ムン・ジヨン
ムン・ジヨン（朝鮮語: 문지영）は、韓国人のクラシックピアニストである。現在のステージネームはChloe Jiyeong Mun。
概略 編集
1995年韓国・全羅南道麗水市に生まれる[1]。経済的に貧しい家庭に生まれ、両親は障碍のため国からの給付を受けていた。ピアノは5歳から始めるが、家にピアノがなかったため、教会等にあるピアノで練習を重ねる。ソウルの芸術中学校に合格するも経済的な問題で進学を断念。韓国メセナ協会主催の、低所得層の青少年に芸術教育の機会を与える趣旨の「アート・ドリーム・コンクール」にて大賞を得て、キム・デジン教授（韓国芸術総合学校）の指導を受けられるようになる。 奨学金を得ながら進学し、韓国芸術総合学校にて研鑽をつむ。 2015年にブゾーニ国際ピアノコンクールでアジア人として初めて優勝し話題を集めた。
2024年にはCIPCEのプレセレクションの審査員を務める。
コンクール歴 編集
- 2009年：アルトゥール・ルービンシュタイン国際青少年ピアノ・コンクール：第1位
- 2012年：エトリンゲン国際青少年音楽コンクール：第1位
- 2014年：高松国際ピアノコンクール：第1位
- 2015年：ブゾーニ国際ピアノコンクール：第1位（アジア人初[2][3]）
脚注 編集
出典 編集
- ^ “クロエ・ジョン・ムン”. www.higashikagawa-kouryuplaza.com. 東かがわ市交流プラザ. 2024年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月4日閲覧。
- ^ “candidates-busoni-piano-competition”. www.concorsobusoni.it. concorso busoni. 2024年4月4日閲覧。
- ^ “伊ブゾーニ国際ピアノコンクールでムン・ジヨンさんが東洋人初の１位”. japanese.joins.com. joins.com. 2024年4月4日閲覧。