捕らえたが、彼からオーブと引き換えに協力を頼まれて承諾。ガーディアンズと共にロナンのダーク・アスターに攻撃を仕掛け、その事後に撤退する。
数ヶ月後には、アイーシャからガーディアンズ捕縛の依頼を受けて惑星“ベアハート”に赴くも、ヨンドゥに不満を抱えていたテイザーフェイスらの反逆に始まる内紛により、エクレクター号が大破し、エゴ打倒後に窮地に陥ったクイルを救ったヨンドゥも絶命したことで、クラグリン・オブフォンテリを除くメンバー全員が死亡。当部隊は事実上壊滅した。
チャーリー27の部隊
チャーリー27が率いる部隊。メンバーは黄色のレザーコートやジャケット、ズボンをユニフォームとして着用する。
アリータの部隊
アリータ・オゴルドが率いる部隊。メンバーは緑色のレザーコートやジャケット、ズボンをユニフォームとして着用する。

計画編集

S.H.I.E.L.D.の計画
S.H.I.E.L.D.は世界平和のために、超人たちを団結させ1つのチームを編成する“アベンジャーズ計画”をはじめ、テッセラクトを研究する“P.E.G.A.S.U.S.計画”、新型ヘリキャリアによる総攻撃作戦の“インサイト計画”、“ピム粒子”を応用した人体巨大化実験の“ゴライアス計画”など複数の計画を実行してきたが、これらの計画の複数は頓挫したものも少なくない。
スーパーソルジャー計画
第二次世界大戦中にSSRによって研究が行われた、超人血清によって強化された“超人兵士”を複数生み出すための人体実験計画。正式名称は“ウェポンプラス計画”で[注釈 35]、別名“プロジェクト・リバース”[26]
実験の過程は、まず“ヴァイタ・レイ”照射カプセルに固定した被験者にペニシリンを投与し、次に急速な細胞変化を誘発させるために主要筋肉群へ超人血清を7本分兼備注射する。次に被験者の身体の成長を促進させるため、リアクター操作でカプセルを閉じて被験者にヴァイタ・レイを照射する[注釈 36]。この際、被験者の全身に1分間激痛が走る[26]。最初の被験者に選ばれたスティーブは、実験中に叫びながら苦しむも、強靭な意志で皆へ実験続行を熱望。その結果、彼は生物として1番理想的な身体へ強化された。
だが、その直後にアースキンが殺害されたため、計画の続行は不可能となる。
しかし、2005年にロスの主導で再開し、ブルースは超人血清を投与したことでのガンマ線耐久性の向上についての研究として軍から依頼され、ベティと実験を行っていたが、失敗したことで再び計画は頓挫してしまった。
そして2010年、ブルースの行方を突き止めたロスは、彼を捕らえてもう一度計画を再開させようと企てたが、ブラジルからニューヨークまでの一件で実現せずに完全凍結される。
ペガサス計画
ライトスピード・エンジンを搭載した航空機“ASIS”を開発する極秘計画。1989年に行われたASISの飛行実験はスターフォースの介入により失敗に終わり、マー・ベルの死及びキャロルの消息不明を確認したアメリカ空軍とNASAはこの一件を隠蔽していた。この計画のレポートを見たフューリーによって、損失額が10億ドルになったことが言及される。
21世紀の時点では、S.H.I.E.L.D.により前述の“P.E.G.A.S.U.S.計画”としてプロジェクトが再開されることになる。
タイム泥棒作戦
アベンジャーズたちが2023年に発動した一大作戦。その概要は、作戦に参加したヒーローたちが量子力学で過去へタイムトラベルし、各時代で入手したインフィニティ・ストーンを現代で使って、5年前にデシメーションで消滅した全生命を復活させるというものである。
なお前述のタイムパラドックスの理論から、ストーンを持ってきたままにしてしまうと、ストーンが無ければ解決できなかった事件・戦闘に対する対抗手段が持ち出された世界の未来では無くなってしまうため、一時的にストーンは借りるだけで、後に再度タイムトラベルして元の世界のほぼ同じ時間軸に返還するという作戦内容になっている。
アベンジャーズたちはタイムトラベル先を2012年のニューヨーク、2013年のアスガルド、2014年のモラグとヴォーミアに決め、2012年からはスペース・ストーンとマインド・ストーン、タイム・ストーンを、2013年からはリアリティ・ストーンを、2014年からはパワー・ストーンとソウル・ストーンをそれぞれ入手を試みたが、スペース・ストーンだけは入手に失敗してしまった。だがトニーは機転を利かせて1970年のキャンプ・リーハイにタイムトラベルし、スペース・ストーンの入手に成功した。
ナターシャの犠牲があったものの、現代に帰還したアベンジャーズが6つのストーンを揃えてその力を使ったことで、5年前に消滅した全生命は復活し、作戦は結果的に成功したこととなる。

注釈編集

  1. ^ 『インフィニティ・ウォー』でナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウは、(スコットは)アメリカ国務長官サディアス・ロスと司法取引を交わしたと言及している。
  2. ^ 他にも劇中のエキスポ会場内で“kodak”や“audi”などの垂れ幕も散見される。
  3. ^ ロケットタニリーア・ティヴァン / コレクターへ“オーブ/パワー・ストーン”の売却を試みた際にティヴァンから決済方法を問われると、現金払いを要求しており、グランドマスターヴァルキリー(ブリュンヒルデ)から差し出されたソーを買い取った際には、トパーズ・カルロ電子マネーらしき方法で個人間送金させている。
  4. ^ 地球に追放されたソーがこれをダイナーで実行するとジェーン・フォスターに叱られた。
  5. ^ そのためかソーは、自分の頭髪をスティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジやサカールの理髪師が触ろうとした際に、抵抗しようとしたり、絶叫するほど嫌がる振る舞いを見せた。
  6. ^ アルグリムはカースとなっても、理性を失わず自我を保ったままマレキスに従い続けた。
  7. ^ エージェント・オブ・シールド』シーズン1の第6話では、このヘルメットの内側に特殊なウイルスが付着していることが判明し、当エピソードの事件の元凶として登場する。
  8. ^ ロケットは「クズばかりの種族」と噂で聞いていたらしい。
  9. ^ 本作開始前まで地球を訪ねたことが無かったのか、地球の地下鉄でヴァースと戦った輩が列車のトロリーポールを掴んで感電するなど、地球の文明には疎いことも伺える。
  10. ^ スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ではマリア・ヒルに擬態したソレンが、「クリー帝国に潜入した工作員が〜」と発言している。
  11. ^ しかし、サンフランシスコ沖でバーチが乗った遊覧船を追った際には数匹も呼んだものの、その度に跨った個体も含めてカモメに食べられてしまった。
  12. ^ エインヘリャルと異なり、ミイラ化はしていなかった。
  13. ^ ジェネラルは8本である。
  14. ^ あくまで魔力で「動かす」だけであって、「元の身体機能を回復させる」わけではない。ゼロッツとドルマムゥの撃退後、マスターとなったスティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジは、負傷した両手を少しずつ上手く動かせるようになりかけていた。
  15. ^ その際には、火花が飛び散る。
  16. ^ ストレンジや闇の魔力を得る前のゼロッツの面々は、エンシェント・ワンは一対の扇子に形作って装備する。
  17. ^ 魔法円の展開を省略して武器や防具の形に変えることも可能。
  18. ^ エンシェント・ワンは、闇の魔術を発動する際に額にドルマムゥの紋章が赤く浮かび上がるのみだった。
  19. ^ エンシェント・ワンは終始エルドリッチ・ライトを駆使していた。
  20. ^ “スマート・ハルク”に進化したブルースの精神体は進化前のブルースの姿だった。
  21. ^ ここで使われるWi-fiのパスワードは“shamballa”である。
  22. ^ カリオストロの書のほかにも、“見えぬ太陽の書”、“アストロノミア・ノヴァ(『新天文学』)”、“コーデックス・インペリアム”、“マキシムのプライマー(祈祷書)”などの魔法書が収蔵されている[20]
  23. ^ ゼロッツによってロンドンと香港の施設を破壊されたことで、現実世界に暗黒次元が出現した。
  24. ^ アガモットの目とも同デザインである。
  25. ^ トニーからはアイアンマンと同等のアーマーを開発するのに、ハマー社では20年かかると茶化されている。
  26. ^ チェンバーと繋がるチューブ内には、防犯対策としてレーザー格子が張られている。
  27. ^ スコットも一員であるが、軟禁中は自宅で仕事に励んでいた。またオフィスにある彼の机は皆と異なり、ルイスが慈善バザーで買った小さなもので、スコットは不満を呈した。
  28. ^ しかし訓練中のスティーブは、金具を抜き、ポールを倒して掲揚旗を取ることに成功した。
  29. ^ アイアンマン』のラストシーンの時点で、スターク社社長室のテレビモニター画面下のテロップにその名が表示されている。
  30. ^ ニューヨーク決戦の際には、ニューヨーク州を含む3州に残った1500トン以上の残骸を処理したらしいが、このことがエイドリアン・トゥームスが営む廃品処理会社から仕事を奪い、彼らが武器密造・密売へ転業するきっかけになってしまった。
  31. ^ 『インクレディブル・ハルク』ブルーレイの特典データで確認できる。
  32. ^ 機械工学や科学技術に精通するゲリラがいないのか、開発作業はトニーとインセンに任せきりで、両者を間近で見張り続けることが無かったほど、対応が甘かった。
  33. ^ “アールマークイズ”、“イヤーズ”、“サカラン”などが属している[35]
  34. ^ クイルもこのユニフォームに常時身を包んでおり、ガモーラ、ドラックス(ズボンのみ)、ロケット、ベビー・グルートやネビュラもこのユニフォームを着用した。
  35. ^ スターク社製超人血清のクールタンクのラベルプレートに記載。
  36. ^ ヴァイタ・レイ照射には膨大な電力が必要で、ブルックリン一帯の半分が停電した。

参考編集

  1. ^ オラクル社以外の企業名は、『アイアンマン2』のブルーレイ特典映像より。
  2. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 13
  3. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 64
  4. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 91
  5. ^ a b ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 85
  6. ^ a b ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 84
  7. ^ a b c d ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 114
  8. ^ キャプテン・マーベル』劇場パンフレットより。
  9. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 188
  10. ^ a b ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 86
  11. ^ 超全集 2019, p. 178
  12. ^ a b c d e ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 189
  13. ^ 超全集 2019, p. 85
  14. ^ a b ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 73
  15. ^ a b ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 115
  16. ^ 映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』から『ゴリラ・チタウリ』のマスク無しバージョンのコンセプトアートが公開”. 2020年2月27日閲覧。
  17. ^ 『ドクター・ストレンジ』のアクションはダンスと空手の融合だった!”. 2017年6月20日閲覧。
  18. ^ a b ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 164
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  20. ^ a b ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 161
  21. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 165
  22. ^ 『ドクター・ストレンジ』ストレンジの衣装に隠されたカンバーバッチのこだわりとは??”. 2017年2月1日閲覧。
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  30. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 105
  31. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 80
  32. ^ 『スパイダーマン』の「あの人」は『インクレディブル・ハルク』が初登場だった”. フロントロウ. オウトグラフ プロダクション (2019年7月5日). 2019年9月21日閲覧。
  33. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 45
  34. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 87
  35. ^ a b c d e ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 83

参考文献編集

  • 『マーベル・スタジオ・ビジュアル・ディクショナリー』デアゴスティーニ・ジャパン、2019年。ISBN 978-4-8135-2270-6
  • 『アベンジャーズ マーベルヒーロー超全集 (てれびくんデラックス愛蔵版)』小学館、2019年。ISBN 978-4-09-227211-8