ムビチケ
ムビチケは、日本においてインターネットを利用した前売の映画鑑賞券(電子前売券)の販売を行うサービス名である。また、サービスを行う企業の社名でもあった。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
![]() 〒102-0071 東京都千代田区富士見一丁目6番1号 富士見ビル7階 |
設立 |
2011年7月7日 (株式会社ムビチケ) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 9010401094680 |
事業内容 |
映画電子前売券の販売 各種映画関連コンテンツの制作 映画関連の広告宣伝および代理店業 |
代表者 |
夏野剛(代表取締役会長)[1] 五十嵐淳之(代表取締役社長) |
資本金 | 1億円 |
純利益 |
7429万5000円 (2022年03月31日時点)[2] |
総資産 |
43億7222万1000円 (2022年03月31日時点)[2] |
従業員数 | 49名 |
主要株主 |
(株)KADOKAWA (有)あすかインベストメント (株)メイジャー (株)ガイエ ユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングス(株) |
外部リンク | https://moviewalker.co.jp/ |
企業名としての「ムビチケ」は2011年に設立。2014年9月1日に「株式会社エイガウォーカー」に商号変更し[3]、 2017年7月1日に「株式会社ムービーウォーカー」に商号変更[4]。
オンラインで電子前売券「ムビチケオンライン券」の販売や、料金の割引なども行っている。また、「ムビチケ当日券」というサービスもある。
概要編集
従前の前売券では、劇場の窓口に出向いて入場券(座席指定券)に引き換える必要があるため、劇場の公式サイトからのオンライン予約が普及した現在では、座席確保の面で利便性が低くなっている。その点、ムビチケは料金が当日券より割安という前売り券の特性を継承しつつ、事前の座席確保・購入が出来るという特長がある(ほかにも金券ショップなどでも取引しやすいという利点もある)。
ただし、公式では、予約をした時点で席の購入をしたという扱いになり、変更やキャンセルは不可能としている(実際には、「到着が遅れそうなので映画館に問い合わせると、同日の他の時間に変更してくれた」という事例が見受けられる)。
また、ムビチケカードはクーリングオフの対象外である(「予約」という言葉を使用するが、あくまで「購入」という扱いであるため)。
カードは所謂テレホンカードのような外見をしている[5]が、磁気などを使用したものではなく、裏面に銀はがしの要領でコードが隠されており、これをオンラインまたは劇場の端末で入力することで予約をすることができる。
また、カードの表面には、映画のポスターなどの画像を使用しているので、特にアニメなどの映画のものを記念にコレクションする、という人も見受けられる。
初期は材質もポリプロピレンであったが、後に(2017年ごろ)紙製に変更され、強度を増すために厚みも増した(この変更は、コレクターからは不評であった)。また、その後に裏面の銀はがし部分の色が金色に変更されるなど、時期により細かい違いがある。
現在では、「ムビチケデジタルカード」という名称で、日付や席番号などの入った画像が送られてくるサービスがあり、公式としてもコレクション要素を意識しているといえる。
「ムビチケカード」はTOHOシネマズ、109シネマズ、ユナイテッド・シネマ、イオンシネマ、MOVIX、ティ・ジョイ、シネマサンシャイン等のムビチケ対応館の各劇場や、一部のプレイガイドやTSUTAYA書店で販売されている。インターネットでは前売り券サイトのメイジャーで販売されている。「ムビチケコンビニ券」はローソン、ミニストップ、セブンイレブンやファミリーマートの各店舗で販売されている。
アニメ映画などでは、ポスターなどのオリジナルグッズとムビチケカードをセットにして販売するといった売り方も見受けられる。 カード自身を特別にした場合もあり、ドラゴンボール超 スーパーヒーローでは、縦2.4m横1.8mのムビチケカードが販売された(巨大なレプリカではなく、実際に使用することができた)。
「ムビチケオンライン券」は同社の前売り券販売サイト「ムビチケサイト」で購入でき、劇場のサイトから座席指定が出来る。またインターネットで座席指定出来る前売り券には、それ以外にカードタイプの「ムビチケカード」とコンビニのマルチメディアステーション(MMS)やマルチコピー機で発行される紙タイプの「ムビチケコンビニ券」があり、それらも総称して「ムビチケ」と呼ばれる事が多い。
「ムビチケ当日券」は、ムビチケオンライン券とほぼ同一のものである。ただし、購入・使用ができるのは、公開当日から公開終了までである。
なお、劇場で販売されるムビチケカードには、上映する全国のムビチケ対応館で利用できるタイプと、特定の劇場のみで利用できるタイプがあり、映画によってどちらかが販売される。ムビチケを発売している映画では、公式サイトの上映劇場一覧にムビチケに対応しているか否かの表示がなされている。
また、同じ映画・同じ映画館という条件であっても、特別興行回など、特に料金が違う場合等に現金などを指定され、結果としてムビチケを使用できない場合もあるので、同じ映画を何度も見る場合でも都度確認したり、お財布には余裕を持っておくことが推奨される。
雑誌編集
映像エンターテインメント情報誌編集
- DVD&動画配信でーた(発売:KADOKAWA、毎月20日発売)
館内誌編集
- 月刊シネコンウォーカー
- 月刊イオンエンターテイメントマガジン ※シネコンウォーカーのイオンシネマ版
- シアターカルチャーマガジンT.[ティー.]
- TOHOシネマズマガジン ※編集・制作
映画ポータルサイト事業編集
- MOVIE WALKER PRESS
- MOVIE WALKER アプリ
出典編集
- ^ グリー株式会社 第14回 定時株主総会 招集ご通知 26頁
- ^ a b 株式会社ムービーウォーカー 第11期決算公告
- ^ “ムビチケが「エイガウォーカー」に社名変更”. 株式会社文化通信社. 2017年8月14日閲覧。
- ^ “雑誌「DVD&ブルーレイでーた」およびWebサイト「MovieWalker」事業がエイガウォーカーに”. 2017年8月14日閲覧。
- ^ 2019年公開の映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」など、サイズの違うムビチケが販売された事例もある。特に、2022年公開の映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」では、縦2.4m×横1.8mというポスターサイズのものも販売された。