ミハイル・ポソーヒン

ロシアの建築家

ミハイル・ヴァシリーヴィチ・ポソーヒンロシア語:Михаил Васильевич Посохин ,Mikhail Posokhin、1910年-1989年)は、ロシア建築家。ソ連邦国民建築家の称号を授与されたソヴィエト・スタイル期を代表する人物。

モスクワ建築大学ロシア語版英語版を卒業し、1060年から1982年まで、モスクワ主任建築士をつとめた。1967年から1982年まで、モスクワ建築設計総局長。

その間の1971年に承認された、モスクワ総合開発計画を統括した。アレクセイ・ムドヤンツやボイロ・トゥホールらと共同で設計した建造物がモスクワ都市の要となっている。

1961年、統括のもとで建設されたクレムリン大会宮殿(パレス・オブ・コングレス)は、ソ連建築の新たな指針となった。

その他の代表作として、救世主聖堂、クドゥーリンスカヤ広場の高層アパートメント「文化人アパート」(Apartment at Kudrinskaya square)、モスクワ科学技術応用センターパヴィリオン(旧モスクワ館)、モスクワ市役所、オリンピック・スポーツコンプレックス、国際貿易センター、行政コンプレックス、モスクワ北チェルターノフ地区実験的居住住区などがある。

参考文献 編集

  • ロシア・アヴァンギャルド建築 (INAX叢書8) 八束はじめ INAX 1993.11
  • ロシアの木造建築-民家・付属小屋・橋・風車 オポローヴニコフ 井上書院 1986
  • 世界の歴史 11 井上浩一 中央公論新社 1998