ミッシング・リンク (映画)

ミッシング・リンク』(原題: Missing Link)は2019年に公開されたアメリカ合衆国アニメーション映画である。監督はクリス・バトラー、主演はザック・ガリフィアナキスヒュー・ジャックマンが務めた。

ミッシング・リンク(邦題未定)
Missing Link
監督 クリス・バトラー
脚本 クリス・バトラー
製作 トラヴィス・ナイト
アリアンヌ・サトナー
出演者 ザック・ガリフィアナキス
ヒュー・ジャックマン
ゾーイ・サルダナ
スティーヴン・フライ
音楽 カーター・バーウェル
撮影 クリス・ピーターソン
編集 スティーヴン・パーキンス
製作会社 ライカ
アンナプルナ・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング
日本の旗 ギャガ[1]
公開 アメリカ合衆国の旗 2019年4月12日
日本の旗 2020年
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 世界の旗 $10,397,866[2]
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ストーリー編集

ライオネル・フロストは未知の生命体を探し求めていたが、一向に見つかる気配がなかった。フロストのモチベーションは知的好奇心だけではなく、貴族仲間に自分の実力を認めさせたいという思いもあった。特に、ライバル視しているピゴット=ダンスビー卿の鼻を明かしてやりたいという思いが強かった。そんなある日、ビッグフットが目撃されたという情報が飛び込んできたため、フロストは勇んで現地に赴くことにした。出発前、フロストはピゴット=ダンスビー卿から「ビッグフットの存在を発見できたなら、お前の実力を認めてやる」という約束を取り付けた。

現地に到着したフロストはついにビッグフットと遭遇した。ところが、ここで想定外の事実が判明した。そのビッグフット(リンク)は人間の言語を理解することができ、しかもフロストに情報を提供した張本人だったのである。リンクはヒマラヤに住む親類(イエティ)を探すべく、フロストの力を借りたかったのだという。フロストはリンクの願いを聞き入れることにした。その頃、ピゴット=ダンスビー卿はバウンティハンター(ウィラード・ステンク)を雇い、フロストを殺害するよう命じていた。ピゴット=ダンスビー卿はフロストが貴族の名誉を汚していると思っており、彼を排除する機会を窺っていたのである。

フロストは元カノのアデリーナ・フォートライトがヒマラヤへの地図を持っていることを思い出し、彼女の邸宅を訪れたが、アデリーナは話をはぐらかすばかりであった。そこで、フロストとリンクは夜中に邸宅に侵入し、地図を盗み出すことにした。ドジを連発したものの、2人はやっとの思いで地図を入手することができた。翌朝、2人はアデリーナに見つかってしまったが、「アデリーナを旅に同伴させる」という条件で地図の持ち出しを許可してもらうことができた。そこにステンクが襲来したが、3人は電車に飛び乗って難を逃れることができた。

3人はステンクの襲撃に悩まされながらも、目的地に向かって着実に前進していった。道中、フロストとリンクはどんどん親密になっていった。リンクはフロストに付けて貰った名前が気に入らないわけではなかったが、敢えて自分で新しい名前を付けることにした。色々考えた末、リンクはスーザンと名乗ることにした。やがて、3人はヒマラヤにあるイエティたちの集落に辿り着いたが、よそ者を嫌う彼らによって投獄されてしまった。

3人はスーザンの奮闘のお陰で何とか脱獄することに成功したが、氷の橋の上でピゴット=ダンスビー卿とステンクが待ち構えていた。

声の出演編集

製作編集

2018年4月25日、ライカ製作の新作アニメーション映画の声優にヒュー・ジャックマン、ゾーイ・サルダナ、ザック・ガリフィアナキスが起用されたと報じられた[3][4]。5月7日、スティーヴン・フライとエマ・トンプソンがキャスト入りした[5]

公開・マーケティング編集

当初、本作は2019年4月19日に全米公開される予定だったが、後に公開日は同年4月12日に変更された[6]

2018年11月8日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[7]

興行収入編集

本作は『ヘルボーイ』、『Little』、『アフター』と同じ週に封切られ、公開初週末に1000万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[8]、実際の数字はそれを大きく下回るものとなった。2019年4月12日、本作は全米3413館で公開され、公開初週末に594万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場9位となった[9]。この数字はライカ製作作品としては最低のものであり、3000館以上の規模で拡大公開された作品としても異例の低さとなった[10]。本作の興行的失敗により、配給元のユナイテッド・アーティスツ・リリーシングは1億130万ドルの赤字を計上すると見込まれている[11]

評価編集

本作は興行的に失敗したものの、批評家からは絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには125件のレビューがあり、批評家支持率は90%、平均点は10点満点で7.13点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「ライカ製作作品のラインナップにまたひとつ見事なアニメ映画が加わった。『ミッシング・リンク』は数々のユーモアと感動によって織りなされる極上のアニメ映画であり、思索の糧となるものすら少量含まれている。」となっている[12]。また、Metacriticには30件のレビューがあり、加重平均値は68/100となっている[13]。なお、本作のシネマスコアはB+となっている[14]

本作は第77回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞を受賞した[15]

出典編集

  1. ^ 午後6:07 · 2020年1月6日 by@gagamovie”. Twitter. 2020年1月6日閲覧。
  2. ^ Missing Link”. Box Office Mojo. 2019年4月21日閲覧。
  3. ^ Hugh Jackman, Zoe Saldana, Zach Galifianakis Starring in Animated Film From Laika”. Hollywood Reporter (2018年4月25日). 2019年4月21日閲覧。
  4. ^ LAIKA Sets Next Animated Pic ‘Film Five’ For Annapurna Release”. Deadline.com (2018年4月25日). 2019年4月21日閲覧。
  5. ^ Stephen Fry, Emma Thompson Join Laika’s ‘Missing Link’ (EXCLUSIVE)”. Variety (2018年5月7日). 2019年4月21日閲覧。
  6. ^ ‘Missing Link’: Laika’s Zach Galifianakis-Hugh Jackman-Zoe Saldana Toon To Connect A Week Earlier This Spring”. Deadline.com (2018年10月2日). 2019年4月21日閲覧。
  7. ^ MISSING LINK Official Trailer”. YouTube (2018年11月8日). 2019年4月21日閲覧。
  8. ^ 'Shazam!' Poised for Second Weekend at #1, Topping 'Hellboy' & 'Little'”. Box Office Mojo (2019年4月11日). 2019年4月21日閲覧。
  9. ^ April 12-14, 2019”. Box Office Mojo. 2019年4月21日閲覧。
  10. ^ ‘Shazam!’ To Hit $100M Before Friday; ‘Little’ Mighty With $15M+; ‘Hellboy’ Extinguished; ‘After’ Works Overseas – Sunday AM Update”. Deadline.com (2019年4月14日). 2019年4月21日閲覧。
  11. ^ The Biggest Box Office Bombs Of 2019: Deadline’s Most Valuable Blockbuster Tournament”. DEADLINE (2020年4月27日). 2020年4月29日閲覧。
  12. ^ Missing Link”. Rotten Tomatoes. 2019年4月21日閲覧。
  13. ^ Missing Link (2019)”. Metacritic. 2019年4月21日閲覧。
  14. ^ Weekend Box Office: 'Hellboy' Burned by 'Shazam!,' 'Little'”. Hollywood Reporter (2019年4月13日). 2019年4月21日閲覧。
  15. ^ ゴールデン・グローブ賞『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が作品賞など最多3冠!”. シネマトゥデイ (2020年1月6日). 2020年1月6日閲覧。

外部リンク編集