ミネット鉱
ミネット鉱(minette)は、燐を多く含む低質の鉄鉱石のこと。燐鉱石。フランスのロレーヌ地方[1]とルクセンブルクで多く産出される[2]。
概説編集
ベッセマー転炉ではミネット鉱が使用できなかったが、1878年に発明されたトーマス転炉を使ったトーマス法[3][4][5][6]により利用可能となった。これよりロレーヌ地方の近くにあるドイツのルール工業地帯が発展した。
脚注編集
関連項目編集
参考文献編集
- 武内寿久禰「鉄鉱石の起源」『鉄と鋼』第66巻第6号、一般社団法人日本鉄鋼協会、1980年、724-729頁、doi:10.2355/tetsutohagane1955.66.6_724。
外部リンク編集
- Caractéristiques et historique de la minette(フランス語)
- lo6 — geoLwiki - Guide géologique du Luxembourg(フランス語)
- Au pays des mines de fer de Lorraine(フランス語)
- 元素別鉱石(鉄鉱):山口大学工学部 学術資料展示館
- 『ミネット鉱』 - コトバンク
- 『Minette』 - コトバンク