ミシェル・ダルベルト(Michel Dalberto, 1955年6月2日 - )はフランスパリ出身のピアニスト[1]。12歳の時にアルフレッド・コルトーの愛弟子ヴラド・ペルルミュテールに紹介され、1968年パリ国立高等音楽院のペルルミュテールのクラスに入学、9年後卒業。1975年クララ・ハスキルコンクール優勝、1978年にはリーズ国際ピアノ・コンクールに優勝するなど。1996年、フランス政府より国家功労勲章を受章。

古典派ロマン派・近現代のピアノ作品を演奏するが、シューベルト作品の深みある解釈には支持が多い。現在では、イタリアイモラ音楽院で教鞭をとり後進の育成にあたる他、上記出身コンクールの審査員も務める。

趣味も広く、ダイビング[要曖昧さ回避]スキーも楽しむなど演奏外の個性も人気の一つになっている。

日本では、NHKの 『スーパーピアノレッスン』 でシューベルトピアノソナタを若手奏者に指導するなど、愛好家には知られた存在。特にソナタの歌謡的な美しさと、作曲家の所在無さといった心情までくみ取る指導・演奏は評判を呼んでいる。

脚注 編集

  1. ^ 吉澤ヴィルヘルム『ピアニストガイド』青弓社、印刷所・製本所厚徳所、2006年2月10日、140ページ、ISBN 4-7872-7208-X