ムサシアブミ(武蔵鐙、学名 Arisaema ringens)はサトイモ科テンナンショウ属多年草。別称「由跋(ユハツ)」[1]、古くは「加岐都波奈(かきつばな)」[2]とも呼ばれていた。

ムサシアブミ
ムサシアブミ (武蔵鐙, Arisaema ringens)
ムサシアブミ
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: サトイモ科 Araceae
: テンナンショウ属 Arisaema
: ムサシアブミ Arisaema ringens
学名
Arisaema ringens
和名
ムサシアブミ

特徴 編集

地面から立ち上がる第一の葉柄の途中から二番目の葉柄が分岐し、その途中から花柄が伸びる。葉柄上端には先が細くなった三枚の(小葉)をつける、つまり3出複葉である。花柄は葉柄よりも短い。花(仏炎苞)の形がに似ていること、武蔵の国でつくられた鐙が良質であったことから武蔵鐙と呼ばれるようになった。

分布 編集

関東以西、四国九州沖縄に分布する。

脚注 編集

  1. ^ 由跋”. weblio. 2016年5月8日閲覧。
  2. ^ 高橋勝雄, 野草の名前 春, 山と渓谷社, 2002, ISBN 4-635-07014-X