ミュージくんとはローランド社が発売しているデスクトップミュージックのパッケージ名のことである。

初めてDTM(デスクトップミュージック)という言葉が使われた製品であり、後の同社製品ミュージ郎や、ヤマハのHELLO!MUSIC!などの、シーケンサーソフト音源モジュールを同梱したDTMパッケージ製品の先がけとなる製品である。

MT-32などといった音源モジュールとMIDIインターフェイス、バラードやSinger Song WriterScore Grapherといったシーケンサーソフトが同梱されている。

主な製品編集

ミュージくん デスクトップ・ミュージック・システム(1988年発売)
音源としてMT-32を同梱。MIDIインタフェイスはMPU-PC98[1]。同梱シーケンスソフトも「ミュージくん」である。
ミュージくん
音源としてSC-55ST-WHを同梱。
ミュージくん2(1997年6月発売)
音源としてSC-55Kを同梱。
ミュージくん88(1999年5月発売)
音源にSC-88STを同梱。シーケンスソフトとしてScore Grapher Lite Ver.2をバンドルし、その他収録されているソフトもパソコンで音楽作りを楽しむことを目的としたものになっており、本格的な音楽制作を目的としたパッケージである「ミュージ郎」シリーズとの棲み分けを図っている。

Vミュージくんシリーズ編集

Vミュージくん(バーチャルミュージくん)では、音源モジュールの代わりにソフトウェアシンセサイザーVirtual Sound Canvas」(VSC)が同梱されている。

Vミュージくん(1996年9月発売)
音源としてVSC-55を同梱。
Vミュージくん2(1997年6月発売)
音源としてVSC-88を同梱。
Vミュージくん88(1999年5月発売)
音源としてVSC-88を同梱。その他のバンドルソフトは「ミュージくん88」と同様。
Vミュージくん2000(2000年3月発売)
音源としてVSC Ver.3.2を、シーケンスソフトにScore Grapher Lite Ver.3をバンドルしている。
ミュージくん音楽教室(VSC Ver.3.2を同梱)
内容はそれまでのVミュージくんシリーズと大きな違いはないが、DTMパッケージというよりは単純に「パソコンを使って音楽を作る」ためのセットという性格を強く押し出していて、製品ページも「DTM」という語を用いずに、代わりにより専門性の薄い「コンピューター・ミュージック」という語が用いられている。

脚注編集

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  1. ^ ピクニック企画, 堤大介, ed (1990-03-01). “ミュージくん” (日本語). 『電脳辞典 1990's パソコン用語のABC』. ピクニック企画. pp. 239. ISBN 4-938659-00-X. 

関連項目編集