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マーヴィン・トラン

マーヴィン・トラン英語: Mervin Tran, 1990年9月22日 - )は、カナダレジャイナ出身の男性フィギュアスケート選手。パートナーはマリッサ・キャステリナターシャ・ピュリッチ高橋成美

Pix.gif マーヴィン・トラン
Mervin TRAN
Figure skating pictogram.svg
Narumi TAKAHASHI Mervin TRAN Lake Placid 2009 P.jpg
2009年JGPレークプラシッドでの高橋とトラン
基本情報
代表国: アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カナダの旗 カナダ
日本の旗 日本
生年月日: (1990-09-22) 1990年9月22日(28歳)
出生地: カナダの旗 カナダ
サスカチュワン州レジャイナ
身長: 175 cm
パートナー: マリッサ・キャステリ
元パートナー: ナターシャ・ピュリッチ
高橋成美
コーチ: ブルーノ・マルコット
リチャード・ゴーチエ
シルヴィ・フラム
ロバート・マーティン
キャリー・ウォール
振付師: ジュリー・マルコット
所属クラブ: St-Leonard FSC
ISU パーソナルベストスコア
トータルスコア: 176.38 2017 CSオータムクラシック
ショートプログラム: 67.50 2016 CSオータムクラシック
フリースケーティング: 117.74 2017 CSオータムクラシック
 
獲得メダル
フィギュアスケート
世界選手権
2012 ニース ペア
世界国別対抗戦
2009 東京 団体
2012 東京 団体
世界ジュニア選手権
2010 ハーグ ペア
2011 江陵 ペア
ジュニアグランプリファイナル
2009 東京 ペア
2010 北京 ペア

2012年世界選手権ペア銅メダリスト。

目次

経歴編集

カナダのレジャイナで、ベトナム難民カンボジア難民の両親の間に生まれる。4歳の時に参加したアイスホッケーのキャンプで、スケーティングの講師がフィギュアスケート選手だったことがきっかけとなり、フィギュアスケートを始めた。2006-2007シーズンまで男子シングルの選手として競技会に出場し、カナダ選手権ノービスクラス9位になったこともある。アクセルを除く3回転ジャンプを跳ぶことができる。

2007-2008シーズンからは日本の高橋成美とペアを組み、日本所属選手として競技会に出場している。同シーズンからISUジュニアグランプリ (JGP)に参戦。全日本ジュニア選手権では唯一のペア競技者となった。

2008-2009シーズンはJGPジョン・カリー記念3位となり、JGPファイナルに進出。全日本選手権でも唯一のペア競技者となった。

2009-2010シーズン、JGPトルン杯では、自身初の優勝、日本スケート連盟に所属したペアでは史上2組目の優勝となった。ジュニアグランプリファイナルでは2位となり、これは日本スケート連盟所属ペアでの史上最高成績である。2010年の世界ジュニア選手権でも銀メダルを獲得した。

2010-2011シーズン、ジュニアとシニアのグランプリシリーズの両方を掛け持ちするシーズンとなった。ジュニアグランプリシリーズでは、2週連続で2位、ジュニアグランプリファイナルでは日本人ペアとしては初めての優勝を果たし、2011年世界ジュニア選手権でも3位となった。 2回目の出場となったNHK杯でシニアの国際大会で初めての表彰台となる3位、続くロステレコム杯では2位となった。GPファイナルへの進出は逃したものの、初参戦となった世界選手権では、9位となった。

2011-2012シーズン、同シーズンからシニアに完全移行し、スケートカナダで4位、NHK杯でフリーと総合でパーソナルベストを更新して2位となった。同NHK杯競技終了後のインタビュー[1]で、日本代表としてのオリンピック出場のための日本国籍取得を思案中であるが、同時にカナダ国籍を放棄しなければならないため、国籍変更による影響を見極めた上で決断したいと述べた。日本のペア選手としては史上初となるISUグランプリファイナルへの進出を決めたが、6位に終わった。三度目の出場となった四大陸選手権では、SPでパーソナルベストを更新し、4位につけたが、フリーで得点を伸ばせず、総合5位となった。世界選手権では、SPはほぼミスのない演技で3位、FSもミスを最小限に演技をまとめ3位、パーソナルベストを17点余り更新し、総合3位。日本スケート連盟所属ペアとしてシニア世界選手権初のメダルを獲得した。シーズン最終戦の国別対抗戦では、SPは1位で発進するも、FSでの転倒等のジャンプミスが重なり、トータルで2位と0.06ポイント差の3位となった。

2012年4月、日本国籍取得の意志を明らかにしたが、日本国内の居住年数を満たしていないなど、国籍取得は難しい状況にある[2]日本スケート連盟は特別の功労のある外国人については国会の承認を得て許可できる大帰化制度(国籍法第9条に規定)に基づき、「5年以上、日本代表として国際連盟主催の大会で活躍し、世界選手権で銅メダルも獲得している」と功労を強調する形で特例措置を求めていく方針である[3]。しかし、法務省は日本に居住実績のないトランの日本国籍取得は、特例でも難しいと説明している[4]

2012年4月、高橋が練習中に負傷し、左反復性肩関節脱臼と診断された。[5]そのため、グランプリシリーズ2戦を欠場。2012年12月18日、高橋成美とのペア解消を発表。[6]2013年3月、トライアウトを行ったナターシャ・ピュリッチとのペアを結成。[7]カナダ選手権では4位、四大陸選手権では5位。ピュリッチとのペアを解消し、6月10日にマリッサ・キャステリとペアを結成し、アメリカに移籍することを発表。ボストンでロバート・マーティンに師事し、自身のコーチであるブルーノ・マルコットの元でも練習をする。[8]


主な戦績編集

大会/年 2007-08 2008-09 2009-10 2010-11 2011-12 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18
世界選手権 9 3
四大陸選手権 5 7 5 5 6
世界国別対抗戦 6 3
全米選手権  6 3 2
カナダ選手権 4
全日本選手権 1 1 1 1
GPファイナル 6
GPフランス国際 6 6[9] 5 6
GPスケートアメリカ 7
GPスケートカナダ  4 4
GPNHK杯  8 3 2
GPロステレコム杯  2 10
CSオータムクラシック 2 3 4
CSゴールデンスピン 5
CS USクラシック 2
ネーベルホルン杯  6
世界Jr.選手権 15 7 2 3
全日本Jr.選手権 1
JGPファイナル 7 2 1
JGPトルン杯 1
JGPジョン・カリー記念 3 2
JGP B.シュベルター杯 6 2
JGPレークプラシッド 3
JGPメキシコ杯 4
JGPタリン杯 12

詳細編集

2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年11月17日-19日 ISUグランプリシリーズフランス国際グルノーブル 6
58.99
6
118.16
6
177.15
2017年10月20日-22日 ISUグランプリシリーズロステレコム杯モスクワ 7
54.37
6
116.16
7
170.53
2017年9月20日-23日 ISUチャレンジャーシリーズオータムクラシックピエールフォン 4
58.64
4
117.74
4
176.38
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年1月14日-22日 全米フィギュアスケート選手権カンザスシティ 4
64.29
2
121.99
2
186.28
2016年11月11日-13日 ISUグランプリシリーズ フランス杯パリ 5
59.26
5
116.92
5
176.18
2016年10月21日-23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカシカゴ 7
61.17
4
110.78
7
171.95
2016年9月29日-10月1日 ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシックピエールフォン 2
67.50
3
136.90
3
173.62
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年2月16日-21日 2016年四大陸フィギュアスケート選手権台北 6
61.34
6
113.74
6
175.08
2016年1月15日-24日 全米フィギュアスケート選手権セントポール 3
64.12
3
114.92
3
179.04
2015年12月2日-5日 ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピンザグレブ 3
62.66
5
108.34
5
171.00
2015年11月13日-15日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯ボルドー 6
64.08
中止 6
2015年10月30日-11月1日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダレスブリッジ 4
61.85
4
111.55
4
173.40
2015年10月12日-15日 2015年スケートカナダオータムクラシックバリー 2
62.07
2
115.79
2
177.86
2015年9月16日-20日 ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 1
60.24
2
109.22
2
169.46
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年1月17日-25日 全米フィギュアスケート選手権グリーンズボロ 3
64.24
8
104.90
6
169.14
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年1月20日-25日 2014年四大陸フィギュアスケート選手権台北 7
49.57
5
98.23
5
147.80
2014年1月9日-15日 カナダフィギュアスケート選手権オタワ 4
60.04
4
110.36
4
170.40
2013年11月15日-17日 ISUグランプリシリーズ エリックボンパール杯パリ 6
55.89
6
106.20
6
162.09
2013年9月25日-28日 2013年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 3
56.71
6
99.44
6
156.15
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年4月18日-22日 2012年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 1
64.92
4
112.64
3
177.56
2012年3月26日-4月1日 2012年世界フィギュアスケート選手権ニース 3
65.37
3
124.32
3
189.69
2012年2月7日-12日 2012年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 4
61.54
5
109.57
5
171.11
2011年12月23日-25日 第80回全日本フィギュアスケート選手権門真 1
57.42
1
107.55
1
164.97
2011年12月8日-11日 2011/2012 ISUグランプリファイナルケベックシティ 6
59.54
6
104.88
6
164.42
2011年11月11日-13日 ISUグランプリシリーズ NHK杯札幌 2
57.89
2
114.20
2
172.09
2011年10月27日-30日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダミシサガ 3
60.60
5
108.81
4
169.41
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年4月24日-5月1日 2011年世界フィギュアスケート選手権モスクワ 6
59.16
10
100.94
9
160.10
2011年2月28日-3月6日 2011年世界ジュニアフィギュアスケート選手権江陵 2
57.85
3
96.67
3
154.52
2011年2月15日-20日 2011年四大陸フィギュアスケート選手権台北 8
50.25
7
102.38
7
152.63
2010年12月23日-25日 第79回全日本フィギュアスケート選手権長野 1
56.80
1
115.25
1
172.05
2010年12月9日-12日 2010/2011 ISUジュニアグランプリファイナル北京 1
53.94
1
105.58
1
159.52
2010年11月18日-21日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 2
55.90
3
109.57
2
165.47
2010年10月22日-24日 ISUグランプリシリーズ NHK杯名古屋 3
57.23
4
98.43
3
155.66
2010年10月6日-9日 ISUジュニアグランプリ ブラエオン・シュベルター杯ドレスデン 1
56.43
2
102.95
2
159.38
2010年9月29日-10月2日 ISUジュニアグランプリ ジョン・カリー記念シェフィールド 4
43.76
1
100.93
2
144.69
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年3月8日-14日 2010年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ハーグ 2
59.54
2
97.69
2
157.23
2010年1月25日-31日 2010年四大陸フィギュアスケート選手権全州 7
53.74
5
98.09
5
151.83
2009年12月25日-27日 第78回全日本フィギュアスケート選手権門真 1
50.96
1
100.21
1
151.17
2009年12月3日-6日 2009/2010 ISUジュニアグランプリファイナル東京 2
54.44
2
91.36
2
145.80
2009年11月5日-8日 ISUグランプリシリーズ NHK杯長野 8
39.80
8
79.68
8
119.48
2009年9月9日-13日 ISUジュニアグランプリ トルン杯トルン 1
54.53
2
95.50
1
150.03
2009年9月2日-5日 ISUジュニアグランプリ レークプラシッドレークプラシッド 5
39.64
2
89.70
3
129.34
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年4月16日-19日 2009年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 6
43.00
5
82.91
6
125.91
2009年2月23日-3月1日 2009年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 8
45.98
7
80.66
7
126.64
2008年12月25日-27日 第77回全日本フィギュアスケート選手権長野 1
45.94
1
87.35
1
133.29
2008年12月10日-14日 2008/2009 ISUジュニアグランプリファイナル高陽 8
34.24
7
71.80
7
106.04
2008年10月15日-18日 ISUジュニアグランプリ ジョン・カリー記念シェフィールド 3
50.06
4
81.04
3
131.10
2008年9月10日-14日 ISUジュニアグランプリ メキシコ杯メキシコシティ 5
45.67
4
74.45
4
120.12
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年2月25日-3月2日 2008年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 13
42.97
15
70.26
15
113.23
2007年11月24日-25日 第76回全日本フィギュアスケートジュニア選手権仙台 1
36.84
1
67.52
1
104.36
2007年10月10日-14日 ISUジュニアグランプリ ブラオエン・シュベルター杯ケムニッツ 5
43.56
6
70.26
6
113.82
2007年9月20日-23日 ISUジュニアグランプリ タリン杯タリン 14
36.53
10
72.37
12
108.90

プログラム使用曲編集

シーズン SP FS EX
2016-2017 Fallin
曲:アリシア・キーズ
振付:ジュリー・マルコット
Don't Stop Believin
Open Arms
Any Way You Want It
曲:ジャーニー
振付:ジュリー・マルコット
Groove Is In The Heart
曲:ディー・ライト
振付:ジュリー・マルコット
2015-2016[10] サマータイム
作曲:ジョージ・ガーシュウィン
振付:ジュリー・マルコット
トライ
曲:ピンク
2014-2015[11] アディオス・ノニーノ
作曲:アストル・ピアソラ
2013-2014 Tiny Dancer
作曲:エルトン・ジョン
映画『ライフ・イズ・ビューティフル』サウンドトラックより
ボンジョルノ 姫さま
グランド・ホテルのワルツ
涙のワルツ
作曲:ニコラ・ピオヴァーニ
Tiny Dancer
曲:エルトン・ジョン
2012-2013 消えゆく太陽
作曲:ビル・ウィザース
映画『恋の手ほどき』サウンドトラックより
メイン・タイトル
ユー・ネヴァー・トールド・ミー
ジジの大事件
ガストンの決意
作曲:アンドレ・プレヴィン
Runaway Baby
曲:ブルーノ・マーズ
2011-2012 イマジン
作曲:ジョン・レノン
ケベックの協奏曲
作曲:アンドレ・マシュー
おしゃべりはやめて
by エルヴィス・プレスリー
恋のサバイバル
by グロリア・ゲイナー
2010-2011 Feeling Good
作曲:マイケル・ブーブレ
想いの届く日
演奏:ラウル・ディ・ブラシオ
恋のサバイバル
by グロリア・ゲイナー
2009-2010 Farrucas
演奏:ペペ・ロメロ
Chano Lobato
Maria Madgalena
Paco Romero
蝶々夫人
作曲:ジャコモ・プッチーニ
梁山伯と祝英台
作曲:何占豪陳鋼

演奏:ヴァネッサ・メイ

ブラック・ベティ
by ラム・ジャム
2008-2009[12] Din Daa Da
作曲:ジョージ・クランゼ
Seventeen Years
演奏:ラタタット

脚注編集

参考文献編集