ムシュ県(ムシュけん、トルコ語: Muş iliクルド語: Parêzgeha Mûşêアルメニア語: Մուշի մարզ)は、トルコ東部の東アナトリア地方の県。ここ6年で人口がおおよそ3万人増えている。また、東アナトリアの地域であり、クルド人が主流派である。県都はムシュ。時計回りに、北にエルズルム、東にアール、南にビトリスバトマン、南西にディヤルバクル、西にビンギョルと接している。

Muş ili
ムシュ県
ムシュ県の位置
ムシュ県の位置
ムシュ県の位置
概要
地方: 東アナトリア地方
県都: ムシュ
県番号: 49
面積: 8,650 (km2)
人口: 411,117 2020年
人口密度: 48 人/km2
自治体数: 6
Location ofムシュ県の位置
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ムシュ県の自治体
市外局番: 0436
知事:
İlker Gündüzöz
公式サイト:

下位自治体 編集

ムシュ県には6つの自治体がある。

歴史 編集

1071年のマラズギルトの戦いがこの県のマラズギルト周辺で行われた。

ムシュは歴史的にアナトリア人のDaron-Duruperan地域であった。また、南部の山がアルメニアとシリアの国境であった。ムシュとセソンでは19世紀末にアルメニア人クルド人に衝突がおこっている。

この歴史的な名前はダロンであり、この県の名は議論になっており、またこの土地はアルメニア人のものだと主張する人々にアルメニア人大虐殺と関連して苦情を言われている。歌手のMuammer Ketenciogluはムシュとセソンに関してダロンと呼んでおり、トルコのテレビ、ラジオ協議会はこのような政治的発言は「トルコ国民の間に憎しみを増やす」としている。