ミルクセーキ

牛乳に甘味を加えた乳飲料

ミルクセーキmilk shake)は、牛乳アイスクリームバタースコッチ、キャラメルソース、チョコレートシロップ、フルーツシロップ、ホールフルーツなどの調味料甘味料をブレンドして、冷たい飲み物にした乳飲料の種類である。牛乳ではなく、アーモンドミルクココナッツミルク豆乳などの植物性ミルクなどをベースにして作られることもある。

ストロベリー(イチゴ)のミルクセーキ

ミルクセーキは20世紀初頭にアメリカで生まれ、その後20年間、電気ミキサーの導入により人気が高まった。アイスクリームショップは文化的に受け入れられる若者の出会いの場であり、ミルクセーキは若者の無邪気さの象徴となったため、若者の大衆文化によく見られるようになった。

歴史編集

1885年に「ミルクセーキ」という言葉が初めて印刷物で使われたとき、ミルクセーキは「ウイスキーなどを使った、丈夫で健康に良いエッグノッグタイプの飲み物で、強壮剤としてもおやつとしても役立つ」と説明されたアルコールウイスキー飲料だった。 しかし1900年には、この言葉は「チョコレートイチゴバニラのシロップで作った健康飲料」となっている。また、電動ミキサーとミルクセーキの歴史は相互に関連している。電動ミキサーが普及する以前は、ミルクセーキ系の飲み物はエッグノッグのように、砕いた氷と牛乳、砂糖香料を手でシェイクしたものだった。1922年、スティーブン・ポプラウスキーが底面モーター式ブレンダーを発明したことで、ミルクセーキはホイップ、エアレーション、泡立てたような現代的な形になり始めたのである。

作り方編集

ミルクセーキの製法はいくつかある。

いずれの方法でも、材料(種類によって違うので後述)を攪拌して作る。また、冷やして飲むためにと一緒に攪拌することもある(この場合、氷の融解を計算に入れ、牛乳を用いずに練乳を用いることもある)。

種類編集

フレンチスタイルとアメリカンスタイル編集

牛乳、卵黄砂糖バニラエッセンスを混ぜて作るものは「フレンチスタイル」と呼ばれる。牛乳を用いずに、コンデンスミルクと細かく砕いた氷(クラッシュアイス)を用いる場合もある。

牛乳アイスクリーム、バニラエッセンスを混ぜて作るものは「アメリカンスタイル」と呼ばれる。チョコレートシロップ果物のシロップを混ぜることも多く、こちらはシェーキシェークシェイク)とも呼ばれる。マックシェイクなどの商品名で知られるものは、これである。アイスクリームの分量が牛乳よりもはるかに多いため、半ば凍った状態で供されることが多く、フレンチスタイルのミルクセーキよりもカロリーが高い。

なお、「フレンチスタイル」「アメリカンスタイル」のどちらも、日本国内においては総称として、ミルクセーキ(英語のmilk shakeに由来)と呼ばれる傾向がある。

その他編集

他に、チョコレートストロベリー(イチゴ)など(それらを原料としたシロップなどの場合もある)を配合することで味付けされたものも飲まれている。また、卵黄だけではなく全卵を用いる作り方も知られている。牛乳を温めて作られるものは、ホットミルクセーキと呼ばれる。

カクテルとして編集

エタノールを含まないノンアルコールカクテルの1つとして作られる。上記にもある通り、日本ではなまってミルクセーキと呼ばれるようになったので、バーでもミルクセーキと呼ばれる。元々はバーテンダーなどがシェーカーでシェークして作っていたためにShakeと付くものの、現在ではミキサーで作るようになった。

標準的なレシピ編集

作り方編集

ミキサーに、牛乳、砂糖、鶏卵(全卵)を入れ、そこに適量のクラッシュドアイスを加えて混ぜる。それをゴブレット(容量300ml程度)に注げば完成である。

長崎県のミルクセーキ編集

 
ツル茶んの長崎風ミルクセーキ

長崎県では、ミルクセーキは砂糖練乳かき氷を入れてシャーベットにした食べ物である。そのため、「食べるミルクセーキ」とも呼ばれている。長崎市にある九州最古の喫茶店「ツル茶ん」が考案したもので、暑い夏に涼めるように開発されたものである[1]

主な市販品編集

現行商品編集

缶飲料編集

  • ダイドー - 【コクグランタイム】濃厚リッチミルクセーキ
  • 宝積飲料[1] - パレード ミルクセーキ(広島と岡山・東京・大阪の一部の100円自販機で見かけることが多い)

ペットボトル飲料編集

ファストフード編集

製造販売終了商品編集

出典編集

関連項目編集

参考文献編集