ミネアポリス=セントポール国際空港

アメリカ合衆国の空港

ミネアポリス=セントポール国際空港(ミネアポリス=セントポールこくさいくうこう、: Minneapolis-Saint Paul International Airport)は、アメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリス市セントポール市の南側にまたがるように位置する国際空港である。

ミネアポリス=セントポール国際空港
Minneapolis-Saint Paul International Airport
連邦航空局・空港図
航空写真
航空写真
IATA: MSP - ICAO: KMSP
概要
国・地域 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
所在地 ミネソタ州ミネアポリスセントポール
種類 公共
所有者 MAC
拠点航空会社
敷地面積 1186 ha
標高 256 m (841 ft)
座標 北緯44度52分55秒 西経093度13分18秒 / 北緯44.88194度 西経93.22167度 / 44.88194; -93.22167
公式サイト 公式ウェブサイト
地図
空港の位置
空港の位置
MSP
空港の位置
空港の位置
MSP
空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
04/22 3,354×46 コンクリート
12R/30L 3,048×61 コンクリート[1]
12L/30R 2,499×46 コンクリート[1]
17/35 2,438×46 コンクリート
統計(2019年)
旅客数 39,555,035人
出典:公式サイト[2]
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空港の一覧
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ミネソタ州最大かつ最も離着陸が多い。かつては旧ノースウエスト航空(現デルタ航空)の本部があり、また現在もサンカントリー航空の本部があるため、両社の主要なハブ空港となっている。空港コードMSP(IATA)/KMSP(ICAO)。

歴史 編集

ツインシティ・スピードウェイというレース場が倒産し、地元団体が共同で運営する「スピードウェイ飛行場(Speedway Field)」という飛行場を開港。その後すぐ1921年には、第一次世界大戦で活躍したパイロットにちなんで、ウォルド・チェンバーレン飛行場に改名。1944年には、「ミネアポリス=セントポール都市空港・ウォルド・チェンバーレン飛行場」に改称し、さらに4年後には「ミネアポリス=セントポール国際空港・ウォルド・チェンバーレン飛行場」となった。飛行家チャールズ・リンドバーグにちなんで名付けられたチャールズ・リンドバーグ・ターミナル(現ターミナル1)は1962年に建てられ、ミネソタ州選出の副大統領ヒューバート・H・ハンフリーにちなんで名付けられたヒューバート・H・ハンフリー・ターミナル(現ターミナル2)は2001年に建てられた。

設備 編集

2つの旅客ターミナルがあり、滑走路で隔てられている。空港の北部地区には空軍の施設が立地している。

  • ターミナル1はコの字形の建物で7つのコンコース(A,B,C,D,E,F,G)がある。EとFが最も古く1962年に竣工した。その他は段階的に増築されたものである。搭乗口は117箇所ある。デルタ航空が使用している。
  • ターミナル2は2001年竣工でコンコースHがあり、搭乗口は14箇所である。サンカントリー航空とサウスウエスト航空が使用している。

主な航空会社 編集

航空会社就航地
 デルタ航空 アルバカーキアンカレッジアトランタオースティンボチモアビリングスビスマークボイシボストンボーズマンバッファローチャールストンシャーロットシカゴ/ORDコロンバス(OH)、ダラスデンバーデトロイトファーゴフォートローダーデールフォートマイヤーズグランドラピッズハートフォードホノルルヒューストン/IAHインディアナポリスジャクソンビルカンザスシティラスベガスロサンゼルス/LAXロサンゼルス/サンタアナマディソンマイアミミルウォーキーミズーラナッシュビルニューオーリンズニューヨーク/JFKニューヨーク/LGAオマハオーランドフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランド(OR)、ローリー/ダーラムサクラメントサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサラソータシアトルスポケーンセントルイスタンパスーフォールズワシントン/ダレスワシントン/ナショナルサンファン(PR)
  • 国際線

アムステルダムカルガリーカンクンメキシコシティロンドン/LHRパリ/CDGソウル/仁川東京/羽田レイキャビク(季節運航)

 デルタ・コネクション アバディーンオルバニーアップルトンボチモアビリングスビスマークボーズマンブレイナードバッファローシーダー・ラピッズシャーロットシカゴ/MDWシンシナティクリーブランドコロンバス(OH)、デイトンデモインダルースファーゴフォートウェイングレイシャー・パークグランド・フォークスグランドラピッズグリーン・ベイハートフォードヘレナヒビングヒューストン/IAHインターナショナル・フォールズアイロン・マウンテンカラマズーカンザスシティソックスビルランシングレキシントンルイビルマディソンメンフィスミルウォーキーミノウミズーラモリンニューアークオクラホマシティオマハフィラデルフィアピッツバーグローリー/ダーラムラピッド・シティラインランダーリッチモンドロチェスターサンアントニオマリースーフォールズサウスベンドセントルイスシラキューストライシティズタルサワシントン/ダレスウィチタウィリストン
 サンカントリー航空アッシュビルダラス/フォートワースデンバーフォートマイヤーズラスベガスロサンゼルス/LAXロサンゼルス/サンタアナナッシュビルニューアークオーランドフェニックスポートランド(OR)、サンディエゴサンフランシスコシアトルタンパカンクンサンファン(PR)
 アメリカン航空ダラス/フォートワースシャーロットフィラデルフィアマイアミフェニックスシカゴ/ORDニューヨーク/LGAワシントン/ナショナル
 ユナイテッド航空シカゴ/ORDデンバーヒューストン/IAHニューアークワシントン/ダレス  
 サウスウエスト航空           オースティンボチモアシカゴ/MDWデンバーヒューストン/ホビーナッシュビルフェニックスセントルイス
 スピリット航空マイアミオーランドアトランタボチモアデトロイトラスベガスロサンゼルス/LAXニューオーリンズ
 フロンティア航空デンバーラスベガスカンクン
 アレジアント航空ノックスビルデスティンメサアッシュビル
 ジェットブルー航空ニューヨーク/JFKボストン
 アラスカ航空シアトルポートランド(OR)
 エア・カナダトロント
 KLMオランダ航空アムステルダム
  アイスランド航空 レイキャビク

新交通システム 編集

当空港では、ターミナル1(旧・リンドバーグ・ターミナル)とハブ・ビルを結ぶ新交通システムハブ・トラム」、およびコンコースC間を結ぶ新交通システム「Cコンコース・ピープル・ムーバー」が運行されている。

交通アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ a b アスファルトとの混在舗装(KMSPの空港情報 - World Aero Data (2006年10月時点のデータ) より)
  2. ^ Operations Reports”. Metropolitan Airports Commission. 2021年12月19日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集