ミスタードーナツ

アメリカ発祥のドーナツチェーン
ダスキン > ミスタードーナツ

ミスタードーナツ英語: Mister Donut)は、アメリカ合衆国発祥のドーナツチェーン店2024年現在、日本ダスキンが日本のほか台湾インドネシアフィリピンタイシンガポールに店舗を展開している。なお、創業地であるアメリカの店舗およびエルサルバドルの店舗は、ダスキンとは無関係の独自資本の店舗となっている[1][2]日本での略称は「ミスド」。

ミスタードーナツ
現地語社名
Mister Donut
業種 外食産業
設立 アメリカ:1956年 (68年前) (1956)
日本:1971年 (53年前) (1971)
創業者 ハリー・ウィノカー
事業地域
アメリカ合衆国日本台湾インドネシアフィリピンエルサルバドルタイシンガポール
製品 ドーナツコーヒーベーグル
親会社 アメリカ:インスパイア・ブランズ英語版
日本:ダスキン
ウェブサイト 日本:www.misterdonut.jp ウィキデータを編集
エリー・G・サヘブ(ヨーロッパ・中東・アフリカ):mister-donut.com

概要 編集

1950年創業のダンキンドーナツの運営に携わっていたハリー・ウィノカーが、経営方針の違いから1955年に独立し、アメリカ合衆国・マサチューセッツ州ボストンで創業。1970年にインターナショナル・マルチフーズの傘下となり、全盛期にはアメリカ・カナダで550店舗を展開するまでに成長した。1990年にダンキンドーナツとともにイギリスのアライド・ライオンズ(後のアライド・ドメク)に買収され、北米の店舗が一部を除きダンキンドーナツに転換されたことで事実上再統一された[1]1994年にはアライド・ドメク・クイック・サービス・レストラン(後のダンキン・ブランズ英語版)の傘下となる。

2005年にアライド・ドメクがフランスの酒業メーカーペルノ・リカールに買収されたのに伴い、ダンキン・ブランズはカーライル・グループベインキャピタルトーマス・H・リー・パートナーズ英語版の3社で構成されるコンソーシアムに売却された。これにより、創業社であるミスタードーナツ・オブ・アメリカは消滅した。

2020年10月31日インスパイア・ブランズ英語版はダンキン・ブランズを113億ドルで買収すると発表した。同年12月15日に買収が完了し、現在はインスパイア・ブランズが(北米等における)ミスタードーナツの商標管理を行っている[3]

日本国内では、1971年よりダスキンがミスタードーナツの運営を開始した。まったくの異業種である同社がドーナツ事業に進出したきっかけは、創業者の鈴木清一がフランチャイズのシステムを学ぶために渡米した際、ミスタードーナツを視察し、ハリー・ウィノカーに出会って意気投合したことに始まる[4]。ダスキンは1983年にはアジア圏におけるミスタードーナツの商標権並びに販売権を獲得[5]。以降、日本のミスタードーナツはケンタッキーフライドチキンマクドナルドなどと同じく、日本国内で最も早い時期に営業を開始したフード系フランチャイズチェーンにして、日本最大規模のドーナツチェーン店として発展した。

一方、ライバルのダンキンドーナツも1970年から日本に展開していたが、1998年に日本から撤退した。そのため1990年代以降、アメリカのドーナツフランチャイズ市場ではダンキンが圧倒し、日本のドーナツ市場ではミスタードーナツが圧倒するという対照的な関係になっている[1]

ロゴ 編集

ロゴは、アメリカの創業者のハリー・ウィノカーがボウタイをした髭をはやしたコック姿を特徴的に図案化したものである。色は主に、オレンジが使われる。サブカラーとして茶色が使用される場合がある。店舗により、ボウタイとドーナツ(円)を組み合わせた上記ロゴを更に抽象化したものを用いている場合も有る。

日本国内の店舗 編集

 
ミスタードーナツ事業本部ビル(大阪府吹田市、江坂芳野町ショップを併設)
 
箕面ショップ(ショップNo.0001)
 
ミスタードーナツの商品の例
 
メニューの例(ドーナツ・ドリンク・飲茶
 
「ミスドゴハン」で追加されたパスタメニュー(カルボナーラ

日本国内の店舗は、ドーナツを主力商品とするが、それ以外のさまざまな食品も扱うファストフード店として知られる。全店舗のうち直営店は少数で、大半の店舗がフランチャイズ店として運営される。

日本国内における運営会社は、大阪府吹田市豊津町に本社を置くダスキンであるが、ミスタードーナツ事業本部は隣の芳野町にある。

店舗名は「○○店」ではなく「所在地名(地名・施設名)+ショップ」となる。各店舗の店頭には、開店順に付けられた4桁のショップナンバー(店番)が表示されており、0001は大阪府箕面市にある箕面ショップである。開店当初の同ショップはダイエー箕面店の敷地内に存在していたが、同店の閉店による店舗取り壊しを経て復活している(詳細は#沿革および箕面市#特記事項を参照)。そういった経緯を経ていない最古参は長らく0002のイオン京橋店大阪市都島区)内の京橋ショップであったが、同店の再開発による閉鎖に伴い、2019年9月30日に閉店した。現在では0008の福島ショップ(大阪市福島区)が移転を経ていない最古の店舗となっており、2022年9月4日からのリニューアル工事を経て2022年9月30日よりリニューアルオープンしている。

開業当初の1970年代から1980年代初頭にかけては、後年のスターバックスなどのシアトル系コーヒーショップを思わせるアメリカ文化や高級感を醸した店構えや広告宣伝戦略を採っていた。パッケージや景品のイラストには、当時人気の高かったイラストレーターペーター佐藤原田治を起用していた。

1980年代後半から2000年代初頭にかけては、好感度タレントで毎年上位に位置することの多いお笑いタレント所ジョージテレビCM起用、低価格メニューの拡充と宣伝での強調、未成年、特に女子をターゲットにデザインした景品キャンペーンの打ち出しなど、徐々に大衆化路線に転じていく。特に、バブル崩壊以降は、外食産業において吉野家などとともに低価格路線を採った代表的なものの一つとなった。

1992年から、日本の店舗では独自メニューとして「ミスター飲茶」の提供を開始した。飲茶メニュー登場時のキャッチフレーズは「サンフランシスコチャイナタウンの飲茶」で、「桑港のチャイナ街」をアレンジしたCMソングを店内で流していた。飲茶メニューは現在も定番商品となっており、肉まんなどの点心麺類チャーハンなどを提供している[6]。飲茶メニューに加え、2017年からはパスタホットドッグなどを加えた食事メニュー「ミスドゴハン」[7]も提供しており、モーニングセットやランチセットも設定されている。

2003年にはポン・デ・ケージョにヒントを得た新商品「ポン・デ・リング」を発売し、ヒット商品となった。ポン・デ・リングなどの商品にキャラクターポン・デ・ライオンとなかまたち」が設定されている。2013年にはポン・デ・リングの誕生10周年を記念して限定商品も発売された。

2000年代には、後述の不祥事により社長引責退任などもあった。フランチャイズによる全国展開を行っているが、2020年5月現在、新規フランチャイジーは募集していない[8]

2018年3月、ミスタードーナツを中心とするダスキンのフード事業は2014年3月期から赤字が続いており、ドーナツのテイクアウト需要に偏っていることや、健康ブームから油で揚げたドーナツの需要自体が低迷していることから、イートイン需要を増やすために「ミスドゴハン」シリーズを拡充するとともに、2023年3月期までにミスタードーナツの全店舗1100店超をデザインや色調を統一してリニューアルし、改装が難しい店舗は移転や閉店も検討すると発表した[9]

沿革 編集

店舗・業態 編集

店舗デザインは全店統一ではなく数種類の系統がある。ダスキンでは「〇〇型店舗」と呼称している。前述のとおり、2018年より既存店舗の改装が進められている。

  • 2020年12月現在の最北端店舗:稚内ショップ(北海道稚内市
  • 2020年12月現在の最東端店舗:コーチャンフォー釧路ショップ(北海道釧路市
  • 2020年12月現在の最南端かつ最西端店舗:石垣ショップ(沖縄県石垣市
1990年頃の店舗デザインタイプの例

1990年当時は、主に郊外がロードサイド単独建物、都心部はビル内テナントで、フードコートタイプはほとんどなかったが、上野丸井ショップのようなショッピングビルテナント形態は存在した。

  • Gタイプ型店舗 - 1979年から展開[14]。オレンジレザーシートを基調としたオールドアメリカンスタイル。豊橋東ショップ(愛知県)[14]将監ショップ(宮城県)、大曽根ショップ(愛知県)など。
  • 802型店舗 - 1982年から展開。箕面牧落ショップ(大阪府)、江ノ島ショップ(神奈川県)など。
  • 80型店舗 - 1983年から展開。1990年時点では標準の店舗デザインだった、シックなダークブラウン系の木製チェア・テーブル主体のインテリア。ショップサインは現在も見られるイエローとオレンジを地にした白か黄色の文字が多い。新所沢パルコショップ(埼玉県)、青物横丁ショップ(東京都)など
  • 21型店舗 - 1986年から「ミスタードーナツ21世紀計画」により展開。カルーセルを配置したきらびやかなインテリア。ショップサインはネオンを多用したものが多い。新宿ショップ(東京都)、洗足ショップ(東京都)など。ピーク時には30店舗ほどあったが、その後は今福鶴見ショップ(大阪府)を含めて2店舗まで減った。
  • カジュアル型店舗 - 1991年から展開。ライトブラウン・イエローを基調としたデザインで、鉢巻状のショップサインは黄色地に赤文字でmister donutと書かれていることが多い。F.I.T.長岡天神ショップ(京都府)、柴田ショップ(愛知県)[46] など。
  • サテライトショップ - ミスタードーナツではショップで手作りが基本だが、キッチンがなく別店舗で作った商品を移送する売店形態の店舗。1990年頃には愛知県岡崎市をはじめ4か所あった。
過去に出店していた業態
  • cafe andonand(カフェ アンドナンド)
ミスタードーナツ事業本部直営の都心型店舗。ミスドとは種類の異なる高級志向のドーナツを販売するドーナツカフェで「大人のミスド」がコンセプト[47]。2007年4月20日に1号店として渋谷公園通り店[47] をオープン[25]。当初の店名は「andonand」だったが[25]、カフェをアピールするため「cafe andonand」に店名変更した[28]。東京、横浜、札幌、難波などに7店舗を展開していたが[28]、2011年1月31日に旗艦店の渋谷公園通り店が閉店[28]。同年4月にペディ汐留店が閉店し、同年12月28日には全店が閉店した。
  • 和っ花(わっか)
和菓子のテイストを採り入れた和風蒸しドーナツ店。2011年2月17日、1号店として心斎橋筋商店街に心斎橋筋店(イートイン、テイクアウト)[48] をオープン[49]。2012年3月2日にJR大阪駅店(テイクアウト専門)[50] をオープンし2店舗を展開していたが[51]、心斎橋店は2012年5月31日閉店[52]。JR大阪駅店もその後ほどなく閉店している。

商品 編集

メニュー 編集

ドーナツ類は店内で手作りされている。

これとは別に、2013年ごろから、期間限定商品の原材料を使い切る目的で、「ファンシードーナツ」[注釈 2]という商品も不定期で発売している[54][53][55]

たとえば、2023年3月にこのカテゴリから登場した「塩キャラメルフレンチ」は、期間限定ドーナツ向けだった塩キャラメルクリームをフレンチクルーラーの生地にトッピングしたものである[54]。また2023年3月から4月にかけて展開された「misdo meets 祇園辻利」シリーズ関連では、チョコドーナツに抹茶チョコレートをかけた「宇治抹茶チョコレート」など、複数のファンシードーナツが発売されたる[54]

福袋 編集

正月には福袋と福箱を販売している。福袋及び福箱には、値段相応の引換カードが入っているほか、その年のカレンダーや景品が入っている。中身は価格帯が同じものであるが、店舗によって異なる場合もある。また引換券と福袋用に作成されたオリジナルグッズや他業種とのコラボレーショングッズが入った福袋が発売される年もあり、この場合は価格や中身は全店共通のものとなる。店舗によってはキッズ用の500円の福袋もある(2009年は600円にて販売)。

この福袋は年末販売用と年始からの本来の販売用の2枠あって、店によってそれぞれ定数がある。このために年末に買えなかったとしても、年が明けると買える可能性がある。またこの販売方法のため、年始を過ぎても定数分が売れずに1月中は残っている場合もある。

2014年発売分までのドーナツ引換券は1枚ずつ切り離すタイプのもので、購入した店のみ有効であったが、2015年販売分からのドーナツ引換券は紙カード式となり、全国のショップ(出張販売時など一部除く)で利用可能となった。カード式への変更によってカードに記載のバーコード読み取りで個数を管理しており、使用時に残個数がわかるようになっている。有効期限は従来の3月末までと変わっていない。

ポイントカード類 編集

ラッキーカード 編集

1985年から2006年、および2014年以降、不定期で配布されている。

かつてはスクラッチ式のポイントカード「ラッキーカード」で点数を集めてグッズと交換するというシステムであったが、後にカードを10枚集めて商品と交換するシステムに変更された。カードをもらえる条件は300円、400円で1枚など、イベントによって条件が異なった。その上、スクラッチ式の末期まではその購入した店でしかポイントは有効にならず、ラッキーカードにショップ名やショップナンバーが印刷され区別されていたが、末期になると一部の県を除いてほぼ全国共通でポイント利用できるようになった。この時期のグッズには原田治のイラストが描かれたものが多い。

ポイントカード導入に伴い「ラッキーカード」は廃止されたが、2010年の開業40周年には記念としてスクラッチカードが「復活!!ラッキーカード2010」として復活した。内容は2箇所の削ったところに書いてある点数(3・5・40・150ポイント)をミスドクラブカードにポイントを付与するというもので、600円購入毎に1枚もらえる。これは100円セールをしない時期に何回かに分けて行われた。また2012年にはスクラッチ式で点数を集めてグッズがもらえるキャンペーンが実施された。

ポイントカード廃止後、2014年から配布が再開した。再開直後の1月と3月には「揃えてスクラッチ」として、600円で1枚カードが貰えて、6箇所のマスクの中から3箇所を削り、絵柄が揃うか揃わなかったカードを規定枚数集めると、グッズやドーナツと交換できるシステムとなった。この際のカードは発行店のみ有効であった。同年5月以降のキャンペーンでは300円で1枚貰えるカードを規定枚数集めるものに変更され、ポイントカードサービス開始前と同様となった。なおこの際のカードは発行店のみ有効であったが、7月キャンペーンより全店共通となった。

ポイントカード 編集

2006年9月1日に東北6県、12月1日から全国でスタートし、2013年9月30日に終了したサービス。

100円で3ポイント加算されるポイントカード「ミスドクラブカード」を発行している。ポイントカードの有効期限は初回利用日から1年間で、その1年の間に購入しても期限は延長されない。基本はドーナツが描かれているカードを発行しているが、キャンペーンなどの期間限定で異なる柄のカードも枚数限定で発行している(発行は新規のみで、既にあるカードから引継ぎ使用はできない)。ポイントカードは全国共通で使用できる。有効期限が過ぎるとポイントはすべて無効となり、次回来店時に新たに20ポイントが加算され、ポイントカードはその日から1年間有効となる。有効期限内にグッズ交換できる50ポイント以上貯められる見込みがなく、商品を購入してもポイントが消滅しそうなときは、有効期限の到来前に残りポイントをゼロにクリアした上で、更新20ポイントと当日購入商品分のポイントを加算してもらうこともできる。この場合は新たな有効期限はその日から1年となる。

ポイントを貯めることによって、ドーナツ(50ポイント、対象外商品あり)やドリンク(100ポイント、対象外商品あり)、プレミアムグッズ(50ポイントから各種)と交換できる。当初はグッズ交換か値引き(100ポイントで100円引き)だったが、値引きはドーナツ・ドリンクとの交換サービス開始に伴って廃止された。間違えてポイントカードを2枚以上作ってしまった場合でも、ポイントを1枚のポイントカードにまとめることはできない。ポイントカードを忘れた場合は「ポイントカード忘れレシート」が発行される。これを発行後90日以内にレシート発行店に持参すればポイントを加算できる(レシート発行店以外の店舗では加算できない)。

サービス終了後はポイントカードの有効期限最終日まで、それまで貯めたポイントの清算のみに使用できた。なお50ポイント未満である場合は1ポイントにつき1円で商品購入の割引、または日本赤十字社、ダスキン愛の輪基金への募金に利用することができる[56]

終了後に一部店舗では新たにスタンプカードを発行している。これは300円でスタンプを1つ押されて、6つでドーナツ、12個でドリンクと交換できるもので、発行店のみ有効のものと県単位で共通に利用できるもので、有効期限が固定されていた。

2014年10月1日より楽天Rポイントカード(2015年11月以降は「楽天ポイントカード」)を導入し、2019年11月11日よりdポイントを追加で導入した。楽天ポイントカードに関しては独自デザインのカードが配布されている。

現金以外の支払方法 編集

支払いには現金の他に、「ミスタードーナツ商品券」(1枚500円。額面金額以下の決済の場合はお釣りが出る)、プリペイドカード「ミスタードーナツカード」が使用可能。

また多くの店舗で2015年春頃までにPOSレジ連動のカードリーダーの導入を完了しており、それらの店舗では楽天Edy交通系電子マネー[57]WAONiDnanacoが利用できる。連動カードリーダーが設置されていても、イトーヨーカドーアリオ内の店舗はWAONだけは使えない、イオングループの店舗内ではnanacoだけは使えないなど例外もある(店舗によってイオンの端末、連動カードリーダー、両方設置して種類毎に使い分けなど運用が異なる)。

POSレジ連動カードリーダー未設置店舗でも、駅施設内やショッピングセンター内などの店舗では施設内店舗共通で使える電子マネーなどが使用可能な場合がある。一例として、駅ナカ店舗では交通系電子マネー、イオンモール内店舗ではWAON・交通系電子マネー・iD・QUICPayが使える。商業施設内の店舗では、その核店舗となるスーパーの商品券(イオンモールでイオン商品券やダイエー商品券など)が使えることもあるが、同じ系列でも店舗によって扱いが異なる場合もある。

nanacoポイントは、現在はミスタードーナツの対応店舗は200円(税込)ごとに1ポイントに統一されている。イトーヨーカドーやアリオの店舗内では連動カードリーダー導入後もそれまでと同じ100円(税込)ごと毎に1ポイントとなっていたが、2019年7月よりイトーヨーカ堂側のサービス見直しに伴い、他のテナントと同様に200円(税込)ごとに1ポイントに変更された。

WAONは、店舗によりWAONポイント/WAON POINTのいずれが加算されるか異なり、連動端末の場合はWAONポイント(常時平常倍率)が加算され、非連動端末の場合はSCごとに変倍企画の実施日やWAONポイント/WAONPOINTのどちらが加算されるかが異なる。その点についてはコメダ珈琲店ココ壱番屋ライトオンなども同様の扱いである。ポイント変倍特典はイオン専門店用の非連動カードリーダーを導入している店舗のみ適用される。ただし非連動でもPM物件などでSC全体が変倍特典に参加していない場合は適用されない。

鉄道会社のポイントサービス(Suicaポイント、J-WESTポイント、μstarポイント、SUGOCAポイント、nimocaポイントなど)はおおむね非対応であるが、駅ビルなどでは対象の場合もある。

QUICPayは一部の店舗でしか対応していない。ただしSC内の店舗だけでなく、愛知県名古屋市の黒川ショップなど単独店でも導入している店舗も存在する。

クレジットカードは一部店舗(SC内店舗が中心)のみの対応である。電子マネーのチャージは全店舗で非対応である。

プリペイドカード 編集

2015年1月より、ミスタードーナツ全店で使える繰り返しチャージ可能なプリペイドカード「ミスタードーナツカード」を発行している。

現金で500円単位で20000円までチャージ可能で、残高の上限は30000円。プラスチックカードにはギフト用の封筒も用意されており、贈答品としての利用も想定されている。プラスチックカードの他に、スマートフォンアプリ版(AndroidiOS)が用意されている。

毎月10日・20日・30日には3000円以上のチャージで2%のボーナスが付与される他、半年間でのカード利用額が一定に達すると、220円未満のドーナツ・パイ1つと交換できる「VIPチケット」がレジから発行される。

テレビCM 編集

広告・広報については現在、東京キー局を中心にスポットなどでテレビCMを流している。

以前はラジオでも、文化放送スポンサーとなる番組を放送していた(ダスキンのCMに出演していたさだまさし関連の番組提供や土居まさる中田秀作のラジオディズ、加山雄三パーソナリティーのラジオ番組など)。

CMの歴史 編集

  • 1984年 イメージキャラクターに明石家さんま片桐はいりを起用。さんまは直ぐに降板。
  • 1986年 イメージキャラクターに所ジョージを起用。片桐・所の起用後、ダウンタウンも起用され4人となったが、最終的には所のみが2001年まで務め、15年間で150本以上に店長役として出演した。その後2010年に復帰。同社とタレントの最長の契約期間である。
  • 1994年 イメージキャラクターに高橋由美子を起用。「ミスターシェイク由美子スペシャル」編など。また、「ミスター飲茶」のCMに、インディカードライバーのヒロ松下を起用。
  • 1996年 山下達郎のイメージソング「DONUT SONG」起用。
  • 1996年6月 イメージキャラクターにMAXを起用。「MAXBAGプレゼントキャンペーン」編。
  • 1998年4月1日 イメージキャラクターが吉川ひなのから鈴木紗理奈に交替。
  • 2000年 イメージキャラクターに藤井隆を起用。
  • 2002年 イメージキャラクターに浜崎あゆみを起用。しかし、下記の不祥事により降板する。
  • 2003年 TUBECMソングSummer Breeze」起用。
  • 2004年4月 イメージキャラクター相武紗季を起用。CMにはタカアンドトシも共に出演。
  • 2004年6月 レアル・マドリードとスポンサー契約を結ぶ。
  • 2005年9月 玉木宏がイメージキャラクターに加わる。
  • 2006年4月以降の新シリーズのCMから、タカアンドトシに代わり玉木宏が起用され、継続の相武紗季と共演。キャッチコピーが「いいことあるぞ〜ミスタードーナツ」から「持っていこ。持って帰ろ。ミスタードーナツ」に変更。
  • 2006年6月 レアル・マドリードC.F.リカちゃん第2弾CMにラモス瑠偉が出演。
  • 2007年4月 キャッチコピーに「いいことあるぞ〜」が復活、「持っていこ、持って帰ろ~」と併用(CMは「持っていこ、持って帰ろ~」)。
  • 2007年7月 CMキャラクターに村上ショージが加わる。相武紗季と玉木宏は継続、以後は「相武+玉木」「相武+村上」の2パターンのCMが放送される。またダチョウ倶楽部を起用し、相武と共演することもあり、「リッチドーナツ」の登場時のCMで「聞いてないよ」と検索を勧めるCMを放映した。
  • 2008年4月 チョコドーナツのリニューアルを機に、玉木宏とお笑いタレントのヒロシが異色共演。CMタイトルは「宏とヒロシ」。
  • 2008年6月4日 - 6月8日 ポン・デ・リングが総売上10億個を突破したため、ポン・デ・リング全種類を100円均一にする。CMキャラクターにジャリズム世界のナベアツを起用し相武と共演。ナベアツの持ちネタを、前述の期間にちなんで「4〜8までアホになる」というギャグを、そしてさらに「25〜29までアホになる」というギャグを披露した。また7月は「9〜13までアホになる」というギャグを披露した。
  • 2009年5月 モスバーガーとの共同事業「MOSDO!」にて「ドーナツバーガー」を発売する。CMには元モーニング娘。矢口真里辻希美が出演。
  • 2010年1月 ドーナツ100円・パイ120円セールを実施。ミスタードーナツとCMタイアップしているという設定のミュージシャンのネタを持つエハラマサヒロが、セール用CMソングを担当。本人も一瞬だけ出演している。また、ネタ中にある「いいことあるぞ〜ミスタードーナツ」のキャッチコピーも復活を果たしている。
  • 2010年3月 「カラフルドーナツ」と「シェイキーポップ」を発売。CMには堀澤かずみらが出演し、CMソングは拝郷メイコが担当した。
  • 2010年4月 40周年を記念して、イメージキャラクターに所ジョージが復帰。共演に仲里依紗。玉木・相武も別CMで継続出演。所は新CM発表会で「以前と監督やスタッフが同じで驚いた。懐かしくて思うところがあった」と語った。キャッチコピーは引き続き「もっといいこと。ミスタードーナツ」。4月は「所店長登場」編、「ほめる」編、「売り方」編を放送。また、1980年代から1990年代にかけてグッズに描かれていた原田治のイラスト入りの皿も復活(40th アニバーサリープレート、限定110万枚)した旨の告知も同CM内で行った。
  • 2011年春 所店長がCM内で「普通のおじさんになります」と店長引退を発表。
  • 2011年5月 佐藤隆太が新イメージキャラクター(新メニュー「焼きド」の専門店を立ち上げる店長役)になることを発表。共演者は剛力彩芽(佐藤の妹役)。玉木・仲が別CMで継続出演。
  • 2011年9月 宮迫博之雨上がり決死隊)がイメージキャラクターに加わる。
  • 2012年1月 - キャッチコピーが『こころをまあるく。』(「こころ」はハートマーク、「まある」は円)となる。また、イメージソングをDREAMS COME TRUEの『愛がたどりつく場所』に変更。
  • 2012年6月 夏季限定の「ジンジャーリング」を発売。CMにはスマイレージ(のちのアンジュルム)が出演。CMソングとして『恋のダイヤル6700』の替え歌が使用される[58]
  • 2012年7月 山口智充プロデュースによる夏季限定の「二度うまカレーパン」を発売。CMには山口自ら出演。
  • 2013年1月 「ポン・デ・リング」シリーズ誕生10周年記念CMにマツコ・デラックス、および野口五郎木下優樹菜ダンディ坂野が出演。推しドには島崎遥香AKB48)が出演。またマツコはその後他商品のCMにも出演。100円セールCMは納富有沙とマツコ。
  • 2013年4月 ゴールデンボンバーハローキティドーナツのCMに起用。
  • 2014年5月 相葉雅紀をドーナツのCMに起用。
  • 2016年2月 「のびのびポン・デ・リング」を発売。CMには荒川静香が出演。
  • 2016年4月 「クロワッサンマフィン」のCMに波瑠草刈正雄が出演[59]
  • 2016年11月 『いいことあるぞ、ミスタードーナツ』のキャッチコピーが復活。土岐麻子がサウンドロゴを担当。
  • 2020年3月 春季限定品「桜が咲くドドーナツ」シリーズのCMに元モーニング娘。道重さゆみを起用。
  • 2020年9月 ミスタードーナツ50周年を記念し、CMに菅田将暉(1号店がある箕面市出身)を起用。

CMソング 編集

フランチャイジー一覧 編集

不祥事 編集

同社は複数回に渡ってずさんな品質管理等による衛生問題等を起こしている。これは他のファストフード事業と比較しても多い。 2002年5月、2000年に販売された中国産の肉まん1314万個に日本国内での使用が認められていない食品添加物酸化防止剤TBHQ(t-ブチルヒドロキノン)が使用されていたことが発覚。当時外部の業者から指摘を受けて問題を認識したダスキンは、その業者に口止め料6300万円を支払いそのまま販売を継続していたことも判明し、2002年11月に社長が引責退任した。当時浜崎あゆみがイメージキャラクターを務めていたが、予定されていたキャンペーンは中止された(中国産食品の安全性#冷凍食品も参照)。

2004年1月、「ポテトクリームスープ」に虫が混入するトラブルが5件あったことが客からの苦情で発覚して販売中止。混入していた虫は野菜につく害虫アザミウマの一種。材料のアスパラガスに付いていたものとされる。同年6月には3店舗で「涼風」にの幼虫が混入していたことが判明し販売中止すると発表。混入していた虫は大きさ1cm前後の蛾の幼虫。材料のベトナムホウレンソウに付いていたものとされる。

2006年6月9日、ダスキン株主代表訴訟控訴審判決が大阪高裁で行われた。調査報告によって違法添加物混入肉まんがそのまま継続して販売されていたことや、関係当事者に口止め料を支払っていたことなどを、すべての取締役・監査役が知った後の取締役会としての対応(クライシスマネジメント)につき、取締役会の構成員として果たすべき注意義務を怠ったとする。

2007年1月6日に新商品として全国発売された「もちもちくるみ」に小石のような異物が混入しているとの指摘を受け[67]、同年1月13日には一時販売休止となった。製造段階から原料のクルミに入っていた小石を取り除くことができなかったことが原因とされる。同年5月19日、「ポン・デ・ライオン フルーツゼリー マンゴー&ライチ」のうち賞味期限表示のないゼリーが販売されていたことが判明し、該当する商品を回収するとした。同年6月16日、新潟県の寺尾店(新潟市西区)と長岡駅前店(長岡市)で賞味期限切れのボトル入りアイスコーヒーを販売していたことが判明し、該当商品の回収を呼びかけた。調査の結果、東京都群馬県など9店舗で計25本の賞味期限切れ商品の販売が確認された。

同2007年10月31日、季節商品として販売していた飲料商品「フルーティミルク」の「メロン」「ストロベリー」に賞味期限切れの原材料(シロップ)が使用されていたことが判明したため販売中止したと発表した。使用されたのは全国36都道府県181店舗に及ぶ。本部は毎週全国の各店舗に対し、賞味期限切れの原材料を特定して使用しないよう指導していたとするが、機能していなかった。

2008年1月23日、けやきウォーク前橋ショップ(群馬県前橋市)で、ショーケース扉のガラスが欠けた破片が「マロンホイップ」に混入。購入した女性客が翌24日に連絡し発覚した。1月23日に販売したドーナツ・パイ・マフィン計4043個を自主回収した[68]

2008年6月10日、同社枚方長尾ショップ(大阪府枚方市)で販売された「ポン・デ・抹茶あずき」に金属片が混入していたことが判明したと発表した[69][リンク切れ]。ドーナツを製造する機器に破損が生じ、その時の金属片が混入した可能性。同社は、6月7日から9日にかけて販売された同商品を回収するとした。

2009年10月27日、寺町六角上ルショップ(京都市中京区)で販売したプリン6個が賞味期限切れだったと発表した[70]。同年10月24日が賞味期限の「ディップリン ピーチ」を、確認不足で25、26両日に販売。6個のうち2個が持ち帰られ回収を呼び掛けた。同年11月5日、アリオ鳳ショップ(大阪府堺市西区)など7店舗で、新商品のスティックパイ「アップルキャラメル」と「マロン」の計200個を取り違えて販売したと発表した[71]リンゴ食物アレルギーをもつ人が「アップルキャラメル」を食べるとアレルギー症状が出る恐れがあるとして自主回収した。

2013年3月22日、豊中駅前ショップ(大阪府豊中市)で、水を飲んだ客4人が体調不良を訴え病院を受診した[72]。大阪府警や豊中市保健所の調査の結果、店内の水から600ppmもの塩素が検出された。漂白剤の液が残ったままになっていた可能性が指摘されている。

2017年7月26日、名古屋市天白区の平針ショップで、調理場内で使っていた製造記録用の鉛筆の木片がドーナツ5種「ポン・デ・リング」「ポン・デ・黒糖」「ポン・デ・ストロベリー」「ポン・デ・もちもちきなこ」「ポン・デ・エンゼル」に混入した可能性があり、ドーナツ217点を自主回収した[73]。2022年6月29日、アルデ新大阪ショップ(大阪府)で販売した「ポンデストロベリー」に製造機器の一部であるアルミ片が混入。該当商品354個の他、合計3697個の回収措置を取った[74]

日本国外の店舗(日本資本) 編集

ダスキンは2023年2月時点で、日本国外に9557拠点を展開している[5][75]

ダスキンはアジア市場におけるミスタードーナツの商標権および販売権を有しており、2024年現在、ダスキンおよびその提携企業は日本とフィリピンインドネシアタイ台湾シンガポールで事業運営を行っている。タイでは「スシド・デライト」という寿司を模した商品がある。

台湾ではダスキンと統一企業が「統一多拿滋」ブランドを共同運営している。

2023年にはRE&S Enterprises Pte Ltdと提携し、シンガポール1号店をオープンした[75]

韓国ではダンキンドーナツが人気を博していることもあり2017年に撤退した。中国からもコスト上昇を理由に2019年に撤退した。

マレーシアにおいては、2016年時点でイオン傘下のイオンマレーシアがフランチャイズ店を展開していたが、2024年時点においては店舗はすでに存在しない。ただし、ダスキンは2017年にマレーシアのドーナツ店最大手、ビッグアップル(BAWH)を買収・子会社化して経営を行っている[76][77]

日本国外の店舗(非日本資本) 編集

アメリカ合衆国 編集

 
アメリカ合衆国イリノイ州の店舗

本家アメリカのミスタードーナツは、創業者同士が親族関係にあるダンキンドーナツにとっての最大のライバルであったが、1990年2月に、ダンキンドーナツとともにアライド・ライオンズによって買収された。この買収に伴い、ミスタードーナツに加盟していたフランチャイズのほぼ全店がダンキンドーナツへ移行することとなった。しかしながら、ペンシルベニア州オハイオ州を中心とした一部の加盟店については、既存のダンキンドーナツの店舗と近すぎる等の理由で、鞍替えが事実上困難となった。そのため、数百店に及ぶこれらの加盟店は共同でネットワークを築き、その多くはドーナツ・コネクションという独自のブランド名で、ミスタードーナツの流れを持つメニューを提供している[1]

なお、2021年現在、米国内でダンキンドーナツへFC加盟せず、前述のドーナツ・コネクション・ブランドも掲げず、創業時のミスタードーナツブランドのままで営業している店舗は、イリノイ州ゴドフリー英語版の個人店1店を残すのみである。元アメリカ海兵隊員で沖縄に滞在経験のあるアメリカ人男性が、既にミスドのフランチャイズがアメリカから消滅していた2004年に帰国した際に、先代のオーナーから店舗を引き継いで経営を続けている。平日の営業時間は朝4時から昼3時までであるが、オーナーによるとミスタードーナツに親しみを持つ日本人が一定の頻度で来店するという[1]

カナダ 編集

1961年から1962年にミスタードーナツはカナダでの店舗展開を開始し、1970年にはオンタリオ州ケベック州を中心に27店が存在していた[78] が、1990年代後半から規模が縮小され、オンタリオ州トロントにあった最後の3店舗は2010年前後に閉店した。

2021年時点でカナダではドーナツ店として、ティム・ホートンズが主流である[1]

エルサルバドル 編集

 
エルサルバドルの店舗

エルサルバドル国内に所在するミスタードーナツは、同国でファストフード店を多数経営する、実業家のアドルフォ・サルーメ(Adolfo Salume)の経営する企業が所有している。1970年代に、アドルフォの父が当時まだアメリカ資本で展開されていた同国唯一の店舗を買い取り、以降独自に展開してきたものである。ドーナツ以外にもエルサルバドル料理を提供しており、毎年9月に行われるドーナツ半額セールでは多数の客が長蛇の列を成す人気を博している。2014年時点で、30店舗以上を国内で展開している[2]

ヨーロッパ・中東・アフリカ 編集

ヨーロッパでは、1987年3月31日にエリー・G・サヘブ(Elie G. Saheb)がイギリスにおけるミスタードーナツの商標権を取得し、ロンドンフラム地区に最初のパイロット店をオープンした。その後サヘブは1988年にはヨーロッパ1995年には中東地域での商標権を取得した。ただし、その後の事業の展開については公式ホームページにも記載がなく不明である[79]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 所在地:福岡市中央区大濠公園45番(大濠公園の北西側入口付近)北緯33度35分24.4秒 東経130度22分29.8秒 / 北緯33.590111度 東経130.374944度 / 33.590111; 130.374944 、ショップナンバー:0121、店舗デザイン:「21型店舗」、参考:店内の中央に設置された小型のメリーゴーラウンドは2022年9月現在稼働中
  2. ^ 非公式の呼称としては「裏メニュー」や「うたかたドーナツ」がある[53]

出典 編集

  1. ^ a b c d e f 現存するアメリカ唯一のミスタードーナツへ行ってきました | オモコロ”. omocoro.jp. 2021年5月18日閲覧。
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  4. ^ 「ミスタードーナツ編」「喜びのタネまき」でお客様に喜ばれたい -フランチャイズビジネスを極め1300店の飲食店経営”. gaisyoku.biz. 2024年2月17日閲覧。
  5. ^ a b 食べるM&A 日本のドーナツ市場は“ドーナッ”てるの?”. maonline.jp. 2024年2月26日閲覧。
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  12. ^ 当時は東住吉区の一部。1974年に平野区へ分区
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関連項目 編集

外部リンク 編集